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ラウリル硫酸ナトリウム入りシャンプーの一覧と不使用の市販おすすめ品を成分から徹底解説

ラウリル硫酸ナトリウムは、ドラッグストアで販売される市販シャンプーの6割以上に配合される合成界面活性剤。

洗浄力が高く1回のシャンプーで皮脂をしっかり落とせる反面、頭皮への刺激はアミノ酸系成分の3〜5倍に達するとも言われています。

敏感肌や乾燥肌の方が継続使用すると頭皮環境が乱れ、ダメージ蓄積のリスクも高まります。

成分表示でラウリル硫酸ナトリウムの有無を確認する習慣が、頭皮ケアの質を左右する重要なポイント。

ラウレス硫酸ナトリウムとの違いや不使用シャンプーの選び方を知ることで、自分の頭皮に合った1本が見つかります。

目次
  1. ラウリル硫酸ナトリウムとラウレス硫酸Naとは?シャンプーに配合される界面活性剤の成分を解説
  2. ラウリル硫酸ナトリウムが入っているシャンプー一覧!市販の硫酸系シャンプーを成分で確認
  3. ラウリル硫酸ナトリウムは頭皮に悪い?危険性と安全性をエビデンスから解説
  4. ラウリル硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーのおすすめを市販品から厳選して紹介
  5. ラウリル硫酸ナトリウム不使用シャンプーが向いている人の特徴と頭皮ケアの注意点
  6. ラウレス硫酸が入っていないボディソープのおすすめと全身ケアの考え方

ラウリル硫酸ナトリウムとラウレス硫酸Naとは?シャンプーに配合される界面活性剤の成分を解説

シャンプーの成分表示を確認すると、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naといった硫酸系の界面活性剤が記載されている製品は少なくありません。

これらはアニオン系界面活性剤と呼ばれるカテゴリに属し、皮脂や汚れを強力に洗い落とす洗浄成分として多くの市販シャンプーに配合されてきました。

頭皮の皮脂をしっかり除去できる泡立ちのよさから、日本国内のドラッグストアで販売されるシャンプーの主流成分となっています。

一方で、刺激性や安全性に関する議論も活発に行われており、自分の頭皮や髪に合った成分を見極める知識が求められる時代になったといえます。

ラウリル硫酸ナトリウムとラウレス硫酸ナトリウムの違いを正しく理解することが、シャンプー選びの第一歩となるでしょう。

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)は洗浄力が強いアニオン系界面活性剤の一種

ラウリル硫酸ナトリウムとは、炭素鎖12のラウリルアルコールに硫酸エステルを結合させたアニオン系界面活性剤です。

分子量が約288と小さいため皮膚への浸透性が高く、皮脂や汚れをミセルに包んで洗い落とす強い洗浄力を持っています。

欧州医薬品庁(EMA)の公式レビューでは、ラウリル硫酸ナトリウムが細胞膜の破壊やタンパク質の立体構造変化を引き起こし、角層細胞の膨潤や角層pHの上昇につながる可能性があると報告されました。

シャンプーの成分表示で水の直後にこの成分名が記載されている場合、主洗浄成分として高濃度に配合されている目安となります。

泡立ちや洗浄力に優れる反面、頭皮への刺激については濃度や使用時間に注意が必要な成分といえるでしょう。

The skin irritancy is thought to be due its surfactant properties, producing disruption of cell membranes and conformational changes of proteins.

引用元:Background review for sodium laurilsulfate – EMA(欧州医薬品庁)

シャンプーの成分表示でラウリル硫酸Naを見分けるポイント

シャンプーの成分表示は、日本の薬機法に基づき配合量の多い順に記載される仕組みになっています。

水の次にラウリル硫酸Naまたはラウレス硫酸Naが記載されていれば、その製品はサルフェート系の洗浄成分をメインに据えた処方です。

EMAの公式資料によると、シャンプーにおける硫酸系界面活性剤の配合濃度は10〜25%程度とされており、成分表示の上位に記載されている場合は相応の濃度で含まれていると考えられます。

英語表記ではSodium Lauryl SulfateやSLSと記載されるため、海外製品を購入する際にも確認しやすいでしょう。

成分表示の読み方を知っておくことが、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶうえで欠かせない基本知識となります。

Foaming/lathering agent in shampoos: 10 – 25% w/v.

引用元:Background review for sodium laurilsulfate – EMA

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとの関係

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとは、ラウレス硫酸ナトリウムの正式な化学名称です。

ラウリル硫酸ナトリウムにポリオキシエチレン基(EO基)を付加して分子サイズを大きくした改良型の界面活性剤であり、化粧品の成分表示ではラウレス硫酸Naと略記されるのが一般的です。

国際命名法(INCI)ではSodium Laureth Sulfateと表記され、日本のシャンプーの成分表示でもラウレス硫酸Naとして記載されるケースがほとんどを占めます。

海外論文や安全性評価のレポートではSLESという略称が用いられるため、情報収集の際にはSLESで検索すると関連文献が見つかりやすいでしょう。

シャンプーの成分欄でこれらの名称を見かけた場合、いずれも硫酸系の洗浄成分であると判断できます。

ラウレス硫酸ナトリウムとラウリル硫酸ナトリウムの違いは分子サイズと刺激性にある

ラウレス硫酸ナトリウムとラウリル硫酸ナトリウムの最大の違いは、分子サイズと皮膚への浸透性にあります。

ラウリル硫酸Naは分子量が約288と小さく皮膚に浸透しやすい一方、ラウレス硫酸Naはポリオキシエチレン基の付加により分子量が約420以上と大きくなり、皮膚への浸透性が抑えられています。

