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フィンペシアとフィナステリドの違いとは?プロペシアやフィナロイドとの比較・効果・副作用を解説

AGA治療を検討する際、フィンペシアとフィナステリドの違いがわからず混乱する方は少なくありません。

フィナステリドは有効成分の名称であり、フィンペシアはその成分を含む商品の1つという関係にあります。

プロペシア フィナステリド 違いは、先発品か後発品かと費用差が中心で、期待できる作用に大きな差はありません。

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目次
  1. フィンペシアとフィナステリドの違いは?成分名と商品名の関係を解説
  2. フィンペシア・プロペシア・フィナロイドの違いを比較表で解説
  3. フィンペシアとデュタステリドの違いは還元酵素の阻害範囲と効果の強さ
  4. フィンペシア(フィナステリド)の効果を臨床試験データで解説
  5. フィンペシア(フィナステリド)の副作用と肝臓への影響を解説
  6. フィンペシアの個人輸入はリスクが高い?オオサカ堂の安全性と偽物の危険性
  7. フィナステリドの処方はAGA専門クリニックの受診がおすすめな理由

フィンペシアとフィナステリドの違いは?成分名と商品名の関係を解説

フィンペシアとフィナステリドは混同されやすいものの、両者は商品名と有効成分名という明確な違いがあります。

フィナステリドはAGA治療に用いられる医薬品成分そのものを指し、フィンペシアはインドの製薬会社シプラ社がフィナステリドを主成分として製造した錠剤の商品名です。

つまり、フィンペシアとフィナステリドは同じ有効成分を持ちながらも、呼び名のレベルが異なります。

この違いを正確に理解することが、AGA治療薬を選ぶうえでの出発点となるでしょう。

ここでは、フィナステリドの作用機序からフィンペシアの製造背景、承認状況の違いまで順に解説していきます。

フィナステリドはAGA治療に使われる有効成分でフィンペシアは商品名である

フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の進行を抑制するために開発された有効成分であり、フィンペシアはその成分を含む製品の商品名に過ぎません。

PMDAの添付文書には、フィナステリドが5α-還元酵素II型を選択的に抑制し、テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を阻害する薬剤であると記載されています。

一方のフィンペシアは、インドのシプラ社(Cipla Ltd.)がフィナステリド1mgを主成分として製造販売する錠剤です。

この関係は、解熱鎮痛成分のイブプロフェンと商品名のイブに似た構造といえるでしょう。

フィナステリドという成分を軸に、世界各国の製薬会社がそれぞれの商品名で製品を展開しています。

フィンペシアとフィナステリドの違いは、あくまで成分名と商品名の区別であると認識することが重要です。

フィナステリドがDHTを抑制してAGAの進行を抑える仕組み

フィナステリドは、AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで薄毛の進行を食い止める薬剤です。

男性ホルモンのテストステロンは、頭皮に存在する5α還元酵素II型の働きによってDHTに変換されます。

DHTが毛乳頭細胞のアンドロゲン受容体に結合すると、毛髪の成長期が短縮し、抜け毛が増加する仕組みです。

フィナステリドは5α還元酵素II型を選択的に阻害し、DHTの血中濃度を低下させます。

フィナステリドは、5α-還元酵素Ⅱ型を選択的に抑制することによりテストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害し、発毛作用を示すものと考えられる

