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抜け毛が1日300本は異常?正常な本数の目安と原因・対策を画像付きで解説

1日の抜け毛が300本を超えると、薄毛や脱毛症の初期サインかもしれません。

人間の髪の毛は1日に50〜100本ほど自然に抜け落ちるのが正常な範囲で、季節の変わり目や夏場には一時的に増えるケースもあります。

ただ、300本という本数はヘアサイクルの乱れやAGA・ストレス性脱毛症など、頭皮環境の悪化が進行している可能性を示す目安。

女性の場合、ホルモンバランスの変化や過度なダイエットが原因となり、抜け毛が一日300本に達する方も少なくありません。

シャンプー時の排水溝や枕元に付着する毛髪の量が明らかに増えたと感じたら、早めに皮膚科や専門クリニックへの受診を検討しましょう。

目次
  1. 人間の髪の毛は1日に何本抜ける?正常な抜け毛の本数と300本の目安を解説
  2. 抜け毛が1日300本になる原因とは?女性・男性別に考えられる要因を解説
  3. 正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方とは?毛根の画像でセルフチェック
  4. 抜け毛が1日300本の人が今日からできる対策と頭皮ケア・生活習慣の改善方法
  5. 抜け毛が1日300本で止まらない場合は皮膚科やAGAクリニックでの受診を検討
  6. 抜け毛が1日300本に関するよくある質問にQ&Aで回答

人間の髪の毛は1日に何本抜ける?正常な抜け毛の本数と300本の目安を解説

人間の髪の毛が1日に抜ける本数は、健康な状態であれば50〜100本が平均的な範囲です。

この本数はヘアサイクルと呼ばれる毛髪の生え変わりの仕組みによって自然に起こる脱毛であり、誰にでも毎日発生しています。

抜け毛100本がどのくらいの量に見えるのか、排水溝やブラッシング時の目安を画像で確認すると、想像より多いと感じるケースも珍しくありません。

一方で、抜け毛が200本〜300本に達している場合は平均を大きく超えており、何らかの異常が隠れている可能性があります。

ここでは正常な抜け毛のメカニズムから危険ラインの判断基準まで、具体的な数字とあわせて詳しく解説していきます。

健康な人の抜け毛は1日50〜100本が平均でヘアサイクルによる自然な脱毛

健康な人でも1日に50〜100本程度の髪の毛が自然に抜けており、この範囲であれば心配する必要はありません。

杏林大学病院の情報によると、1日の抜け毛はおおよそ70〜80本で、100本程度までなら問題ないと考えられています。

毛髪には成長期・退行期・休止期というヘアサイクルが存在し、休止期を迎えた髪が自然に抜け落ちることで新しい髪へと生え変わる仕組みが維持されているのです。

シャンプー時やブラッシング時に抜ける毛は、すでに休止期に入っていた髪がまとめて脱落しているだけという場合がほとんどといえます。

1日100本以内の抜け毛は、健康なヘアサイクルが正常に機能しているサインとして捉えてよいでしょう。

1日の抜け毛はおおよそ70〜80本で、100本程度までなら問題ないと考えられています。

引用元:杏林大学病院

ヘアサイクルの成長期・退行期・休止期と1日の抜け毛本数の関係

ヘアサイクルは成長期・退行期・休止期の3段階で構成されており、各段階の期間が1日の抜け毛本数に直結しています。

東京大学の研究情報によれば、毛包が伸び縮みしながらこのサイクルを繰り返し、人の場合の周期は3〜5年です。

成長期は髪が活発に伸びる期間で約3〜6年続き、全体の毛髪の85〜90%がこの段階に該当します。

退行期は2〜3週間程度と短く、毛母細胞の分裂が停止して毛根が縮小していく移行期間にあたります。

休止期に入った毛髪は2〜3ヶ月で自然に脱落し、同じ毛穴から新たな成長期の髪が生え始めるため、日々一定数の抜け毛が発生する仕組みです。

毛髪は毛包が伸び縮みしながら成長期→退行期→休止期のサイクルを繰り返し、人の場合の周期は3〜5年です。

引用元:東京大学

人間の髪の毛は約10万本あり1日100本抜けても全体の0.1%程度

人間の頭髪は約10万本あるとされ、1日100本抜けたとしても全体のわずか0.1%にすぎません。

10万本に対する100本という割合は、毛髪全体のボリュームに影響を与えるほどの数字ではないことがわかります。

PubMedに掲載された研究では、404人の女性を対象に6週間にわたり毎日の抜け毛本数を記録したところ、1日の平均脱毛本数は28〜35本という結果も報告されています。

洗髪頻度やヘアスタイリングの習慣によって数値は変動するため、1日の抜け毛が100本前後であっても過度に不安を抱く必要はないでしょう。

重要なのは本数の絶対値よりも、以前と比べて明らかに増えたかどうかという変化の度合いです。

404人の女性を対象とした研究では、6週間にわたり毎日の脱毛本数を収集したところ、1日の平均脱毛率は28〜35本でした。

引用元:PMC “Hair Evaluation Methods: Merits and Demerits”

