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ホルモン補充療法(HRT)で髪の毛は増える?薄毛・白髪への効果と若返りの可能性を医師監修で解説

更年期を迎えた女性の多くが、抜け毛や薄毛の悩みに直面しています。

40代後半から50代にかけて、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に低下。

髪の成長期が短くなり、ボリュームやハリ・コシが失われていきます。

ホルモン補充療法(HRT)は、減少したエストロゲンを補うことで更年期症状を緩和する治療法ですが、髪の毛への効果も期待されています。

実際に、HRTを受けた女性の中には、抜け毛の減少や髪質の改善を実感するケースも。

ただ、ホルモン補充療法で髪の毛が増えるかどうかは個人差があり、薄毛治療を主目的とした方法ではない点に注意が必要です。

HRTの効果が出るまでには通常3〜6ヶ月程度かかり、白髪や肌への若返り効果を感じる人もいます。

この記事でわかること
  • HRTが髪に与える影響とメカニズム
  • 効果を実感するまでの期間と個人差
  • 副作用・リスクと他の薄毛治療との比較
目次
  1. ホルモン補充療法(HRT)とは更年期のエストロゲン減少を補う治療法のこと
  2. ホルモン補充療法で髪の毛が増える可能性とは?薄毛改善のメカニズムを解説
  3. ホルモン補充療法は白髪にも効果がある?エクオールとの関係も含めて解説
  4. ホルモン補充療法の若返り・アンチエイジング効果と美容目的での活用法
  5. ホルモン補充療法で太らないためには?体重増加の原因と対策を解説
  6. ホルモン補充療法の副作用・リスクと治療を受ける前に知っておくべきこと
  7. ホルモン補充療法のやめどきと継続期間の目安を医師監修で解説
  8. ホルモン補充療法以外で髪の毛を増やす方法と日常でできる薄毛・白髪対策

ホルモン補充療法(HRT)とは更年期のエストロゲン減少を補う治療法のこと

ホルモン補充療法(HRT)は、更年期に減少する女性ホルモンを外部から補充することで、さまざまな不調を改善する治療法です。

女性の体内では閉経前後にエストロゲンの分泌量が急激に低下し、ほてりや発汗、髪の毛の変化など多様な症状が現れます。

HRTはこの不足したホルモンを補うことで、体内のホルモンバランスを整える働きがあります。

日本人女性の平均閉経年齢は50〜51歳であり、45〜55歳の10年間が更年期にあたることが一般的です。

髪の毛への影響を含め、更年期症状に悩む女性にとってHRTは有効な選択肢の一つといえます。

天然型エストロゲン(卵胞ホルモン)のなかで最も活性が高いE2は、更年期障害及び閉経後骨粗鬆症のホルモン補充療法(hormone replacement therapy:HRT)及びエストロゲン補充療法(ERT)に広く使用されている

引用元:PMDA(医薬品医療機器総合機構)

ホルモン補充療法の基本的な仕組みとエストロゲン・プロゲステロンの働き

ホルモン補充療法では、主にエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンを補充します。

エストロゲンは髪の毛の成長サイクルを整え、肌のハリや骨密度の維持にも関わる重要なホルモンです。

子宮を有する女性がエストロゲンのみを長期投与すると子宮内膜増殖症のリスクが高まるため、プロゲステロンとの併用が原則となっています。

プロゲステロンには子宮内膜を保護する作用があり、併用することで安全性が高まります。

HRTで期待される効果には、血管運動神経症状(ホットフラッシュなど)の緩和、骨粗鬆症の予防、脂質異常症の改善、皮膚萎縮の予防などがあります。

髪の毛への効果も近年の研究で明らかになりつつあり、更年期女性の薄毛対策として注目されています。

HRTにより期待される効果:更年期の抑うつ気分または抑うつ症状を改善する、血管運動神経症状(ホットフラッシュ等)の緩和、骨粗鬆症の予防および治療、脂質異常症の改善、皮膚萎縮の予防

引用元:J-Stage 更年期障害と労働

ホルモン補充療法で用いられる貼り薬・飲み薬・塗り薬の種類と特徴を解説

ホルモン補充療法には複数の投与方法があり、それぞれに異なる特徴があります。

現在日本で使用されているエストロゲン製剤は8種類あり、同じエストロゲンでも剤型によって体への影響が異なります。

貼り薬(パッチ剤)、飲み薬(経口剤)、塗り薬(ゲル剤)の3つが主な選択肢となっており、医師と相談のうえで自分に合った方法を選ぶことが大切です。

主な投与方法の比較を以下に整理しました:

  • 貼り薬(パッチ剤):肝臓を経由しないため代謝への影響が少なく、血栓リスクが経口剤より低い傾向がある
  • 飲み薬(経口剤):服用が簡単で種類が豊富だが、肝臓で代謝されるため血栓リスクがやや高まる可能性がある
  • 塗り薬(ゲル剤):皮膚から吸収され、貼り薬と同様に肝臓への負担が少ない

髪の毛への効果を期待する場合、どの剤型でもエストロゲンの補充という点では同等の効果が見込めます。

ただし、血栓症リスクを考慮すると、貼り薬やゲル剤を選択する医師も増えています。

現在日本で発売されているエストロゲン製剤は8種類あり、成分の違いや同じエストロゲンでも剤型(内服、パッチ剤、ゲル剤)が異なる製品がある

引用元:武庫川女子大学学術リポジトリ

貼り薬(パッチ)は肝臓への負担が少なく血栓リスクが低い

貼り薬タイプのホルモン補充療法は、皮膚から直接血液中にホルモンが吸収されるため肝臓を経由しません。

経口剤と比較して静脈血栓症のリスクが低いことが複数の研究で示されています。

下腹部や大腿部に貼付して使用し、定期的に貼り替える必要があります。

肝機能に不安がある方や、血栓症のリスク因子を持つ方には貼り薬が推奨されるケースが多くなっています。

髪の毛の悩みでホルモン補充療法を検討する際も、安全性の観点から貼り薬を選択肢に入れる価値があるでしょう。

The difference in VTE risk between oral and transdermal estrogen users is supported by biological data. Whereas oral estrogens can increase thrombin generation, transdermal estrogens do not have this property.