引用元:PMDA フィナステリド錠添付文書

DHTの生成を上流で抑制するという作用機序が、フィナステリドをAGA治療の第一選択薬たらしめている根拠といえます。

フィンペシアはインドのシプラ社が製造するフィナステリド錠

フィンペシア(Finpecia)は、インドのムンバイに本社を置くシプラ社が製造するフィナステリド1mg含有の内服薬です。

シプラ社は1935年設立の大手製薬企業であり、ジェネリック医薬品の製造において世界的な実績を持っています。

フィンペシアは有効成分としてフィナステリドを1錠あたり1mg含有し、先発医薬品のプロペシアと同じ用量設計を採用しています。

ただし、フィンペシアは日本の厚生労働省から製造販売の承認を受けていない未承認薬に該当します。

日本国内で入手するには個人輸入に頼らざるを得ず、品質や安全性に関する公的保証がない点に注意が必要でしょう。

AGA治療でフィンペシアの使用を検討する場合は、未承認薬であるというリスクを十分に理解したうえで判断すべきです。

フィンペシアとフィナステリド錠は有効成分が同じでも承認状況が異なる

フィンペシアと日本国内で処方されるフィナステリド錠は、有効成分こそ同じフィナステリドですが、医薬品としての承認状況がまったく異なります。

日本国内で流通するフィナステリド錠(ファイザー製やVTRS製など)は、PMDAの審査を経て厚生労働省が承認した後発医薬品です。

フィンペシアは日本での承認審査を受けておらず、品質・有効性・安全性について公的な確認がなされていません。

日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません

引用元:厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

承認薬であれば万が一の副作用被害時に公的救済制度の対象となりますが、未承認のフィンペシアにはその保証が適用されません。

有効成分が同一でも、承認の有無が安全面の大きな分かれ目になると認識しておくべきでしょう。

フィンペシアの主成分・成分表から見るフィナステリド1mgの含有量

フィンペシアの成分表を確認すると、1錠あたりフィナステリド1mgを主成分として含有していることが読み取れます。

日本の承認薬であるプロペシアやフィナステリド錠のジェネリックも同様にフィナステリド1mgを含む規格が存在し、有効成分の含有量だけを比較すれば同等です。

PMDAの添付文書では、フィナステリドの用法用量について次のように定められています。

男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。

なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする

引用元:PMDA フィナステリド錠添付文書

日本ではフィナステリド0.2mgが標準開始用量であるのに対し、フィンペシアは1mg錠のみのラインナップです。

このため、フィンペシアを服用する場合はピルカッターで分割するなどの自己調整が必要となるケースがありますが、自己判断での用量調整にはリスクが伴います。

成分含有量の同一性は有効性の推測材料にはなるものの、添加物の違いや製造工程の差異まで保証するものではないと理解しておくことが賢明です。

フィンペシア・プロペシア・フィナロイドの違いを比較表で解説

フィナステリドを主成分とするAGA治療薬には、フィンペシア以外にもプロペシアやフィナロイドといった複数の製品が存在します。

いずれもフィナステリドを有効成分としている点では共通ですが、製造元・承認状況・価格帯・入手経路が大きく異なります。

どの製品を選ぶかによって安全性やコスト、そして万が一の健康被害時の対応が変わってくるため、比較して理解することが欠かせません。

ここからは、各製品の違いを項目ごとに整理し、自分に合ったAGA治療薬の選択を支援する情報を提供します。

フィナステリド・フィンペシア・プロペシアの違いは製造元と承認の有無

フィナステリド錠・フィンペシア・プロペシアは有効成分が共通していながら、製造元と日本での承認状況に明確な違いがあります。

プロペシアはMSD株式会社(米国Merck & Co., Inc. の日本子会社)が承認を取得した先発医薬品で、2005年12月に日本で発売されました。

なお、2021年7月に製造販売承認はオルガノン株式会社に移管されており、現在の承認取得者はオルガノン株式会社です。

フィナステリド錠(ジェネリック)は国内の複数メーカーがPMDAの承認を得て製造販売しており、品質と安全性が公的に保証されています。

項目 プロペシア フィナステリド錠(国内ジェネリック) フィンペシア
有効成分 フィナステリド フィナステリド フィナステリド
含有量 0.2mg / 1mg 0.2mg / 1mg 1mg
製造元 現承認取得者:オルガノン株式会社(元MSD株式会社) ファイザー・東和薬品・沢井製薬ほか シプラ社(インド)
日本での承認 承認済(先発品) 承認済(後発品) 未承認
1ヵ月あたりの費用目安 約7,000〜9,000円 約3,000〜5,000円 約1,500〜2,500円(個人輸入)
入手経路 国内クリニック処方 国内クリニック処方 個人輸入のみ
副作用被害救済制度 対象 対象 対象外

プロペシアは先発品としての臨床試験データが豊富で安全性に関する情報が充実しており、国内ジェネリックは同等の品質を低価格で提供する選択肢となります。

フィンペシアは費用が抑えられる一方、未承認薬のため品質保証と公的救済が受けられないリスクを伴うことから、安全性を重視するならプロペシアまたは国内承認ジェネリックの処方をクリニックで受ける方法が適しているでしょう。

プロペシアは日本で承認された先発医薬品で安全性が高い

プロペシアは、フィナステリドを有効成分とするAGA治療薬の先発医薬品として日本で初めて承認された製品です。

2005年12月にMSD株式会社が厚生労働省の承認を取得し、販売が開始されました。

その後、2021年7月に製造販売承認はオルガノン株式会社へ移管されています。

販売名(承認取得者)プロペシア錠0.2mg、同錠1mg(オルガノン株式会社)等、販売開始年月:2005年12月、効能・効果:男性における男性型脱毛症の進行遅延

引用元:PMDA フィナステリド使用上の注意改訂について

承認までに国内外で実施された複数の臨床試験により、有効性と安全性のデータが蓄積されています。

日本人を対象とした48週間の無作為化比較試験でも、プロペシア1mgの改善率が58.3%と報告されています。

承認薬であるため、医師の処方に基づき国内の医療機関やクリニックで入手できる安心感も大きな利点でしょう。

先発品としての信頼性と長年の使用実績が、プロペシアの安全性を裏付けているといえます。

フィンペシアはプロペシアのジェネリックだが日本では未承認

フィンペシアはプロペシアと同じフィナステリド1mgを含有するジェネリック医薬品として位置づけられていますが、日本の薬事制度における承認を受けていない点がプロペシアとの決定的な違いです。

インドでは特許制度の違いからプロペシアの特許期間中でもジェネリック製造が認められており、シプラ社はその制度のもとでフィンペシアを生産しています。

日本国内では、厚生労働省の承認を経ていない医薬品は正規の流通ルートに乗らないため、フィンペシアを入手するには海外からの個人輸入に限られます。

個人輸入品は品質検査の対象外であり、含有量の偏差や不純物混入のリスクが否定できません。

また、未承認薬の使用によって健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の適用外となります。

フィンペシアは価格面で魅力的に映るものの、医療面での保障が一切ない点を踏まえた判断が求められるでしょう。

フィナロイドとフィンペシアの違いは製造国とメーカーにある

フィナロイドとフィンペシアはどちらもフィナステリド1mgを含む未承認のジェネリック医薬品ですが、製造国と製造メーカーが異なります。

フィナロイドはフィリピンのロイドラボラトリーズ社が製造する製品で、フィンペシアはインドのシプラ社が製造しています。

両社ともにジェネリック医薬品の製造で国際的な実績を持つ企業ですが、いずれの製品も日本の承認を取得しておらず、品質管理基準が日本のGMP(適正製造規範)と同等であるかは確認できません。

価格帯は個人輸入の相場でほぼ同等の水準にあり、1ヵ月あたり約1,500〜2,500円程度で流通しています。

フィナロイドとフィンペシアのどちらを選んでも未承認薬というリスクは変わらないため、コストの差だけで判断するのは適切ではありません。

安全なAGA治療を求めるなら、いずれの製品よりも国内承認のフィナステリド錠を医師の処方で入手する方法を優先すべきでしょう。

フィナロイドはフィリピン製でフィンペシアはインド製の未承認薬

フィナロイドを製造するロイドラボラトリーズ社はフィリピン食品医薬品庁(FDA Philippines)から認可を受けた製薬企業であり、フィンペシアを製造するシプラ社はインドの医薬品規制当局の認可を受けた企業です。