抜け毛100本はどのくらいの量?画像で見る排水溝やブラッシング時の目安

抜け毛100本と聞くと大量に感じますが、実際に手で集めると小さなボール程度の量にしかなりません。

髪の長さや太さによって見た目のボリュームは変わるため、画像で確認すると認識のずれに気づくケースが多いといえます。

排水溝に溜まる抜け毛やブラッシング後にブラシに絡まる量を日々観察することで、自分の抜け毛が正常範囲内かどうかを判断する材料になります。

100本はどのくらいの量なのかを視覚的に把握しておくと、不必要な不安を軽減できるでしょう。

抜け毛の量を正しく認識することが、適切な対策への第一歩となります。

抜け毛100本の画像で見る実際のボリュームと排水溝にたまる量

抜け毛100本を実際に集めた画像を見ると、手のひらに軽く乗る程度の量であることがわかります。

排水溝に抜け毛100本が溜まった状態は、排水口のカバー全体を覆うほどの量にはならず、部分的に数本ずつ絡まっている程度が目安です。

シャンプー時に一度に抜ける量は1日の総量の約6割を占めるとされており、洗髪中に50〜60本程度が排水溝に流れるのは正常な範囲内といえます。

ブラッシング時にブラシに残る髪の毛は10〜20本前後が一般的な目安となるでしょう。

100本の抜け毛を画像で視覚化すると、実際の量は思ったよりも少ないと感じる方が多い傾向にあります。

女性やロングヘアの抜け毛100本は見た目の量が多く感じやすい

女性やロングヘアの方は、同じ100本の抜け毛でもショートヘアの方と比べて見た目のボリュームが格段に大きく感じられます。

髪の毛1本あたりの長さが30cm以上あると、排水溝やブラシに絡まる毛の塊が目立ちやすくなるためです。

女性の抜け毛100本の画像とショートヘア男性の画像を比較すると、本数は同じでも体積には数倍の差が生じることが確認できます。

ロングヘアの場合、抜け毛が絡まりやすいことで実際の本数以上に大量に見えてしまうケースも珍しくありません。

見た目の印象だけで判断せず、排水溝ネットで数日間の抜け毛を集めて本数を概算する方法が客観的な評価に役立ちます。

抜け毛200本〜300本は平均より多く異常の可能性があるため注意が必要

1日の抜け毛が200本〜300本に達している場合、正常な範囲を明らかに超えており、何らかの異常が生じている可能性があります。

杏林大学病院の情報では1日100本程度までが問題ないラインとされているため、200本以上はその2倍以上にあたる数字です。

PubMedの文献でも、1日100本以上の脱毛がある場合は毛球や毛幹の異常を顕微鏡で調べるべきとされています。

ただし、季節の変わり目や産後など一時的に抜け毛が増加するケースもあるため、200〜300本がすべて病的とは限りません。

2週間以上にわたって明らかに多い抜け毛が続くようであれば、早めに皮膚科や専門医への相談を検討すべきといえます。

1日100本以上の脱毛がある場合は、毛球や毛幹の異常を顕微鏡で調べるべきとされています。

引用元:PMC “Hair Evaluation Methods: Merits and Demerits”

抜け毛200本の画像と300本の画像で比較する危険ラインの目安

抜け毛200本と300本を画像で比較すると、100本との量の違いは一目瞭然であり、危険ラインの判断材料として有効です。

200本の抜け毛を集めた場合、手のひらに山盛りになる程度のボリュームがあり、排水溝のネットが1回の洗髪でほぼ埋まる量に相当します。

300本になると両手で包み込むほどの量になり、ブラッシングのたびにブラシに大量の毛が絡みつく状態が続くでしょう。

この画像比較から明らかなように、200本以上の抜け毛が毎日続くことは正常なヘアサイクルでは説明がつかない水準です。

抜け毛の量が200本を超えたと感じた時点で、毛根の状態チェックや生活習慣の見直しに着手することが賢明といえます。

抜け毛500本以上が続く場合は脱毛症の進行を疑いすぐに受診を検討

1日の抜け毛が500本以上に達している場合は、脱毛症が急速に進行している可能性が高く、速やかな受診が求められます。

500本は正常な範囲の5倍以上にあたり、休止期脱毛やびまん性脱毛症、円形脱毛症といった疾患が背景にあるケースが考えられるためです。

慶應義塾大学病院の情報によると、何らかの原因で抜ける毛髪が多くなってしまう状態が脱毛症と定義されています。

特に急激な抜け毛の増加は、甲状腺疾患や栄養不良など内科的な問題が隠れている場合もあるため注意が必要です。

500本以上の抜け毛が1週間以上続くようであれば、自己判断で様子を見ず、皮膚科やAGAクリニックを受診して原因を特定してもらうことが最優先の行動となります。

何らかの原因で抜ける毛髪が多くなってしまう状態が脱毛症です。

引用元:慶應義塾大学病院 KOMPAS

抜け毛の本数を正確に数えるのは困難で洗髪時や排水溝の変化を観察する

1日の抜け毛本数を正確に数えることは現実的に難しく、日常的な変化の観察が実用的な評価方法となります。

PubMedに掲載された研究では、60秒間のヘアカウント法がシンプルで信頼性の高いツールとして紹介されていますが、一般の方が自宅で正確に実施するにはハードルがあるでしょう。

排水溝ネットに溜まる抜け毛の量を毎日確認し、以前と比較して明らかに増えていないかを観察する方法が手軽かつ継続しやすい手段です。

枕に付着する抜け毛の本数やブラッシング後にブラシに絡まる量など、複数のポイントを組み合わせると判断精度が向上します。

正確な本数にこだわるよりも、日々の変化の傾向を把握し、増加が続く場合に専門家へ相談するという姿勢が適切な対応方法です。

適切に実施された60秒間ヘアカウントは、抜け毛評価において「シンプルで実用的かつ信頼性の高いツール」とされています。

引用元:PubMed “Standardizing the 60-second hair count”

抜け毛が1日300本になる原因とは?女性・男性別に考えられる要因を解説

抜け毛が1日300本に増加する原因は、季節的な変動から生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの変化、脱毛症の発症まで多岐にわたります。

男性と女性では原因となるメカニズムが異なる部分もあり、性別に応じた理解が適切な対策につながります。

一時的な増加であれば数ヶ月以内に自然回復するケースもありますが、AGA(男性型脱毛症)や円形脱毛症が背景にある場合は放置すると進行してしまう可能性があります。

自分の抜け毛がどの原因に該当するのかを把握することが、効果的な対処法を選ぶうえで欠かせません。

ここでは抜け毛が300本に達する代表的な要因を、女性・男性別に詳しく解説していきます。

季節の変わり目は夏から秋にかけて抜け毛が増加しやすく一時的な変動もある

季節の変わり目、特に夏から秋にかけては抜け毛が一時的に増加しやすく、通常の2〜3倍に達することもあります。

PubMedに掲載された論文では、秋や春に大きな抜け毛の増加が見られ、季節性脱毛が休止期の割合増加に影響する可能性が報告されています。

夏の強い紫外線や汗による頭皮環境の悪化が毛髪にダメージを与え、秋に入ると休止期に移行した髪が一斉に抜け落ちるメカニズムが背景にあるのです。

杏林大学病院でも、抜け毛の量は季節やからだの状態による影響を受けると説明されています。

秋口の抜け毛増加は一時的な現象であることが多く、1〜2ヶ月で正常な範囲に戻るかどうかを観察しながら判断することが重要です。

秋や春には大きな抜け毛の増加が見られ、季節性脱毛が休止期の割合増加に影響する可能性が報告されています。

引用元:PMC “The Postpartum Telogen Effluvium Fallacy”