引用元:PubMed

飲み薬(経口剤)は服用が簡単で種類が豊富なのが特徴

経口タイプのホルモン補充療法は、毎日決まった時間に服用するだけで済むため利便性が高い点が特徴です。

結合型エストロゲン(CEE)やエストラジオールなど、複数の種類から選択できる幅広さも利点といえます。

ただし、肝臓で代謝される過程で血液凝固因子に影響を与えるため、静脈血栓塞栓症や胆石のリスクがやや高まる可能性があります。

貼り薬が肌に合わない方や、塗り薬の使用感が苦手な方には経口剤が適しているケースもあります。

髪の毛への効果という点では投与経路による大きな差は報告されていないため、総合的な体調や生活スタイルに合わせて選択することが推奨されます。

Available estrogen therapies are ethinyl estradiol, conjugated equine estrogen (CEE), synthetic conjugated estrogens, and micronized 17β-estradiol… oral estrogen carries risks, including a higher chance of venous thromboembolism (VTE) and gallstones.

引用元:NCBI Bookshelf StatPearls

ホルモン補充療法の効果が出るまでの期間は1〜2週間から数ヶ月が目安

ホルモン補充療法を開始してから効果を実感するまでの期間は、症状によって異なります。

ほてりや発汗などの血管運動症状は比較的早期に改善が見られ、85%の方で症状が軽減すると報告されています。

髪の毛への効果については、臨床研究で6ヶ月後に前頭部の薄毛スコアが有意に改善したというデータがあります。

髪の毛は成長サイクルがあるため、効果を判断するには少なくとも3〜6ヶ月の継続が必要です。

すぐに効果が出ないからといって諦めず、医師と相談しながら経過を観察することが重要といえます。

HRT開始6ヶ月後に前頭部生え際の菲薄化スコアが有意に改善(P=0.008)、毛の引っ張り強度が有意に増加(P=0.013)

引用元:PMC Int J Women’s Dermatol. 2023

ホルモン補充療法で髪の毛が増える可能性とは?薄毛改善のメカニズムを解説

ホルモン補充療法によって髪の毛が増える可能性があることは、近年の研究で示唆されています。

エストロゲンは毛包に存在する受容体に結合し、髪の毛の成長期を延長させる働きを持っています。

閉経後の女性では成長期毛率の低下や毛径の変化が報告されており、エストロゲン減少と薄毛には関連性があると考えられています。

HRTでエストロゲンを補充することで、ヘアサイクルの正常化が期待できます。

ただし、髪の毛が増える効果には個人差があり、すべての方に同等の効果が得られるわけではない点に注意が必要です。

E2と毛髪については、ヒト毛包にエストロゲン受容体が存在し、ヒトの毛髪はエストロゲンの影響を受けうること、閉経前後の女性において成長期毛率の低下や毛径の変化が報告されている

引用元:東京薬科大学学術リポジトリ 博士論文 2024

エストロゲン補充によるヘアサイクル正常化で成長期が延長する仕組み

エストロゲンは髪の毛の成長サイクルに直接的な影響を与えるホルモンです。

毛髪は成長期、退行期、休止期というサイクルを繰り返しており、エストロゲンは成長期を延長させる作用を持っています。

妊娠中にエストロゲン濃度が高まると髪の毛の成長速度や毛径、成長期毛と休止期毛の比率が改善することが知られています。

閉経後にエストロゲンが減少すると、このサイクルが乱れて抜け毛が増加する傾向にあります。

HRTでエストロゲンを補充することにより、乱れたヘアサイクルを正常な状態に近づける効果が期待できます。

Estradiol can significantly alter the hair follicle growth and cycle by binding to the metabolism of locally expressed high-affinity estrogen receptors… During pregnancy, high levels of estrogen contribute to the increase in the rate of hair growth, in the hair diameter, and in the anagen/telogen ratio.

引用元:PMC Int J Mol Sci. 2020

毛母細胞の活性化により髪の毛の成長が促進される

ホルモン補充療法によるエストロゲン補充は、毛母細胞の活動を活性化させる効果があります。

臨床研究では、HRT開始6ヶ月後に毛の引き抜き強度が49.7gFから63.6gFへと有意に増加したことが報告されています。

この結果は髪の毛が根元からしっかりと成長していることを示唆しています。

毛母細胞が活性化されると、より太く健康的な髪の毛が育ちやすくなります。

薄毛に悩む更年期女性にとって、HRTは髪の毛の成長を内側からサポートする選択肢となり得るでしょう。

HRT increased the telogen hair rate at 3 months, improved frontal hairline thinning score (P=.008), and increased the plucking strength (P=.013) at 6 months. The results suggest that female hormone supplementation is effective in ameliorating thinning hair.