PubMedに掲載された論文では、ラウリル硫酸Naのほうがラウレス硫酸Naよりも毛包へのダメージが強く、現在の市販シャンプーの大半がラウレス硫酸Naに移行した経緯が述べられました。

日本化粧品技術者会誌に掲載された2025年の研究でも、ラウレス硫酸Naはタンパク質への吸着量が多い代表的な陰イオン界面活性剤であるとしながらも、アミノ酸系界面活性剤よりは刺激性が高い位置づけにあると指摘されています。

両成分の違いを知ることで、シャンプー選びの判断基準が明確になるでしょう。

Sodium lauryl sulfate was used almost exclusively in shampoos several years ago and is more irritating and damaging to the follicle compared to sodium laureth sulfate.

引用元:What ages hair? – PubMed Central

ラウレス硫酸Naはラウリル硫酸Naを改良した低刺激タイプの洗浄成分

ラウレス硫酸Naは、ラウリル硫酸Naの刺激性を軽減する目的で開発された改良型の硫酸系界面活性剤です。

ラウリル硫酸Naにエチレンオキサイドを反応させてポリオキシエチレン鎖を付加し、分子サイズを大きくすることで皮膚への浸透を抑制しています。

PMC5419772の論文ではラウレス硫酸Naの保湿特性にも言及されており、現在のシャンプー市場でラウリル硫酸Naに代わる主流成分となった背景が説明されました。

ただし刺激性がゼロになるわけではなく、CIR(化粧品成分安全審査機関)の評価でも皮膚刺激性は認められています。

ラウリル硫酸Naよりは穏やかであるものの、敏感肌の方は注意して選ぶ必要があるといえます。

硫酸系シャンプーに含まれるサルフェート洗浄成分の種類一覧

硫酸系シャンプーに配合される洗浄成分は、ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naだけではありません。

サルフェート系と総称される界面活性剤には複数の種類が存在し、それぞれ刺激性や洗浄力に特徴があります。

代表的なサルフェート洗浄成分を以下に整理しました。

  • ラウリル硫酸Na(SLS):分子量が小さく皮膚浸透性が高い硫酸系成分で刺激性は相対的に高い
  • ラウレス硫酸Na(SLES):SLSにEO基を付加した改良型で市販シャンプーの主流成分
  • ラウリル硫酸アンモニウム:SLSと同程度の洗浄力を持ちナトリウム塩ではなくアンモニウム塩の形態
  • ラウレス硫酸アンモニウム:SLESのアンモニウム塩型で刺激性はSLESと同程度
  • オレフィン(C14-16)スルホン酸Na:サルフェートフリーを謳う製品に使われることもあるがSLES相当以上の洗浄力を持つ

シャンプーの成分表示を確認する際は、これらの成分名を把握しておくと硫酸系かどうかの判断がスムーズになります。

ラウリル硫酸ナトリウム配合シャンプーの泡立ちや洗浄力のメリットと効果

ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naを配合したシャンプーの最大のメリットは、豊かな泡立ちと高い洗浄力にあります。

PubMedに掲載された毛髪洗浄に関する論文では、アニオン系界面活性剤は負電荷分子を持つことで強力かつ深い洗浄効果を発揮すると報告されました。

特にラウリル硫酸Na系の成分は脂性肌向けのシャンプーに多く採用されており、皮脂やスタイリング剤の油分を効率よく除去できる点が評価されています。

価格面でも硫酸系界面活性剤は製造コストが低いため、ドラッグストアで購入できる安いシャンプーに幅広く採用される利点があります。

頭皮の汚れをしっかり落としたい方や、泡立ちのよいシャンプーを好む方にとっては、硫酸系成分の洗浄力は大きな魅力となるでしょう。

Those belonging to the anionic group contain negatively charged molecules with stronger and deeper cleansing properties… Lauryl sulfates are commonly used in shampoos for oily hair.

引用元:Essentials of Hair Care often Neglected: Hair Cleansing – PubMed Central

ラウリル硫酸ナトリウムが入っているシャンプー一覧!市販の硫酸系シャンプーを成分で確認

ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naが入っているシャンプーは、ドラッグストアの棚に並ぶ市販品の中に数多く存在します。

花王やP&G、ユニリーバといった大手メーカーの定番シャンプーの多くが、主洗浄成分としてラウレス硫酸Naを配合した処方を採用しています。

硫酸系シャンプーの一覧を把握しておくことで、自分が普段使っている製品にサルフェート成分が含まれているかどうかを素早く判断できるようになります。

メンズ向けシャンプーやスカルプケア系の製品にもラウレス硫酸Naは広く配合されているため、男性も成分確認は欠かせません。

実際にどのブランドが硫酸系成分を採用しているのか、以下でブランド別に整理して解説していきます。

ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na入りの市販シャンプーをブランド別に一覧で紹介

市販シャンプーの中でラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naを配合している代表的なブランドは、ドラッグストアで手軽に購入できる身近な製品ばかりです。