製造国が異なるため、それぞれの国の薬事規制のもとで品質管理が行われています。

ただし、どちらの製品も日本のPMDAによる審査は受けておらず、日本基準での品質・安全性・有効性は公式には確認されていません。

個人輸入で流通する過程では、輸送環境や保管条件も管理されていない可能性があります。

製造国の違いは品質の優劣を直接意味するものではなく、どちらを選んでも未承認薬であるリスクは同等と考えるのが妥当でしょう。

フィナクスなどその他フィナステリドジェネリックとの比較

フィナステリドを主成分とするジェネリック医薬品は、フィンペシアやフィナロイド以外にもフィナクスなど複数の銘柄が海外で製造販売されています。

フィナクスはインドのドクターレディーズ社が製造するフィナステリド1mg錠で、個人輸入市場ではフィンペシアやフィナロイドの代替として流通しています。

これらの製品を選ぶ際、有効成分と含有量が同じであるため薬理作用に原理的な違いはないと考えられます。

しかし、添加物の種類や配合比率、錠剤の崩壊性、溶出速度などは製品ごとに異なる可能性があります。

日本の承認ジェネリックであれば溶出試験や生物学的同等性試験のデータが公開されていますが、海外製の未承認ジェネリックにはそのようなデータへの透明なアクセスが保証されていません。

複数の海外ジェネリックの中から選ぶよりも、国内承認のフィナステリド錠を医師の管理下で使用する方が、安全性と効果の両面で確実な選択といえるでしょう。

プロペシアからフィンペシアへ切り替える際の注意点と医師への相談

プロペシアからフィンペシアへの切り替えを検討する方の多くは、費用負担の軽減を主な動機としていますが、切り替えに際してはいくつかの重要な注意点があります。

有効成分が同じフィナステリド1mgであっても、プロペシアは承認薬、フィンペシアは未承認薬であり、切り替え後は副作用被害救済制度の保護を失うことになります。

添加物や製造工程の違いにより、体内での吸収速度や効果の安定性に差が生じる可能性も否定できません。

切り替えにあたっては、必ず担当の医師に相談し、治療経過や体調の変化をモニタリングできる体制を維持することが望ましいでしょう。

自己判断でプロペシアからフィンペシアに変更し、効果の減弱や体調不良を感じた場合に適切な対処が遅れるリスクがあります。

費用面のメリットだけに注目するのではなく、国内承認のフィナステリド錠ジェネリックへの切り替えを医師と相談する方が、安全性と経済性を両立できる現実的な選択肢となるでしょう。

フィンペシアとプロペシアはどっちがいいか費用と安全性で判断する

フィンペシアとプロペシアのどちらを選ぶべきかは、費用と安全性のバランスをどう評価するかによって判断が分かれます。

プロペシアは1ヵ月あたり約7,000〜9,000円と費用が高い一方、日本の承認を受けた先発品として品質と安全性が保証されています。

フィンペシアは個人輸入で1ヵ月約1,500〜2,500円と大幅にコストを抑えられますが、品質保証や公的救済の対象外である点がデメリットです。

ここで見落とされがちなのが、国内承認のフィナステリド錠ジェネリックという第3の選択肢です。

国内ジェネリックは1ヵ月約3,000〜5,000円でプロペシアより経済的でありながら、PMDAの承認を受けた品質と副作用被害救済制度の適用を兼ね備えています。

AGA治療は数年単位の長期服用が前提となるため、月額数千円の差が年間では大きな金額になる点も考慮に値するでしょう。

費用を抑えつつ安全性も確保したい方には国内承認ジェネリックが適しており、安全性を最優先するならプロペシア、リスクを承知のうえで最低コストを追求するならフィンペシアという選び方になります。

フィンペシアとデュタステリドの違いは還元酵素の阻害範囲と効果の強さ

フィンペシア(フィナステリド)とデュタステリドは、どちらもAGA治療に用いられる5α還元酵素阻害薬ですが、阻害する酵素の型と効果の強さが異なります。

フィナステリドがII型の5α還元酵素のみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害します。

この作用範囲の違いが、DHT抑制率や臨床効果の差につながっています。

AGA治療の選択肢としてフィンペシアとデュタステリドのどちらが適しているかは、症状の進行度や副作用リスクへの許容度によって変わります。

ここでは、両薬剤の作用機序の違いから切り替え方法、併用の是非までを解説します。

フィナステリドとデュタステリドは阻害する5α還元酵素の型が異なる

フィナステリドとデュタステリドの最も根本的な違いは、阻害対象となる5α還元酵素のサブタイプにあります。

フィナステリドはII型5α還元酵素を選択的に阻害する薬剤であり、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害するデュアルインヒビターです。

II型は主に前頭部や頭頂部の毛包に多く発現し、I型は皮脂腺や肝臓に広く分布しています。

現在のところAGAへの有効性が科学的に認められているのはフィナステリド、デュタステリドとミノキシジルによる薬物治療と植毛で、受ける人の状態と希望によってケースごとに選択されます

引用元:国民生活センター AGA治療・植毛

阻害範囲が広いデュタステリドの方がDHT抑制効果は強力ですが、必ずしもすべての患者に必要な強度とは限りません。

治療効果と副作用のバランスを医師と相談しながら、自身の症状に合った薬剤を選択することが合理的な判断といえるでしょう。

デュタステリドはI型とII型を阻害しDHT抑制率が約90%以上

デュタステリドは、I型とII型の5α還元酵素を同時に阻害することにより、フィナステリドを上回るDHT抑制率を示します。

PMDAのザガーロ審査資料では、デュタステリド0.5mgを24週間投与した場合の血清中DHT濃度がベースラインから90.9%減少したと報告されています。

男性の男性型脱毛症患者に本剤0.1及び0.5mgを1日1回24週間反復経口投与したとき、24週時の血清中ジヒドロテストステロン濃度はベースラインからそれぞれ83.6及び90.9%減少した

引用元:PMDA ザガーロカプセル審査資料

PubMedに掲載された研究でも、デュタステリドが血清DHTを90%超抑制することが確認されています。

I型酵素が関与する皮脂腺由来のDHT産生も抑えられるため、フィナステリドでは十分な効果が得られなかった症例で改善が期待できる可能性があります。

デュタステリドの高いDHT抑制率は、AGA治療における強力な選択肢としての位置づけを裏付けるものでしょう。

フィナステリドはII型のみ阻害でDHT抑制率は約71%

フィナステリドはII型5α還元酵素に対する選択的阻害薬であり、1mg服用時の血清DHT抑制率は約71%と報告されています。

Serum DHT levels declined significantly (P <.001) by 49.5%, 68.6%, 71.4%, and 72.2% in the 0.05, 0.2, 1, and 5 mg finasteride treatment groups, respectively.

