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Fleuri(フルリ) ってどんなブランド?
Fleuri(フルリ)は、小さなエステサロンから始まったスキンケアブランドです。
エステサロンを運営する上で、いくらエステで施術をしても、毎日のお客様のホームケアが間違っていては意味がないと気付き、オリジナルのスキンケア化粧品の開発を始めたそうです。
もし、長年美容業界に携わっている私たちが、
これまでのノウハウを詰め込んで、
心から惚れ込める基礎化粧品を作ることができたとしたならば…その基礎化粧品は、「多くの女性の肌トラブルを解消するきっかけ」になる。
そんな信念のもと、出来上がったスキンケアブランド。
それが Fleuri-フルリ- です。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの成分解析
商品名 | Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズ |
タイプ | ジェル |
備考 | W洗顔不要、マツエクOK |
全成分表示 | 水・ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル・PEG-20ソルビタンココエート・BG・DPG・アーチチョーク葉エキス・α-アルブチン・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na・ブッソウゲ葉エキス・サンザシエキス・ナツメ果実エキス・グレープフルーツ果実エキス・リンゴエキス・オレンジ果汁・レモン果汁・ライム果汁・ユズ果実エキス・ローズ水・カルボマー・1,2-ヘキサンジオール・カプリリルグリコール・水酸化K |
※全成分表示の色付きがベース成分:むらさき→界面活性剤 ブルー→水性成分
まず、どのジャンルの商品にも共通しますが、成分解析はメインのベース成分をみます。
上の全成分表示で色が付いている成分が、ベース成分(※予想)です。
クレンジングの成分解析ポイントは、肌のうるおいを残しながらメイクを落とせるかです。
肌のうるおいを残しながらメイクを落とせるか
ジェルタイプのクレンジングは、基本的に以下のような成分構成になっています。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの全成分表示を見ると、「水・ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル・PEG-20ソルビタンココエート・BG・DPG…」の順になっていますね。
この「水~DPG」までがベース成分で、全体のおおよそ8~9割を占めます。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズのベース成分は、水と界面活性剤(むらさき)、水性成分(ブルー)ですね。
まずは、界面活性剤(むらさき)から見ていきましょう。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズに配合している界面活性剤(むらさき)は以下の2種類です。
- ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル
- PEG-20ソルビタンココエート
どちらも非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)と呼ばれるもので、肌への刺激性はとても少ないです。
ただし…
界面活性剤としての脱脂力が強めの成分なので、肌のうるおいを取り過ぎてしまう可能性があります。
また、広告で謳っている毛穴の角栓への効果ですが、成分を見る限り角栓汚れがポロポロ落ちるのは難しいのでは?と思います。
角栓汚れであればオイルタイプの方が効果は高いでしょう。
次に、水性成分(ブルー)をみてみましょう。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズに配合している水性成分(ブルー)は、以下の2種類です。
- BG
- DPG
どちらも、スキンケア化粧品のベースとしてよく使用されている水性成分ですね。
BGは、刺激性もほとんどなく問題ありません。
ベビー用のスキンケアにも使われている安全性の高い成分です。
一方のDPGは、皮膚刺激性がまれに報告されている成分です。
ベースの水性成分 | 皮膚刺激性※1 | 目刺激性※2 |
DPG(ジプロピレングリコール) | まれに報告あり | 不明 |
PG(プロピレングリコール) | まれに報告あり | ほとんどなし |
ペンチレングリコール | ごくまれに報告あり | あり |
1,2-ヘキサンジオール | ほとんどなし | 重度 |
BG ←★推奨 | ほとんどなし | ほとんどなし |
プロパンジオール ←★推奨 | ほとんどなし | ほとんどなし |
グリセリン ←★推奨 | ほとんどなし | ほとんどなし |
※1※2皮膚刺激性・目刺激性ともに、『化粧品成分オンライン』のデータを参考にしています。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの場合、DPGの配合量はそこまで多くないと推測されますが、敏感肌の方は刺激を感じることがあるかもしれません。
普通肌~強い肌の方は問題ないかと思いますよ。
メインのベース成分の解析はここまでです。
そのほか、1%以下と予想される成分として植物エキスや美白成分、防腐剤を配合しています。
- 「アーチチョーク葉エキス」「ブッソウゲ葉エキス」「サンザシエキス」「ナツメ果実エキス」「グレープフルーツ果実エキス」「リンゴエキス」「オレンジ果汁」「レモン果汁」「ライム果汁」「ユズ果実エキス」「ローズ水」→保湿成分
