アレルギーを起こしにくい 新しいヒアルロン酸「カイセンス」
ヒアルロン酸注入のリスクと言われているのが、アレルギー反応や拒絶反応です。
体質や体調により、注入後数日~数週間、腫れや浮腫みを起こすことがあります。
せっかく注入しても、腫れている間、人前に出ることが億劫になったり、治療に対する不安が募ると思います。
今回、そのようなアレルギー反応を起こしにくいヒアルロン酸製剤を導入しました。
より安全に、仕上がりも良くご案内できると思います。
1,カイセンスの特長
架橋剤が限りなく少ないヒアルロン酸
ヒアルロン酸は元々、体内に存在する物質のため、アレルギーを起こすことがほとんどなく、安全な物質です。
ヒアルロン酸の分子だけでは、通常はすぐに吸収・分解されてなくなってしまうため、注入用のヒアルロン酸製剤には架橋剤という化学物質が添加されており、体内に注入されてからも分解されにくく作られています。
ヒアルロン酸自体にアレルギーを起こすことは少ないですが、この架橋剤にアレルギー反応をはじめとする様々な有害事象の原因があると推察されています。
そのため、この架橋剤が少なければ少ないほどアレルギー反応などの有害事象の発現が少なく安全性が高いといえます。
カイセンスは従来のヒアルロン酸製剤と比べてこの架橋剤の量がとても少なく純度が高いヒアルロン酸製剤であり、安全性が高いのが特長です。
特許技術により、高分子のヒアルロン酸で組成されている
多くのヒアルロン酸製剤は、高分子と低分子のヒアルロン酸を架橋することで、粘性を保っていますが、カイセンスは高分子のヒアルロン酸のみで構成されています。
製造過程で、活性酸素を限りなく除去することで、高分子のヒアルロン酸の長い鎖(高分子鎖)を重合することができています。
これはOXIFREE(オキシフリー)製法というカイセンスの特許技術です。
活性酸素が少ない分、少量の架橋剤で、しっかりした架橋を保持しています。持続期間も長く、しっかり安定した立体系を作ることが可能になりました。
低分子のヒアルロン酸が有害事象に関連している可能性があるという報告もあるため、高分子のみで組成させているカイセンスは、従来のヒアルロン酸よりも安全性が高いといえます。
弾性が長期に持続する
従来、架橋剤が少ないと、リフトアップ力が弱く、効果の持続も短くなると言われています。
また、凝集性が低く組織内に広がりやすいというデメリットがありました。
カイセンスは、高分子ヒアルロン酸の生成を可能にしたことによって、弾性を長期に保ち、高いリフトアップ力を維持することができるヒアルロン酸製剤です。
押したときに戻ろうとする力、垂直抗力が従来のヒアルロン酸よりも高く、隆起力に優れており、少量でも効果を発揮できることが特長です。
2,治療できる部位
Precise (プレサイス) |
Define (ディファイン) |
Volume (ボリューム) |
Extreme (エクストリーム) |
|
---|---|---|---|---|
硬さ | 柔らかい | やや柔らかい | やや硬い | 硬い |
適応部位 | 真皮上層 口唇 |
真皮深層 口唇 |
皮下脂肪 骨膜上 |
皮下脂肪 骨膜上 |
3,他のヒアルロン酸との比較
従来から当院で扱っているヒアルロン酸「ジュビダームビスタ」と比較すると、ほぼ同程度の硬さ(粘性)でも、カイセンスの方が形成力(リフトアップ力)が高いことがわかります。
4,モニター写真
顎に硬いヒアルロン酸「エクストリーム」を入れたことで、Eライン(鼻尖・口唇・顎)が整いました。
顎がやや前に出たことで、顎下の脂肪がスッキリと見えます。頬下部に注入したことで、頬のコケが目立たなくなりました。
頬上部にやや硬いヒアルロン酸「ボリューム」を左右各1.5mlずつ注入したことで、下眼瞼のしわとクマが目立たなくなりました。
非常にナチュラルな変化ではありますが、若々しく、元気そうな印象に見えます。
5,持続期間
約1年~1年半の持続期間です。
注入部位によって差があります。
6,施術を受けられない方
- 妊娠中の方
- 授乳中の方
7,副作用
従来のヒアルロン酸と同様、内出血の可能性はあります。
アレルギーは起こしにくいといえます。
8,料金
Kysense(カイセンス)・Extreme | 1ml | 99,000円 |
Kysense(カイセンス)・Volume | 1ml | 99,000円 |
Kysense(カイセンス)・Define | 1ml | 99,000円 |
Kysense(カイセンス)・Precise | 1ml | 99,000円 |
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