現在の市販シャンプーではラウリル硫酸Na単独での配合は減少しており、大半がラウレス硫酸Naを主洗浄成分として採用しています。

成分表示で水の次にラウレス硫酸Naが記載されている場合、その製品の洗浄力のベースは硫酸系界面活性剤によるものと判断できます。

自分が使用しているシャンプーが硫酸系かどうかを確認する際には、まずボトル裏面の成分表示欄をチェックしてみるのが確実な方法でしょう。

メリット・パンテーン・ラックスなど大手ブランドの硫酸系成分の配合状況

花王のメリットシャンプーは、成分表示の上位にラウレス硫酸Naが記載されている代表的な硫酸系シャンプーです。

P&Gのパンテーンもベーシックラインやミセラシリーズでラウレス硫酸Naを主洗浄成分に採用しており、泡立ちと洗浄力を重視した処方となっています。

ユニリーバのラックスやダヴも同様にラウレス硫酸Naを配合しており、ドラッグストアの定番ブランドの多くが硫酸系成分を軸とした洗浄設計であることがわかります。

資生堂のツバキシリーズや花王のセグレタ・エッセンシャルについてもラウレス硫酸Naの配合が確認されています。

大手メーカーの製品においてはラウレス硫酸Naが依然として主流の洗浄成分であるといえるでしょう。

h&s・サクセス・クリアフォーメンなどメンズ向けシャンプーの成分確認

メンズ向けシャンプーにおいても、ラウレス硫酸Naを配合した製品は多く見られます。

P&Gのh&sシリーズはヘッドスパラインを含む全シリーズでラウレス硫酸Naが成分表示の上位に記載されており、頭皮の皮脂をしっかり洗浄する設計になっています。

花王のサクセスシャンプーもラウレス硫酸Naを主洗浄成分として採用し、脂性肌の男性に向けた洗浄力の高い処方が特徴です。

ユニリーバのクリアフォーメンについても硫酸系界面活性剤が配合されており、メンズ向けスカルプケアシャンプーの主要ブランドはほぼ例外なく硫酸系成分を使用している状況です。

メンズ向け製品でラウリル硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーを探す場合は、アミノ酸系やベタイン系を主洗浄成分とする製品に絞る必要があるでしょう。

キュレル・ダイアン・いち髪・ひまわりシャンプーの界面活性剤を解析

花王のキュレルシャンプーは敏感肌向けブランドとして知られていますが、ヘアケアシリーズの成分表示にはラウレス硫酸Naが記載されています。

ダイアンシャンプーについてはシリーズによって洗浄成分が異なり、一部のラインではラウレス硫酸Naを使用し、別のラインではアミノ酸系界面活性剤をメインに据えた処方を採用しています。

クラシエのいち髪は旧処方でラウレス硫酸Naが配合されていましたが、リニューアルによって処方が変更されたラインもあるため、購入前に最新の成分表示を確認することが重要です。

クラシエのひまわりシャンプーはアミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分に採用したラインとして知られており、ラウレス硫酸Naフリーの処方が特徴です。

ブランド名だけで判断するのではなく、個別の製品ごとに成分表示を確認することが、硫酸系成分の有無を見極める確実な手段となります。

ラウレス硫酸Naが入ってるシャンプーの成分表示の読み方と配合量の見極め方

ラウレス硫酸Naが入ってるシャンプーかどうかを見分けるには、ボトル裏面の成分表示欄を配合量順に読み解く必要があります。

日本の薬機法では化粧品の全成分表示が義務付けられており、配合量の多い順に成分名が記載される仕組みです。

EMAの公式資料によるとシャンプーにおける硫酸系界面活性剤の配合濃度は10〜25%程度が一般的であり、水の直後に記載されていればメイン洗浄成分として高濃度に配合されていると判断できます。

ただし配合量1%以下の成分については順不同で記載が可能なため、成分表示の後半に記載されている場合は補助的な少量配合である可能性もあります。

成分表示の順番と成分名の両方を確認する習慣をつけることが、自分に合ったシャンプーを見つけるうえで賢明です。

ラウリル硫酸ナトリウムは頭皮に悪い?危険性と安全性をエビデンスから解説

ラウリル硫酸ナトリウムが頭皮に悪いのかどうかは、シャンプーの成分に関心を持つ方にとって最も気になるテーマの1つです。

インターネット上には危険性を過剰に煽る情報も散見されますが、科学的なエビデンスに基づいた正確な評価を知ることが重要です。

CIRやFDA、IARCといった国際的な安全性評価機関の見解では、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naに発がん性は認められておらず、適切な濃度と使用方法であれば安全性に大きな問題はないとされています。

一方で皮膚刺激性については濃度依存的なリスクが複数の研究で報告されており、敏感肌や乾燥肌の方には注意が必要な成分であることも事実です。

エビデンスに基づいた危険性と安全性の両面を正しく理解したうえで、自分の頭皮状態に合った判断をすることが大切でしょう。

ラウリル硫酸ナトリウムの皮膚刺激性は濃度と使用方法に依存する

ラウリル硫酸ナトリウムの皮膚刺激性は、配合濃度と皮膚への接触時間に大きく左右されます。

EMAの公式レビューによると、0.5〜10%のSLS溶液では軽度から中等度の刺激が確認され、10〜30%では重度の刺激や皮膚腐食が報告されました。

さらに同レビューではFDA支援のCIRパネルによる推奨として、すすぎ流す短時間使用の製品であれば安全であるが、長時間皮膚に接触する製品では濃度1%を超えるべきではないとの見解が示されています。

シャンプーは洗い流して使用する製品であるため、通常の使用では長時間の皮膚接触は想定されていません。

ただしすすぎが不十分で頭皮に洗浄成分が残留した場合、刺激のリスクが高まる可能性があるため、十分なすすぎを行うことが対策として重要です。

Solutions containing 0.5% – 10% SLS cause slight to moderate irritation… Applications of 10% – 30% SLS caused skin corrosion and severe irritation.

