スキンリファインクリニック
銀座・吉祥寺の美容皮膚科クリニック
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光治療(IPL)|ライムライト・MAGMA・BBL

光治療(IPL)とは、複数の肌トラブルにアプローチする照射施術です。当院で使用する光治療マシンは「ライムライト」「MAGMA」「BBL」の3機種となります。今回は光治療の美肌効果と、それぞれの光治療マシンについて解説します。

光治療(IPL)の施術とは

光治療(IPL)とはインテンスパルスライトと呼ばれる特殊な光を広範囲に照射する施術です。さまざまな波長の光を調節し、有害波長を遮断、有効波長の光のみを肌へ照射することで、シミ・そばかす・赤ら顔・ニキビなど、幅広い肌トラブルへアプローチします。

また、光治療による近赤外線領域の波長は、真皮層まで熱を与えることが可能です。加熱により真皮層にある線維芽細胞を活性化させ、皮膚弾性物質であるコラーゲン・エラスチン産生を促します。これらのことから光治療の熱作用はシミや赤みだけでなく、加齢により乱れたターンオーバーの正常化、ハリや初期たるみを改善へと導くといえるでしょう。

光治療は顔に散在するシミの除去と相性の良い施術

加齢とともに浮き出るシミは、実年齢より老けた印象を与えるといわれています。シミとは皮膚の奥で産生されたメラニンと呼ばれる色素の増加や、ターンオーバーの乱れによって生じます。メラニンの増加は紫外線や加齢、ホルモンバランスの影響など、原因はさまざまです。

光治療(IPL)が得意とするシミは、薄いシミや顔に散在する細かなシミです。レーザー治療とくらべダウンタイムが少なく、熱による炎症後色素沈着のリスクも低いとされています。一方、光治療はレーザーによるシミ治療と異なり、複数回の施術が必要となります。

光治療(IPL)とレーザー治療の違い

光治療(IPL)とレーザー治療は、光線をあて治療を行う施術です。いずれも照射施術である一方、波長やパルス幅(照射時間)が異なります。

波長・パルス幅の違いと適応症状

波長とは、光(IPL)およびレーザーの波の長さのことです。一般的に波長が長ければ長いほど皮膚の奥まで届き、波長が短いほど皮膚の表面で作用します。

一方、パルス幅とはレーザーおよび光の1発の照射時間のことです。パルス幅が短いほど「威力が強い」「熱が広がりにくい」「深いところにあるシミに効果がある」といわれています。

レーザー治療は深く狭い範囲に作用

一般的に老人性色素斑(日光性色素斑)など、一部の皮膚の色が茶褐色となる境界明瞭なシミはレーザー治療が適応されます。皮膚の奥(真皮層)に生じるADMもレーザー治療の適応です。

レーザー治療は一度の照射で高い効果が得られる一方、治療後のかさぶたなどダウンタイムが必要です。また、レーザーの機種によっては薄いシミやそばかすへの反応が少ないケースもあります。

光治療(IPL)は浅く広範囲に作用

光治療(IPL)は約500~1200nmの複数の波長を同時に照射することができます。パルス幅が長く、周囲の組織へ広く熱が伝導することから、浅く広範囲に作用する照射施術です。表皮層にあるシミや、顔全体に散在するそばかすなどの治療を得意とします。

メラニンなどのターゲットを狙い撃ちするレーザーに比べて威力は低い一方、ダウンタイムが少なく、ハリや小ジワ改善など総合的な美肌治療を行なうことが特長です。

波長による適応症状
光(IPL)治療適応症状
500~1200nm薄いシミ・そばかす・くすみ・小ジワ・赤ら顔・毛細血管拡張症・毛穴改善・ニキビ改善・産毛の減毛
レーザー治療(ピコレーザー)適応症状
ピコスポット532~730nmシミ・ホクロ・タトゥー除去
ピコトーニング730~1064nmシミ・くすみ・肝斑・炎症後色素沈着

エステ・家庭用美容機器による光美容施術とは別物

エステサロンや家庭用美顔器においても、光(IPL)による美肌施術が多く見られます。光治療マシンと異なり、医療資格者以外でも施術が可能です。安全性が考慮された美容マシンとなるため出力は低く、角質層までのアプローチとなります。