- 「α-アルブチン」「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」→美白成分
- 「カルボマー」「水酸化K」→増粘剤
- 「1,2-ヘキサンジオール」「カプリリルグリコール」→抗菌・防腐剤
まず、「アーチチョーク葉エキス」や「ブッソウゲ葉エキス」など、”〇〇エキス”と記載されているものは、植物エキスです。
植物エキスは、植物に含まれる芳香・化学物質を抽出して水やエタノールなどの溶剤で薄めたもので、原料の時点でその濃度は1%以下です。
その原料を化粧品類に配合すると濃度はさらに薄まり、0.00…1%のような数字になります。
なので、植物エキスを複数配合していても、良くも悪くも特に肌への影響はありません。
また、
「α-アルブチン」「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」といった美白有効成分も配合されていますが…
洗い流すクレンジングですので、その効果は期待できません。
そのほか、増粘剤として「カルボマー」「水酸化K」を、抗菌防腐剤として「1,2-ヘキサンジオール」「カプリリルグリコール」を配合しています。
「1,2-ヘキサンジオール」は配合量が多いと目への刺激性が懸念されますが、Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの場合、防腐目的で1%以下の配合だと予想されますので、特に心配は要りません。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの総合評価
総合得点 | 65 /100点中 |
肌への優しさ | B⁻ | 脱脂力・目への刺激やや強め△ |
洗浄後のうるおい | B⁻ | 肌のつっぱり感あり△ |
メイク落ち | B⁺ | マスカラやアイライン、コンシーラーが残る△ |
コスパ | B⁺ | 1回の使用量を多めにしないと、メイクが落ちない△ |
使用感 | B⁻ | 洗浄後のヌルヌル感あり△ |
※S>A>B>C>Dで評価します。最高がS⁺、最低がD⁻です。
こんな方におすすめ
- 脂性肌・オイリー肌の方
- 普段のメイクが薄い方
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズは、脂性肌・オイリー肌の方や、普段のメイクがごく薄い方向けのクレンジングジェルです。
敏感肌・乾燥肌の方は、長く使い続けると乾燥が進んでしまったり、ピリピリと刺激を感じることがあるかもしれません。
また、マスカラやアイラインなど、しっかりめにアイメイクをしているときは、事前にアイメイク用のオイルなどでオフしておきましょう。
なお、市販のアイメイク用リムーバーはかなり脱脂力が強いため、使用しない方が良いです。
乾燥小ジワを作る原因になってしまいます。
おススメは、アルガンオイルです。
アルガンオイルは植物油脂の中でも酸化しにくく、肌への浸透性も高いのが特徴です。
保湿用のアルガンオイルですが、アイメイクをオフするときにも使えます。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの口コミ
ここからは、Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズについて、ネット上の良い口コミ・悪い口コミをまとめました。
主に、@コスメやLIPS、Amazon、楽天市場、Instagram、Twitterを参考にしています。
※ネット上の口コミはそのまま引用できないので、改変して載せています。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの良い口コミ
しばらく使ってたナチュグラのクレンジングやっぱイマイチ毛穴スッキリせんな〜と思ってて気まぐれでフルリのゲルクレンズに変えてみたら毛穴詰まってる感なくなったし皮膚激よわの我も使い続けられそうな使い心地で大変良きだった💮しばらくこれかな
— ゆんこ (@RoomNo103) May 20, 2021
フルリクリアゲルクレンズ😊
お肌に馴染みやすく負担の少ないジェルタイプのクレンジング✨
ぷるぷるなので、馴染ませやすくとても使いやすいです!
肌を傷付けずメイクを落とせる感じがとても良いです✨#フルリ #フルリクリアゲルクレンズ #クレンジングジェル pic.twitter.com/JKzWfca86m
— minie (@momomo57222272) May 24, 2021
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズの悪い口コミ
ネット広告に飛びついてフルリっていうクレンジングを買って使ってるんだけど、劇的に変わった!とかの実感がないですねー
継続して使ってみるけど。。。— haname (@haname19713306) May 26, 2021
Amazon評価:3.5/5 @コスメ評価:5.1/7 LIPS評価:3.7/5 ※2023年8月現在
まとめ
ここまで、Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズについて、元化粧品開発担当ゆにこが成分解析をしてきました。
Fleuri(フルリ)クリアゲルクレンズは、脂性肌・オイリー肌の方や、普段のメイクがごく薄い方向けのクレンジングジェルです!
肌への負担がやや大きいので、敏感肌・乾燥肌の方は脱脂力の穏やかなクレンジングを選んだ方が良いでしょう。
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