引用元:PMC Int J Women’s Dermatol. 2023

男性ホルモン(アンドロゲン)の影響を抑制して抜け毛を減らす

ホルモン補充療法には、男性ホルモン(アンドロゲン)の影響を間接的に抑制する効果もあります。

エストロゲンを補充すると性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の産生が増加し、遊離テストステロンを結合して不活性化させる働きがあります。

閉経後はエストロゲンが減少する一方でアンドロゲンは相対的に優位になるため、毛包のミニチュア化が進行しやすくなります。

プロゲステロンには5α還元酵素の活性を抑制し、テストステロンからDHTへの変換を減らす作用も報告されています。

このようなメカニズムにより、HRTは抜け毛の進行を食い止める可能性があるといえます。

Estrogen and COCs increase sex-hormone-binding globulin (SHBG), which binds free testosterone, making it biologically inactive and unable to affect hair follicles.

引用元:PMC Skin Appendage Disord. 2017

ホルモン補充療法による髪のハリ・コシ・ボリューム改善への期待と臨床報告

ホルモン補充療法は髪の毛の量だけでなく、髪質の改善にも効果が期待されています。

東京薬科大学の研究では、HRTを受けた女性を対象とした臨床試験でエストロゲン減少と脱毛の関連性が部分的に裏付けられました。

閉経後の女性は髪の毛が細くなり、ハリやコシが失われやすい傾向にあります。

これは毛包のエネルギー代謝が低下し、毛髪1グラムあたり約670キロジュールものエネルギーを必要とする髪の成長が十分に行われなくなるためです。

HRTによってホルモンバランスが改善されると、髪の毛に必要な栄養供給も回復し、ボリュームアップにつながる可能性があります。

ヒト毛髪における女性ホルモンの影響を明らかにすることを目的に、HRTをうけるヒトを対象にした臨床試験を行った。得られた知見は、エストロゲンの減少が脱毛をもたらすという臨床的観察の結果を、部分的ながら裏付けるものであった

引用元:東京薬科大学学術リポジトリ 博士論文 2024

女性型脱毛症(FAGA)やびまん性脱毛症に対するHRTの効果と限界

女性型脱毛症(FAGA)は女性に多い進行性の脱毛症であり、ホルモン環境の変化が発症に関与しています。

エストロゲンには髪の毛を保護する役割があるとされ、閉経や産後など低エストロゲン状態の女性でFPHL(女性型脱毛症)が発症しやすいことが観察されています。

HRTがFAGAに効果的という報告はあるものの、データは限定的であり、すべての症例で髪の毛が増えるとは限りません。

FAGAは徐々に進行する疾患であり、治療の目標は進行を止めることと美容的に許容できる発毛を促すことにあります。

HRTだけでなく、外用ミノキシジルなど他の治療法との併用を検討することが推奨されます。

Estrogen has been hypothesized to have a protective role against hair loss on the basis of the observation that patients with lower estrogen levels during menopause, postpartum, or treatment with aromatase inhibitors or selective estrogen receptor modulators are more likely to develop FPHL… Estrogen and combined oral contraceptive (COC) drugs with estrogen or progestogen have been reported as effective, but data are limited.

引用元:PMC Skin Appendage Disord. 2017

ホルモン補充療法は白髪にも効果がある?エクオールとの関係も含めて解説

ホルモン補充療法が白髪に効果があるかどうかは、多くの女性が関心を持つテーマです。

白髪は毛包内のメラノサイト(色素細胞)の機能低下によって生じ、加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れが影響します。

エストロゲンにはメラノサイトを刺激してメラニン放出を促進する作用があることが報告されています。

甲状腺機能低下症による白髪がホルモン補充で改善した事例も存在します。

ただし、HRTで白髪が減少するという明確なエビデンスは現時点では限定的であり、効果には個人差があると考えられます。

Hair graying caused by vitamin B12 deficiency or hypothyroidism can be reversed by vitamin supplement or hormone replacement, respectively.

引用元:PMC Hair Graying Regulators Beyond Hair Follicle. 2022

女性ホルモンの減少と白髪増加の関係性をエストロゲンの働きから説明

女性ホルモンの減少は白髪増加と関連している可能性があります。

エストロゲンはメラノサイトに作用してメラニン色素の産生を促進する働きを持っています。

更年期にエストロゲン分泌が低下すると、毛包内のメラノサイト幹細胞の機能が低下しやすくなります。

ストレスによる交感神経の活性化がメラノサイト幹細胞を枯渇させるという研究報告もあり、ホルモンバランスの乱れとストレスの相乗効果で白髪が増加するケースが考えられます。

ホルモン補充療法で女性ホルモンを安定させることが、間接的に白髪の進行抑制につながる可能性はありますが、直接的な効果については今後の研究が待たれます。

Estrogens increase skin and hair pigmentation by stimulating melanin release by melanocytes.

引用元:PMC Medication-Induced Repigmentation of Gray Hair. 2020

エクオール産生能と白髪・薄毛の関連性を示す研究データを紹介

エクオールは大豆イソフラボンが腸内細菌によって代謝されて生成される成分で、女性ホルモン様の作用を持つことが知られています。

弘前大学では、エクオール産生能と白髪・薄毛の関連性について調査する研究が進められています。

エクオールを体内で産生できる人とできない人がおり、産生能がある人は更年期症状が軽い傾向にあることが報告されています。

ホルモン補充療法の前段階としてエクオールサプリメントを活用するケースも増えており、髪の毛や肌への効果が期待されています。

ただし、エクオールと白髪・薄毛の直接的な因果関係を示すRCT(ランダム化比較試験)は現時点で確立されていないため、あくまで可能性の段階といえます。

実施主体:弘前大学大学院医学研究科産科婦人科学講座… 実施項目:月経・妊娠についてのアンケート、エクオール(尿)… 研究目的:継続的に調査している腸内細菌叢のデータを用いて、参加者のエクオール産生能の変化と腸内細菌叢の関連性について調査する