夏に休止期に入った髪が秋に一斉に脱落するメカニズムと個人差

夏の暑さや紫外線ダメージによって休止期に移行した毛髪が、秋口に一斉に脱落するのが季節性脱毛の主なメカニズムです。

毛髪のヘアサイクルでは休止期が約2〜3ヶ月間続くため、7〜8月に休止期に入った髪は9〜11月頃にまとめて抜けることになります。

毛量が多い人ほど一度に抜ける本数も増える傾向があり、1日200〜300本に達しても季節的な変動の範囲内というケースも存在するでしょう。

一方で、もともと薄毛が進行している方は季節性の脱毛と病的な脱毛が重なりやすいため、慎重な観察が求められます。

個人差が大きい現象ではありますが、秋を過ぎても抜け毛が減少しない場合は季節以外の原因を疑うべきです。

洗髪の間隔が空くと見かけ上の抜け毛本数が増えるため注意が必要

2〜3日に1回しかシャンプーしない場合、1回の洗髪で抜ける本数が多くなり、見かけ上の抜け毛が増えたように感じることがあります。

1日に自然に抜ける髪は洗髪の有無にかかわらず一定数脱落しており、洗わなかった日数分の抜け毛が次の洗髪時にまとめて排水溝に流れるためです。

たとえば3日分の抜け毛が蓄積すると、100本×3日で300本程度が一度に目に見える量として現れます。

この場合、1日あたりに換算すれば正常な範囲内に収まっている可能性が高いといえるでしょう。

抜け毛の量を正確に評価するには、毎日洗髪した状態で数日間の変化を比較することが判断の精度を高める方法として推奨されます。

ストレスや睡眠不足・栄養バランスの乱れが頭皮環境を悪化させ抜け毛が増加

精神的なストレスや慢性的な睡眠不足、栄養バランスの偏りは頭皮環境を悪化させ、抜け毛を増加させる大きな要因となります。

慶應義塾大学病院の情報では、疲れをためないよう規則正しい生活を心がけ、睡眠不足を避け、鉄・亜鉛など毛髪を作るミネラルを含むバランスのよい食事を摂ることが重要と推奨されています。

ストレスによる自律神経の乱れは頭皮の血行不良を引き起こし、毛母細胞への栄養供給を妨げるリスクがあるのです。

生活習慣の乱れが複合的に重なると、ヘアサイクルの成長期が短縮され、休止期に入る毛髪の割合が増えてしまいます。

抜け毛の増加を感じた際は、まず睡眠・食事・ストレスという3つの基本的な生活要素を見直すことが改善への出発点となるでしょう。

疲れをためないよう規則正しい生活を心がけ、睡眠不足を避け、鉄・亜鉛など毛髪を作るミネラルを過不足なく摂るためにバランスのよい食事を摂ることが重要とされています。

引用元:慶應義塾大学病院 KOMPAS

睡眠不足で成長ホルモンの分泌が低下しヘアサイクルが乱れる仕組み

睡眠の質が低下すると成長ホルモンの分泌量が減少し、毛髪の成長に必要な細胞分裂が十分に行われなくなる可能性があります。

成長ホルモンは深い睡眠(ノンレム睡眠)の際に多く分泌され、毛母細胞を含む全身の細胞修復と再生を促進する役割を担っています。

慢性的な睡眠不足はこのホルモン分泌サイクルを阻害し、ヘアサイクルの成長期を短縮させる要因になると考えられています。

慶應義塾大学病院でも脱毛予防策として睡眠不足を避けることが明確に推奨されており、医学的にも睡眠と毛髪の関連は認知されているといえるでしょう。

1日6〜8時間の質の高い睡眠を確保することが、ヘアサイクルの正常な維持に欠かせない習慣です。

鉄分不足やダイエットによる栄養不足が休止期脱毛の原因になる可能性

過度なダイエットや偏った食事による鉄分不足は、休止期脱毛(TE:テロジェンエフルビウム)の原因になる可能性があります。

慶應義塾大学病院の情報によると、急なダイエットの後に休止期脱毛が生じることが多く、栄養不良による脱毛も報告されています。

鉄分は血液中のヘモグロビンを構成し、毛母細胞へ酸素を運搬する重要な役割を果たしているため、不足すると毛髪の成長が滞ります。

亜鉛やビタミンB群の欠乏も毛髪のケラチン合成を妨げる要因として知られており、複数の栄養素が関連しているのです。

体重減少を目的としたダイエット中に抜け毛が増えた場合は、栄養不足が直接的な原因となっている可能性が高いため、食事内容の見直しが急務といえます。

休止期脱毛は、大きな手術や産後の急なダイエットなどの後しばらくして生じることが多く、栄養不良により生じる脱毛もあります。

引用元:慶應義塾大学病院 KOMPAS

女性の抜け毛が1日300本に増える原因は産後のホルモン変化や自律神経の乱れ

女性の抜け毛が1日300本に急増する背景には、産後のホルモンバランスの激変や自律神経の乱れが深く関わっています。

妊娠中はエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が増加し、本来抜けるはずだった毛髪が成長期に留まり続ける現象が起こります。

