口横のポニョ(口横の膨らみ)ができる原因

「口横のポニョ」とは口元のもたつきのことです。口横のポニョの原因はおもに、

1. 支持靭帯や周囲の筋肉の衰え
2. コラーゲン減少によるハリ低下
3. ジョールファットの下垂

が挙げられます。

口横のポニョは加齢にともない、これら3つの原因が複合的に発生することも少なくありません。また、口横のポニョが進行すると、ほうれい線や深刻なたるみを引き起こします。

口横のポニョ改善のポイント

1. 脂肪溶解注射やショートスレッドによる余分な脂肪のボリュームダウンとタイトニング
2. ボルニューマーによる結合組織の収縮とコラーゲンやエラスチンの増生
3. 糸リフトによる皮膚組織のリフトアップ

口横のもたつきは、たるみの初期サインです。セルフケアでの改善はむずかしく、実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。また、口横のポニョの改善に脂肪吸引を推奨するクリニックも少なくありません。

しかし大抵の症状は脂肪溶解注射や糸リフト、RFでの改善が可能です。まずは低侵襲性の治療を検討してはいかがでしょうか。

ほうれい線ができる原因

ほうれい線は真皮のコラーゲン減少だけでなく、皮膚の土台となる顔面骨の萎縮や筋肉の衰えがおもな原因です。土台が小さくなることで余剰となった皮膚が下垂し、たるみが現れます。また、脂肪を支える結合組織が衰え、頬の位置が下がることで脂肪たるみによるほうれい線を引き起こします。

ほうれい線改善のポイント

1. 脂肪溶解注射による下垂した脂肪細胞の除去
2. ボルニューマーによる真皮と脂肪層のタイトニング
3. 脂肪萎縮効果のあるショートスレッドによるタイトニング
4. コグ付き糸による脂肪の移動

ある製薬会社の調査によると、ほうれい線が1cm伸びるごとに見た目年齢が6歳上がることが報告されています。

一方、ほうれい線の原因はとても複雑です。ヒアルロン酸で溝を埋めたとしても、効果は一時的といえます。ほうれい線の長期的な改善のためには、余分な脂肪の除去とタイトニング、下垂した脂肪層の引き上げが重要です。

二重あご・あご下のもたつきの原因

加齢とともに顔の土台といえる顔面骨や筋肉は萎縮し、余剰となった皮膚は下顔面のたるみとなって現れます。フェイスラインのもたつきや二重あごを引き起こし、顔と首の境が曖昧となるため、顔が大きく見えることも少なくありません。

二重あご・あご下のもたつき改善のポイント

1. 脂肪溶解注射によるフェイスラインとあご下の脂肪除去
2. ボルニューマーによるあご下のタイトニング
3. 両端針ロングスレッド(コグ有)によるリフトアップと組織の固定
4. ショートスレッドによるタイトニング

あご下のたるみは顔と首の境を曖昧にするので、顔が大きく見える原因といえるでしょう。

脂肪溶解注射・ボルニューマー・糸リフトの組み合わせは、シャープなフェイスラインを長期的に維持します。外科手術をおこなうことなく、美しい横顔に導く施術です。