引用元:弘前大学 COI研究推進機構

エクエルなどのエクオールサプリメントと白髪対策の可能性

エクオールを含むサプリメントは、体内でエクオールを産生できない女性にとって有用な選択肢となっています。

大豆イソフラボンへの皮膚反応がエクオール産生能によって変わることが研究で示されており、髪や肌への影響も産生能で差が出る可能性があります。

エクエルなどのサプリメントを継続的に摂取することで、エクオールを補給し女性ホルモン様の作用を得ることが期待できます。

白髪が減ったという体験談もインターネット上で見られますが、医学的なエビデンスとしては十分ではありません。

ホルモン補充療法の補助的な位置づけで、生活習慣の改善とともに取り入れることを検討する価値はあるでしょう。

S-equol status modulates skin response to soy isoflavones in postmenopausal women: results from a randomized placebo-controlled pilot trial.

引用元:PubMed

ホルモン補充療法とプラセンタはどちらが髪の毛に効果的か比較

ホルモン補充療法とプラセンタ療法は、どちらも更年期症状の緩和や美容効果を目的として選ばれることがあります。

両者の特徴を比較することで、髪の毛への効果を期待する際の選択に役立てることができます。

ホルモン補充療法とプラセンタの比較を以下に整理しました:

比較項目ホルモン補充療法(HRT)プラセンタ療法
作用機序エストロゲン・プロゲステロンを直接補充成長因子やアミノ酸などを補給
髪への効果ヘアサイクル正常化、成長期延長発毛促進効果がミノキシジル5%と同等との報告あり
更年期症状改善血管運動症状に85%の改善効果ホルモン療法と同程度のKMI低下
心血管リスク60歳以上や閉経10年以上では注意が必要ホルモン療法のような心血管への悪影響は報告なし
投与方法経口・貼付・塗布注射・内服

プラセンタ製剤には発毛促進作用があり、マウス実験で5%ミノキシジルと同等の効果が確認されています。

一方、HRTは髪の毛だけでなくホットフラッシュなど全身の更年期症状にも効果があります。

髪の毛への効果を最優先する場合はプラセンタも選択肢になりますが、総合的な更年期対策を考えるならHRTが適しているケースもあります。

医師と相談のうえ、自分の症状や目的に合った方法を選ぶことが賢明です。

HP [Hominis Placenta] exhibited potent hair growth-promoting activity… HP markedly increased hair regrowth as well as hair density and diameter. The capacity of HP to enhance hair growth was comparable to that of 5% minoxidil.

引用元:PMC BMC Complement Altern Med. 2016

ホルモン補充療法の若返り・アンチエイジング効果と美容目的での活用法

ホルモン補充療法は更年期症状の緩和だけでなく、アンチエイジング効果も期待されています。

エストロゲンは肌や髪の毛の健康維持に深く関わっており、補充することで若々しさを保つサポートになる可能性があります。

美容目的でHRTを受ける女性も増えており、女優や芸能人の体験談がメディアで取り上げられることも少なくありません。

肌のハリやコラーゲン量の増加、シワの軽減など、複数の若返り効果が研究で報告されています。

ただし、美容目的のみでHRTを行う場合はリスクとベネフィットを慎重に検討する必要があります。

ホルモン補充療法は、コラーゲンの増加や皮膚の厚みが増えるなどアンチエイジングにも効果的です

引用元:独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

ホルモン補充療法による肌のハリ・コラーゲン増加などの美容効果を解説

ホルモン補充療法には肌の若返り効果があることが複数の研究で示されています。

経口エストロゲン療法を1年間続けると皮膚の厚みが30%増加し、6ヶ月間の治療で皮膚コラーゲンが6.49%増加したというデータがあります。

メタアナリシス(複数の研究を統合した解析)でも、HRT使用群はシワが有意に少なく、皮膚の弾力性とコラーゲン含量が高いことが確認されています。

髪の毛と肌は同じエストロゲン受容体を介して影響を受けるため、HRTで髪質と肌質の両方が改善する可能性があります。

更年期による外見の変化に悩む女性にとって、HRTは内側からのアンチエイジングケアとして注目に値するでしょう。

Skin aging can be significantly delayed by the administration of estrogen… one year of oral estrogen therapy can increase dermal thickness by 30%… six months of treatment with oral estrogen increases skin collagen by 6.49%.

引用元:PMC Dermatoendocrinol. 2013

皮膚の厚みや水分量の回復でシワ・たるみを改善する仕組み

閉経後のエストロゲン欠乏は皮膚の萎縮性変化を引き起こします。

閉経後は毎年皮膚の厚みが1.13%、コラーゲン含量が2%ずつ減少し、閉経後5年間でI型・III型コラーゲンが30%も減少するとされています。

HRTでエストロゲンを補充すると、この減少を食い止めてシワやたるみの進行を抑制する効果が期待できます。

研究ではHRT使用群で統計的に有意にシワが少ないことが示されており(標準化平均差=-0.30、P=0.003)、目に見える若返り効果があると報告されています。

髪の毛のハリ・コシの改善と合わせて、肌のシワ・たるみ改善を実感する方も少なくありません。

Estrogen deficiency following menopause results in atrophic skin changes… skin thickness is reduced by 1.13% and collagen content by 2% per postmenopausal year. Type I and III skin collagen is thought to decrease by as much as 30% in the first five years after menopause.