引用元:Background review for sodium laurilsulfate – EMA

CIRの安全評価ではラウレス硫酸Naは感作物質ではないと結論

CIR(化粧品成分安全審査機関)が実施したラウレス硫酸Naの安全評価では、皮膚および眼に対する刺激性は認められたものの、アレルギーを引き起こす感作物質ではないと結論付けられています。

2010年にInternational Journal of Toxicologyに掲載された最終報告では、実際の製品処方において刺激が常に発現するわけではなく、非刺激性に処方できる場合にのみ使用すべきとの見解が示されました。

ラウレス硫酸Naは皮膚アレルギーの原因にはならないという点は、安全性を評価するうえで重要な事実です。

刺激性とアレルギー性は異なる概念であり、刺激があるからといってアレルゲンであるとは限りません。

硫酸系シャンプーの安全性を判断する際には、CIRのこの評価結果が1つの指標となるでしょう。

Sodium laureth sulfate was demonstrated to be a dermal and ocular irritant but not a sensitizer.

引用元:Final report of the amended safety assessment of sodium laureth sulfate – PubMed

SLSが活性酸素を発生させて頭皮の乾燥や肌荒れを引き起こすメカニズム

東京工科大学の研究グループが2016年にJournal of Oleo Scienceに発表した論文では、ラウリル硫酸ナトリウムが皮膚細胞内の活性酸素(ROS)レベルを上昇させるメカニズムが解明されました。

SLSが細胞膜に作用すると膜流動性が上昇し、細胞内へのカルシウムイオン流入が増加します。

カルシウムイオンの増加はカルパインという酵素を活性化し、炎症性サイトカインIL-1αの分泌促進と細胞内活性酸素の産生増加を引き起こすことが確認されています。

活性酸素の増加は角層損傷や乾燥、肌荒れの引き金となる可能性があり、頭皮においても同様のメカニズムが働くと考えられます。

硫酸系シャンプーを使用して頭皮の乾燥やかゆみを感じる場合は、この活性酸素産生の影響が関与している可能性を考慮に入れるべきでしょう。

HaCaT keratinocytes treated with SLS had increased levels of intracellular ROS and IL-1α secretion… We conclude that the elevation of intracellular ROS levels is one of the causes of SLS-induced rough skin.

引用元:Sodium Lauryl Sulfate Stimulates the Generation of Reactive Oxygen Species – PubMed

ラウレス硫酸Naシャンプーのデメリットは皮脂の過剰除去と頭皮の乾燥リスク

ラウレス硫酸Naシャンプーのデメリットとして最も指摘されるのは、強い洗浄力による皮脂の過剰除去と、それに伴う頭皮の乾燥リスクです。

J-STAGEに掲載された界面活性剤の安全性に関する研究論文では、SLSの濃度に比例して皮膚刺激が増大し、TEWL(経表皮水分蒸散量)が上昇することが報告されています。

ラウレス硫酸Naシャンプーの具体的なデメリットを以下に整理しました。

  • 頭皮に必要な皮脂まで除去してしまい乾燥やかゆみの原因になる可能性がある
  • カラーやパーマの色素やパーマ液の持続性に影響を及ぼしやすい
  • 敏感肌や乾燥肌の方には刺激が強く感じられるケースがある
  • 頭皮のバリア機能が低下している状態では炎症を悪化させるリスクがある

乾燥肌や敏感肌の方がラウレス硫酸Naシャンプーを継続使用する場合は、すすぎを十分に行い、保湿成分を含むトリートメントで頭皮ケアを補うことが対策として有効です。

界面活性剤は少なからず皮膚の炎症を惹起し、バリア機能を低下することが分かる。SLSは濃度に比例して皮膚刺激は大きく、TEWLは増加する。

引用元:界面活性剤の皮膚刺激と安全性評価 – J-STAGE

敏感肌・乾燥肌・アトピー体質の方は硫酸系洗浄成分に注意が必要

敏感肌やアトピー性皮膚炎の方にとって、硫酸系洗浄成分は頭皮トラブルを悪化させる要因となる可能性があります。

国立医薬品食品衛生研究所が翻訳した英国MHRAの報告では、ラウリル硫酸ナトリウムを含む製品をアトピー性湿疹の小児に使用した場合、56%の小児に刺痛感や灼熱感、そう痒、発赤などの皮膚反応が使用後20分以内に生じたことが報告されました。

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024においても、洗浄力の強いシャンプーの使用を避けることが推奨されています。

東邦大学医療センターで実施された低刺激性シャンプーの臨床試験では、アトピー性皮膚炎患者を含む被験者群で皮疹やかゆみが4週間後に50%以上改善した結果が得られています。

