先日六本木ミッドタウンで開催されましたハーストビューティフェスティバル2017に参加させて頂きました。1日かぎりの美の祭典ということで、美容関係者に限らず一般の方々も多数参加される大規模なイベントでした。

午前中、朝一番から、もちまわりで個別無料カウンセリングを行うブースを担当しました。アラガンジャパンのブースで、来場者の方の美容のお悩みに関して、注入治療を中心にその方にあった治療法など、アドバイスさせて頂きました。

僕の担当は約2時間。正直なところ、長いなぁ…、お客さん来ないんだろうなぁ…と思っていたのですが、11時ちょうど会場がオープンした瞬間、ダムが放流をおこなうように、沢山のお客さんが一瞬にして会場を埋め尽くし、瞬く間にカウンセリングブースにも列が出来上がりました。

『こんにちは、初めまして、何か気になっているところはありますか？』普段の診療と同じような、カウンセリングを淡々と行いました。気が付けばあっという間の2時間。僕は20名の方を診察させて頂いたようです…。ぶっ通しです…。つ、疲れました（笑）

この無料カウンセリングが終わったあと、しみじみと感じたのですが、美容クリニックに行ったことがある、通っている、そういう方は本当にまだ多くないのだなと感じました。僕の受け持った方にお聞きした印象では全体の約2割の方が経験があるというお答え。無料カウンセリングを受けてみよう！つまり、美容医療に興味がある、と言う方の実に8割が行ってみたいけど、まだ行ったことがないという結果なわけです。

化粧品や美顔器などのホームケアは殆どの方が色々試している様子で、エステサロンなどはぼちぼち経験があり、美容医療、クリニックとなると、一気にハードルが高くなってしまうようです。せっかくの良い機会ですので、僕の方からも来場者の方に質問させて頂きました。『どうしてまだ、美容クリニックに行ってみないのですか？』。その答えは様々でしたが、ざっくり分類すると『料金が高額（なのではないか？）』『効果がきちんとでるのか？』『副作用やリスクが心配』そういったお答えでした。

以前、統計の取られたアンケートの回答を裏付ける結果ですね⇒こちら。

無料カウンセリングが終了した直後、生気をほぼ無くしたｗ状態で、すぐに次の会場へ移動しました。そこで初めて植松晃士さんとお会いして、ご挨拶させて頂きました。かなりタイトな時間割で、会ってすぐ、2,3分ほど打ち合わせを行っただけで、すぐにセミナー本番がスタートしました。

ミッドタウンの1階、食品売り場などのあるフロアの踊り場に特設会場が設置され、そこで『美しい顔』に関して、医療的な見解と予防、治療法などに関してコメントをさせて頂きました。

目や鼻など、個別のパーツが美しいことはチャームポイントになりますが、『美しい顔』を考えるとき、それらのバランスが重要なこと、全体的な輪郭が与える印象（男らしい、女性らしい、若い、老けて見える）などについてスライドを交えて解説させて頂きました。また、それらのパーツ自体の老化、あるいは老化によるパーツのバランスの変化、そのメカニズムと改善方法など医学的なコメントをさせて頂きました。約25分、タイム管理など、進行は植松さんに全部お任せする感じで、僕自身はかなり、リラックスしてセミナーに臨むことができました。

人前で話をするというのは、どうにも苦手なのですが、沢山の機会を頂戴し、少しずつ経験させて頂いてきたことで、だいぶ慣れてきたように思います。今後もこのような機会をいただいた時には、ご報告させていただきます。『美しい顔』、外見に関する内容のセミナーでしたが、人を美しく見せるのは【外見】だけではありません。人が他人を美しく感じるのは、見た目だけではなく、その人の声、話し方、表情、仕草、雰囲気、オーラ、様々な要素があると思います。診察や治療でお力添えできることは限られますが、そういう外見以外のことを、僕自身も磨いていくことは勿論ですが、来ていただく皆様にも何かお手伝いできるといいなと、思っております。

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