マラセチアに効くシャンプーおすすめと選び方|人間用・犬用の市販品から使い方まで徹底解説
マラセチア菌が原因で起こる頭皮のフケやかゆみ、犬の皮膚炎に悩む方は多いのではないでしょうか。
マラセチアは皮脂を栄養源にする常在菌であり、皮脂の過剰分泌や免疫力の低下によって増殖し、脂漏性皮膚炎やマラセチア毛包炎といった症状を引き起こす可能性があります。
マラセチアシャンプーを選ぶ際は、ケトコナゾールやミコナゾール硝酸塩、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミンといった抗真菌・抗菌成分が配合されているかどうかが最初の判断基準です。
市販の薬用シャンプーでも一定の効果が期待できますが、フケが全体の30〜40%以上を占めるほど症状が重い場合や、2〜4週間使い続けても改善が見られない場合は、セルフケアの限界として医療機関での対応が視野に入ります。
ただし、マラセチアシャンプーで頭皮環境を整えるだけでは、薄毛や抜け毛の根本的な解決にはつながらないことがあります。
マラセチア菌による脂漏性皮膚炎は頭皮の慢性炎症を引き起こし、毛包のミニチュア化や毛周期の乱れを促進することで、AGA(男性型脱毛症)の進行を加速させることが毛皮膚科学の研究で示されています。
フケやかゆみを繰り返しながら抜け毛も増えてきたと感じているなら、市販のシャンプーで様子を見る段階を超えているサインです。
オンライン診療の普及により、AGA治療は自宅にいながら月額962円〜始められる環境が整っています。
とくに「レバクリ」なら月額962円〜、合計処方数650万錠突破の実績と診察料0円で、費用面の不安なく相談をスタートできます。
今なら無料相談で、シャンプーだけで頭皮のトラブルに対処できているのかどうか、医師が判断してくれます。

※料金は税込。24ヶ月定期配送プラン選択時。別途送料1,100円/回。AGAの治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。
マラセチア菌とは皮脂を栄養源にする常在菌|頭皮や皮膚で増殖する原因を解説
マラセチア菌は人間や犬の皮膚に存在する常在菌の一種で、皮脂が多い部位を好んで増殖する酵母様真菌です。
健康な状態では悪さをしないものの、皮脂の分泌量やバリア機能、環境条件が変化すると異常増殖を起こし、頭皮のフケやかゆみ、脂漏性皮膚炎、マラセチア毛包炎などの皮膚トラブルを招きます。
シャンプー選びの前にマラセチア菌の性質と増殖メカニズムを正しく知ることが、頭皮や皮膚の根本的なケアにつながるでしょう。
ここでは、マラセチア菌の基本情報から増殖する原因、引き起こされる具体的な症状まで、医学的根拠を交えながら詳しく解説します。
マラセチア菌とは人間や犬の皮膚に常在する酵母様真菌のこと
マラセチア菌は人間や犬の皮膚表面に常在する酵母様真菌であり、皮脂が豊富な部位に好んで生息する特徴を持ちます。
東邦大学の感染制御学研究室によると、マラセチアは現在18種に分類されており、発育するために脂質を必要とするという珍しい性質が確認されています。
頭皮や顔のTゾーン、胸、背中といった脂漏部位に多く存在し、健康な皮膚においても一定数が常在菌として生息しているのが通常の状態です。
帝京大学医真菌研究センターの報告でも、マラセチア属は人体の額や腕、胴体などの皮脂が豊富な領域を中心に正常な皮膚フローラとして生育するグループであると位置づけられています。
犬においては体表に広く脂腺が分布しており、指間や腋窩、耳道など人間よりも広範囲でマラセチア菌が常在しているケースが認められます。
マラセチアは酵母様真菌で、現在18種に分類されています。さらに、環境には存在しておらず、ヒトや動物の皮膚に常在していることが知られています。また、マラセチアは発育するために脂質を必要とするという珍しい特徴を持っています。
引用元:東邦大学 感染制御学研究室ブログ
マラセチア菌は皮脂を栄養源にして増殖するカビの一種であるため、頭皮のマラセチア菌を減らすには皮脂コントロールと抗真菌成分を配合したシャンプーの活用が有効な手段となります。
マラセチア菌が過剰に増殖する原因は皮脂の分泌量とバリア機能の低下
マラセチア菌の過剰増殖は、皮脂分泌の増加と皮膚バリア機能の低下が重なることで引き起こされるケースがほとんどです。
皮脂が大量に分泌される状態ではマラセチア菌のエサとなる脂質が豊富になり、菌の増殖速度が加速します。
皮膚のバリア機能が低下すると菌が産生する遊離脂肪酸による刺激を受けやすくなり、炎症やかゆみが悪化する悪循環に陥りやすくなるでしょう。
増殖の要因は単一ではなく、ストレスやホルモンバランスの乱れ、高温多湿の環境、免疫力低下など複数の条件が複合的に関与しています。
マラセチア菌を抑えるシャンプーを選ぶうえで、まず自身の増殖原因を正しく把握することが改善への第一歩といえます。
皮脂の過剰分泌やストレス・ホルモンバランスの乱れが要因
皮脂の過剰分泌はマラセチア菌が増殖するうえで最も直接的な要因として挙げられます。
J-STAGEに掲載された化粧品科学誌の論文によると、皮脂の分泌量は男性ホルモンであるアンドロゲンの影響を受け、人間では頭皮が最も皮脂分泌量の多い部位であることが確認されています。
思春期以降にマラセチア菌関連の頭皮トラブルが増える背景には、ホルモンバランスの変動による皮脂量の増加が深く関与しているといえるでしょう。
精神的ストレスも皮脂分泌を促進する要因の1つであり、脂腺細胞にはHPA軸と呼ばれるストレス応答系が存在することが研究で明らかになっています。
ストレスが持続すると皮脂量が増加し、マラセチア菌の栄養環境が整ってしまうため、生活習慣の見直しも重要な対策です。
皮脂の分泌量は男性ホルモン(アンドロゲン)の影響を受け、ヒトでは頭皮で最も分泌量が多い。
引用元:J-STAGE 化粧品科学誌
マラセチア菌に効くシャンプーを使うだけでなく、ストレスケアとホルモンバランスの安定がマラセチア菌の増殖を抑える根本的なアプローチとなります。
高温多湿環境や免疫力低下もマラセチア菌の増殖を招く
高温多湿の環境はマラセチア菌が活発に増殖する条件として知られており、夏場や入浴後の湿った頭皮は特に注意が必要です。
日本皮膚科学会の皮膚真菌症診療ガイドライン2025では、高湿度に暴露される部位に真菌症が発症しやすいと記載されています。
免疫力の低下もマラセチア菌の過剰増殖を招く大きな要因であり、睡眠不足や過度な疲労、慢性疾患による免疫機能の低下がリスクを高める可能性があります。
犬においても、アトピー性皮膚炎や内分泌疾患を抱える個体はマラセチア皮膚炎を発症しやすいことが獣医学の分野で広く認識されています。
季節を問わず頭皮や皮膚を適切な湿度に保ち、抗真菌成分を配合した薬用シャンプーで日常的にケアすることがマラセチア菌対策の基本となるでしょう。
陰股部、指趾間部、皮膚のくびれ部分、絆創膏や衣服、寝具などに覆われて高湿度に暴露される部位に発症しやすい。
マラセチア菌が引き起こす脂漏性皮膚炎・毛包炎・フケ・かゆみの症状
マラセチア菌の過剰増殖は、脂漏性皮膚炎やマラセチア毛包炎、フケ、かゆみなど多様な皮膚症状を引き起こす原因となります。
東邦大学の研究では、人間に対しては癜風、マラセチア毛包炎、脂漏性皮膚炎、フケ症などを、動物に対しては外耳炎や脂漏性皮膚炎を発症させることが報告されています。
