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肝斑治療は”こすらない”から

藤林万里子

この記事を書いた人

スキンリファインクリニック吉祥寺 院長
藤林万里子(ふじばやし まりこ)

こんにちは。スキンリファインクリニック藤林です。

頬の高い部位に左右対称にでる茶褐色の色素斑を肝斑といいます。

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でもこの肝斑、良くなったり悪くなったりを繰り返し、治療が難しい疾患です。
なぜ難しいかというと…

①肝斑と間違われる病気がある
 同じ褐色色素斑でご相談いただくものにシミ(老人性色素斑)、ADM(後天性真皮メラノーシス)、ソバカス(雀卵斑)、脂漏性角化症、炎症性色素沈着等があり、これら複数の症状が重なっている場合もあります。それぞれ疾患毎に特徴も治療法も異なってきますので、正しい診断に合わせた治療方法をご提案することが重要です。

②肝斑の発生原因は複数ある
 肝斑は女性ホルモンと関係していると言われています。生理周期で変動したり妊娠、経口避妊薬、ホルモン補充療法等をきっかけに増悪することがあるのもそのためと考えられています。女性ホルモン以外にも紫外線暴露やストレス等が発生、増悪因子にあげられていますが、ベースに”摩擦”による「肌のバリア破壊」があるのでは、という説が有力視されています。「肌のバリア破壊」とは何らかの”刺激”が加わって”炎症”を起こしているということです。肝斑は頬の高いところや額に多いというのも、頰骨という骨が出っ張っているため摩擦が起こりやすいということはある程度想像できますよね。骨があるとクッション性がないので同じ力でも摩擦は起こりやすくなります。毎日のちょっとした習慣が摩擦をつくり肌を刺激してしまっているかもしれません。

③治療は生活習慣の改善から
 肝斑の治療は内服薬、外用薬、レーザートーニングなど複数ありますが、どれか一つで改善する方もいますし、あらゆる治療をしてきたけど改善しない方もいらっしゃいます。治療効果が患者様毎に異なるというのも肝斑治療の難しいところです。ただ共通していえることは日々の摩擦を起こさない”こすらない習慣”に変えていく事が重要ということです。

【”こすらない習慣”のために】
−クレンジングは擦らない
−洗顔は泡で指が触れないように
−タオルでゴシゴシ拭かない
–メイクをする際も擦らない
–枕の上にタオルはひかない
など、クリニックでの治療に加えていつもの肌ケアも見直してみてください。

 

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