敏感肌やアトピー体質の方は、硫酸系成分を避けたアミノ酸系シャンプーの使用を検討するのが賢明です。

アトピー性湿疹の小児で56%の小児に即時型の皮膚反応(刺痛感、灼熱感、そう痒、発赤)が使用後20分以内に生じていた。原因物質としてラウリル硫酸ナトリウムが考えられる。

引用元:医薬品安全性情報 Vol.11 No.9 – 国立医薬品食品衛生研究所

石鹸・シャンプーを使用するときは洗浄力の強いものは避ける。

引用元:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024 – 日本皮膚科学会

ラウレス硫酸Na配合シャンプーはカラーやパーマの持ちに影響する

ラウレス硫酸Na配合シャンプーは洗浄力が強いため、ヘアカラーの色素を溶出させやすい性質があります。

PubMedに掲載されたカラー持ちに関する研究では、複数回の洗髪サイクルにおいて染料が水に溶解し毛髪から流出する現象が確認されました。

PMC3002407の論文でも、硫酸系を含む洗浄剤の多くはアルカリ性のpHを持ち、毛幹を膨潤させてキューティクルを緩めることで毛髪ダメージの素因を作ると指摘されています。

カラーやパーマを繰り返すダメージ毛に対しては、洗浄力の穏やかなアミノ酸系シャンプーのほうがカラー持ちやパーマの持続性を維持しやすい傾向にあります。

カラーリングの頻度が高い方は、ラウレス硫酸Naフリーのシャンプーへの切り替えを検討する価値があるでしょう。

Most detergents have an alkaline pH, which causes hair shaft swelling. This swelling loosens the protective cuticle predisposing the hair shaft to damage.

引用元:Essentials of Hair Care often Neglected: Hair Cleansing – PubMed Central

ラウリル硫酸ナトリウムに発がん性はなくIARCやFDAも否定している

ラウリル硫酸ナトリウムに発がん性があるという噂はインターネット上で広まっていますが、科学的根拠に基づいた事実ではありません。

Environmental Health Insightsに2015年に掲載された論文(被引用328回)では、SLSはIARC、米国国家毒性プログラム、カリフォルニア州Proposition 65、米国EPA、EUのいずれにおいても発がん物質に分類されていないことが明確に述べられています。

Cutis誌の2018年の論文でも、SLSが発がん性を持つと示した研究は存在せず、発がん物質というレッテルは誤りであると指摘されました。

同論文ではSLSが変異原性物質、生殖毒性物質、神経毒性物質、内分泌かく乱物質のいずれにも分類されていない事実も確認されています。

ラウリル硫酸ナトリウムの危険性を評価する際には、発がん性に関する誤情報に惑わされず、エビデンスに基づいた判断を行うことが重要です。

There is no scientific evidence supporting that SLS is a carcinogen… SLS is not listed as a carcinogen by the IARC; U.S. National Toxicology Program; California Proposition 65; U.S. EPA; and the European Union.

引用元:Human and Environmental Toxicity of Sodium Lauryl Sulfate (SLS) – PubMed Central

ラウレス硫酸Naと抜け毛の関係は直接的な因果関係が認められていない

ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naの使用と抜け毛の関係については、直接的な因果関係を示すエビデンスは現時点で確認されていません。

FDAがコロンビア大学と共同で実施した調査では、特定のヘアクレンジング製品や成分と脱毛との間に明確な関連を導き出すことはできなかったと報告されています。

Indian Journal of Plastic Surgeryに2021年に掲載された論文でも、脱毛は牽引性脱毛や化学的な構造変化に関連するケースが多く、標準的なシャンプーに含まれる界面活性剤が直接の原因となるとは結論づけられていないと述べられました。

硫酸系シャンプーが頭皮環境を悪化させる可能性はありますが、それが直接的に抜け毛を引き起こすとする科学的根拠は不十分です。

抜け毛の原因は遺伝やホルモンバランス、生活習慣など多岐にわたるため、シャンプーの成分だけに帰結させるのは適切ではないでしょう。

While this study was insightful, it was unable to draw a firm connection between the use of certain hair cleansing products and ingredients, and alopecia.

引用元:FDA Studies Possible Connection Between Hair Loss and Certain Hair Cleansing Products – FDA

ラウリル硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーのおすすめを市販品から厳選して紹介

ラウリル硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーは、ドラッグストアやオンラインショップで購入できる市販品の中にも選択肢が増えています。

アミノ酸系界面活性剤やベタイン系界面活性剤を主洗浄成分に据えた製品は、硫酸系と比較して頭皮への刺激が穏やかで、敏感肌やダメージ毛の方から支持を集めています。

PubMedに掲載された研究ではアミノ酸系界面活性剤のラウロイルグルタミン酸Naが刺激性試験で低い値を示し、硫酸系よりもマイルドな洗浄が可能であると報告されました。

サルフェートフリーシャンプーは価格帯がやや高い傾向にあるものの、1,000円台で購入できるドラッグストア品も存在します。

ラウレス硫酸Na不使用の市販シャンプーの中から、用途や予算に合った製品を選ぶための情報をここから解説していきます。

ラウレス硫酸Na不使用のシャンプーをドラッグストアで買える市販品から厳選

ラウレス硫酸Na不使用のシャンプーをドラッグストアで購入したい場合、成分表示の確認が最も確実な選び方です。

近年はサルフェートフリーを明記したシャンプーが増えており、店頭でもパッケージ表面にノンサルフェートやラウレス硫酸Naフリーと表記されている製品を見つけやすくなりました。