引用元:Drake L, et al. J Am Acad Dermatol. 1999

PMDAの審査資料でも、フィナステリド投与により血中DHT濃度が60〜70%低下し、その効果が単回投与でも24時間以上持続することが確認されています。

デュタステリドの約90%超と比較するとDHT抑制率は劣るものの、AGA治療薬として十分な臨床効果を発揮できる水準です。

フィナステリドは半減期がデュタステリドより短く、服用中止後に体内から比較的速やかに排出される点も特徴の1つでしょう。

II型のみの阻害で副作用リスクを抑えながらAGAの進行を遅延できることが、フィナステリドが第一選択薬として広く処方されている理由です。

デュタステリドからフィナステリドへ戻す場合の効果と切り替え方法

デュタステリドからフィナステリドへの切り替えを検討する背景には、副作用の軽減や費用の調整、妊活への配慮など複数の理由が考えられます。

デュタステリドは半減期が約3〜5週間と長く、服用中止後も体内に残存する期間がフィナステリド(半減期約3〜4時間:日本人データ、海外データでは約5〜6時間)と比べて格段に長い点を理解しておく必要があります。

切り替え後しばらくはデュタステリドとフィナステリドの効果が重複するため、DHT抑制率が段階的にフィナステリド単独のレベルまで低下していきます。

この移行期間中に一時的な抜け毛の増加を感じるケースがある可能性も報告されています。

切り替えのタイミングや方法は個々の治療経過によって異なるため、必ず担当医師の指導のもとで進めるべきです。

自己判断での薬剤変更は治療効果の低下や予期しない症状の原因となりかねないため、定期的な診察を受けながら段階的に移行する方法が安全でしょう。

フィナステリドとデュタステリドの併用は推奨されるのか医師の判断が必要

フィナステリドとデュタステリドの併用については、現時点では標準的な治療ガイドラインで推奨されていません。

両薬剤はいずれも5α還元酵素を阻害する薬理作用を持つため、併用による相加効果は限定的と考えられます。

デュタステリド単独でI型・II型の両方を阻害しDHT抑制率90%以上を達成できることから、フィナステリドを追加する臨床的意義は乏しいでしょう。

むしろ、同系統の薬剤を重複使用することで副作用のリスクが増大する懸念があります。

Dutasteride seems to provide a better efficacy compared with finasteride in treating AGA.

The two drugs appear to show similar rates of adverse reactions, especially in sexual dysfunction.

引用元:Zhou Z, et al. Clin Interv Aging. 2019

AGA治療で併用が検討される組み合わせとしては、フィナステリドとミノキシジルのように作用機序が異なる薬剤同士の方が科学的根拠に基づいています。

フィナステリドとデュタステリドの併用を自己判断で行うことは避け、治療効果に満足できない場合はデュタステリドへの切り替えやミノキシジルの追加について医師に相談することが適切でしょう。

フィンペシアからデュタステリドへ切り替えるときの生え際への効果

フィンペシア(フィナステリド)で十分な改善が得られなかった生え際の薄毛に対して、デュタステリドへの切り替えが検討されるケースがあります。

生え際(前頭部)にはII型だけでなくI型の5α還元酵素も分布しているため、I型を阻害しないフィナステリドでは生え際のDHT産生を完全に抑制できない場合があります。

デュタステリドはI型・II型の両方を阻害することから、理論上は生え際の薄毛に対してより強い効果が期待できるでしょう。

PubMedのメタ分析でも、総毛髪数の増加においてデュタステリドがフィナステリドを有意に上回ったと報告されています。

ただし、生え際の改善には個人差が大きく、デュタステリドに切り替えたからといって必ず満足な結果が得られるとは限りません。

切り替え時には担当医師と現在の治療効果を評価し、デュタステリドの半減期の長さや副作用プロファイルを踏まえたうえで移行計画を立てることが重要です。

フィンペシア(フィナステリド)の効果を臨床試験データで解説

フィンペシアの有効成分であるフィナステリドには、国内外の臨床試験で蓄積された豊富なエビデンスがあります。

日本人を対象とした無作為化比較試験では、フィナステリド1mgの48週間投与で58%の患者に改善が認められたという具体的なデータが存在します。

効果を実感するまでの期間、ミノキシジルとの併用効果、用量ごとの効果差など、治療を始める前に知っておくべき情報を臨床データに基づいて整理します。

根拠のある数値を把握することが、AGA治療の期待値を正しく設定する助けになるでしょう。

フィナステリド1mgの服用で1年後に58%の改善率が報告されている

フィナステリド1mgを48週間(約1年間)服用した日本人男性の58.3%に、頭頂部の写真評価で改善が認められたことが臨床試験で報告されています。

この試験は日本国内で実施された無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験であり、エビデンスレベルの高い結果です。

At 48 weeks, 58%, 54%, and 6% of men in the finasteride 1 mg, finasteride 0.2 mg, and placebo groups, respectively, had improved based on assessments of global photographs.