出産後にホルモン分泌量が急減すると、成長期に留まっていた大量の毛髪が一斉に休止期に移行し、通常より多くの抜け毛が発生するのです。

PubMedの研究では、産後の休止期脱毛は女性の3分の1〜半数に影響すると推定されています。

産後以外にも更年期によるホルモン分泌の低下や、日常的なストレスによる自律神経の乱れが女性特有の抜け毛増加を引き起こすケースがあります。

産後はエストロゲン急減で一時的に抜け毛が増加し4〜6ヶ月でピークを迎える

産後の抜け毛は出産後2〜4ヶ月頃から始まり、4〜6ヶ月頃にピークを迎えるケースが報告されています。

PubMedの文献によれば、産後の休止期脱毛は出産後2〜4ヶ月で発症し、通常2ヶ月程度持続するとされており、多くの場合は完全に回復します。

妊娠中に高い水準を維持していたエストロゲンが出産を機に急激に減少し、毛髪の成長サイクルが一斉にリセットされることが主な原因です。

プロラクチンという授乳に関わるホルモンが毛幹の伸長を阻害する作用も指摘されており、複数のホルモンが産後脱毛に関与している可能性があります。

産後の抜け毛は一時的な現象である場合がほとんどですが、1年以上改善が見られない場合は他の脱毛症が隠れている可能性があるため、皮膚科への相談が望ましいでしょう。

産後TEは出産後2〜4か月で発症し、通常2か月程度持続し、まれに慢性化しますが、多くは完全に回復するとされています。

引用元:PMC “Telogen effluvium: a comprehensive review”

女性ホルモンの分泌低下や自律神経の乱れが薄毛を進行させるケース

産後以外でも、加齢に伴う女性ホルモンの分泌低下や慢性的な自律神経の乱れが薄毛を進行させるケースは少なくありません。

更年期を迎えるとエストロゲンの分泌が徐々に減少し、毛髪の成長期が短くなることで髪全体のボリュームが低下していきます。

自律神経のバランスが崩れると頭皮の血管が収縮し、毛母細胞に十分な酸素と栄養が届かなくなるリスクも高まるのです。

仕事や家事のストレスが蓄積している女性ほど自律神経の乱れが慢性化しやすく、抜け毛が止まらない状態が長期化するケースが見られます。

女性の薄毛は複数の要因が絡み合っていることが多いため、セルフケアだけで改善しない場合は専門医の診断を受けることが解決への近道となります。

AGAや男性型脱毛症・円形脱毛症など脱毛症が原因で抜け毛が300本を超える場合

AGA(男性型脱毛症)や円形脱毛症などの脱毛症が発症している場合、抜け毛が1日300本を超える状態が慢性的に続く可能性があります。

AGAは日本の成人男性の3人に1人が発症するといわれており、決して珍しい疾患ではありません。

円形脱毛症やびまん性脱毛症は女性にも発症し、年齢を問わず急な抜け毛増加を引き起こすことがあります。

脱毛症による抜け毛の特徴は、季節性の変動とは異なり自然に回復することが難しく、放置すると進行してしまう点にあるのです。

抜け毛が300本以上の状態が数週間以上続き、生え際や頭頂部の薄毛が目立ってきた場合は、脱毛症の可能性を視野に入れて早期に対策を講じることが不可欠といえます。

AGAは前頭部や頭頂部の生え際から進行する男性型脱毛症の特徴

AGAは前頭部の生え際や頭頂部から薄毛が進行する男性型脱毛症であり、特徴的なパターンを持っています。

SBC東京医療大学附属クリニックの情報によると、テストステロンが5αリダクターゼと結びついてDHT(ジヒドロテストロン)が産生され、DHTが毛乳頭細胞と結合すると髪の成長が抑制されヘアサイクルが崩れます。

AGAでは大きな終毛毛包が小さな軟毛毛包に変換される毛包のミニチュア化が起こり、通常2〜6年続く成長期が数日〜数週間にまで短縮されるのです。

旭ろうさい病院の情報でも、AGAは治療せずに放置すると進行し続けると明記されています。

前頭部のM字型後退や頭頂部のO字型の薄毛に心当たりがある方は、AGAの進行を食い止めるために専門クリニックでの早期診断が重要な判断となります。

テストステロンが5αリダクターゼと結びつきDHT(ジヒドロテストロン)が産生され、DHTが毛乳頭細胞と結合すると髪の成長が抑制されヘアサイクルが崩れます。

引用元:SBC東京医療大学附属クリニック

円形脱毛症やびまん性脱毛症は女性にも発症し急な抜け毛増加の原因になる

円形脱毛症やびまん性脱毛症は男女問わず発症する疾患であり、急激な抜け毛増加の原因として見落とされやすい存在です。

東京医科大学皮膚科の情報では、円形脱毛症は小型の脱毛斑1個の単発型から全身の毛が脱落する重症型まで様々なタイプがあり、毛球部に対する自己免疫疾患とされています。

人口の0.1〜0.2%に発生し、男女差はなく全年齢層に発症することが確認されています。

びまん性脱毛症は頭髪全体が均等に薄くなるタイプで、脱毛斑が明確に現れないため気づきにくいのが特徴です。

抜け毛が急増したにもかかわらず明確な原因が思い当たらない場合は、自己免疫性の脱毛症が関与しているケースも想定して皮膚科を受診することが適切な対応といえます。

円形脱毛症は小型の脱毛斑が1個だけの単発型から全身の毛が脱落する重症型まで様々なタイプがあり、毛球部に対する自己免疫疾患とされています。人口の0.1〜0.2%に発生し、男女差はなく全年齢層に発症します。

引用元:東京医科大学 皮膚科

正常な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方とは?毛根の画像でセルフチェック

抜け毛が正常なのか異常なのかを見分けるうえで、毛根の形状や色を確認するセルフチェックが有効な判断材料となります。

正常にヘアサイクルを全うした毛髪と、何らかの異常によって途中で脱落した毛髪では、毛根の状態に明確な違いが見られます。

慶應義塾大学病院のサイトでも、正常な毛根と炎症で破壊されている毛根の違いが図として示されており、目視での確認は一定の参考になるといえるでしょう。

抜け毛の本数だけにとらわれず、毛根の形状や髪の太さの変化を総合的に観察することが、正確な状態把握には欠かせません。

ここでは正常な毛根と異常な毛根の特徴、そして抜け毛が多くても禿げない人の傾向について解説します。

正常な抜け毛の毛根は白くマッチ棒状の丸い膨らみがあり健康な状態のサイン

正常にヘアサイクルを終えて脱落した毛髪の毛根は、白くてマッチ棒のような丸い膨らみを持っています。

この丸みのある白い毛根は、毛母細胞が十分に活動した後に自然と休止期に移行し、正常な脱毛プロセスを経たことを示す健康のサインです。

毛根の周囲に半透明のゼリー状の付着物が見られることもありますが、これは毛根鞘と呼ばれる組織であり異常ではありません。

自分の抜け毛を数本拾い上げて毛根を確認した際に、ふっくらとした楕円形の白い塊が付いていれば問題ないと判断できます。

抜け毛の本数が一時的に増えていても、毛根が正常な形状を保っていればヘアサイクルは健全に機能している証拠です。

異常な抜け毛は毛根が細く尖り黒ずんでいる特徴があり薄毛進行の可能性あり

異常な脱毛で抜けた毛髪の毛根は、細く尖った形状をしており、黒ずんでいるケースが見られます。

毛根が黒いのは、本来まだ成長期にあるはずの毛髪がメラニン色素を含んだまま途中で脱落したことを意味しており、ヘアサイクルが正常に機能していない可能性を示唆しています。