マラセチア菌が皮脂を分解して生成する遊離脂肪酸が皮膚を刺激し、炎症反応を誘発するというメカニズムが解明されつつあります。
CiNii Researchに収録された論文でも、マラセチアは脂漏性皮膚炎、癜風、マラセチア毛包炎、アトピー性皮膚炎の原因または増悪因子として位置づけられています。
症状が軽度のうちに抗真菌成分配合のシャンプーでケアを始めることが、重症化を防ぐ有効な手段です。
皮膚マイクロバイオームの中で主要な真菌は好脂性のマラセチア(Malassezia)である。本菌は脂漏性皮膚炎、癜風、マラセチア毛包炎、アトピー性皮膚炎の原因あるいは増悪因子として知られる。
引用元:CiNii Research
フケと赤みが特徴の脂漏性皮膚炎と頭皮の炎症
脂漏性皮膚炎は頭皮のフケと赤みを主な特徴とする慢性の炎症性疾患であり、マラセチア菌の関与が強く示唆されています。
頭皮の脂漏部位でマラセチア菌が増殖すると、皮脂の分解産物であるオレイン酸などの遊離脂肪酸が皮膚に刺激を与え、赤みや鱗屑を伴う炎症が生じます。
PubMedに収録された研究でも、マラセチアが脂漏性皮膚炎とフケ形成に関連していることが複数の臨床試験で確認されています。
脂漏性皮膚炎はストレスや季節変動で悪化しやすく、完治しにくい再発性の皮膚疾患であるため、継続的なシャンプーケアが欠かせません。
ドラッグストアで購入できる市販の薬用シャンプーで日常的にマラセチア菌を殺菌しつつ、症状が改善しない場合は皮膚科を受診するのが適切な対応となるでしょう。
ニキビに似たマラセチア毛包炎との違いと見分け方
マラセチア毛包炎はニキビに似た見た目をしていますが、原因となる菌や治療法が異なるため正確な鑑別が重要です。
ニキビがアクネ菌によって引き起こされるのに対し、マラセチア毛包炎は毛包内でマラセチア菌が増殖して起こる炎症であり、胸部や背中、肩に赤い丘疹が均一に分布する傾向が見られます。
通常のニキビ治療薬では改善しないケースが多く、抗真菌薬やマラセチア菌に効くシャンプーでのケアが求められます。
皮膚真菌症診療ガイドライン2025では、マラセチア毛包炎に対するイトラコナゾールの内服が推奨度Aで推奨されており、抗真菌治療の重要性が医学的にも裏付けられています。
自己判断でニキビ用スキンケアを続けると症状が長引く可能性があるため、改善が見られない場合は皮膚科で真菌検査を受けることが賢明です。
マラセチア菌に効くシャンプーの選び方|抗真菌成分と頭皮タイプで選ぶ
マラセチア菌に効くシャンプーを選ぶ際は、配合されている抗真菌成分の種類と自分の頭皮タイプに合った洗浄成分の組み合わせを確認することが重要です。
ミコナゾール硝酸塩やピロクトンオラミン、ジンクピリチオンなど、市販の薬用シャンプーに含まれる有効成分にはそれぞれ異なる殺菌メカニズムと効果の強さがあります。
医薬品・医薬部外品・化粧品の分類によって期待できる効果も変わるため、成分表示と分類をしっかり確認してから購入するのが失敗しないコツでしょう。
ドラッグストアで手軽に買えるものから皮膚科で処方される強力なものまで選択肢は幅広く、症状の程度に応じた使い分けが改善への近道となります。
市販シャンプーに配合される抗真菌成分の種類と殺菌効果を比較
市販のマラセチア菌対策シャンプーに配合される抗真菌成分は、大きくミコナゾール硝酸塩、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオンの3種類に分かれます。
それぞれの成分はマラセチア真菌に対する殺菌メカニズムが異なり、効果の強さや肌への刺激にも差があります。
成分ごとの特徴と殺菌効果を比較した結果は以下のとおりです。
| 抗真菌成分 | 主な配合製品 | 殺菌メカニズム | 分類 | エビデンスの強さ |
|---|---|---|---|---|
| ミコナゾール硝酸塩 | コラージュフルフル、メディクイックH | 真菌の細胞膜合成を阻害し直接殺菌 | 医薬部外品 | 二重盲検RCTで有効性を確認 |
| ピロクトンオラミン | オクトシャンプー、h&sスカルプ | 真菌の代謝を阻害し増殖を抑制 | 医薬部外品 | RCTでジンクピリチオンと同等の効果 |
| ジンクピリチオン | h&sスカルプEXシリーズ | 真菌の細胞分裂を阻害し抗菌作用を発揮 | 医薬部外品 | 多施設RCTで有効性を確認 |
| ケトコナゾール2% | 皮膚科処方薬 | アゾール系抗真菌薬として強力に殺菌 | 医療用医薬品 | ジンクピリチオンより有意に優れた効果 |
PubMedに掲載された多施設ランダム化比較試験では、ケトコナゾール2%シャンプーがジンクピリチオン1%シャンプーに対して有意に優れた改善効果を示しており、重度の脂漏性皮膚炎には処方薬が適しているといえます。
市販品ではミコナゾール硝酸塩がマラセチア菌への殺菌力で最も高いエビデンスを持つため、市販シャンプーからマラセチア菌に効く製品を選ぶならミコナゾール配合品を優先するのが合理的な判断です。
ミコナゾール硝酸塩はマラセチア菌の殺菌に高いエビデンスがある
ミコナゾール硝酸塩はマラセチア菌に対する殺菌効果が臨床試験で繰り返し証明されている、市販シャンプーの中で最も信頼性の高い抗真菌成分です。
J-STAGEに収録された二重盲検比較試験では、0.75%ミコナゾール硝酸塩配合シャンプーがシャンプー基剤のみの対照群と比較して有効率58.6%対38.0%と有意に優れた結果を示しました。
フケの改善率でも72.4%対52.0%と統計的に有意な差が確認されており、マラセチア菌の菌数減少とフケ改善の間に相関が認められています。
皮膚真菌症診療ガイドライン2025でも、ミコナゾール配合シャンプーはフケ症においてマラセチアに対する抗真菌活性が証明されていると記載されています。
コラージュフルフルやメディクイックHなど、ドラッグストアで購入できる複数の市販品にミコナゾール硝酸塩が配合されているため、入手のしやすさも大きな利点となるでしょう。
0.75%ミコナゾール硝酸塩配合シャンプーは対照と比較し、有効率58.6% vs 38.0%(p=0.020)と有意に有用性が高かった。
ピロクトンオラミンやジンクピリチオンは医薬部外品に多い有効成分
ピロクトンオラミンとジンクピリチオンは多くの医薬部外品シャンプーに有効成分として配合されており、マラセチア菌の増殖を抑える効果が確認されています。
PubMedに掲載されたRCTによると、ピロクトンオラミン0.5%配合シャンプーはジンクピリチオン1%配合シャンプーと同等の抗真菌効果を示しつつ、頭皮への残留性ではピロクトンオラミンのほうが優れていたと報告されています。
ジンクピリチオンはh&sシリーズをはじめとする多くのスカルプシャンプーに採用されており、フケ・かゆみの予防として幅広く利用されている成分です。
ピロクトンオラミンはオクトシャンプーの有効成分であるオクトピロックスの一般名称であり、殺菌作用に加えて皮脂の抗酸化作用も持ち合わせています。
ミコナゾール硝酸塩ほどの強力な殺菌作用はないものの、価格が手頃で日常使いしやすいため、軽度のフケやかゆみの予防目的であれば十分な選択肢となります。
0.5% piroctone olamine plus 0.45% climbazole showed a significantly higher anti-mycotics substantivity compared to 1% zinc pyrithione.