引用元:Hayashi N, et al. Eur J Dermatol. 2004

PMDAの添付文書にも同一の試験結果が記載されており、0.2mg投与群の改善率54.2%、プラセボ群の改善率5.9%と比較して、フィナステリドの有効性が統計的に示されています。

プラセボ群の改善率がわずか5.9%であることから、フィナステリドによる改善が自然経過ではなく薬理作用に起因するものであることが明確です。

この58%という数値は約6割の患者に改善が見込めることを意味しますが、残りの約4割は維持または不変であった点も含めて期待値を理解しておく必要があるでしょう。

フィンペシアの効果を実感するには最低6ヵ月の継続服用が必要

フィンペシア(フィナステリド)の効果を実感するまでには、最低でも6ヵ月間の継続服用が必要とされています。

毛髪には成長期・退行期・休止期からなるヘアサイクルがあり、フィナステリドの作用でDHTが抑制されても、新しい毛髪が成長するまでには時間を要します。

Improvement was evident by 6 months of treatment and continued through 24 months.

引用元:Leyden J, et al. Eur J Dermatol. 2003

服用開始から3ヵ月程度で抜け毛の減少を感じる方もいますが、写真評価で明確な改善が確認されるのは6ヵ月以降のケースが一般的です。

服用初期に一時的な抜け毛の増加(初期脱毛)が起こる場合がありますが、休止期の毛髪が新しい成長期の毛髪に押し出される過程で生じる現象とされています。

3ヵ月程度で効果がないと判断して服用を中止してしまうと、本来得られるはずの改善を逃す結果になりかねません。

AGA治療は短期間で結論を出すものではなく、6ヵ月〜1年の継続を前提に取り組む姿勢が求められるでしょう。

フィンペシアとミノキシジルの併用で発毛促進効果が期待できる

フィンペシア(フィナステリド)とミノキシジルの併用は、それぞれの単独使用よりも高い発毛効果が期待できる治療戦略として注目されています。

フィナステリドがDHTの生成を抑制して脱毛を防ぐ作用を持つのに対し、ミノキシジルは毛包への血流を促進し、毛母細胞の活性化を通じて発毛を促す薬剤です。

作用機序が異なる2つの薬剤を組み合わせることで、脱毛抑制と発毛促進を同時に実現する相乗効果が得られます。

In patients with AGA, the combination treatment of finasteride and topical minoxidil has better therapeutic efficacy than and similar safety as monotherapy.

引用元:Li Chen, et al. Aesthetic Plast Surg. 2020

PubMedに掲載された無作為化比較試験でも、フィナステリドとミノキシジルの併用群は毛髪密度・毛髪径・写真評価のすべてにおいてミノキシジル単独群を有意に上回り、約90%の患者に中等度以上の改善が確認されたと報告されています。

フィンペシアとミノキシジルの併用を検討する場合は、それぞれの副作用リスクを個別に理解し、医師の管理のもとで開始することが安全な治療につながるでしょう。

ミノキシジルとフィンペシアの併用による効果と飲み方のポイント

ミノキシジルとフィンペシア(フィナステリド)の併用では、それぞれの服用・使用タイミングを適切に管理することが効果を最大化するポイントとなります。

フィナステリドは1日1回の内服で、食事の有無にかかわらず服用できますが、毎日同じ時間帯に飲むことで血中濃度を安定させることが推奨されています。

ミノキシジル外用薬(リアップなど)は通常1日2回、朝と夜に清潔な頭皮に塗布する方法が一般的です。

内服のフィナステリドと外用のミノキシジルは薬物相互作用の懸念が低いため、同時期に使用しても薬理学的な問題は報告されていません。

ミノキシジル内服薬(タブレット)を併用する場合は、血圧低下やむくみなどの副作用リスクがあるため、必ず医師の処方と管理が必要です。

併用療法の効果を正しく評価するためにも、定期的な診察と写真記録による経過観察を行うことが望ましいでしょう。

フィンペシアとミノキシジル併用時の副作用リスクと注意点

フィンペシア(フィナステリド)とミノキシジルを併用する場合、それぞれの薬剤に固有の副作用リスクを理解しておくことが重要です。

フィナステリドの主な副作用には性欲減退・勃起機能不全・抑うつ症状があり、ミノキシジル外用薬では頭皮のかゆみ・発赤・初期脱毛が報告されています。

併用時に注意すべきポイント
  • フィナステリドの副作用(性欲減退・勃起不全)とミノキシジルの副作用(動悸・むくみ)は作用機序が異なるため、それぞれ独立して発現する可能性がある
  • ミノキシジル内服薬を自己判断で追加すると、低血圧や心拍数増加のリスクが高まる
  • 併用開始後に初期脱毛が強く出る場合があるが、通常は1〜3ヵ月で収束するケースが多い
  • 副作用と思われる症状が現れた場合、どちらの薬剤が原因かを特定するために片方ずつ開始する方法もある

PubMedのメタ分析では、併用療法の安全性プロファイルは単独療法と同等であると報告されていますが、個人差は存在します。

副作用の早期発見と適切な対処のためにも、併用療法は医師の指導下で行い、定期的に血液検査を含む健康チェックを受けることが欠かせません。

フィンペシア1mgは多いのか?0.2mgや0.5mgとの用量別の効果を比較

フィンペシア1mgが多すぎるのではないかという疑問は、日本の承認用量が0.2mg開始であることに起因しています。

PMDAの添付文書では、フィナステリドの標準開始用量を0.2mgとし、必要に応じて1mgまで増量可能と記載されています。

臨床試験において1mg群と0.2mg群の改善率はそれぞれ58.3%と54.2%であり、大きな差はないものの1mgの方がやや高い数値を示しました。

項目 フィナステリド0.2mg フィナステリド1mg プラセボ
48週時の改善率 54.2% 58.3% 5.9%
血清DHT抑制率 約69% 約71% 変化なし
リビドー減退 1〜5%未満 1〜5%未満
勃起機能不全 1〜5%未満 1〜5%未満