毛根にふくらみがなく棒状に細い場合は、栄養不足や血行不良によって毛母細胞の活動が低下しているサインと考えられるでしょう。

円形脱毛症の場合は毛根が感嘆符のような形状(根元が細く途中が太い)になる特徴も報告されています。

抜け毛の毛根に異常な形状が複数確認された場合は、薄毛が進行しているサインとして皮膚科での精密な検査を検討すべきです。

抜け毛が多いけど禿げない人の特徴は毛量が多くヘアサイクルが正常に機能している

抜け毛が多いにもかかわらず禿げない人は、もともとの毛量が多くヘアサイクルが正常に機能しているという共通した特徴を持っています。

毛量が10万本以上ある人は1日100本以上抜けても全体への影響が小さく、目に見える薄毛に至らないケースがあります。

重要なのは抜ける本数の多さではなく、抜けた分と同等の毛髪が新たに生え続けているかどうかという生え変わりのバランスです。

抜け毛が多いけど禿げないという現象は、ヘアサイクルの成長期が長く維持されていることの表れともいえるでしょう。

知恵袋でもこのテーマは頻繁に話題に上がりますが、個人差が大きいため一概に安心材料とはせず、自身の毛根や髪質の変化を継続的に観察することが賢明です。

毛量が多い人は抜け毛が多くても禿げないケースがある理由と個人差

毛量が多い人は毛穴あたりの毛髪本数が2〜3本と多い傾向にあり、一部の毛髪が休止期に入って抜けても他の毛髪がカバーするため禿げないケースがあります。

日本人の平均的な毛量は約10万本とされていますが、個人差で12〜15万本の毛髪を持つ人も珍しくありません。

毛量が多い人の1日の抜け毛は100〜150本に達することもありますが、毛穴から新たな毛が継続的に成長していれば全体のボリュームは維持されます。

遺伝的に毛量が多い方は抜け毛の絶対数に過度な心配をする必要がないケースも多いでしょう。

ただし、毛量が多い人でもAGAなどの脱毛症が発症すれば生え変わりのバランスが崩れるため、抜け毛の量だけでなく髪質やボリュームの変化にも意識を向けておくことが重要です。

髪の毛が毎日抜けるのに禿げない人はヘアサイクルの成長期が長い傾向

毎日多くの髪が抜けているのに禿げない人は、ヘアサイクルの成長期が平均より長く、毛髪が太く丈夫に育っている傾向があります。

成長期が6年近く続く毛髪は根元から毛先まで十分な太さを維持しており、1本あたりのボリュームが大きいため全体の毛量が保たれやすいのです。

逆に成長期が短縮されている場合は、たとえ抜け毛の本数が少なくても髪が細く短いまま脱落するため、薄毛として視覚的に認識されるようになります。

遺伝的な体質やホルモンバランス、生活習慣が成長期の長さに影響を与えることがわかっています。

髪の毛が毎日抜けること自体は自然な生理現象であり、成長期の長さと毛髪の太さが維持されていれば問題ないと判断してよいでしょう。

抜け毛のやばい量の判断基準は本数だけでなく髪の太さやボリュームの変化も重要

抜け毛のやばい量かどうかを判断する際、本数だけに注目するのは十分ではなく、髪の太さやボリュームの変化を総合的に評価する視点が求められます。

PubMedの文献でも、50%の毛量を失った患者では1日50本以下の抜け毛でも異常とみなされる場合があると指摘されています。

分け目が以前より広がっている、つむじ周辺の頭皮が透けて見えるようになった、ポニーテールの束が細くなったといった変化は、抜け毛の本数以上に注意すべきサインです。

髪を触った時の感触が軽くなった、セットしてもボリュームが出にくくなったという変化も、毛髪の細毛化が進行している兆候と考えられます。

本数・太さ・ボリューム・毛根の形状という4つの観点からセルフチェックを行い、複数の異常が確認された場合は早期受診を検討すべきタイミングといえます。

50%の毛量を失った患者では、1日50本以下の抜け毛でも異常とみなされる場合があります。

引用元:PMC “Hair Evaluation Methods: Merits and Demerits”

抜け毛が1日300本の人が今日からできる対策と頭皮ケア・生活習慣の改善方法

抜け毛が1日300本に達している場合でも、生活習慣の見直しと正しい頭皮ケアによって改善が期待できます。

脱毛症の進行が疑われるケースを除けば、日々の食事・シャンプー方法・睡眠・ストレス管理といったセルフケアが抜け毛の予防と軽減に大きな効果をもたらします。

慶應義塾大学病院でも、規則正しい生活と適切なヘアケア習慣の維持が脱毛予防の基本として推奨されています。

育毛剤やスカルプシャンプーの活用、紫外線やカラーリングによるダメージの軽減など、複数のアプローチを組み合わせることが効果的です。

ここでは今日から実践できる具体的な対策を項目ごとに紹介していきます。

食事で髪に必要な栄養素を摂取しタンパク質・亜鉛・ビタミンB群で抜け毛を予防

毛髪の約80〜90%はケラチンというタンパク質で構成されており、食事からの栄養摂取が抜け毛予防の基盤となります。

タンパク質に加え、亜鉛はケラチンの合成に不可欠なミネラルであり、ビタミンB群は毛母細胞の代謝を促進する役割を果たしています。

抜け毛予防に役立つ栄養素を以下に整理しました。

  • タンパク質:毛髪の主成分ケラチンの原料であり、肉類・魚・卵・大豆製品から効率よく摂取できる
  • 亜鉛:ケラチン合成と毛母細胞の分裂を支える栄養素で、牡蠣・レバー・ナッツ類に豊富に含まれる
  • ビタミンB群:毛髪の成長に必要な細胞代謝を促進し、豚肉・玄米・バナナ・ほうれん草に多く含まれる
  • 鉄分:ヘモグロビンを通じて毛母細胞へ酸素を供給し、赤身肉・あさり・小松菜から摂取可能
  • ビタミンE:頭皮の血行を促進する抗酸化ビタミンで、アーモンド・アボカド・オリーブオイルに含まれる