引用元:PubMed
脂漏性皮膚炎・敏感肌など頭皮タイプ別の洗浄成分の選び方
頭皮のタイプによって適した洗浄成分は大きく異なるため、抗真菌成分だけでなくシャンプーのベース処方にも注目する必要があります。
脂漏性皮膚炎で皮脂量が多い頭皮には、適度な洗浄力を持つアミノ酸系洗浄成分やベタイン系洗浄成分と抗真菌成分を組み合わせた薬用シャンプーが適しています。
敏感肌やバリア機能が低下した頭皮には、ラウレス硫酸Naなどの強い洗浄成分を避け、低刺激処方で無香料・無着色の製品を選ぶのが望ましいでしょう。
乾燥が気になるタイプの方は、保湿成分が配合されたしっとりタイプのマラセチア菌対策シャンプーで皮膚のバリア機能を維持しながら殺菌ケアを行うことが推奨されます。
自分の頭皮タイプを正しく見極めることが、マラセチア菌を効率的に減らすシャンプー選びの出発点となります。
医薬品・医薬部外品・化粧品の分類と効果の違いを解説
マラセチア菌に効くシャンプーは、医薬品・医薬部外品・化粧品の3つの分類に分かれ、それぞれ期待できる効果の範囲が法律上異なります。
医薬品に該当する製品は皮膚科での処方が必要で、ケトコナゾールのように強力な抗真菌作用を持ち、脂漏性皮膚炎の治療目的で使用されます。
医薬部外品はコラージュフルフルやメディクイックH、オクトシャンプーなどが該当し、フケ・かゆみの予防を目的として有効成分が一定濃度で配合されています。
化粧品に分類されるシャンプーには薬効成分の表示が認められておらず、マラセチア菌への直接的な殺菌効果を期待することは難しいでしょう。
福井大学医学部附属病院の薬局ニュースレターでも、コラージュフルフルが抗真菌成分ミコナゾール硝酸塩配合の医薬部外品として紹介されており、手軽に購入できる薬用シャンプーの代表格として位置づけられています。
マラセチア菌の殺菌を目的とするなら、最低でも医薬部外品以上の分類に属する製品を選ぶのが確実な方法です。
ドラッグストアで買える市販のマラセチア菌対策シャンプーの選び方
ドラッグストアで市販されているマラセチア菌対策シャンプーを選ぶ際は、有効成分の種類、洗浄成分の刺激度、価格帯の3つのバランスを考慮することが大切です。
脂漏性皮膚炎シャンプーをドラッグストアで探す場合、ミコナゾール硝酸塩配合のコラージュフルフルネクストやメディクイックHが代表的な選択肢となります。
ピロクトンオラミン配合のオクトシャンプーは500円前後と低価格で購入でき、軽度のフケ・かゆみ対策として試しやすい製品です。
h&sスカルプEXシリーズはジンクピリチオン配合で頭皮のマラセチア菌を抑制しながら、日常的なスカルプケアとして無理なく継続できる価格帯に設定されています。
市販の薬用シャンプーで2〜4週間ケアしても改善が見られない場合は、より強力なケトコナゾールの処方を皮膚科で相談することが症状の長期化を防ぐ判断基準となるでしょう。
マラセチア菌に効く人間用シャンプーおすすめ|市販・処方の薬用製品を厳選
人間のマラセチア菌対策に適したシャンプーは、市販の医薬部外品から皮膚科で処方される医薬品まで幅広く存在します。
配合されている抗真菌成分の種類や洗浄力、価格帯、購入のしやすさは製品ごとに大きく異なるため、自分の頭皮状態や症状の程度に合わせて選ぶことが改善への近道です。
市販品で人気の高いコラージュフルフル、オクトシャンプー、h&sスカルプシャンプー、メディクイックHの4製品と、皮膚科で処方されるケトコナゾールシャンプーを比較しながら、それぞれの特徴と向いているタイプを紹介します。
マラセチアシャンプーのおすすめ製品を成分・価格・効果の観点から整理した比較表も掲載していますので、購入時の参考にしてください。
コラージュフルフルはミコナゾール配合でマラセチア菌の増殖を抑える
コラージュフルフルは持田ヘルスケアが製造する医薬部外品の薬用シャンプーであり、抗真菌成分ミコナゾール硝酸塩を配合したマラセチア菌対策の代表的な製品です。
ネクストシリーズにはミコナゾール硝酸塩に加えてオクトピロックスが配合されており、抗真菌と殺菌の2つの有効成分によるダブル処方でフケ・かゆみを効果的に防ぎます。
マラセチア菌に効くシャンプーとして市販品の中でも特にエビデンスが豊富で、二重盲検比較試験でフケ改善率72.4%という数値が報告されている点が信頼性の高さを裏付けています。
人間用マラセチア菌対策シャンプーの主要5製品について、有効成分や容量、価格帯、特徴を比較した結果は以下のとおりです。
| 製品名 | 有効成分 | 容量 | 価格帯の目安 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| コラージュフルフルネクスト | ミコナゾール硝酸塩+オクトピロックス | 200ml〜400ml | 約1,350円〜3,000円 | 医薬部外品 | 低刺激・無香料で敏感肌にも対応 |
| オクトシャンプー | ピロクトンオラミン | 320ml | 約400円〜550円 | 医薬部外品 | 低価格で試しやすいフケ対策シャンプー |
| h&sスカルプEX | ジンクピリチオン | 350ml〜900ml | 約800円〜1,800円 | 医薬部外品 | 日常使いしやすいスカルプケアシリーズ |
| メディクイックH | ミコナゾール硝酸塩+グリチルリチン酸ジカリウム | 200ml〜320ml | 約960円〜1,960円 | 医薬部外品 | 抗真菌+抗炎症のW処方でかゆみにも対応 |
| ケトコナゾールシャンプー | ケトコナゾール2% | 処方量による | 保険適用で数百円〜 | 医療用医薬品 | 最も強力な抗真菌効果を持つ処方薬 |
コラージュフルフルは「うるおいなめらかタイプ」と「すっきりさらさらタイプ」の2種類が展開されており、乾燥肌の方は前者、脂性肌の方は後者を選ぶことで頭皮環境に合わせたマラセチア菌対策が可能です。
ミコナゾール硝酸塩の抗真菌力と低刺激処方を両立させた製品のため、敏感肌の方がマラセチア菌を減らすシャンプーを探しているなら、コラージュフルフルを最初の選択肢として検討するのが合理的な判断といえます。
オクトシャンプーはオクトピロックス配合で手軽にマラセチア菌を殺菌できる
オクトシャンプーはライオンが製造する薬用シャンプーで、有効成分オクトピロックス(ピロクトンオラミン)の殺菌・抗酸化作用によりマラセチア菌の増殖を抑制する製品です。
320mlで400〜550円程度という圧倒的な低価格が最大の特徴であり、マラセチア菌対策シャンプーを初めて試す方にとってハードルの低い選択肢となっています。
オクトピロックスにはフケの原因菌であるマラセチア菌の増殖を抑える作用に加え、皮脂の酸化を防ぐデオドラント効果もあるため、頭皮の臭いが気になる方にも適しています。
洗浄力はやや強めのラウレス硫酸系が主体であるため、敏感肌の方は使用後に頭皮の乾燥やつっぱりを感じるケースがある点に留意が必要です。
軽度のフケ・かゆみの予防目的であればオクトシャンプーで対応できますが、脂漏性皮膚炎の症状が出ている場合はミコナゾール硝酸塩配合のシャンプーに切り替えるほうが改善を実感しやすいでしょう。
h&sスカルプシャンプーはジンクピリチオンでフケ・かゆみを予防する