0.2mgと1mgで副作用の発現頻度に統計的な有意差は確認されていないものの、高用量ほど体内のDHT抑制が強まるため、副作用リスクがゼロとはいえません。

フィンペシアは1mg錠しか存在しないため、0.2mgや0.5mgで開始したい場合は錠剤を分割する必要がありますが、用量の正確性が保証されない点がデメリットです。

国内クリニックであれば0.2mg錠と1mg錠の両方を処方できるため、医師と相談しながら最適な用量を決めることが効果と安全性を両立させる方法でしょう。

フィンペシア1mgの飲み方と用法用量を添付文書から解説

フィナステリド1mgの標準的な飲み方は、1日1回1錠を水またはぬるま湯で経口服用するというシンプルなものです。

食事の影響を受けにくい薬剤であるため、食前・食後を問わず服用できます。

毎日同じ時間帯に服用することで血中フィナステリド濃度の変動を最小限に抑えることが推奨されており、朝食後や就寝前など習慣化しやすいタイミングを選ぶのが継続のコツです。

1日の上限は1mgと添付文書に明記されており、効果が不十分だと感じても2錠服用するなどの自己増量は禁忌です。

飲み忘れた場合は気づいた時点で1錠服用し、次の服用時間が近い場合は飲み忘れた分をスキップして通常のスケジュールに戻します。

フィナステリドは毎日の継続服用が効果発現の前提であるため、飲み忘れ防止のためにスマートフォンのリマインダーやピルケースの活用が有効でしょう。

フィンペシア0.2mgや0.5mgの効果と1日2錠服用のリスク

フィナステリド0.2mgでも臨床試験において54.2%の改善率が確認されており、AGA治療として有効な用量であることが示されています。

0.5mg程度の中間用量については独立した大規模試験のデータは限られていますが、0.2mgと1mgの間のDHT抑制率を示すと推定されています。

フィンペシアを1日2錠(計2mg)服用するケースがインターネット上で散見されますが、添付文書の上限である1mgを超える用量での安全性と有効性は十分に検証されていません。

男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。

なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする

引用元:PMDA フィナステリド錠添付文書

臨床試験データでは、5mgまで増量してもDHT抑制率は72.2%と1mg時の71.4%からほとんど上昇せず、用量の増加に見合う効果の上乗せは確認されていません。

過剰摂取は副作用リスクを高めるだけで効果の向上にはつながらないため、1mgを超える服用は避けるべきです。

フィンペシア(フィナステリド)の副作用と肝臓への影響を解説

フィンペシア(フィナステリド)の服用を検討するうえで、副作用のリスクを正確に把握しておくことは欠かせません。

フィナステリドはAGA治療薬として高い有効性を持つ一方で、性機能関連の副作用や肝機能への影響が報告されています。

副作用の頻度や重症度を臨床データに基づいて理解し、デュタステリドとの比較やポストフィナステリド症候群といった話題についても正しい情報を確認しましょう。

フィナステリドの代表的な副作用は性欲減退・勃起不全・抑うつ症状

フィナステリドで最も報告頻度の高い副作用は、性欲減退(リビドー減退)・勃起機能不全・射精障害・精液量減少といった性機能に関連する症状です。

PMDAの添付文書によると、これらの症状はいずれも1〜5%未満の頻度で発現すると記載されています。

1~5%未満:リビドー減退(注1)、勃起機能不全(注1)、射精障害(注1)、精液量減少。

1%未満:抑うつ症状、めまい。

(注1)市販後において、投与中止後も持続したとの報告がある

引用元:PMDA フィナステリド錠添付文書

抑うつ症状については1%未満の頻度とされていますが、2023年8月にPMDAが使用上の注意を改訂し、自殺念慮や希死念慮に関する報告についても追記が行われました。

VigiBaseの不均衡分析における希死念慮を有するうつ病:3.5、自殺念慮:3.3、自殺既遂:1.6、自殺行為:1.3を示し、これらの事象に関する副作用報告数がデータベース全体から予測される値より統計学的に有意に高かった

引用元:PMDA フィナステリド使用上の注意改訂

すべての服用者にこれらの副作用が出現するわけではありませんが、精神面の変化を含めて異常を感じた際には速やかに医師に相談し、服用継続の可否を判断してもらうことが安全な治療の基本です。

フィナステリドは肝臓に悪いのか?肝機能障害の頻度と定期検査の必要性

フィナステリドと肝臓への影響については、PMDAの添付文書で重大な副作用として肝機能障害が記載されており、頻度は不明とされています。

重大な副作用:肝機能障害(頻度不明)。

肝臓(頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと

引用元:PMDA フィナステリド錠添付文書

厚生労働省の未承認医薬品等健康被害情報では、個人輸入したフィナステリドとミノキシジルを約2ヵ月間服用した50代男性が肝細胞型肝障害で入院した事例が報告されています。

50代男性が、ネット経由で入手した未承認医薬品ミノキシジル2.5mg錠(2錠/日)、フィナステリド1mg錠(1錠/日)を約2か月服用した。

服用終了約2か月後に近医を受診し、肝機能異常が指摘。

黄疸、肝細胞型肝障害を指摘し、入院16日目に退院

引用元:厚生労働省 個人輸入やインターネット購入による健康被害

フィナステリドが肝臓に悪いかどうかを断定する大規模なエビデンスは不足していますが、長期服用においてはリスクが完全に否定できないため、定期的な血液検査で肝機能値(AST・ALT・γ-GTP)をモニタリングすることが望ましいでしょう。

個人輸入品の場合は不純物混入のリスクもあるため、肝臓への負担がより大きくなる可能性を考慮しなければなりません。

AGA治療を安全に継続するには、半年〜1年ごとの肝機能検査を治療計画に組み込んでおくことが重要です。

フィナステリドとデュタステリドの副作用を比較して安全性を検討する

フィナステリドとデュタステリドの副作用プロファイルを比較すると、性機能関連の副作用発現率には統計的な有意差がないとするメタ分析の結果が報告されています。

With regard to the assessment of safety, altered libido (P=0.54), erectile dysfunction (P=0.07), and ejaculation disorders (P=0.58), dutasteride did not show a significant difference compared with finasteride.

The two drugs appear to show similar rates of adverse reactions.