シミや小ジワの治療は医療行為です。エステサロンなどでは改善することはできないため、安易な施術には注意が必要です。

光治療(IPL)のリスク・副作用等

水ぶくれや色素沈着

光治療(IPL)は比較的穏やかな照射施術です。しかし臨床経験の少ない施術者の場合、照射出力を誤り、ヤケドや水ぶくれなどを引き起こすことも少なくありません。光治療を検討する際は、臨床経験豊富なクリニックを選びましょう。

照射後の肌はとてもデリケートです。適切な出力による光治療であったとしても、照射後に保湿やUVケアを怠ることで肌荒れや色素沈着を招くおそれがあります。また、洗顔やメイク時の過度な摩擦には注意が必要です。

一時的な肝斑・シミ・色素沈着の悪化

光治療(IPL)を照射すると熱刺激によって肝斑やシミ、色素沈着が一時的に濃くなるケースも少なくありません。丁寧に保湿を行ない、1〜2週間程度様子をみると自然と落ちつくことがほとんどです。万が一、肝斑やシミなどの悪化が長期化した際は、光治療を受けた医療機関ですみやかに診察を受けましょう。

光治療(IPL)が向いていない方・適応外の症状

傷のある部位、日焼けしている方・日焼けの予定がある方、妊娠中・授乳中の方は施術が受けられない場合があります。また、肝斑・炎症性色素沈着・ごく薄いシミなど一部のシミ・くすみなどは改善が難しいケースも少なくありません。当院では、光治療(IPL)適応外の肌トラブルにも、代替施術により適切な治療法をご提案いたします。

光治療(IPL)の施術の流れ

①ジェルを塗布
顔に専用のジェルを塗ります。当院で使用するジェルは、ヒアルロン酸やアミノ酸などの美肌成分配合です。熱刺激による痛みの緩和や照射率を高めるため、顔全体にしっかり塗布します。

②目元・ホクロを保護
光が目に入らないように目元をアイカバーで保護します。照射を避けたいホクロがある場合は、シールを貼ります。

③照射
顎→頬→額→鼻の順で照射します。安全のため上まぶたへの照射は不可となります。下まぶたは目元のきわまで照射が可能です。

④重ね打ち
シミ部分は重ねて照射することで効果が上がるため、顔全体を照射後に出力を調節しながら重ね打ちを行ないます。

⑤クーリング
アイカバーを外しジェルをふき取り、5分ほどクーリングします。クーリング後は、基礎化粧品でお肌を整えたのち、日焼け止めやメイクが可能です。

※使用する機器によって施術内容が変更となる場合があります。

光治療(IPL)の効果を最大化するために

定期的に複数回施術を受ける

光治療(IPL)は1回の照射ではシミやそばかす、赤みなどを改善することはむずかしいでしょう。機種によって異なりますが、一般的に月に1回、5〜6回程度の照射が必要です。当院の光治療マシンは、厳選した有効性の高い機種を導入しています。また他の施術を組み合わせることにより、光治療の効果をさらに高めることができます。

内服薬・外用薬を併用する

効果の高い美肌治療のためには定期的な光治療(IPL)と、内服薬・外用薬などのホームケアを行なうことが大切です。当院では内服薬としてビタミンC・トラネキサム酸・タチオンと、ハイドロキノン・レチノールを中心とした各種外用薬またはドクターズコスメの併用を推奨しています。

内服セット(シナール・トラネキサム酸・タチオン)¥3,850/1ヶ月
ハイドロキノン¥3,300/1ヶ月
レチノール(ナノメッド)¥7,150/1ヶ月
                                  ※価格はすべて税込です                     

相乗効果が狙える施術を組み合わせる

光治療(IPL)は組み合わせ施術を取り入れやすい照射施術です。ハイドラフェイシャルやピーリング、ダーマペン4とも好相性とされ、より高い美肌効果をもたらします。光治療と同日可能な施術については、カウンセリング時にご相談ください。

組み合わせ施術名組み合わせて得られる相乗効果
ハイドラフェイシャル・ハイドラフェイシャルで毛穴の汚れ、古い角質を取り除いてから光(IPL)を行なうことで、光の浸透率が向上し相乗効果に期待がもてる
・ターンオーバー正常化により、メラニンの排出が促進される
マッサージピール・併用することで、シミに反応してできる、マイクロクラスト(細かいかさぶた)が自然に剥がれやすくなる
・コラーゲン生成作用により小ジワの改善やハリ、毛穴の開きも同時にケアすることができる
ダーマペン4・光治療後にダーマペン4を行なうことで肌の再生力が高まり、小ジワやハリ感改善を促進させる
・ターンオーバーの正常化により、メラニンの排出が促進される