市販品の中でもアミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分とするシャンプーは、頭皮への刺激が穏やかで泡立ちも十分に確保された処方が多く存在します。

ドラッグストアでは1,000〜2,000円台のラウレス硫酸Na不使用シャンプーが複数のメーカーから販売されており、サロン専売品と比較すると価格面でのハードルは低いといえます。

購入前にボトル裏面の成分表示を確認し、主洗浄成分がアミノ酸系やベタイン系であることを確かめることが失敗しないシャンプー選びのポイントとなるでしょう。

アミノ酸シャンプーは頭皮への刺激が少なく硫酸系フリーの代表格

アミノ酸シャンプーは、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naを使用しない硫酸系フリーシャンプーの代表格です。

主洗浄成分としてラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルアラニンNa、ラウロイルメチルタウリンNaなどのアミノ酸系界面活性剤が配合されており、硫酸系と比べて皮膚への刺激が格段に低い特徴を持っています。

PubMedに掲載された臨床試験では、ラウロイルグルタミン酸Na(SLG)のTEWL値とvisual scoreがSLSを含む他の界面活性剤よりも低い値を示し、マイルドな洗浄成分であることが確認されました(なお一部の比較では統計的有意差には至らなかった)。

105名を対象としたパッチテスト研究でも、ココイルグルタミン酸Naとラウロイルオートアミノ酸Naが最も低刺激な界面活性剤と評価されています。

頭皮の刺激を最小限に抑えたい方にとって、アミノ酸シャンプーは科学的根拠のある選択肢となります。

The visual scores and TEWL values of 1% SLG solutions were lower than those of the other test solutions… These findings suggest that SLG is a mild surfactant.

引用元:Effect of surfactant mixtures on irritant contact dermatitis potential in man – PubMed

ボタニカルシャンプーやボタニストなど植物由来の洗浄成分を使った製品

ボタニカルシャンプーとは、植物由来の洗浄成分を配合したシャンプーの総称です。

ボタニストに代表されるボタニカルシャンプーの多くは、ラウレス硫酸Naを使用せず、植物由来の界面活性剤を主洗浄成分に採用しています。

ボタニストの多くのシリーズでは、ラウレス硫酸Naを使用せず、弱酸性石鹸系のラウレス-4カルボン酸Naやコカミドプロピルベタインなどをメインとしたサルフェートフリー処方が採用されています(シリーズにより成分は異なるため購入前の確認を推奨)。

植物由来の天然成分を多く配合することで、洗浄だけでなくダメージ補修や頭皮ケアの効果も期待できるとされています。

ボタニカルシャンプーを選ぶ際も成分表示を必ず確認し、硫酸系成分が含まれていないことを自分の目で確かめることが重要でしょう。

ラウリル硫酸ナトリウムが入っていない安いシャンプーを価格帯別に比較

ラウリル硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーを安い価格で手に入れたい場合、ドラッグストアで購入できる市販品が最も現実的な選択肢となります。

アミノ酸系界面活性剤は硫酸系と比べて原料コストが高い傾向にあるため、サルフェートフリーシャンプーの価格帯はやや上がるのが一般的です。

主な価格帯と洗浄成分の傾向を以下の表で比較した結果は以下のとおりです。

価格帯(税込目安)洗浄成分の傾向購入場所の例
500〜1,000円ラウレス硫酸Na配合が主流ドラッグストア全般
1,000〜2,000円アミノ酸系やベタイン系が増加ドラッグストア・バラエティショップ
2,000〜3,500円アミノ酸系主体でサルフェートフリー表記が多いバラエティショップ・オンライン
3,500円以上サロン専売品のアミノ酸系が中心美容室・サロン公式EC

1,000〜2,000円台でラウリル硫酸ナトリウムフリーのシャンプーを購入する場合は、クラシエのひまわりシャンプーやボタニスト、ディアボーテなど植物由来のアミノ酸系洗浄成分を採用したブランドが候補に挙がります。

安い価格帯であっても硫酸系フリーの選択肢は確実に広がっているため、成分表示を確認しながら予算に合った製品を選ぶのが賢明でしょう。

ラウリル硫酸ナトリウム不使用シャンプーのメンズ向けおすすめ製品を紹介

ラウリル硫酸ナトリウム不使用のメンズ向けシャンプーは、男性特有の皮脂量の多さを考慮しつつも頭皮への刺激を抑えた処方が特徴です。

男性の頭皮は女性と比べて皮脂分泌量が多い傾向にあるため、洗浄力と頭皮へのやさしさを両立させた設計が求められます。

メンズ向けのサルフェートフリーシャンプーでは、アミノ酸系界面活性剤をベースにしつつ、コカミドプロピルベタインなどの両性界面活性剤を組み合わせることで皮脂をしっかり洗い流す処方が採用されているケースが多く見られます。