引用元:Zhou Z, et al. Clin Interv Aging. 2019

副作用項目 フィナステリド デュタステリド 統計的有意差
性欲減退(リビドー低下) 1〜5%未満 1〜5%未満 なし(P=0.54)
勃起機能不全 1〜5%未満 1〜5%未満 なし(P=0.07)
射精障害 1〜5%未満 1〜5%未満 なし(P=0.58)
抑うつ症状 1%未満 1%未満 報告あり
肝機能障害 頻度不明 頻度不明 報告あり
半減期 約3〜4時間(日本人データ)〜約5〜6時間(海外データ) 約3〜5週間
体内残存期間 服用中止後比較的短い 服用中止後数週間〜数ヵ月

副作用の発現率が同等であるならば、デュタステリドの方が効果面で優れている可能性がありますが、半減期の長さに伴い副作用が発現した場合の回復に時間がかかるという懸念があります。

フィナステリドは半減期が短いため、副作用が出た際に服用を中止すれば比較的速やかに血中濃度が低下する利点を持っています。

副作用リスクを慎重に考慮したい方はフィナステリドから開始し、効果不十分な場合にデュタステリドへ切り替えるという段階的アプローチが合理的な選択でしょう。

フィンペシア服用中止後も副作用が続くポストフィナステリド症候群とは

ポストフィナステリド症候群(PFS)とは、フィナステリドの服用を中止した後も性機能障害・抑うつ・認知機能低下などの症状が持続する状態を指す概念です。

PubMedに掲載された複数の研究で、この症候群の存在が報告されています。

This condition, termed post-finasteride syndrome (PFS) is characterized by sexual side effects (i.e., low libido, erectile dysfunction, decreased arousal and difficulty in achieving orgasm), depression, anxiety and cognitive complaints that are still present despite drug withdrawal.

引用元:Diviccaro S, et al. Neurobiol Stress. 2020

厚生労働省の未承認医薬品健康被害情報でも、個人輸入したフィンペシアを13日間服用し中止した50代男性が、中止後1年を経過しても性欲減退・うつ・ほてり・睡眠障害の症状が残存した事例が報告されています。

50代男性がAGA治療目的でインターネット経由で入手したフィンペシア1mgを服用。

13日間で服用を中止し、中止後1週間ほどして、男性更年期障害様の症状(性欲減退、ED、うつ、不眠、ほてり)が出現。

服用中止1年経過した後も、性欲減退、うつ、ほてり、睡眠障害の症状が残った

引用元:厚生労働省 未承認医薬品等の健康被害情報

PFSの発症メカニズムは完全には解明されておらず、発症率も明確には確定していません。

ただし、PMDAの添付文書にも投与中止後の副作用持続について注記がなされていることから、医学的に無視できない現象として認識されています。

フィナステリドの服用を開始する前にPFSのリスクを理解し、異常を感じた場合は早期に医師へ相談できる体制を整えておくことが、安全なAGA治療を進めるうえでの前提条件といえるでしょう。

フィンペシアの個人輸入はリスクが高い?オオサカ堂の安全性と偽物の危険性

フィンペシアやフィナステリドを安く入手する方法として個人輸入が注目されていますが、オオサカ堂をはじめとする海外通販サイトには看過できないリスクが存在します。

偽造品や不純物混入のトラブル、医薬品副作用被害救済制度の適用外となる問題、品質管理の不透明さなど、費用の安さと引き換えに背負うリスクは決して小さくありません。

ここでは、個人輸入の実態とリスクを公的機関の情報に基づいて検証します。

フィナステリドの個人輸入で多い偽物・不純物混入トラブルの実態

フィナステリドの個人輸入では、偽造品や不純物が混入した製品が流通しているリスクが指摘されています。

厚生労働省は、個人輸入される医薬品について品質・有効性・安全性の保証がないことを公式に警告しています。

日本国内で正規に流通している医薬品は品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。

…正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません

引用元:厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

個人輸入で懸念される主なリスク
  • 有効成分の含有量が表示と異なり、期待する効果が得られない可能性がある
  • 製造工程で混入した不純物が健康被害の原因となるケースが報告されている
  • 錠剤の外観が正規品と酷似した偽造品が流通しており、目視での判別が困難である
  • 輸送中の温度・湿度管理が適切でない場合、薬剤の品質劣化が起こりうる