引用元:PMC Dermatoendocrinol. 2013

ホルモン補充療法を実践している女優・芸能人の体験談と効果の声

ホルモン補充療法を実践している女優や芸能人の体験談は、更年期に悩む多くの女性の参考になっています。

バレエダンサーとして活躍した草刈民代さんは早めのHRT開始で不調が改善したと語り、女優のマルシアさんは10年にわたる不調を乗り越えた経験を公開しています。

アナウンサーの堀井美香さんはHRTでホットフラッシュなどの症状が軽減したとインタビューで述べています。

タレントのRIKACOさんも更年期の心身の不調をSNSで告白し、多くの共感を集めました。

武庫川女子大学の研究では、HRT継続者の平均継続期間は約12年と報告されており、長期にわたって効果を実感している方が多いことがうかがえます。

対象者の平均年齢は64.6±1.0歳、HRTの継続期間は11.9±0.8年であった

引用元:武庫川女子大学学術リポジトリ

美容目的でホルモン補充療法を受ける際の注意点と医師への相談ポイント

美容目的でホルモン補充療法を検討する場合は、リスクと効果を十分に理解することが大切です。

HRTは閉経近くに開始すると肌の厚みや弾力性、コラーゲンに良い効果をもたらしますが、アンチエイジング目的のみで推奨されるわけではありません。

乳がんの既往がある方、原因不明の性器出血がある方、深部静脈血栓症や肺塞栓症の既往がある方、血液凝固障害がある方、脳卒中の既往がある方などは禁忌とされています。

美容目的であっても婦人科専門医の診察を受け、定期的な検査を行いながら治療を進めることが必須です。

髪の毛や肌への効果を期待しつつも、安全性を最優先に考えた選択をするべきでしょう。

Although HRT appears to offer benefits for skin thickness, elasticity, and collagen when given near the onset of menopause, it is not currently recommended solely for anti-aging purposes due to its risk profile.

引用元:PMC Managing Menopausal Skin Changes. 2025

ホルモン補充療法で太らないためには?体重増加の原因と対策を解説

ホルモン補充療法で太るのではないかという心配は、多くの女性が抱く疑問です。

かつてはHRTが体重増加を引き起こすと考えられていましたが、最新の研究ではその認識は覆されつつあります。

むしろHRTには更年期の体重増加や腹部脂肪の蓄積を抑制する効果があることが示唆されています。

髪の毛への効果を期待してHRTを検討する際に、体重増加への不安が障壁となっている方も少なくありません。

正しい知識を持ち、生活習慣の改善と組み合わせることで、太らずにHRTの恩恵を受けることは十分に可能です。

As mentioned on the 2017 HT position statement of The North American Menopause Society, HT may help attenuate abdominal adipose accumulation and the weight gains that are often associated with the menopause transition.

引用元:PMC Influence of MHT on Body Composition. 2020

ホルモン補充療法で太るという誤解と最新研究が示す体重への影響

ホルモン補充療法で太るという情報は医学的に古い認識であり、最近の研究では否定されています。

HRT群では6ヶ月間体組成が維持された一方、コントロール群では体幹脂肪と総体脂肪が有意に増加したという研究結果があります。

別の研究でもHRTは閉経後の体重増加と脂肪量の蓄積を有意に抑制すると報告されています。

エストロゲン療法は更年期に起こりやすい体組成の変化を部分的に予防する強いエビデンスがあるとする論文も存在します。

髪の毛への効果を求めてHRTを始める際に、体重増加を過度に心配する必要はないといえるでしょう。

In the HT group, the parameters of body composition, after 6 months of HT, were maintained. In the control group, analyzing the body composition showed a significant increase in the trunk body fat (p=0.04) and total region fat (p=0.03) after 6 months.

引用元:PMC Influence of MHT on Body Composition. 2020

更年期の体重増加を防ぐ食事・運動・生活習慣の改善ポイント

ホルモン補充療法と併せて生活習慣を見直すことで、更年期の体重増加をより効果的に防ぐことができます。

十分な食事量と運動量があれば、ホルモン剤だけで著しく体重が増加することはほとんどないと専門家は指摘しています。

髪の毛の健康維持にも栄養バランスと適度な運動は欠かせない要素です。

更年期の体重管理に効果的なポイントを以下に整理しました:

  • 有酸素運動を週に150分以上行い、基礎代謝を維持する
  • 筋力トレーニングで筋肉量の低下を防ぎ、脂肪燃焼効率を高める
  • タンパク質を意識的に摂取し、筋肉の材料を確保する
  • 大豆イソフラボンを含む食品で女性ホルモン様作用を補う
  • 青魚に含まれるオメガ3脂肪酸で脂質代謝を改善する

HRTだけに頼るのではなく、総合的な生活習慣の改善を心がけることが、体重管理と髪の毛の健康を両立させる鍵となります。

アスリートやコーチがこのホルモン剤に対し最も懸念することは『体重増加』であり、ホルモン剤は体重を増加させる可能性があるが、十分な食事量と運動量があれば、ホルモン剤だけで著しく体重が増加することはほとんどない

引用元:独立行政法人日本スポーツ振興センター

有酸素運動と筋トレで基礎代謝を維持して脂肪燃焼を促進

更年期の体重管理には有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが効果的です。

有酸素運動はインスリン感受性を改善し、脂肪燃焼を促進する作用があります。

PCOS(多囊胞性卵巣症候群)の女性を対象とした研究では、強度の高い有酸素運動がインスリン関連指標を改善し、筋力トレーニングがアンドロゲンレベルを改善する可能性が示されています。

筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、安静時のカロリー消費量も増加します。

週に2〜3回の筋トレと30分程度のウォーキングを組み合わせることで、ホルモン補充療法中も体型を維持しやすくなるでしょう。

A Systematic Review of the Effects of Exercise on Hormones in Women with PCOS: Vigorous aerobic exercise improves insulin measures in women with PCOS. Resistance or strength training may improve androgen levels.