ラウレス硫酸Naフリーのメンズシャンプーを選ぶ際は、成分表示の上位にラウロイルメチルタウリンNaやココイルグルタミン酸Naなどのアミノ酸系成分が記載されていることを確認してください。

h&sやサクセスなどの定番メンズシャンプーはラウレス硫酸Na配合のため、不使用製品を求める場合はブランドを切り替える必要があるでしょう。

ラウレス硫酸Na入ってないシャンプーの選び方は成分表示のチェックがコツ

ラウレス硫酸Na入ってないシャンプーを確実に選ぶためには、パッケージの宣伝文句だけに頼らず成分表示を自分の目で確認することがコツです。

サルフェートフリーやノンシリコンといったマーケティング表記は参考にはなりますが、実際の成分内容と一致しないケースも稀にあるため注意が必要です。

成分表示の確認手順として、まず水の次に記載されている洗浄成分がアミノ酸系(ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルタウリンNaなど)やベタイン系(コカミドプロピルベタインなど)であることを確かめてください。

ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naのいずれも記載されていなければ、硫酸系フリーの処方と判断できます。

成分表示を読み解く知識を身につけることが、自分の頭皮に合ったシャンプーにたどり着く最短ルートとなるでしょう。

サルフェートフリーやラウリル硫酸ナトリウムフリーの表記に注目する

サルフェートフリーとは、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naなどの硫酸系洗浄成分を配合していないことを意味する表記です。

パッケージの表面やラベルにサルフェートフリー、sulfate-free、ラウリル硫酸ナトリウムフリーなどと明記されている製品は、硫酸系界面活性剤を避けたい方にとってわかりやすい目印となります。

ただしサルフェートフリーであっても、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naのように硫酸系ではないものの同等以上の洗浄力を持つ成分が配合されている場合もあるため、成分表示全体の確認が欠かせません。

サルフェートフリー表記を手がかりにしながらも、実際の洗浄成分の種類まで把握することで、頭皮にやさしいシャンプーを的確に選べるようになります。

表記と成分表示のダブルチェックを習慣にすることが、後悔のないシャンプー選びにつながるでしょう。

アンドハニー・ヨルなど人気ブランドの硫酸系成分の有無を確認

アンドハニーやヨルといった近年人気の高いシャンプーブランドは、ラウレス硫酸Naを使用しないサルフェートフリー処方を採用した製品を展開しています。

アンドハニーの成分表示を確認すると、主洗浄成分にはラウラミドプロピルベタインやオレフィン(C14-16)スルホン酸Naが使用されており、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸Naは配合されていません。

ヨルシャンプーもアミノ酸系界面活性剤を採用しており、硫酸系フリーの処方です。

ただしアンドハニーに配合されているオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは硫酸系ではないものの、洗浄力自体は比較的強い成分であるため、頭皮の刺激を最小限にしたい方はアミノ酸系がメインの製品を優先して選ぶとよいでしょう。

人気ブランドであっても成分構成はシリーズによって異なるため、購入前の成分表示チェックは必須です。

ラウリル硫酸ナトリウム不使用シャンプーが向いている人の特徴と頭皮ケアの注意点

ラウリル硫酸ナトリウム不使用のシャンプーは、すべての人に必要なわけではなく、特定の頭皮状態や髪質を持つ方に適した選択肢です。

敏感肌や乾燥肌で頭皮トラブルを抱えている方、カラーやパーマを繰り返してダメージが蓄積している方にとっては、硫酸系フリーシャンプーのメリットが大きくなります。

一方でCutis誌に掲載された2018年の論文では、サルフェートフリーのシャンプーが従来の硫酸系シャンプーよりも毛髪の健康に優れているという証拠は不足していると指摘されており、健常な頭皮と髪を持つ方にとっては必ずしも必須の切り替えではありません。

大切なのは自分の頭皮状態と髪質を正しく把握し、それに合った洗浄成分を選ぶことです。

ここでは硫酸系フリーシャンプーが向いている人の特徴と、逆に硫酸系の洗浄力が必要なケースについて解説します。

乾燥肌や敏感肌で頭皮にかゆみがある人はサルフェートフリーが向いている

乾燥肌や敏感肌で頭皮にかゆみや赤みを感じている方は、ラウリル硫酸ナトリウムフリーのサルフェートフリーシャンプーが向いています。

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024では、洗浄力の強いシャンプーの使用を避けることが推奨されており、硫酸系洗浄成分の刺激が頭皮のバリア機能をさらに低下させるリスクが示唆されています。

東邦大学医療センターで実施された低刺激性シャンプーの臨床試験では、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎の患者を対象とした4週間の使用評価で、皮疹やかゆみ、鱗屑のスコアが全項目にわたって改善し、副作用発現率はわずか4%にとどまりました。

乾燥肌や敏感肌の方がシャンプーを選ぶ際には、頭皮への刺激を最小限に抑えるアミノ酸系やベタイン系の洗浄成分を軸に検討することが望ましいといえます。

低刺激性プロトタイプシャンプーの頭部皮膚疾患患者における使用評価:4週後に皮疹・かゆみ・鱗屑が50%以上の患者で改善。副作用発現率は4%。

引用元:低刺激性プロトタイプシャンプーの頭部皮膚疾患患者における使用評価 – J-STAGE

カラーやパーマを繰り返すダメージ毛には硫酸系不使用シャンプーが効果的

ヘアカラーやパーマを繰り返している方は、硫酸系不使用のシャンプーに切り替えることでカラー持ちやパーマの持続性を向上させられる可能性があります。

硫酸系界面活性剤を含む洗浄剤は毛幹を膨潤させてキューティクルを緩めることで、毛髪内部の染料やタンパク質の流出を促進するとPMC3002407の論文で指摘されています。