h&sスカルプシャンプーはP&Gが展開するスカルプケアブランドであり、有効成分ジンクピリチオンがマラセチア菌を抑制してフケ・かゆみを予防する医薬部外品です。
PubMedに掲載された多施設RCTでは、ジンクピリチオン1%シャンプーが重度のフケ・脂漏性皮膚炎に対して67%の改善率を示しており、一定の抗真菌効果が臨床的に確認されています。
スカルプEXシリーズはジンクピリチオンに加え、ナイアシナマイドなどの頭皮ケア成分も配合されており、マラセチア菌対策と頭皮環境の改善を同時に進めたい方に向いています。
h&sはエイチアンドエスとも呼ばれ、ドラッグストアで広く取り扱われているため入手性に優れている点も魅力です。
ただし、ケトコナゾール2%と比較するとジンクピリチオンの効果は有意に劣るという研究結果があるため、中等度以上の症状がある場合は皮膚科への相談を優先するのが適切な対応となります。
メディクイックHはドラッグストアで買える抗真菌薬用シャンプー
メディクイックH頭皮のメディカルシャンプーはロート製薬が製造する医薬部外品で、抗真菌成分ミコナゾール硝酸塩と抗炎症成分グリチルリチン酸ジカリウムのW処方が特徴の薬用シャンプーです。
コラージュフルフルと同じミコナゾール硝酸塩を有効成分として含んでおり、マラセチア菌の殺菌力については同等のエビデンスが適用できます。
グリチルリチン酸ジカリウムが配合されていることで、マラセチア菌による炎症とかゆみの両方にアプローチできる処方設計となっている点が差別化ポイントです。
アミノ酸系洗浄成分を採用したノンシリコン処方で、頭皮への刺激を抑えながら有効成分を浸透させるよう設計されています。
320mlポンプタイプが約1,400〜1,960円で購入でき、ドラッグストアで手軽に入手できるマラセチア菌対策シャンプーとして、頭皮のかゆみや赤みに悩む方に推奨できる製品です。
皮膚科で処方されるケトコナゾールシャンプーは脂漏性皮膚炎に保険適用
ケトコナゾールは皮膚科で処方される医療用医薬品の抗真菌薬であり、マラセチア菌に対する殺菌力では市販のシャンプー成分を上回る効果が複数の臨床試験で証明されています。
PubMedに掲載された多施設RCTによると、ケトコナゾール2%シャンプーはジンクピリチオン1%シャンプーと比較して、フケ重症度スコアの改善率が73%対67%と有意に優れていました。
脂漏性皮膚炎の治療においてケトコナゾール外用薬(ニゾラールクリーム・ローション)は保険適用で処方が可能であり、皮膚科を受診することで3割負担の費用で入手できます。
皮膚真菌症診療ガイドライン2025では、脂漏性皮膚炎の治療に外用抗真菌薬の使用が推奨されており、市販シャンプーで改善が見られない場合の次の選択肢として位置づけられています。
市販の薬用シャンプーで2〜4週間ケアしても頭皮のフケやかゆみが改善しない方は、皮膚科でケトコナゾールの処方について相談することで、より確実にマラセチア菌を減らせる可能性があります。
KET 2% shampoo was significantly superior to ZPT 1% shampoo in the treatment of subjects with severe dandruff or seborrheic dermatitis of the scalp.
引用元:PubMed
犬のマラセチア皮膚炎に効くシャンプーおすすめ|獣医師推奨の薬用製品を比較
犬のマラセチア皮膚炎は皮脂を栄養源にしたMalassezia pachydermatisの増殖によって引き起こされる皮膚疾患であり、適切な薬用シャンプーの選択が治療の基本となります。
J-STAGEの日本医真菌学会誌に掲載された解説では、犬のマラセチア皮膚炎は痒みを伴う紅斑、脂漏、落屑、苔癬化を認める皮膚炎と定義されています。
犬はシーズー、コッカースパニエル、ウエストハイランドホワイトテリアなど皮脂分泌が多い犬種で発症しやすく、基礎疾患を抱える個体では再発を繰り返すケースが少なくありません。
ここでは獣医師が推奨する犬用マラセチアシャンプーの代表製品であるマラセブ、マラセキュア、ノルバサン、酢酸クロルヘキシジンシャンプーを比較しながら、それぞれの特徴と使い分けのポイントを解説します。
マラセブシャンプーはミコナゾールとクロルヘキシジン配合の動物用医薬品
マラセブシャンプーはキリカン洋行が販売する動物用医薬品で、ミコナゾール硝酸塩2%とクロルヘキシジングルコン酸塩2%の2つの有効成分を配合した犬のマラセチア皮膚炎治療薬です。
PubMedに掲載されたランダム化二重盲検比較試験では、33頭のバセットハウンドを対象にミコナゾール-クロルヘキシジン配合シャンプーがセレン化硫黄シャンプーと比較され、掻痒感(p<0.01)、紅斑(p<0.001)、滲出液(p<0.01)、総合重症度(p<0.001)、マラセチア菌数(p<0.001)のすべてにおいて有意に優れた結果を示しました。
ミコナゾールが真菌であるマラセチアを殺菌し、クロルヘキシジンが細菌であるブドウ球菌を殺菌するため、マラセチア皮膚炎と膿皮症が併発している犬にも対応できる処方設計です。
犬用マラセチアシャンプーの主要4製品について、有効成分や価格帯、対応症状を比較した結果は以下のとおりです。
| 製品名 | 有効成分 | 容量 | 価格帯の目安 | 分類 | 対応症状 |
|---|---|---|---|---|---|
| マラセブシャンプー | ミコナゾール硝酸塩2%+クロルヘキシジングルコン酸塩2% | 250ml〜4L | 約3,000円〜4,500円(250ml) | 動物用医薬品 | マラセチア皮膚炎 |
| マラセキュアシャンプー | ミコナゾール硝酸塩2%+クロルヘキシジングルコン酸塩2% | 250ml〜2L | 約3,400円〜3,900円(250ml) | 動物用医薬品 | マラセチア皮膚炎 |
| ノルバサンシャンプー0.5 | 酢酸クロルヘキシジン0.5% | 200ml〜3.78L | 約1,500円〜1,800円(200ml) | 動物用医薬部外品 | 皮膚の洗浄・殺菌消臭 |
| 酢酸クロルヘキシジンシャンプー3% | 酢酸クロルヘキシジン3% | 各製品による | 各製品による | 動物用医薬品 | 膿皮症・マラセチア併発 |
マラセブシャンプーはオーストラリア製で、犬のマラセチア皮膚炎に対する効能効果が動物用医薬品として承認されている信頼性の高い製品です。
犬のマラセチアに効くシャンプーとして獣医師に最も処方される頻度が高く、マラセチア菌と細菌の両方を確実に殺菌したい場合はマラセブを第一選択肢とするのが臨床的にも裏付けられた判断といえます。
The miconazole-chlorhexidine treated hounds showed significantly greater reductions in pruritus (P < 0.01), erythema (P < 0.001), exudation (P < 0.01) and overall severity (P < 0.001), and in counts of M. pachydermatis (P < 0.001).