引用元:PMC J Funct Morphol Kinesiol. 2020

タンパク質や大豆イソフラボンを含む食事で髪と体重を同時にケア

髪の毛の健康と体重管理を同時に叶えるには、食事内容の見直しが重要です。

髪の毛の主成分であるケラチンはタンパク質から作られるため、肉、魚、卵、大豆製品などを十分に摂取する必要があります。

大豆イソフラボンはエクオールの原料となり、女性ホルモン様の作用で髪や肌の健康をサポートします。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の不足は休止期毛の割合を増加させる可能性があり、青魚やナッツ類の摂取も髪には効果的です。

タンパク質をしっかり摂ることで筋肉量を維持でき、代謝の低下による体重増加を防ぐことにもつながります。

Studies have suggested that omega-3 and omega-6 fatty acid deficiencies may contribute to an increased proportion of hair follicles residing in the telogen phase.

引用元:PMC J Clin Med. 2023

ホルモン補充療法の副作用・リスクと治療を受ける前に知っておくべきこと

ホルモン補充療法には髪の毛への効果が期待できる一方で、知っておくべき副作用やリスクも存在します。

治療を安全に続けるためには、これらの情報を正しく理解したうえで医師と相談することが欠かせません。

主な副作用としては不正出血、乳房の張りや痛み、静脈血栓症リスクの上昇などが挙げられます。

リスクは年齢や既往歴、使用する薬剤の種類によっても変わってきます。

髪の毛の悩みを解消したい気持ちは理解できますが、安全性を確認しながら治療を進めることが最も重要といえます。

ホルモン補充療法を継続するにあたり、注意しておきたい副作用が大きく3つあります。1つめは出血、2つめは乳がんのリスク(長期継続で年間1万人あたり8人増加)、3つめは静脈血栓症のリスクです

引用元:独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

ホルモン補充療法の主な副作用は不正出血・乳房痛・血栓症リスクなど

ホルモン補充療法の副作用は多くの場合一過性ですが、継続的な注意が必要なものもあります。

治療開始初期に乳房の張りや痛み、不正出血、軽い頭痛などが現れることがありますが、これらは使用を続けるうちに軽減するケースが多いです。

主な副作用を以下に整理しました:

  • 不正出血:治療開始初期に多く、6ヶ月から1年で消失する服用法もある
  • 乳房の張りや痛み:一過性であることが多く、ホルモン量の調整で対応可能
  • 静脈血栓症:深部静脈血栓症や肺塞栓症のリスクが約2倍に上昇
  • 脳卒中:WHI試験では発症率がわずかに上昇
  • 胆嚢疾患:経口エストロゲンで胆石リスクが上昇する可能性

長期的なリスクとしては乳がんや静脈血栓症への影響が報告されていますが、適切な管理のもとで使用すればこれらのリスクを最小限に抑えることが可能です。

髪の毛への効果を期待しつつも、定期的な検査を欠かさないことが安全な治療につながります。

HRT/ERT施行に伴い、冠動脈心疾患、脳卒中、静脈血栓症、乳癌、卵巣癌、子宮内膜癌、認知症及び胆嚢疾患の発症リスクが高まる可能性が示唆されている

引用元:PMDA(医薬品医療機器総合機構)

乳がんリスクは5年以内なら未治療と同等という研究結果

ホルモン補充療法と乳がんリスクの関係は、多くの女性が気にする点です。

5年以内の治療期間であれば乳がんリスクはホルモン補充療法を行っていない人と同等であることが報告されています。

長期間(5年以上)継続した場合には年間1万人あたり8人の乳がん増加が示されていますが、これは絶対数としては比較的小さな増加です。

エストロゲン単独療法と、エストロゲンとプロゲスチンの併用療法ではリスクが異なり、併用療法のほうがやや高い傾向にあります。

髪の毛への効果を期待して治療を検討する際は、5年という期間を一つの目安として医師と相談することが推奨されます。

長期間ホルモン補充療法を継続すれば乳がんのリスクが年間1万人あたり8人増加すると言われていますが、5年以内の治療期間ではホルモン補充療法を行っていない人と同等です

引用元:独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

静脈血栓症リスクは貼り薬より飲み薬のほうが高い傾向

静脈血栓症のリスクは、ホルモン補充療法の投与経路によって異なることが明らかになっています。

経口エストロゲンはトロンビン産生を増加させる作用がありますが、経皮エストロゲン(貼り薬やゲル剤)にはこの作用がありません。

複数の研究で経皮投与は経口投与と比較して静脈血栓塞栓症のリスクが低いことが示されています。

血栓症の既往や家族歴がある方、肥満の方、高齢の方などリスク因子を持つ場合は、貼り薬やゲル剤を選択することで安全性を高められる可能性があります。

髪の毛への効果を期待しつつ安全にHRTを続けるために、自分に適した剤型を医師と相談して決めることが大切です。

The difference in VTE risk between oral and transdermal estrogen users is supported by biological data. Whereas oral estrogens can increase thrombin generation, transdermal estrogens do not have this property.

