こんにちは。スキンリファインクリニックです。

先日ご紹介したPRX-T33を使用した『マッサージピール』。

ピーリングでありながら肌のコラーゲンを増やしハリをアップする、というピーリングを超えた画期的な治療で、当院でも既に大人気メニューとなりました。

そこで今回は更にマッサージピールについてご紹介していきます。まずは施術方法から。

【施術ステップ】

洗顔後、PRX-T33の製剤を塗布しマッサージして浸透させます。シワやニキビ跡など気になる部位に重点を置きながらマッサージするのがポイントです。

マッサージしていくうちに少しピリピリ、チリチリとした熱感を感じますが問題ありません。

その後拭き取り又は洗顔をし、専用の保湿クリームを塗布して終了です。この保湿クリームも優れもので、施術後に塗布すると施術中のピリピリ感がスーッと引いていく鎮静作用が高いクリームです。（後ほど詳しく☆）

施術時間も約２０分とスピーディです。

当院スタッフAさんの経過☆

【１回治療経過：　左（施術前）右（施術直後）】

１回の治療で毛穴もきゅっと引き締り、肌のハリ感、弾力がアップしました。

「つまんだ時の弾力が違う！」

これは治療してすぐにコラーゲンが増える、というよりも過酸化水素とトリクロロ酢酸が肌の奥で反応し水分を生成するためです。実際の効果は、主成分のTCA(トリクロロ酢酸）と過酸化水素が肌の奥でじわじわと作用し進行していきます。

 【TCAによるバイオリバイタライジング作用と“肌スパルタトレーニング”】

TCA（トリクロロ酢酸）が肌を再活性化する経路は３つあります。

①成長因子の増殖（血小板由来増殖因子（PDGF-B)、TGF-β１、TGF−α、血管内皮増殖因子（VEGF))によるもの

②炎症性及び非炎症性インターロイキン（IL-1及びIL-10)の炎症作用によるもの

③皮膚ストレス応答システム（SSRS)によるもの

特に注目すべきは③の皮膚ストレス応答システム（SSRS)によるもので、体が全身性のストレスを受けるとホルモン前駆体であるプロピオメラノコルチン（POMC)が放出されます。 TCAを皮膚に塗布すると、このSSRSが刺激されPOMCが放出されます。POMCは、

・角化細胞及び繊維が細胞の増殖

・皮膚のターンオーバーの促進

・バリア作用の強化

など皮膚の修復に大きな役割を果たす複数のペプチドホルモンの前駆物質です。このホルモン前駆体は酸性phの環境でより効率的に起こります。つまり、

バイオリバイタリゼーション作用を最大に高めるには肌を酸性phに保つことが不可欠

です。肌を酸性に保ちストレスを与えると肌は自ら再活性化していきます。そのように肌にスパルタトレーニングをさせ、マッサージピールの効果を最大限に生かす為に欠かせない化粧品が

WIQo SMOOTHING FACE FLUID（美容液）とWIQo NOURISHING AND MOISTURISING CREAM (クリーム）

です。

WIQo SMOOTHING FACE FLUID（美容液：右）

グリコール酸を配合しているため、皮膚に潤いを与え、酸性にすることでマッサージピール後の施術効果を高める美容液です。治療後数日間は肌を酸性に保つことが不可欠です。

「WIQo SMOOTHING FACE FLUIDを使用した20名に水分保持能力が上昇した。」

というデータもあります。

WIQo NOURISHING AND MOISTURISING CREAM (クリーム：左）

マッサージピール後の皮脂膜を回復させることで天然の皮膚バリアを修復します。シアバターを配合し肌を鎮静しながら保護、またエキナセアの抗炎症作用と肌本来のヒアルロン酸を保つ作用で高い水分保持効果があります。ビタミンEによる抗酸化作用がフリーラジカルから肌を守ります。

マッサージピールの効果を最大限に生かすためのホームケアに、また施術をされていない方にも大変好評ですので是非お試しください。