スキンリファインクリニック広尾ブログ

ヒアルロン酸注射の2つの 『危険性(リスク)』  ~前編~

2016/09/10

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こんにちは

スキンリファインクリニック広尾、院長の橋本です。

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 『美容医療の治療といえば?』 と言われて、ヒアルロン酸注射を思い浮かべる方も多いと思います。

 今現在でもヒアルロン酸注射はシワ治療、ボリューム補充の治療としては重要な役割を担っている治療の一つであることは間違いありません。しかし、ヒアルロン酸製剤の種類も多様化し、ドクターの中でも様々な注入法が提唱されるなど、一言で「ヒアルロン酸治療」と言っても、とても多様化してきました。そのため、美容皮膚科医師・美容外科医師の中でも「ヒアルロン酸治療とはこういうもの」という認識はドクターによって大きく異なってきているように感じます。

 私もこれまで、数万例のヒアルロン酸注射経験を積み、そのなかで 『自分自身の治療法の中でヒアルロン酸注射はこういう位置づけであるべき』 という確信を持つに至っています。そして、現在の風潮から、ヒアルロン酸注射には大きく分けると2つのリスクがあると感じるようになりました。今回はその2つのリスクについてお話しします。

 

【ヒアルロン酸注射のリスク①】

医学的なリスク(合併症)

 

 これはヒアルロン酸注射という行為自体にともなって発生しうる、合併症です。血行障害と感染がヒアルロン酸注射の場合に起こりうる最も嫌なものtop2です。血行障害は皮膚や組織を栄養している動脈をヒアルロン酸自体が詰めてしまうもしくは、圧排によって血流を乏しくしまうことから生じるものです。

例えば、ほうれい線ではほうれい線の部位の皮膚の赤み、そして重篤な場合は皮膚の壊死を起こします。小鼻の部分は鼻先までその症状が拡大する場合もあります。

目の下やゴルゴライン周辺の注射では皮膚の壊死は通常は起きにくいですが、眼球を栄養する動脈を詰めてしまい「失明」という大変重篤な合併症の報告がある部位です。鼻のヒアルロン酸注射でも鼻先の壊死だけでなく、失明の報告がある部位です。

そして、物質を注入しているという行為ではバイ菌が悪さをする感染という合併症をゼロにすることはできません。感染を起こしたヒアルロン酸注入部位は赤く腫れ、痛みと熱感を感じるようになります。

 

これらの血行障害や感染といったリスクの大部分は注入するドクターの技量によって大きく減らすことができます。実際は正しい方法で注入を行っている限り、遭遇することは非常に稀です。しかし、どんな腕のある、知識の豊富なドクターが工夫をして注射を行ったとしても、そのリスクは決してゼロにはならないということが重要です。

(カニューレという鈍針を用いて注入を行えば、そのようなことは起きないと主張している人もいますが、カニューレでも血行障害起こり得ますし、むしろ発生した場合の症状はより重篤になるリスクすらあります。)

 

万が一、合併症が起こってしまった場合、その症状を最小限にする必要がありますので、現状では注入する材料としては 『ヒアルロン酸であることが必須』 であると私は思います。なぜなら、ヒアルロン酸は溶かすことができる注射が存在し、すぐに溶かして元に戻すことができるからです。

長続きする、形が崩れにくい等の理由で、アクアミドやコラーゲン、レディエッセなどの溶かすことのできない注射を勧められることもまだ多いようですが、私はこの行為は非常に無責任だと感じます。

「なるべく合併症がでないようにしますが、万が一出てしまったら溶かせませんのでごめんなさい」 ということだからです。 こんな治療はとても大切な家族や友人に受けていただくことはできません。

自分の家族に自信をもって提供できない治療を、どうして大切なお客様に提供できるのでしょうか。それは大切なお客様としてではなく、『商売の相手』 とみている姿勢に他なりません。

 

私は美容医療の最も大切なことは 『安全であること』 だと思っています。

 

『なるべく不都合な合併症がでないように努力します』 は基本中の基本だと思いますが、リスクをゼロにすることができない以上は

『万が一合併症が発生したとしてもしっかりと対応できます』 はもっともっと大切だと思います。

 

 ※いくら適切に合併症に対処しても、症状が重篤な場合には完全にもとに戻せないケースも存在します。このリスクについての説明がきっちりとなされているかも大切です。

 

 

そして特に最近、2番目のヒアルロン酸注入のリスクとして感じているものは次のものです。

 

【ヒアルロン酸注射のリスク②】

ドクターの注入コンセプトが自分の理想と一致しないリスク

  

これについては次回のブログ 後編 でお話しします。

 

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