慶應義塾大学病院でも鉄・亜鉛を含むバランスのよい食事が推奨されていることから、特定の栄養素だけを重視するのではなく全体の食事バランスを整えることが効果的です。

過度なダイエットや極端な糖質制限は休止期脱毛のリスクを高めるため、1日3食を規則正しく摂る習慣の維持が抜け毛対策の土台となります。

正しいシャンプーと洗髪方法で頭皮環境を整え皮脂の過剰分泌やフケを防止する

頭皮環境の悪化は抜け毛増加の直接的な要因となるため、正しいシャンプーと洗髪方法の実践が欠かせません。

慶應義塾大学病院では良好な頭皮を保つために毎日か1日おきにシャンプーすることが推奨されており、清潔な頭皮環境の維持が脱毛予防の基本とされています。

洗浄力の強すぎるシャンプーは皮脂を過剰に除去してしまい、かえって頭皮の乾燥やフケの原因になる場合があるため注意が必要です。

頭皮に合ったアミノ酸系やスカルプ系のシャンプーを選び、指の腹で優しくマッサージするように洗うことで頭皮の血行促進と汚れの除去を両立できます。

毎日の洗髪習慣を見直すだけでも頭皮環境は着実に改善され、抜け毛の軽減につながるでしょう。

ブラッシング後にぬるま湯で予洗いし指の腹で頭皮を優しくマッサージ

シャンプー前にブラッシングで髪の絡まりをほぐし、38度前後のぬるま湯で1〜2分間予洗いすることが正しい洗髪の第一ステップです。

予洗いだけで頭皮や髪に付着した汗・ホコリの約7割は落とせるとされており、シャンプーの泡立ちも格段に良くなります。

シャンプー時は爪を立てず指の腹を使い、頭皮全体を円を描くように優しくマッサージしながら洗うことで、毛穴に詰まった皮脂や汚れを効果的に除去できるのです。

藤田医科大学の情報でも、髪をすきつつ頭皮を指の腹で洗い、刺激が強い方法は避けるべきと推奨されています。

すすぎはシャンプーの倍以上の時間をかけて行い、泡が残らないように丁寧に流し切ることがフケやかゆみの予防につながります。

ドライヤーは15cm以上離して素早く乾かし頭皮の雑菌繁殖を防ぐ

洗髪後は自然乾燥を避け、ドライヤーを使って素早く頭皮と髪を乾かすことが頭皮環境の維持に重要です。

頭皮が濡れたまま放置されると雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみや炎症、フケの原因となって抜け毛を悪化させるリスクが生じます。

ドライヤーは頭皮から15cm以上離し、同じ場所に長時間当て続けないようにすることで熱ダメージを最小限に抑えられます。

温風で8割程度乾かした後に冷風に切り替えると、キューティクルが閉じて髪のツヤとまとまりが向上するでしょう。

洗髪からドライヤーまでの一連の流れを毎日丁寧に行う習慣が、頭皮の健康維持と抜け毛予防の積み重ねとして大きな差を生み出します。

睡眠の質を高めストレス解消を心がけることで自律神経とホルモンバランスを維持

質の高い睡眠の確保と日常的なストレス解消は、自律神経とホルモンバランスの安定に直結し、抜け毛の予防に大きく貢献します。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは毛母細胞の修復と成長を促進するため、1日6〜8時間の十分な睡眠時間を確保することが望ましいとされています。

就寝前のスマートフォン操作やカフェイン摂取を控え、寝室の環境を暗く静かに整えることが深い睡眠を得るための具体的な工夫です。

ストレスの蓄積は交感神経を優位にし、頭皮の血管収縮による血行不良を引き起こすため、定期的な運動や趣味の時間を意識的に設けることが効果的な対策となります。

睡眠とストレス管理を同時に改善することで、ヘアサイクルの乱れを整え、抜け毛が止まらない状態からの回復を後押しできるでしょう。

育毛剤やスカルプシャンプーを取り入れ頭皮の血行促進と健康な毛髪の成長を促す

セルフケアの一環として育毛剤やスカルプシャンプーを取り入れることで、頭皮の血行促進と毛髪の成長をサポートできます。

育毛剤に含まれる有効成分は頭皮の血行を改善し、毛母細胞への栄養供給を促進する作用が期待されています。

育毛剤を選ぶ際に確認すべきポイントを以下に整理しました。

  • 有効成分:センブリエキス・グリチルリチン酸ジカリウム・ニンジンエキスなど、血行促進や抗炎症作用のある成分が配合されているか
  • 医薬部外品認定:厚生労働省に効果・効能が認められた医薬部外品であるかどうか
  • 頭皮への刺激:アルコールや香料が少なく、敏感な頭皮にも使用できる低刺激設計であるか
  • 継続のしやすさ:価格帯が無理なく続けられる範囲であり、定期購入の縛りが柔軟であるか

スカルプシャンプーは頭皮の余分な皮脂を穏やかに洗浄しながら保湿成分で乾燥を防ぐ設計になっており、日々の洗髪に取り入れるだけで頭皮環境の改善が見込めます。

育毛剤の効果を実感するには最低3〜6ヶ月の継続使用が推奨されているため、短期間で判断せず根気よく使い続けることが成果につながる条件です。

紫外線対策やパーマ・カラーの頻度を見直して頭皮と髪へのダメージを軽減する

紫外線やパーマ・カラーリングによる頭皮と毛髪へのダメージは、抜け毛を悪化させる外的要因として軽視できません。

紫外線は頭皮の細胞にダメージを与え、毛母細胞の機能低下や頭皮の乾燥・炎症を引き起こす原因となります。

頭皮と髪への外的ダメージを軽減するための対策を以下にまとめました。

  • 紫外線対策:外出時は帽子や日傘を活用し、頭皮用のUVスプレーで紫外線を直接ブロックする
  • パーマの頻度見直し:パーマ液の薬剤は毛髪内部の結合を切断するため、最低でも2〜3ヶ月以上の間隔を空ける
  • カラーリングの工夫:頭皮に薬剤が付着しにくいハイライトや、ダメージの少ないヘアマニキュアを選択肢に入れる
  • ヘアアイロンの温度管理:150度以下に設定し、同じ部分に何度もアイロンを当てないようにする