ラウレス硫酸Naフリーのアミノ酸系シャンプーは頭皮や毛髪への負担が少ない処方が多く、キューティクルへの過度なダメージを避けながら洗浄できる点がダメージ毛に適しています。

ブリーチやハイトーンカラーを施した髪は特にダメージに対して脆弱であるため、洗浄成分の選択が退色スピードに影響を及ぼしやすい状態です。

カラーやパーマの施術頻度が高い方にとって、硫酸系フリーシャンプーは色持ちとダメージ補修の両面で有効な選択肢となるでしょう。

脂性肌やスタイリング剤を多用する人は硫酸系シャンプーの洗浄力が必要な場合もある

脂性肌で頭皮の皮脂分泌が多い方や、ワックスやジェルなどのスタイリング剤を毎日使用する方は、硫酸系シャンプーの強い洗浄力が必要になるケースがあります。

PMC3002407の論文ではラウリル硫酸Na系の成分が脂性肌向けのシャンプーに多く採用されている理由として、優れた洗浄力と泡立ちが挙げられています。

アミノ酸系シャンプーは洗浄力が穏やかな反面、油分の多いスタイリング剤や頭皮の皮脂を十分に除去しきれない場合があり、洗い残しによる頭皮トラブルの原因となる可能性も否定できません。

Cutis誌の論文でも、サルフェートフリーシャンプーが従来品よりも毛髪の健康において優れているという証拠は現時点で不十分であると指摘されています。

自分の頭皮タイプがオイリーであると自覚している方は、硫酸系の洗浄力を活かしながら保湿ケアを組み合わせるアプローチも選択肢の1つとなるでしょう。

Product developers are working to meet the demand by reformulating shampoos with labels that indicate sulfate free… despite the lack of proof that these formulations are an improvement over traditional approaches to hair health.

引用元:No Sulfates, No Parabens, and the No-Poo Method – Cutis

ラウレス硫酸が入っていないボディソープのおすすめと全身ケアの考え方

ラウレス硫酸Naフリーのケアはシャンプーだけでなく、ボディソープにも広がっています。

頭皮と同様に身体の皮膚もラウレス硫酸Naの洗浄力によるバリア機能低下の影響を受ける可能性があるため、全身の刺激を減らしたい方はボディソープの成分にも目を向けることが大切です。

J-STAGEに掲載された日本香粧品学会誌の論文では、洗浄成分は角層細胞間脂質のラメラ構造を乱す作用があり、バリア機能や水分保持能の低下を生じる可能性があるため、ボディケア洗浄料には角層への作用が穏和であることが望まれると述べられています。

シャンプーの洗浄成分に気を配るのであれば、ボディソープについても同様の視点で成分を選ぶことが全身ケアの一貫性につながります。

頭皮から身体まで一貫した低刺激ケアを実現するためのポイントを、以下で解説します。

ラウレス硫酸Na不使用ボディソープは天然由来の界面活性剤で肌にやさしい

ラウレス硫酸Naが入っていないボディソープの多くは、植物由来や天然由来のアミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分として採用しています。

ココイルグルタミン酸Naやラウロイルアスパラギン酸Naなどのアミノ酸系成分は、硫酸系界面活性剤と比較して角層への刺激が穏やかで、洗浄後の皮膚乾燥を軽減しやすい特性を持っています。

J-STAGEの論文で指摘されているとおり、洗浄料には角層のバリア機能を維持しながら汚れを落とす穏和な作用が求められるため、天然由来の界面活性剤はその条件を満たしやすい成分です。

乾燥肌や敏感肌の方は、ボディソープにおいてもラウレス硫酸Naフリーの製品を選ぶことで、入浴後の肌のつっぱりや乾燥を軽減できる可能性があります。

全身の肌トラブルを予防したい方にとって、ボディソープの洗浄成分の見直しは効果的なケアの一環となるでしょう。

身体洗浄の目的は皮膚や毛髪に付着している汚れを取り除き清潔に保つことである。洗浄成分は角層細胞間脂質のラメラ構造を乱す作用もあり、角層のバリア機能や水分保持能、柔軟性の低下を生じる可能性もある。

引用元:洗浄料とその作用 – J-STAGE

シャンプーとボディソープの洗浄成分を統一して全身の刺激を減らすケア方法

シャンプーとボディソープの洗浄成分をともにアミノ酸系やベタイン系に統一することで、全身の皮膚への刺激を一貫して抑えるケアが可能になります。

入浴時にはシャンプーの泡が顔や身体に流れ落ちるため、シャンプーだけをサルフェートフリーにしてもボディソープが硫酸系であれば、全身の刺激低減効果は限定的です。

頭皮から顔、身体まで一貫して低刺激な洗浄成分でケアすることで、皮膚全体のバリア機能を維持しやすくなります。

敏感肌やアトピー体質の方は、シャンプーだけでなくボディソープ、洗顔料を含めたすべての洗浄料でラウレス硫酸Naフリーの製品を選ぶことが理にかなったアプローチです。

頭皮トラブルが改善しない場合は、皮膚科専門医への相談も併せて検討することをおすすめします。

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