引用元:PubMed
マラセブシャンプーの正しい使い方と10分間放置のやり方
マラセブシャンプーの正しい使い方は、全身を泡立てた後に10分間放置してから十分にすすぐという手順が基本です。
動物用医薬品データベースに記載された用法用量によると、犬の被毛を温湯または水で十分に湿らせ、本剤を全身に擦り込むように泡立て、10分間放置した後に薬液を残さないように全身をすすぎ洗いするとされています。
投与回数は1日1回で3日以上の間隔をあけて週2回投与し、1回あたりの基準使用量は体表面積に対して50ml/m2が目安です。
10分間の放置時間は有効成分のミコナゾールとクロルヘキシジンを皮膚に浸透させるために欠かせないステップであり、短縮すると殺菌効果が低下する可能性があります。
放置中は犬が泡を舐めないよう監視し、エリザベスカラーの装着なども検討するのが安全面での注意点となるでしょう。
マラセブで悪化する場合の原因と獣医師への相談ポイント
マラセブシャンプーの使用後に症状が悪化するケースは一定数報告されており、原因の特定と獣医師への早期相談が重要です。
悪化の主な原因としては、洗浄による皮膚バリア機能のさらなる低下、マラセブの成分に対する接触性皮膚炎、すすぎ不足による薬剤の残留刺激、基礎疾患の存在などが考えられます。
帝京大学の研究報告では、近年マラセチア菌にアゾール系抗真菌薬への耐性株が確認されており、耐性化も悪化の要因になり得ると指摘されています。
マラセブで悪化した場合はシャンプーの使用を一時中断し、獣医師に症状の変化と使用方法を詳しく伝えたうえで代替治療の検討を依頼することが適切な対応です。
基礎疾患としてアトピー性皮膚炎や内分泌疾患が隠れているケースでは、シャンプーだけでは根本的な改善が見込めないため、総合的な検査と治療計画を獣医師と相談して進めることが再発防止の鍵となります。
マラセキュアシャンプーは国産の犬用マラセチア皮膚炎治療薬
マラセキュアシャンプーはフジタ製薬株式会社が製造する国産の動物用医薬品で、マラセブと同じミコナゾール硝酸塩2%とクロルヘキシジングルコン酸塩2%を配合した犬のマラセチア皮膚炎治療薬です。
販売はグループ会社のささえあ製薬が担当しており、国産製品ならではの品質管理のもと、香りや泡立ち、すすぎやすさといった使い心地にこだわって開発されている点がマラセブとの差別化ポイントとなっています。
有効成分の配合比率はマラセブと同一であるため、抗真菌効果についてはマラセブのエビデンスがそのまま参考になると考えてよいでしょう。
250mlで約3,400〜3,900円程度の価格帯であり、マラセブとほぼ同水準の費用で購入できます。
マラセキュアとマラセブの使い分けについては、マラセブで皮膚トラブルが生じた場合の代替品として、あるいは香りや使用感の好みによって選択するのが実用的な判断基準です。
ノルバサンシャンプーの使い方・薄める方法と注意点を解説
ノルバサンシャンプー0.5はキリカン洋行が販売する動物用医薬部外品で、酢酸クロルヘキシジン0.5%を有効成分として配合した犬猫兼用の薬用シャンプーです。
使い方は犬の全身をぬるま湯で十分に湿らせた後にシャンプーを塗布し、2〜5分間マッサージしてから清水で十分にすすぎ洗いするという手順になります。
ノルバサンシャンプーを薄める場合は必要な分量だけを水で希釈し、薄めた状態で放置するとコンディショニング成分が分離するため作り置きは避けるべきです。
マラセブのような動物用医薬品ではなく医薬部外品に分類されるため、マラセチア皮膚炎の治療目的ではなく皮膚の洗浄と殺菌消臭を目的とした製品である点に注意が必要です。
ノルバサンシャンプーはマラセチア菌への直接的な抗真菌成分を含まないため、マラセチア皮膚炎の治療にはマラセブやマラセキュアを使用し、日常的な皮膚ケアの補助としてノルバサンを併用する使い分けが獣医師に推奨されるケースが多いでしょう。
ノルバサンシャンプーの使用期限と保管方法の注意点
ノルバサンシャンプーの使用期限はボトルに記載された日付を確認し、期限内に使い切ることが安全な使用の大前提です。
一般的に未開封であれば製造から2〜3年程度の使用期限が設定されており、楽天市場やペットショップの商品情報でも具体的な使用期限が明記されています。
開封後は酢酸クロルヘキシジンの有効成分が空気や光によって劣化する可能性があるため、直射日光を避け、高温多湿にならない場所で保管するのが適切です。
ノルバサンシャンプーの大容量サイズ(3.78L)は動物病院やトリミングサロン向けの業務用であり、家庭で使い切るには時間がかかるため200mlサイズを選ぶほうが品質を維持しやすいでしょう。
使用期限が切れた製品は殺菌効果が低下している可能性があるため、愛犬の皮膚トラブルを防ぐためにも期限管理を徹底することが飼い主の責任となります。
酢酸クロルヘキシジンシャンプーは膿皮症やマラセチアの併発に有効
酢酸クロルヘキシジンを3%以上の高濃度で配合したシャンプーは、膿皮症とマラセチア皮膚炎が併発している犬に対して有効な選択肢です。
PubMedに掲載された2011年のRCTでは、3%クロルヘキシジンシャンプーが2%ミコナゾール-2%クロルヘキシジンシャンプーと同等の菌数減少率(88%以上)を示し、病変スコアの改善においても有意差がないことが報告されています。
クロルヘキシジンは細菌に対する殺菌力が優れており、ブドウ球菌による膿皮症とマラセチア菌による皮膚炎が同時に起きている場合には、両方の菌に対応できるクロルヘキシジン配合シャンプーが治療効率の面で優れています。
岐阜大学のリポジトリでも犬の細菌性膿皮症に対する2%酢酸クロルヘキシジンの有効性が研究されており、獣医学領域での使用実績が蓄積されています。
ただし3%以上の高濃度クロルヘキシジンシャンプーは皮膚への刺激が強くなるケースもあるため、使用前に獣医師と相談して愛犬の皮膚状態に適した濃度を決めるのが安全な進め方です。
犬用マラセチアシャンプーの市販品と動物用医薬品の違い
犬用のマラセチアシャンプーは動物用医薬品と市販品(動物用医薬部外品・ペット用化粧品)に分かれ、治療効果と法的な位置づけが明確に異なります。
マラセブやマラセキュアは動物用医薬品として「犬のマラセチア皮膚炎」に対する効能効果が承認されており、獣医師の処方や指導のもとで使用することが前提の製品です。
一方、ノルバサンシャンプーは動物用医薬部外品に分類され、皮膚の洗浄と殺菌消臭が目的であり、マラセチア皮膚炎の治療効果は承認されていません。
ドラッグストアやペットショップで購入できる犬用薬用シャンプーの多くは医薬部外品かペット用化粧品に該当し、マラセチア菌を直接殺菌する効果が保証されているわけではない点に注意が必要です。
犬のマラセチア皮膚炎を確実に治療したい場合は獣医師に相談のうえ、動物用医薬品であるマラセブまたはマラセキュアを処方してもらうのが治療効果と安全性の両面で最善の選択となります。
マラセジア皮膚炎は、皮膚表面の常在菌の一種であるMalassezia pachydermatisによって引き起こされる犬、猫の皮膚炎名で、痒みを伴う、皮膚の紅斑、脂漏、落屑、苔癬化などを認める非特異的な皮膚炎である。
