スキンリファインクリニック吉祥寺ブログ

菌のお話。~腸内フローラや美肌菌~その②

2015/09/03

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第1話はこちらです。

善玉菌や悪玉菌、さらには美肌菌と言われても、なかなかイメージが湧きずらく想像が難しいかとも思います。ですので、それらを語るのに欠かせない常在菌というものの存在、役割について今回は説明してみます。

医療もITも発達した現代社会においても、遥か昔の時代であっても、健康を脅かす病原菌というのは存在しており、それらはいつどこで襲ってくるか分かりません。そういった病原菌に対抗するために人間は免疫という防御機構を獲得しています。血液に含まれている白血球やリンパなどが主にその役目を担っていますが、この免疫系統が動き出す前に、皮膚表面、最前線で活躍している防御システムがあり、それが常在菌です。

常在菌は皮膚から出る汗や皮脂、垢を餌として繁殖しています。菌と聞くとバッチイような感じですが、沢山存在していて、いつも大人しくしています。彼らが悪さをするようなことがあれば免疫系が働いて、その菌を退治しますが、特に悪さをしなければ免疫系統は彼らを見逃し、目をつむっています。皮膚表面の状態というのは、例えればイス取りゲームのようなもので、皮膚の表面、つまりイス全部を常在菌が覆っていれば、病原菌が居座るスペースが生まれません。バリアを張り巡らせるように皮膚表面に存在して、防御線のように配備され常駐している細菌が常在菌であり、健康な状態であれば、誰にでも常に存在しているので常・在・菌と呼ばれています。

この常在菌自体は身を守ってくれている言うなれば味方であり、共生共存関係にあるわけですが、その種類は一つだけではなく、色々な菌種が存在しており、その菌の集まりを常在菌叢と言います。叢と言うのは難しい漢字ですが、[ソウ、クサムラ]と読みます。公園の草むらやジャングルの如く、色々な種類が集まっている様相を表現しています。

この常在菌叢が実は多種多様であり、人それぞれ十人十色な構成になっています。もちろん、人間、動物と言うように人間は人間の大まかな組成、組み合わせがあるわけですが、この常在菌叢の内訳が第一話の表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、アクネ菌などの善玉菌・悪玉菌などによって構成されているのです。悪玉菌というと嫌な感じですが、あまりに多くなったり性格が変わったりしない限り病原性を持つことは無いので、病原菌とまでは言いません。

実はこの常在菌の種類、バランスによって肌の質感や健康状態はとても大きな影響を受けると考えられています。健康な人、アトピーの人、ニキビのできる人、そういったお肌の状態、肌質に密接にかかわっており、腸内フローラと同様に、皮膚病にならないため、健康でいるため、ひいては美しい肌の人になるため、様々な分野で研究が進んでいます。

この菌叢は目に見えませんが、調べることは可能です。どのような菌がどの位いるのか調べる方法の一つが培養検査です。検査用のシャーレの上で菌が増えてくると、はじめは目に見えない菌が見えるようになります。実験上で見えるようになった菌の集まりをコロニーと呼んでおり、そのコロニーがいくつか集まった状態をフローラと言います。腸内フローラのフローラですね。

実は善玉や悪玉と言うのは私たちが便宜上名づけている、あるいは勝手に分類をしているだけであって、まだ役割が不明確な菌、言わば【中立菌】というようなモノも沢山存在しています。お肌に役立つグリセリンという保湿物質を作って、お肌の潤いに貢献してくれるから善玉、肌荒れの原因になる毒素をつくり、乾燥肌や毛穴を広げる原因になっているから悪、増えすぎるとニキビや吹き出物を作るから悪と言うように大まかに分かっているもを、私たちの都合で区別しています。役割はわからないけど、存在しているその他の菌には、まだ分からない実は重要な役割があったりするかもしれません。

とりあえず、分かっている範囲で想像するだけでもきっと、シミもしわも目立たないニキビや乾燥にも縁のない絹の様な美肌の持ち主の方の菌叢はきっと、善玉菌たる美肌菌が多くいると考えられますし、逆に脂性肌、吹き出物に悩まされたり、毛穴が気になったり、シミやシワも年齢の割に多いかもしれないという方の場合、美肌菌は少なく悪玉菌が多いかもしれません。

実際に、最新の論文発表によるとアトピー性皮膚炎の方の皮膚を調べると、悪玉菌である黄色ブドウ球菌が大量に検出されるという事が明らかになっています。善玉菌、悪玉菌と分かってしまえば、善玉菌だけに棲み付いてもらって、悪玉菌には出ていって欲しいと思うのが人情ですが、あくまでもバランスが重要なのです。役割の分からない菌にもきっと、何かの使命、役割があると想像されています。また、悪玉菌と分類される菌であっても、善玉菌の役に立つ仕事をしていたり、何か生体にとって役に立つ働きがあるのだろうと考えられています(研究によりこの役割も少しずつ解明されています)。

いつまでも年を取らないあの○○さんみたいな綺麗な女優さんの菌叢はきっと、美肌菌を多くお持ちの素晴らしいバランスなのだと想像します。そういったバランスの良い美肌菌が沢山いる常在菌叢を手に入れたいと思いませんか?

Hers3

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