夏場は紫外線と汗の複合ダメージが頭皮にかかるため、帰宅後の早めの洗髪で頭皮を清潔に保つことも重要です。

パーマやカラーを楽しみたい場合は美容室でトリートメントを併用し、施術前後の頭皮ケアを徹底することで抜け毛リスクを最小限に抑えられます。

抜け毛が1日300本で止まらない場合は皮膚科やAGAクリニックでの受診を検討

セルフケアを2〜3ヶ月続けても抜け毛が1日300本のまま改善しない場合は、皮膚科やAGAクリニックでの専門的な診断と治療が必要なタイミングです。

慶應義塾大学病院の情報でも、脱毛の原因には休止期脱毛から内科的疾患、栄養不良、薬剤の副作用まで多様な背景があると示されており、自己判断だけでは原因を特定することが困難なケースは珍しくありません。

血液検査やマイクロスコープ診断によって抜け毛の根本原因を科学的に明らかにし、適切な治療法を選択することが回復への最短ルートとなります。

AGAクリニックではオンライン診療に対応している施設も増えており、通院の負担を軽減しながら治療を開始できる選択肢も広がっています。

ここでは受診すべきタイミングの判断基準と、クリニックで受けられる検査・治療の内容を具体的に解説します。

受診を検討すべきタイミングは分け目の拡大やボリューム低下が気になり始めた時

皮膚科やAGAクリニックの受診を検討すべきタイミングは、抜け毛の本数だけでなく、分け目の拡大や髪のボリューム低下といった見た目の変化を自覚した時です。

抜け毛が増えても毛量のバランスが保たれていれば薄毛は進行していませんが、地肌が透けて見えるようになった場合はヘアサイクルの乱れが加速している可能性があります。

鏡を見た時につむじ周辺が以前より広がっている、写真を撮った際に頭頂部の薄さに気づいたという変化は、受診を決断する具体的なサインとなるでしょう。

自覚症状が出ている時点ですでに毛量の30%以上が減少しているケースもあるため、気になり始めた段階での受診が早期治療につながります。

薄毛は進行性の症状であることが多く、早い段階で専門医の診断を受けることが治療効果を最大化するための鍵です。

抜け毛の本数だけでなく髪が細く短くなる変化は薄毛進行のサイン

抜け毛の本数が大きく変わらなくても、抜けた髪の1本1本が以前より細く短くなっている場合は薄毛が進行しているサインです。

AGAやびまん性脱毛症では毛包のミニチュア化が起こり、太く長い終毛が細く短い軟毛に変化していくプロセスが特徴的です。

排水溝に溜まった抜け毛の中に、産毛のような細い毛や3〜5cm程度の短い毛が目立つようになったら注意が必要といえます。

毛髪の太さは肉眼でも比較可能であり、以前の自分の抜け毛と現在の太さを並べて確認する方法が手軽なセルフチェックとなるでしょう。

細毛化が進行しているにもかかわらず放置すると、やがて毛穴から毛髪が生えなくなる段階に至るため、変化に気づいた時点で専門医への相談を優先すべきです。

不安やストレスが強く生活に支障が出ている場合も早めの受診が大切

抜け毛に対する不安やストレスが日常生活に支障をきたしている場合も、精神的な負担を軽減するために早めの受診を検討することが大切です。

抜け毛の量が気になって何度も鏡を確認する、外出を控えるようになった、仕事に集中できないといった状況は、心身の健康に悪影響を及ぼします。

抜け毛に対するストレスがさらなる抜け毛を招くという悪循環に陥るケースも報告されており、早期の専門家への相談がこの連鎖を断ち切る手段となります。

皮膚科やAGAクリニックの医師に現状を客観的に評価してもらうことで、必要以上の不安が解消される場合もあるでしょう。

抜け毛の原因が明確になるだけでも精神的な負担は大幅に軽減されるため、悩みを1人で抱え込まず医療の力を借りることが心身の両面で有益です。

病院での血液検査や問診でフェリチン・甲状腺機能など抜け毛の原因を特定する

皮膚科や専門クリニックでは血液検査や問診を通じて、フェリチン値(鉄の貯蔵量)や甲状腺機能など抜け毛の原因となる内科的要因を特定できます。

フェリチン値の低下は鉄欠乏性の休止期脱毛を引き起こす代表的な原因であり、血液検査で数値を確認することで適切な治療方針が立てられます。

甲状腺機能の異常は代謝全体に影響を及ぼし、ヘアサイクルの乱れや全身の毛髪の脱落を引き起こす可能性があります。

東京医科大学皮膚科の情報でも、円形脱毛症の患者には甲状腺疾患が合併することが知られていると記載されています。

抜け毛の原因を自己判断するのではなく、血液検査という客観的なデータに基づいて診断を受けることが、的確な治療と回復への第一歩となります。

円形脱毛症の患者には橋本病などの甲状腺疾患、尋常性白斑などの自己免疫疾患が合併することが知られています。

引用元:東京医科大学 皮膚科

AGAクリニックや皮膚科ではマイクロスコープ診断やカウンセリングが無料の場合も

AGA専門クリニックや皮膚科の中には、マイクロスコープによる頭皮診断や初回カウンセリングを無料で提供している施設があります。

マイクロスコープは頭皮の状態を50〜200倍に拡大して観察できる機器で、毛穴の詰まり・頭皮の炎症・毛髪の太さ・1つの毛穴から生えている本数を客観的に確認可能です。