引用元:J-STAGE 日本医真菌学会誌
マラセチア対策シャンプーの正しい使い方と洗い方の手順
マラセチア対策シャンプーは正しい使い方を守ることで有効成分の効果を最大限に引き出すことができ、誤った使い方では十分な殺菌効果が得られない場合があります。
人間の場合はぬるま湯での予洗いと泡パック、犬の場合は全身を泡立てた後の放置時間の確保がそれぞれ重要なポイントです。
シャンプーの頻度やすすぎ方、シャンプー後の乾燥方法もマラセチア菌の増殖に直接影響するため、正しい手順を理解して実践することが症状改善の近道となるでしょう。
ここでは人間と犬それぞれのマラセチアシャンプーの使い方とやり方を、具体的な手順とともに解説します。
人間のマラセチア対策はぬるま湯で予洗いしてから泡パックする
人間のマラセチア対策シャンプーの基本的な使い方は、38度前後のぬるま湯で予洗いを行い、泡立てたシャンプーを頭皮に数分間置く泡パックで有効成分を浸透させる方法です。
予洗いの段階で頭皮の汚れや余分な皮脂の約7〜8割を洗い流しておくことで、その後のシャンプーに含まれるミコナゾール硝酸塩やピロクトンオラミンなどの抗真菌成分が頭皮に直接届きやすくなります。
熱いお湯は皮脂を過剰に奪い、かえって頭皮の乾燥とバリア機能の低下を招くため、38度前後のぬるま湯を使用するのがマラセチア菌対策として適切な温度設定です。
シャンプーは手のひらで十分に泡立ててから頭皮全体になじませ、爪を立てずに指の腹で優しくマッサージするように洗うことが頭皮を傷つけない洗髪のポイントとなります。
正しい洗い方を習慣化することで、薬用シャンプーの抗真菌効果を頭皮全体にむらなく行き渡らせることが可能になるでしょう。
シャンプーを2〜3分頭皮に置く泡パックで有効成分を浸透させる
マラセチア菌に効くシャンプーを使う際は、泡立てた状態で2〜3分間頭皮に放置する泡パックが有効成分の浸透効果を高める重要なステップです。
J-STAGEに掲載されたミコナゾール硝酸塩の臨床試験では、シャンプーを頭皮に一定時間接触させることで有効濃度を維持し、マラセチア属真菌の増殖を効果的に妨げることが確認されています。
すぐに洗い流してしまうとミコナゾールやピロクトンオラミンが頭皮に十分に作用する前に流出してしまい、期待した殺菌効果が得られない可能性があります。
泡パック中は頭皮マッサージを行い、有効成分が毛穴や頭皮表面に行き渡るようにするとさらに効果的です。
頭皮がデリケートな方は1〜2分から開始し、刺激を感じなければ徐々に放置時間を延ばしていくのが安全に泡パックを取り入れる方法となります。
すすぎ残しはマラセチア菌の栄養源になるため念入りに流す
シャンプーのすすぎ残しは頭皮にシャンプー成分や皮脂が残留し、マラセチア菌の栄養源となって逆効果を招く原因となります。
泡パック後は2〜3分かけてぬるま湯で頭皮全体を丁寧にすすぎ、耳の裏や生え際、後頭部など洗い残しが起きやすい部位は特に念入りに流すことが大切です。
すすぎが不十分だとシャンプーに含まれる界面活性剤が頭皮に残り、皮膚バリア機能を低下させてかゆみやフケの悪化を招くケースもあります。
指で頭皮を触ったときにぬるつきがなくなるまで十分にすすぐことが、すすぎ完了の目安となるでしょう。
洗髪後の頭皮に余計な残留物を残さないことが、マラセチア菌の増殖環境を断つうえで欠かせない工程です。
犬のマラセチアシャンプーのやり方は全身を泡立て10分放置が基本
犬のマラセチアシャンプーの正しいやり方は、全身の被毛をぬるま湯で十分に湿らせた後にシャンプーを全身に擦り込むように泡立て、10分間放置してから薬液を残さず洗い流すという手順です。
マラセブやマラセキュアなどの動物用医薬品は10分間の放置が添付文書で定められており、この時間を確保することで有効成分のミコナゾールとクロルヘキシジンが皮膚に十分浸透し、マラセチア菌とブドウ球菌を効果的に殺菌できます。
PubMedのRCTでも3日間隔でのシャンプー療法が実施され、菌数と病変スコアの有意な改善が報告されています。
10分間の放置中は犬がシャンプーの泡を舐めないよう見守り、必要に応じてエリザベスカラーを活用するのが安全策です。
薬浴後は薬液が皮膚に残らないよう全身を温湯で丁寧にすすぎ、洗い残しによる皮膚トラブルを防ぐことが仕上げの重要ポイントとなります。
犬のシャンプー頻度は週1〜2回が目安で獣医師と相談して決める
犬のマラセチアシャンプーの頻度は週1〜2回が一般的な目安であり、症状の程度や犬種に応じて獣医師と相談しながら調整することが推奨されます。
J-STAGEの獣医臨床皮膚科誌に掲載された研究では、シャンプー剤は症例ごとに選択し、頻度は週2回程度で開始して症状に合わせて増減する方法が実践されています。
マラセブの添付文書では3日以上の間隔をあけて週2回投与と記載されており、これが治療開始時の標準的な頻度です。
症状が改善してきた段階では週1回に減らし、維持療法として継続するケースが多く見られます。
シーズーやコッカースパニエルなど皮脂分泌が多い犬種では週2回以上の頻度が必要になる場合もあるため、愛犬の皮膚状態を観察しながら獣医師の指導に従って最適な頻度を決めることが治療成功のカギです。
シャンプー後はドライヤーで完全に乾かし保湿ケアで皮膚を守る
犬のマラセチアシャンプー後はドライヤーを使って被毛と皮膚を完全に乾燥させ、必要に応じて保湿ケアを行うことが再発予防に不可欠です。
シャンプー後に自然乾燥で放置すると湿った状態が長時間続き、マラセチア菌が再び増殖しやすい高湿度環境を作り出してしまいます。
ドライヤーは犬の皮膚から適度な距離を保ち、低〜中温の風で被毛の根元までしっかり乾かすのが皮膚への刺激を抑えた乾燥方法です。
マラセチア皮膚炎の治療中は皮膚のバリア機能が低下しているため、獣医師が推奨する犬用の保湿剤やセラミド配合のスキンケア製品で皮膚のうるおいを補うことが回復を後押しします。
乾燥と保湿のセットで実施することが、シャンプー療法の効果を最大化し、マラセチア菌の再増殖を防ぐ仕上げの工程となるでしょう。
洗髪後はドライヤーで速やかに乾燥させマラセチア菌の増殖環境を防ぐ
人間においても洗髪後にドライヤーで速やかに頭皮を乾燥させることは、マラセチア菌の増殖環境を排除するための基本的な習慣です。
マラセチア菌は高温多湿の環境で活発に増殖する性質を持つため、洗髪後に濡れた頭皮を長時間放置することは菌の増殖を促進する行為に等しいといえます。
ドライヤーは頭皮から15〜20cm程度離し、温風と冷風を交互に切り替えながら髪の根元から乾かすのが頭皮への熱ダメージを抑えた乾燥方法です。
自然乾燥の習慣がある方がドライヤーに切り替えるだけでも、頭皮の湿度が下がりマラセチア菌の増殖条件を1つ取り除くことができます。
薬用シャンプーで殺菌した効果をドライヤーでの速やかな乾燥によって持続させることが、マラセチア菌対策の総仕上げとして欠かせない工程です。
シャンプーで改善しないマラセチアの治療法と生活習慣の見直し
マラセチア対策シャンプーを継続しても改善が見られない場合は、食事や生活習慣の見直し、皮膚科や獣医師での処方薬による治療を検討する段階に入ります。