引用元:PubMed

ホルモン補充療法が受けられない人の条件と禁忌事項を確認

ホルモン補充療法にはすべての女性が適しているわけではなく、禁忌事項に該当する場合は治療を受けることができません。

髪の毛の悩みがあっても、安全性を最優先に考える必要があります。

HRTの主な禁忌事項を以下に整理しました:

  • エストロゲン感受性の乳がんの既往または疑い
  • 子宮体がんなど他のエストロゲン関連がんの既往または疑い
  • 原因不明の性器出血
  • 深部静脈血栓症(DVT)または肺塞栓症の既往または活動性
  • 血液凝固障害(Factor V Leiden変異が最も多い)
  • 脳卒中の既往または活動性

これらに該当する方は、髪の毛への効果を期待してもHRTを選択することはできません。

プラセンタ療法やエクオールサプリメント、外用ミノキシジルなど代替の選択肢を医師と相談することが必要です。

Contraindications for oral or transdermal estrogen-based therapies include: Known, suspected, or history of estrogen-sensitive breast cancer; Known or suspected history of other estrogen-based cancer (i.e., uterine cancer); Unexplained vaginal bleeding; History of or an active deep venous thrombosis (DVT) or pulmonary embolism; History of blood clotting disorder

引用元:NCBI Bookshelf StatPearls

定期的な検査(乳がん検診・子宮がん検診)の重要性と受診頻度

ホルモン補充療法を安全に継続するためには、定期的な検査が欠かせません。

治療開始前には乳がん検診と子宮体がん検診を行い、問題がないことを確認してからHRTを開始します。

治療中も少なくとも年に1回はマンモグラフィや子宮頸部・子宮体部の検査を受けることが推奨されています。

不正出血が続く場合は子宮内膜の異常を除外するための追加検査が必要になることもあります。

髪の毛への効果を期待して治療を続ける間も、これらの検査を怠らないことがリスク管理の基本です。

定期検査によって万が一の異常を早期発見でき、安心して治療を継続することができるでしょう。

ホルモン補充療法を開始する場合は、乳ガン検診と子宮体ガン検診をおこなったのち開始します

引用元:滋賀医科大学

ホルモン補充療法のやめどきと継続期間の目安を医師監修で解説

ホルモン補充療法をいつまで続けるべきかは、多くの女性が抱く疑問です。

髪の毛への効果を実感していると治療を続けたくなりますが、適切な終了時期を知っておくことも重要です。

一般的にはHRTの継続期間は3〜5年が目安とされていますが、個人の症状や状態によって異なります。

年齢による一律の制限はなく、医師と相談しながら継続の判断をすることが推奨されています。

やめ方についても急に中止するのではなく、徐々に減量することで症状の再発を抑えられる可能性があります。

更年期障害に対してHRT/ERTを施行する場合、治療の目的に応じて可能な限り低用量で短期間にとどめるよう推奨している

引用元:PMDA(医薬品医療機器総合機構)

ホルモン補充療法の一般的な継続期間は3〜5年が目安で60歳未満で終了が多い

ホルモン補充療法の継続期間には明確な上限はありませんが、一般的には3〜5年が目安とされています。

更年期症状は加齢とともに改善してくることが多く、60歳未満で終了できるケースが大半です。

50歳を過ぎると血栓のリスクが高まるため、量を減らしていくことが推奨されています。

国際ガイドラインでは60歳以下かつ閉経10年以内にHRTを開始することが最も安全で効果的とされています。

髪の毛への効果が実感できている場合でも、漫然と継続するのではなく定期的に治療の必要性を見直すことが大切です。

ホルモンを補う治療は、50代を過ぎると血栓の危険が高くなる。ホルモン補充療法は、相性が良いと止めたくなくなる方が多いので、50歳を過ぎたら量を減らしていく事

引用元:東北大学医学系研究科 産婦人科学分野

ホルモン補充療法をやめたらどうなる?症状の再発リスクと対処法

ホルモン補充療法を中止すると、更年期症状が再発する可能性があります。

研究によると、HRT中止後1年以内に93%の女性が何らかの更年期症状を経験したと報告されています。

ただし、3年後には多くの女性が症状消失に至っており、永続的に症状が続くわけではありません。

徐々に減量(テーパリング)してから中止することで、症状の再発を軽減できる可能性があります。

髪の毛への影響については、HRT中止後に再び薄毛が進行するケースもあるため、中止後も生活習慣の改善や他の治療法で髪のケアを継続することが推奨されます。

Of the remaining 196 women, 93% experienced a recurrence of menopausal symptoms within the first year, 25% resumed low-dose HRT, 62% used vaginal estrogens, 54% used phytoestrogens, and 2% used alternative therapies. After 3 years, the majority of these women were asymptomatic.

引用元:PubMed

70代以降もホルモン補充療法を続けられるか年齢制限と注意点を解説

70代以降もホルモン補充療法を続けることは可能ですが、より慎重な判断が求められます。

北米閉経学会(NAMS)の2022年声明では、65歳で一律にHRTを中止すべきという一般ルールは存在しないとされています。

60歳以上や閉経10年以上経過してからの新規開始は心血管リスクが高まる可能性があるため、すでに継続している場合と新規開始の場合では判断が異なります。

長年HRTを続けて髪の毛への効果を実感している方が70代以降も継続を希望する場合は、リスクとベネフィットを個別に評価する必要があります。

年齢だけで判断せず、全身状態や既往歴を考慮して医師と相談することが最善の選択といえるでしょう。

According to the 2022 HT position statement of The North American Menopause Society (NAMS), there is no general rule for stopping HT in a woman aged 65 years.