施術後の注意事項・術後の過ごし方

紫外線対策・保湿ケアをしっかり行なう

照射後の肌はとてもデリケートです。適切な出力による光治療(IPL)であったとしても、照射後に保湿やUVケアを怠ることで肌荒れや色素沈着を招くおそれがあります。また、洗顔やメイク時の過度な摩擦には注意が必要です。

また光治療前の日焼けは禁忌となります。日焼け部位のメラニンに強く反応しヤケドの可能性が高まるため、日焼けが落ち着くまで施術不可となることも少なくありません。光治療を検討する際は、施術前後の紫外線予防をしっかり行ないましょう。

メイクや入浴など術後の日常生活に制限はなし

光治療(IPL)は直後からメイクが可能です。入浴、洗顔など、日常生活に制限はありません。照射後は肌が乾燥するため、いつも以上に保湿を心がけましょう。

当院で取り扱いのある光(IPL)治療マシン

SRCの使用機器は「ライムライト」「MAGMA」「BBL」の3つです。それぞれ特長があり、当院では症状に合わせて最適な光治療マシンのご提案と、症状に合わせた適切な照射方法でのオーダーメイド治療を行なっています。シミ・そばかす・ニキビ・赤ら顔など、複合的な肌トラブルのお悩みは、お気軽にご相談ください。

日本人の肌質と相性の良いライムライト(銀座院)

ライムライトの特長

ライムライトは米国CUTERA社が開発した光治療マシン「Xeo SAシステム」のハンドピースのひとつです。日本人医師が設計に携わり、日本人の肌質に合わせ開発されました。ライムライトによる施術は、フォトブライトとも呼ばれ、リジュビネーション効果の高い光治療を行なうことができます。

日本人医師とキュテラ社が共同で開発した”日本人向け”ハンドピース

従来の光治療マシンの多くは欧米人向けに開発され、それらの規格を日本人向けに設定した上で使用されていました。ライムライトは日本人医師と共同開発された光治療マシンです。光の波長やパルス幅など日本人の肌質に合わせ、セミオートマチックに照射可能な特殊設計となり、より安全性の高い光治療を実現しました。

痛みが少なく従来効果が出にくかった症状にも対応

ライムライトは500〜1200nmという幅広い波長の光を自在にコントロールします。メラニンやヘモグロビンの吸収率を調整することで、表皮層から真皮層の色素性病変・真皮の血管性病変の両方に効果を発揮する光治療マシンです。従来の光治療(IPL)では反応の少ないシミやそばかすに対しても高い効果が期待できます。

またライムライトのハンドピース先端に冷却装置が内蔵され、熱感を抑えた治療が可能です。数ある光治療マシンの中で比較的痛みが少ないことも、ライムライトの特長といえるでしょう。

ライムライトの肌への作用

表皮に対する作用改善できる症状
色素の濃い部分に反応シミ・そばかすの改善
ターンオーバー正常化による停滞したメラニンの排泄促進くすみの改善・美白効果・キメの改善
表皮に対する作用改善できる症状
拡張した血管に反応毛細血管拡張症(赤み)の改善
線維芽細胞への熱作用による皮膚弾性物質産生の促進小ジワやハリ感の改善・毛穴の開き改善

料金表

Limelight ライムライト(銀座院のみ)Ns施術
※Dr施術の場合 +¥11,000
¥22,000
顔+首¥33,000
                                  ※価格はすべて税込です                   

薄いシミにも効果を発揮するMAGMA(銀座院)

MAGMAの特長

MAGMA(以下マグマ)は、光治療(IPL)発祥国であるイスラエルのFormatk社が開発した光治療マシンです。マグマはパルス幅が短いため、薄いシミにも高い効果を発揮しやすいとされています。照射面(ヘッド)が小さく、目元や小鼻周りへの照射を得意とすることがマグマの特長です。