シャンプーはあくまでマラセチア菌の数を減らす外用ケアの1つであり、皮脂の過剰分泌やバリア機能の低下を引き起こしている根本原因にアプローチしなければ、症状の再発を繰り返すケースが少なくありません。
ここでは頭皮のマラセチア菌を減らすための食事改善と生活習慣の具体策、皮膚科やクリニックで処方される抗真菌薬の種類、犬のマラセチア皮膚炎が再発する場合の基礎疾患治療について解説します。
シャンプーによる外用ケアと内側からのアプローチを組み合わせることで、マラセチア菌のコントロールが格段に効率化するでしょう。
頭皮のマラセチア菌を減らすには食事と生活習慣の改善が不可欠
頭皮のマラセチア菌を減らすには、薬用シャンプーによる外用ケアに加えて食事内容と生活習慣の改善で皮脂の過剰分泌を抑えることが不可欠です。
PubMedに掲載された4,379人を対象とした横断研究では、果物の摂取量が多い食事パターンで脂漏性皮膚炎のリスクが25%低下し、西洋型の食事パターンでは特に女性においてリスクが47%上昇したことが報告されています。
皮脂分泌を増加させる要因を以下に整理しました。
- 高GI食品(白米・パン・菓子類)や高脂肪食の過剰摂取は皮脂腺を刺激し、マラセチア菌の栄養源となる皮脂を増やす
- 睡眠不足や慢性的なストレスはHPA軸を活性化させ、皮脂分泌を促進することが研究で確認されている
- 飲酒や喫煙はホルモンバランスを乱し、皮膚のバリア機能を低下させる可能性がある
- 運動不足による血行不良は頭皮の新陳代謝を低下させ、古い皮脂の蓄積を招く
ビタミンB2やB6、亜鉛を含む食品を積極的に摂取することで皮脂の代謝が促進され、マラセチア菌が増殖しにくい頭皮環境を内側から整えることが期待できます。
シャンプーと食事改善の両輪でアプローチすることが、頭皮のマラセチア菌を効果的に減らす包括的な対策方法です。
The fruit pattern was associated with a 25% lower risk, and the Western pattern with a 47% increased risk, but only for females. A high fruit intake was associated with less seborrheic dermatitis, whereas high adherence to a ‘Western’ dietary pattern in females was associated with more seborrheic dermatitis.
引用元:PubMed
皮脂分泌を増やす高GI食品や高脂肪食を控えるのが効果的
皮脂分泌量をコントロールするうえで、高GI食品や高脂肪食の摂取を控えることはマラセチア菌の増殖環境を縮小させる効果的な食事戦略です。
白米やパン、砂糖を多く含む菓子類などの高GI食品は血糖値を急上昇させ、インスリン分泌の増加を通じて皮脂腺の活動を活発化させることが栄養学の分野で指摘されています。
揚げ物やバター、マーガリンなど高脂肪食の過剰摂取は血中の脂質量を増やし、結果として皮脂の分泌量にも影響を及ぼす可能性があります。
PubMedの大規模研究で果物の摂取が脂漏性皮膚炎リスクを低減させたという結果は、抗酸化物質やビタミンの摂取が皮膚の健康維持に寄与していることを示唆しています。
食生活の改善は即効性のある対策ではないものの、継続することで頭皮の皮脂環境が安定し、マラセチア菌が増殖しにくい土台をつくることにつながります。
睡眠不足やストレスは皮脂分泌を促進しマラセチア菌のエサになる
睡眠不足やストレスの蓄積は皮脂分泌を促進する直接的な要因であり、マラセチア菌の栄養源を増やすことで頭皮環境を悪化させます。
J-STAGEの化粧品科学誌に掲載された論文では、脂腺細胞に末梢のHPA軸が存在し、ストレスにより皮脂が増加していることが示されています。
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、交感神経の過剰な活性化を通じてホルモンバランスの乱れと皮脂分泌の増加を引き起こすメカニズムが確認されています。
1日7〜8時間の質の高い睡眠を確保し、自分に合ったストレス解消法を日常に取り入れることが、頭皮のマラセチア菌を減らすための基盤となるでしょう。
薬用シャンプーの効果を最大限に活かすためにも、生活習慣の改善という内側からのアプローチを並行して実践することが持続的な改善への道筋です。
市販シャンプーで悪化する場合は皮膚科・クリニックで処方薬を相談する
市販の薬用シャンプーでマラセチア菌による症状が悪化する場合は、自己判断での製品変更を繰り返すよりも皮膚科やクリニックを受診して処方薬の使用を検討するのが合理的な判断です。
市販シャンプーに含まれる洗浄成分や防腐剤が頭皮に合わないケース、症状の原因がマラセチア菌以外にあるケースなど、悪化の理由は多岐にわたります。
皮膚科では顕微鏡検査でマラセチア菌の存在を直接確認できるため、正確な診断に基づいた治療を受けることが可能です。
処方薬はケトコナゾールやイトラコナゾールなど市販品より強力な抗真菌効果を持つ薬剤が用意されており、重度の脂漏性皮膚炎やマラセチア毛包炎にも対応できます。
市販シャンプーで改善しないことは決して珍しいことではないため、早めに専門医の診察を受けることが症状の長期化を防ぐ賢明な対応です。
ケトコナゾールやイトラコナゾールなど処方される抗真菌薬の種類
皮膚科で処方されるマラセチア菌に対する抗真菌薬は、外用薬のケトコナゾールと内服薬のイトラコナゾールが代表的です。
ケトコナゾール(商品名:ニゾラール)はクリームとローションの剤形があり、脂漏性皮膚炎に対して保険適用で処方される唯一の外用抗真菌薬となっています。
イトラコナゾールの内服については、皮膚真菌症診療ガイドライン2025でマラセチア毛包炎に対する推奨度Aの治療として位置づけられており、PubMedのRCT(Parsad et al., 1999, Indian J Dermatol Venereol Leprol)でも200mg7日間投与で84.6%の患者に改善が見られたという結果が報告されています。
外用薬は局所的な治療に適しており、内服薬は広範囲に症状が及んでいる場合や外用薬だけでは改善が不十分な場合に選択されるケースが一般的です。
処方薬の使用にあたっては肝機能への影響などの副作用リスクも考慮する必要があるため、必ず医師の診断と指導のもとで治療を進めることが安全な治療の原則となります。
マラセチア毛包炎に対するイトラコナゾールの内服がエビデンスもあり有効である(CQ21、推奨度A)。
脂漏性皮膚炎とAGAの併発は専門クリニックでの治療が必要
脂漏性皮膚炎とAGA(男性型脱毛症)は頭皮で同時に進行するケースがあり、薄毛が気になる場合は両方の治療に対応できる専門クリニックでの受診が推奨されます。
どちらの疾患も男性ホルモンであるアンドロゲンが関与しており、皮脂分泌の増加が共通の要因として挙げられます。
脂漏性皮膚炎による頭皮の炎症が持続すると毛根環境が悪化し、AGAの進行を加速させる可能性があるため、早期の治療介入が重要です。
