こんにちは
スキンリファインクリニック広尾、院長の橋本です。
私が医療監修中のドラマ 『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』 の第7話が放送されました。
いよいよクライマックスに向けて急展開してきましたね。
さて、第7話では十倉(藤木直人さん)とみやび先生のやりとりが大きな見どころのひとつでした。
「年下の彼の諒太郎くんの皮膚の生まれ変わりのサイクルは28日だけど、みやび先生の生まれ変わりのサイクルは45日もかかっている」 という例えを十倉さんが熱弁するシーンです。
みやび先生は 『それはあたしの専門!』 と言いながらも 『ま、合ってるけど』 と認めていました。
このシーンでのセリフでも事前に脚本を拝見して皮膚の生まれ変わりのサイクル、つまりターンオーバーの周期について誤りがないかどうかもしっかりとチェックしました。 実際、40歳前後の女性は皮膚のターンオーバーがお顔のある部位では40日~45日に遅れていると報告されています。
我々、美容皮膚科医はお客様の年齢によるターンオーバーの違いは日々実感していますが、そのよい例としてシミ治療後の回復期間の差があげられます。
例えばフォトフェイシャルというシミの光治療がありますが、シミの部分はメラニンが反応して黒くホクロぐらいの濃さに一時的に変化します。マイクロクラストというススのような状態です。
このマイクロクラストは皮膚のターンオーバーによって自然に排出されていくわけですが、年配の方ではマイクロクラストが剥がれ落ちるまでの日数が長くかかっているのをよく目にします。
たとえば、70代の方にフォトフェイシャルの治療を始めて行った際、通常なら4~5日で剥がれ落ちているはずのマイクロクラストが、1カ月後にお会いした際にもまだ残っていたこともあります。
美容皮膚科では遅れているターンオーバーをいかに早めるかということも重要視して、さまざまな治療を行います。 肌が自然に若返る力ですから、決して無視できないわけです。
さすがは高学歴、敏腕経営者の十倉さん。専門家顔負けの知識でしたね。
TBS公式ホームページ内の、美容コラム 『美肌LESSON』 を執筆中です。
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