薄いシミでも反応がよく、痛みが少ない

マグマは従来の光治療マシンと比較してパルス幅(光の照射時間)が短く、5ミリ秒という非常に短いパルス幅で1㎠あたり22Jのエネルギーを出力します。これらのことからマグマは他の光治療(IPL)とくらべ、シミの濃度に左右されず、シミへの反応性が高い光治療といえるでしょう。

また、マグマはパルス幅が短いため熱が広がりにくく、周囲の皮膚への侵襲も少なくなります。熱感が最小限に抑えられ、痛みが少ない光治療を実現しました。

最適な照射エネルギーを機器が自動算出

マグマは照射の前に、皮膚表層にあるメラニンをメラノメーター(診断装置)で測定します。数か所を測定し、計測したメラニンの平均値を入力することで、患者さまに最適な設定を自動的に算出します。

独自のアルゴリズムに基づき計算された設定は、どのようなスキンタイプの方であってもヤケドなどのリスクを抑え、安全かつ効果的な治療を目指すことが可能です。

料金表

MAGMA マグマ(銀座院のみ)Ns施術
※Dr施術の場合 +¥11,000
¥16,500
顔+首¥27,500
                                  ※価格はすべて税込です

キングオブレーザー”サイトン社”開発のBBL(吉祥寺院)

BBLの特長

BBLは米国SCITON社開発のブロードバンドライトと呼ばれる医療光を使用した光治療(IPL)マシンです。420〜1400nmと幅広い波長により、シミ・そばかす・肌のキメ・ハリ・赤ら顔・毛細血管など、紫外線による外的要因や加齢による内的要因の皮膚変化を改善へと導きます。

また、SCITON社の研究調査より、光治療を継続的に行なうことでシミやたるみなどの加齢性変化を遺伝子レベルで改善することが示唆されています。これらのことから定期的な光治療は現在の肌トラブルだけでなく、将来の肌老化を予防する施術といえるでしょう。

目・鼻まわりなどにきめ細やかな照射

BBLの特長は他メーカーの光治療マシンと比較し、照射するアダプターの選択や出力の詳細な設定が可能なことが挙げられます。

BBLには通常の45mmのアダプター以外に15mm、7mmの大きさの異なるアダプターがあります。必要に応じてアダプターを使い分けることで、額や目元、鼻周りやあごなど従来のアダプターでは浮きやすい部位などでも、しっかりと肌に密着した照射が可能です。

光老化の軽減にも効果

肌老化の8割は紫外線が原因とされています。SCITON社の研究論文によると、年に数回BBLでの光治療を継続した場合、光老化(紫外線ダメージによる肌の老化)が軽減されるとの報告があります。長期的に若々しい肌を保つためには、定期的なBBL照射を受けるとよいでしょう。

各種フィルターで波長と照射パワーの調整が可能

BBLはシミの種類、メラニンが存在する皮膚層や改善したい目的に合わせて適切な波長と出力パワーを細かく調整することが可能です。

シミ、そばかすの原因であるメラニン色素には「560フィルター・515フィルター」、毛細血管拡張やニキビの赤みには「420フィルター」、なめらかな肌質への改善には「590フィルター」などを使用します。

当院のBBLはすべてオーダーメイド照射です。患者さまの肌の色調やシミ、赤みの状態に合わせ、波長・パルス幅・出力を設定し、きめ細かい照射を行なうことで治療効果を最大限に引き出します。

料金表

BBL(吉祥寺院のみ)Ns施術
※Dr施術の場合 +¥11,000
¥22,000
顔+首¥27,500
顔+顔のマッサージピール¥33,000
                                  ※価格はすべて税込です

光(IPL)治療の概要まとめ

期待できる効果シミ・そばかす・くすみ・小ジワ・赤ら顔・毛細血管拡張症・毛穴改善・ニキビ改善・産毛の減毛
マシン名(当院使用)ライムライト(銀座院)・MAGMA(銀座院)・BBL(吉祥寺院)
施術時間機器により15~30分程度
効果の発現約3週間
効果の持続期間症状によって異なる
施術間隔約3〜4週間
施術回数5回〜(回数制限なし)
料金¥16,500~¥44,000
リスク・副作用施術中に弾かれたような軽微な痛み・赤み・かさぶた
ダウンタイムほとんどなし(かさぶたは5〜7日程度で自然剥離)
術後の注意事項保湿・UV対策をしっかりおこなう
                                  ※価格はすべて税込です
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