AGAクリニックでの診断時に確認される主な項目を以下に整理しました。

  • マイクロスコープ診断:頭皮の拡大画像で毛穴の状態・毛髪密度・炎症の有無を確認
  • 問診:家族歴・生活習慣・抜け毛の経過・ストレスの状況などを聴取
  • 視診:生え際・頭頂部・分け目の薄毛パターンを確認し脱毛症のタイプを判断
  • 血液検査(有料の場合あり):ホルモン値・栄養状態・甲状腺機能を数値で把握

無料カウンセリングは治療を強制されるものではなく、自分の頭皮の状態を専門家に評価してもらう機会として活用できます。

治療を始めるかどうかは診断結果を踏まえてから判断すればよいため、まずは無料の範囲で受診してみることが現状把握の有効な手段です。

オンライン診療で薄毛治療薬の処方を受けられるDMMクリニックなどの選択肢もある

通院の時間が確保できない方や対面受診に抵抗がある方にとって、オンライン診療で薄毛治療薬の処方を受けられるサービスは有効な選択肢です。

DMMオンラインクリニックをはじめとする複数のクリニックがオンライン診療に対応しており、スマートフォンやパソコンから自宅で医師の診察を受けられます。

AGA治療で処方される主な薬剤と受診方法の比較を以下の表にまとめました。

比較項目対面の皮膚科・AGAクリニックオンライン診療(DMMオンラインクリニック等)
受診方法来院が必要スマートフォン・PCで自宅から受診可能
初診対応マイクロスコープ・血液検査が可能問診中心で画像診断は限定的
処方薬フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル等フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル等
カウンセリング費用無料の施設が多い無料の場合が多い
薬の受け取り院内処方または近隣薬局自宅に配送
通院の負担定期的な来院が必要自宅で完結するため負担が少ない

旭ろうさい病院の情報によると、AGA治療ではフィナステリドやデュタステリドの内服が推奨されており、効果発現には通常6ヶ月の服用が必要とされています。

対面クリニックは初回のマイクロスコープ診断や血液検査で詳細な原因特定ができる点で優れている一方、オンライン診療は継続的な処方薬の受け取りやフォローアップの利便性に強みがあるため、初診は対面で受けて2回目以降をオンラインに切り替えるという併用パターンが実用的な活用方法です。

AGA治療はミノキシジルの外用、フィナステリドやデュタステリドの内服が推奨されており、効果発現には通常6か月の服用が必要とされています。

引用元:旭ろうさい病院

抜け毛が1日300本に関するよくある質問にQ&Aで回答

抜け毛が1日300本という状況に対して、多くの方が共通して抱える疑問や不安があります。

ここでは検索で頻繁に調べられている質問を取り上げ、医学的な根拠に基づきながらわかりやすく回答していきます。

一日に300本以上の抜け毛が続いたら全部髪がなくなってしまうのか?

結論から述べると、1日300本の抜け毛が続いても全部の髪がなくなることは通常ありません。

人間の頭髪は約10万本あり、ヘアサイクルによって抜けた毛穴から新しい髪が生え続けるため、抜けた分がすべて失われるわけではないのです。

仮に毎日300本抜けたとしても、同時に新しい毛髪が成長していれば全体の毛量は一定の水準を維持できます。

ただし、AGAや脱毛症が進行している場合は新しく生える髪が細く短くなり、生え変わりのバランスが崩れて徐々に薄毛が目立つようになる可能性はあります。

300本の抜け毛が2週間以上継続する場合は、全部なくなるかどうかを心配するよりも、原因を特定して適切な対策を取ることに集中すべきです。

抜け毛が多いけど禿げない人と禿げる人の違いは何ですか?知恵袋でも話題の疑問

抜け毛が多いけど禿げない人と禿げる人の違いは、もともとの毛量とヘアサイクルの健全さ、そして毛髪の太さの3点に集約されます。

毛量が12万本以上あり、成長期が長く維持されている人は、1日150本抜けても全体のボリュームに影響が出にくいのです。

知恵袋でもこのテーマは繰り返し話題になっていますが、遺伝的な毛量の多さが最も大きな要因であると考えられています。

一方で禿げる人はAGAなどの脱毛症によって成長期が短縮され、毛包のミニチュア化が進行して細い毛しか生えなくなっている状態です。

同じ本数の抜け毛でも、抜けた毛が太く長い正常な毛髪か、細く短い軟毛かを観察することで、自分がどちらのパターンに近いかを判断する手がかりになります。

抜け毛300本という数字はどのように数えればいいですか?正確に数えるべき?

1日の抜け毛を正確に300本と数えることは現実的には困難であり、厳密な本数の計測にこだわる必要はありません。

実用的な方法としては、排水溝にネットを設置して1回の洗髪で溜まった毛髪を集め、おおよその本数を目視で推定するやり方が手軽です。

PubMedでは60秒間ヘアカウント法という評価方法が紹介されていますが、日常的なセルフチェックとしては以前の量と比較して明らかに増えたかどうかに注目するほうが現実的でしょう。

枕カバーに付着する抜け毛の量やブラッシング後にブラシに絡まる毛の量も、複数の観察ポイントとして併用すると精度が向上します。

本数を正確に数えること自体が目的ではなく、抜け毛の変化の傾向を把握して必要に応じて専門家に相談することが本来の目的であると認識しておくべきです。

女性の抜け毛が1日300本で一時的な増加と異常を見分ける方法はありますか?

女性の抜け毛が1日300本に増えた場合、一時的な増加か異常かを見分けるポイントは、増加の期間・きっかけの有無・毛根の状態の3つです。

出産後・季節の変わり目・過度なダイエット後など明確なきっかけがあり、2〜3ヶ月以内に抜け毛が減少傾向に転じる場合は一時的な休止期脱毛である可能性が高いといえます。

PubMedの文献でも産後の休止期脱毛は多くの場合完全に回復するとされており、一時的な増加パターンの典型例です。

一方で、きっかけが思い当たらないにもかかわらず抜け毛が3ヶ月以上改善せず、毛根が細く尖っていたり髪のボリュームが明らかに低下していたりする場合は、びまん性脱毛症やホルモン異常などの病的な原因が疑われます。

判断に迷う場合は自己診断にこだわらず、皮膚科で血液検査やマイクロスコープ診断を受けて原因を明確にすることが最も確実な見分け方です。

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