引用元:PMC Use of MHT beyond age 65 years. 2024

ホルモン補充療法以外で髪の毛を増やす方法と日常でできる薄毛・白髪対策

ホルモン補充療法以外にも、髪の毛を健康に保つための方法は数多く存在します。

HRTが適さない方や、治療と併用してより効果を高めたい方にとって、日常生活での対策は重要な選択肢となります。

ストレス管理、睡眠の質の向上、栄養バランスの改善など、生活習慣の見直しが髪の毛の健康に直結します。

外用ミノキシジルは女性の脱毛症でFDAに唯一承認されている治療薬であり、HRTとの併用も検討できます。

総合的なアプローチで髪の毛の悩みに対処することが、長期的な効果につながるでしょう。

All patients, unless contraindicated, initiate therapy with topical minoxidil 5% foam daily. This is the only therapy that is approved by the FDA for FPHL.

引用元:PMC Skin Appendage Disord. 2017

頭皮の血行促進やストレス管理など生活習慣の改善で髪の健康を維持

ストレスは髪の毛の成長に悪影響を与えることが科学的に示されています。

ストレスホルモンであるコルチゾールが高レベルになると、皮膚の重要な構成要素であるヒアルロン酸やプロテオグリカンの合成が約40%減少し、分解が促進されます。

CRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)が毛包細胞の受容体に結合すると、髪の毛の成長期が短縮され、毛幹の伸長が阻害されます。

頭皮マッサージで血行を促進することや、適度な運動、リラクゼーション法の実践がストレス軽減に役立ちます。

ホルモン補充療法と併せてストレス管理を行うことで、髪の毛への相乗効果が期待できます。

The stress hormone, cortisol, is known to affect the function and cyclic regulation of the hair follicle. When cortisol is present at high levels it has been demonstrated to reduce the synthesis and accelerate the degradation of important skin elements, namely hyaluronan and proteoglycans by approximately 40%.

引用元:PubMed J Drugs Dermatol. 2016

質の高い睡眠を確保してホルモンバランスの乱れを防ぐ

睡眠は髪の毛の成長サイクルに影響を与える重要な要素です。

睡眠障害は皮膚でさまざまな免疫反応を引き起こし、脱毛の発症に関与する可能性があります。

体内時計の調節に関わるBMAL1遺伝子をノックダウンすると、毛髪成長関連遺伝子(WNT10B、LEF1、STAT3、BMP4)の発現が有意に低下することが研究で示されています。

夜間に分泌されるメラトニンには髪の色素沈着や成長を促進する作用があり、質の高い睡眠で分泌を正常に保つことが大切です。

毎日同じ時間に就寝・起床する、寝室の環境を整える、就寝前のスマートフォン使用を控えるなどの工夫が効果的でしょう。

Sleep seems to affect the growing and shedding of hair follicles through certain mechanisms. Sleep disturbances could cause various immunological reactions in the skin, which may influence the development of hair loss.

引用元:PMC Int J Mol Sci. 2023

鉄・亜鉛・ビオチン・ビタミンDなど髪に良い栄養素を含む食事のポイント

髪の毛の健康維持には、特定の栄養素を十分に摂取することが重要です。

これらの栄養素はホルモン補充療法の効果を高める可能性もあり、併用する価値があります。

髪に良い栄養素を以下に整理しました:

  • 鉄:DNA合成の律速酵素の補因子として働く。重度の休止期脱毛を改善するには血清フェリチン40ng/dL以上を維持することが推奨される
  • 亜鉛:タンパク質合成と細胞分裂を調節する金属酵素の成分。欠乏すると休止期脱毛や脆弱毛の原因になる
  • ビオチン:髪の毛の強度を高める働きがある。欠乏すると脱毛や皮膚炎を引き起こす
  • ビタミンD:ビタミンD受容体(VDR)は正常なヘアサイクルの開始に必要。日光浴や青魚で補給できる

これらの栄養素をバランスよく摂取することで、ホルモン補充療法と相乗効果を発揮し、髪の毛の健康をより効果的にサポートできます。

Iron: potential impact on the hair cycle is derived from its function as a cofactor for the rate-limiting enzyme of DNA synthesis. In order to reverse severe hair loss due to TE, some authors recommend maintaining serum ferritin at levels of >40ng/dL or 70ng/dL.

引用元:PMC Dermatol Ther (Heidelb). 2019

外用ミノキシジルや薄毛専門クリニックでの治療との併用を検討

ホルモン補充療法だけでは髪の毛への効果が十分でない場合、他の治療法との併用を検討することが有効です。

外用ミノキシジル5%は女性の脱毛症(FPHL)でFDAに唯一承認されている治療薬であり、禁忌がなければ第一選択として推奨されています。

ミノキシジルは頭皮の血流を改善し、毛包を刺激して髪の毛の成長を促進する作用があります。

ホルモン補充療法でヘアサイクルを正常化しながら、ミノキシジルで発毛を促進するという多角的なアプローチが効果的です。

薄毛専門クリニックでは、血液検査や頭皮の状態を詳しく診察したうえで、個人に合った治療計画を立ててもらえます。

髪の毛の悩みが深刻な場合は、婦人科と皮膚科・薄毛専門クリニックの両方に相談することで、より包括的なケアを受けることができるでしょう。

All patients, unless contraindicated, initiate therapy with topical minoxidil 5% foam daily. This is the only therapy that is approved by the FDA for FPHL.

引用元:PMC Skin Appendage Disord. 2017

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