AGAの治療にはフィナステリドやデュタステリドなどの内服薬が用いられますが、脂漏性皮膚炎が併発している場合はまず頭皮の炎症を抗真菌薬で鎮めてからAGA治療を開始するのが一般的な治療順序です。
メディカルケアクリニックなどの頭皮専門外来では脂漏性皮膚炎とAGAの両方を総合的に診断・治療する体制が整っているため、薄毛とフケの両方に悩んでいる方は専門クリニックへの相談が症状改善の最短ルートとなるでしょう。
犬のマラセチア皮膚炎が再発する場合は基礎疾患の治療を獣医師に相談
犬のマラセチア皮膚炎がシャンプー療法後に再発を繰り返す場合は、アトピー性皮膚炎や内分泌疾患などの基礎疾患が背景に存在する可能性が高いため、獣医師に包括的な検査と治療を相談する必要があります。
PubMedに掲載されたレビュー論文では、マラセチアによる皮膚疾患は皮膚の皺、基礎にあるアレルギー性疾患、内分泌疾患、角化異常によって助長されると報告されており、基礎疾患の管理が再発防止に重要であると明記されています。
帝京大学の研究報告でも、犬のマラセチア皮膚炎は体質にも関連しているため、罹患すると一生コントロールが必要な場合が多いと指摘されています。
犬のマラセチア皮膚炎を再発させる基礎疾患の代表例を以下に整理しました。
- アトピー性皮膚炎:免疫の過剰反応により皮膚バリア機能が低下し、マラセチア菌が増殖しやすくなる
- 甲状腺機能低下症:ホルモンバランスの乱れが皮脂分泌を変化させ、皮膚の防御力を弱める
- クッシング症候群:副腎皮質ホルモンの過剰分泌により免疫力が低下し、感染症リスクが上昇する
- 食物アレルギー:皮膚の炎症が慢性化し、マラセチア菌の定着環境を作り出す
再発防止にはシャンプー療法と基礎疾患の治療を並行して進めることが不可欠であり、獣医師と長期的な治療計画を立てて愛犬の皮膚状態を定期的にモニタリングすることが、マラセチア皮膚炎のコントロールを成功させる鍵となります。
Management of concurrent diseases is important to minimize relapses.
引用元:PubMed
マラセチアとシャンプーに関するよくある質問と注意点まとめ
マラセチアとシャンプーに関しては、子供への使用可否や猫への適用、完全除去の可能性など、多くの方が疑問を抱くテーマが存在します。
ここでは検索で頻出する質問を取り上げ、医学的根拠に基づいた回答を提供します。
マラセチア菌に効くシャンプーは子供でも使えるか安全性を解説
マラセチア菌に効くシャンプーを子供に使用する際は、製品ごとの年齢制限と頭皮への刺激を慎重に確認する必要があります。
コラージュフルフルネクストやメディクイックHなどの医薬部外品は、添付文書に特定の年齢制限が明記されていない場合が多いものの、子供の頭皮は大人に比べてバリア機能が未熟であるため、強い洗浄成分が刺激となる可能性があります。
使用を開始する前にパッチテストを行い、耳の後ろなど目立たない部分で24時間様子を見てから全体に使用するのが安全な手順です。
子供のフケやかゆみがマラセチア菌によるものかどうかは外見だけでは判断が難しいケースもあるため、まずは小児科や皮膚科を受診して原因を特定することが適切な対応となるでしょう。
医師の診断でマラセチア菌が確認された場合は、年齢と症状に応じた適切なシャンプーや治療薬を処方してもらうことが子供の頭皮を守るうえで最善の方法です。
マラセチア対策シャンプーで猫に使える製品はあるのか
猫にマラセチア対策シャンプーを使用する場合は、犬用や人間用の製品をそのまま代用するのではなく、猫に対する安全性が確認された製品を獣医師の指導のもとで選ぶ必要があります。
マラセブシャンプーは添付文書上の適応が犬のマラセチア皮膚炎に限定されている動物用医薬品ですが、PubMedに掲載された文献では猫のマラセチア感染に対して使用された報告が存在しています。
猫は犬と比較して皮膚の構造や薬剤の代謝が異なるため、自己判断での使用は予期しない副反応を引き起こすリスクがある点に注意が必要です。
猫のマラセチア感染が疑われる場合は、まず獣医師に真菌検査を依頼し、検査結果に基づいて適切な治療方針を決定してもらうことが安全なアプローチとなります。
猫に使用可能なシャンプーや外用薬の処方は獣医師にしか判断できないため、飼い主の独断での製品選択は避けることが愛猫の健康を守る原則です。
マラセチア菌は完全に除去できるのか再発予防のポイント
マラセチア菌は皮膚の常在菌であるため完全に除去することは不可能であり、治療の目標は菌数を正常範囲にコントロールし、症状が出ない状態を維持することです。
J-STAGEの日本医真菌学会誌でも、マラセチアの発症要因は多岐にわたり複雑に絡み合っているため、予防や根本治療を困難にさせていると記載されています。
再発予防のポイントは、抗真菌成分を配合した薬用シャンプーでの定期的な洗髪、皮脂分泌を抑える食生活の維持、頭皮を清潔かつ適度な湿度に保つ日常ケアの3つを継続的に実践することです。
一度症状が改善しても、ストレスや季節の変わり目、体調の変化などをきっかけに再発するケースは珍しくないため、予防的なシャンプーケアを習慣として定着させることが長期的な管理の要となるでしょう。
マラセチア菌と上手に付き合う姿勢を持ち、症状が再燃した際は早めに皮膚科や獣医師を受診することが、重症化を防ぐための最善策です。
マラセチア用シャンプーとボディシャンプーは併用すべきか
マラセチア菌は頭皮だけでなく胸や背中、腋窩などの脂漏部位にも存在するため、頭皮用のマラセチアシャンプーとボディシャンプーを併用することで全身のマラセチア菌を効率的にケアできる可能性があります。
コラージュフルフルシリーズには頭皮用シャンプーだけでなく泡石鹸やボディソープもラインナップされており、ミコナゾール硝酸塩を全身のケアに活用できる環境が整っています。
胸や背中にマラセチア毛包炎が出ている場合は、頭皮のシャンプーと並行してボディ用の抗真菌製品を使うことで、全身のマラセチア菌の総量を減らすアプローチが取れるでしょう。
ただし全身への薬用製品の使用は皮膚の乾燥を招きやすいため、使用後の保湿ケアをあわせて行うことでバリア機能の低下を防ぐ必要があります。
頭皮と体の両方にマラセチア菌による症状がある方は、シャンプーとボディシャンプーの併用を皮膚科医に相談したうえで、自分の肌質に合った組み合わせで実践するのが最も確実な方法です。
施術の様子や各院の最新情報はSNSをチェック!
ACCESSclinic
休診日:なし
銀座・数寄屋橋交差点不二家の看板が目印
〒104-0061
東京都中央区銀座4-2-12 銀座クリスタルビル5F
銀座駅B10出口から徒歩約0分、有楽町駅A0(東側)出口から徒歩
約1分、日比谷駅A1出口から徒歩約2分 銀座・数寄屋橋交差点
不二家の看板が目印のビル
休診日:水・日
吉祥寺駅北口徒歩1分 駅前ロータリー、アーケード入口手前
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-12 小野山ビル3F