海外通販サイトで成分鑑定書を掲載しているケースもありますが、その鑑定自体の信頼性や対象ロットの網羅性を消費者が検証する手段は限られています。

費用が安いという理由だけで個人輸入を選択することは、健康上の重大なリスクを伴う判断であると認識すべきでしょう。

オオサカ堂のフィナステリドは本物か口コミと信頼性を検証

オオサカ堂はフィナステリド製品の個人輸入代行サイトとして知名度が高く、利用者の口コミも多数投稿されています。

口コミには効果を実感したという肯定的な声がある一方で、効果がなかった、体調を崩したという否定的な報告も存在します。

オオサカ堂が提供する成分鑑定書は特定のロットについての分析結果であり、すべての出荷品が同一品質であることを保証するものではありません。

インターネット上の口コミは主観的な体験談であり、医学的なエビデンスとしての信頼性は低い点も考慮すべきです。

日本の薬事制度において、個人輸入代行サイトは医薬品の販売業者としての許可を受けた存在ではなく、万が一の品質トラブルに対する法的責任も不明確です。

オオサカ堂の利用を検討する場合は、本物か偽物かの判断を個人に委ねられるリスクがあることを十分に理解しておく必要があるでしょう。

フィンペシアのオオサカ堂での購入と偽造品リスクの注意点

オオサカ堂でフィンペシアを購入する際に最も注意すべきは、個人輸入品には日本の品質管理基準が適用されないという根本的な問題です。

フィンペシア自体がインドのシプラ社製の未承認薬であるため、正規品であっても日本の承認薬と同等の品質保証は存在しません。

さらに、個人輸入のルートでは製造元からの直接入手であるかどうかの確認が困難であり、流通過程で偽造品にすり替えられるリスクが完全には排除できません。

価格が通常の相場と比べて極端に安い場合や、パッケージの印刷品質に違和感がある場合は偽造品の可能性が高まります。

フィンペシアに限らず、個人輸入の医薬品は自己責任での使用が前提となるため、健康被害が生じても医療費の補償を受けられないケースが大半です。

安価な購入手段に見えるオオサカ堂での個人輸入も、偽造品リスクと公的保障の欠如というコストを含めて総合的に判断すべきでしょう。

個人輸入した未承認薬は医薬品副作用被害救済制度の対象外になる

個人輸入したフィンペシアやフィナステリドを服用して重篤な副作用が生じた場合、日本の医薬品副作用被害救済制度による救済を受けることができません。

この制度は、国内で承認された医薬品を適正に使用したにもかかわらず健康被害が発生した場合に、医療費や障害年金などを給付する公的セーフティネットです。

日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。

しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません

引用元:厚生労働省 医薬品等個人輸入について

AGA治療は年単位の長期服用を前提とするため、副作用が発現する確率は服用期間に比例して蓄積されていきます。

個人輸入で月々数千円を節約できたとしても、万が一の肝機能障害や重篤な副作用で入院した場合の医療費は全額自己負担です。

薬代の節約が結果的に高額な医療費という形で跳ね返るリスクを考慮すれば、国内承認薬を医師の処方で使用し公的救済の対象であり続けることの価値は大きいでしょう。

フィナステリド個人輸入のおすすめはなく国内クリニック処方が安全

フィナステリドの個人輸入について、安全性の観点からおすすめできる海外サイトや方法は存在しません。

いかに評判の良い個人輸入代行サイトであっても、未承認薬の品質保証と公的救済制度の適用外という2つの根本的リスクは解消されないためです。

厚生労働省も個人輸入による医薬品入手に対して繰り返し注意喚起を行っており、AGA治療薬も例外ではありません。

国内のAGA専門クリニックでは、フィナステリド錠のジェネリックが1ヵ月約3,000〜5,000円で処方されており、個人輸入との価格差は月額約1,000〜2,500円程度にまで縮小しています。

オンライン診療を導入するクリニックが増加したことで、通院の手間も大幅に軽減されています。

月々わずかな金額差で品質保証・医師の管理・公的救済制度の適用というメリットを得られるため、AGA治療におけるフィナステリドの入手方法としては国内クリニックでの処方が最も合理的な選択でしょう。

フィナステリドの処方はAGA専門クリニックの受診がおすすめな理由

AGA治療でフィナステリドの服用を開始するなら、専門知識を持つ医師のもとで処方を受けることが治療成功への近道となります。

クリニックでの処方には、承認薬の使用による品質保証、副作用の早期発見と対処、治療効果の客観的な評価という3つの利点があります。

近年はオンライン診療の普及により、自宅にいながらAGA専門医の診察を受けてフィナステリドの処方を得ることも可能になりました。

安全かつ効果的なAGA治療を継続するために、クリニック受診のメリットを確認していきましょう。

クリニックなら国内承認のフィナステリド錠を医師の処方で安全に服用できる

AGA専門クリニックを受診する最大のメリットは、国内承認のフィナステリド錠を医師の診断に基づいて安全に処方してもらえる点にあります。

医師はAGAの進行度を診断したうえで、フィナステリド0.2mgから開始するか1mgで開始するかを判断し、患者の状態に最適な用量を選定します。

処方されるフィナステリド錠はPMDAの承認を受けた製品であるため、有効成分の含有量や品質が保証されています。

服用する際には担当医師による十分な説明と管理が必要です

引用元:国民生活センター AGA治療・植毛

定期的な診察では頭髪写真の比較による効果判定や、血液検査による肝機能・ホルモン値のモニタリングが実施されます。

副作用の兆候が確認された場合には、用量の調整や代替薬への切り替えといった迅速な対応が受けられるのもクリニック処方の強みです。

医師の管理下でフィナステリドを服用することは、治療の安全性と有効性を最大限に高める方法といえるでしょう。

オンライン診療なら費用を抑えてフィナステリドの処方を受けられる

オンライン診療に対応したAGAクリニックを利用すれば、通院の時間と交通費を節約しながらフィナステリドの処方を受けることが可能です。

スマートフォンやパソコンのビデオ通話機能を使って自宅から医師の診察を受け、処方薬が自宅に配送される仕組みを導入するクリニックが増加しています。

オンライン診療専門のAGAクリニックでは、対面型のクリニックと比較して診察料や薬代が抑えられているケースがあり、フィナステリド錠が1ヵ月約3,000〜4,000円台で処方される価格帯も珍しくありません。

初回のカウンセリングを無料で実施するクリニックも多く、治療を始める前に費用や治療計画について詳しく相談できます。

AGA治療は長期継続が前提であるため、通院負担の軽さは治療の継続率を左右する重要な要素です。

オンライン診療は、安全性を確保しながら費用と利便性を両立するAGA治療のスタイルとして、個人輸入に代わる現実的な選択肢となっているでしょう。

AGA治療は継続的な服用と定期的な診察・検査で効果を実感できる

AGA治療でフィナステリドの効果を最大限に引き出すためには、毎日の継続服用と定期的な医師の診察・検査を組み合わせた治療管理が不可欠です。

臨床試験のデータが示すとおり、フィナステリドの効果は6ヵ月以降に明確になり、1年、2年と継続するほど改善が進行する傾向があります。

育毛効果及び有害事象の有無により本薬の使用継続の可否を判断

引用元:PMDA プロペシア審査報告書

服用を中断すると、抑制されていたDHTの産生が再開し、AGAが再び進行する可能性があります。

定期的な診察では、頭部の写真撮影による視覚的な効果判定と、血液検査によるPSA値や肝機能値の確認が行われます。

AGA治療は即効性のあるものではなく、6ヵ月〜1年の継続で成果を評価し、必要に応じて治療プランを調整していくプロセスです。

フィナステリドという有効な治療薬の力を、医師の管理のもとで長期的に活かし続けることが、薄毛の悩みを解消するための確実な道筋となるでしょう。

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