こんにちは！

金曜日担当の森です！

今回は目尻のしわでお困りの方へのボトックス注射に関するお話です！

ボトックス注射の３大希望部位は「額、眉間、目尻」です。

以前額に関する記事を書きましたので、今回は目尻にします！

また、ボトックス全般に関する考え方なども書いておきましたので良かったらご覧ください！

【目次】

１．目尻のしわについて(crow’s feetとは?)

２．目尻に対するボトックス注射

３．副作用など

【１】目尻のしわについて(crow’s feetとは?)

目尻のしわ。

笑った時や目を強く瞑ったときにに出る表情じわです。

その形からCrow’s Feet(カラスの足)とも呼ばれます。

自然に出るものですし、笑顔の一部と考えれば悪いものでないと僕は思います。

しかし、このしわが安静時にも刻まれてくるとすこし話が変わってきます。

年齢を感じさせてしまうんですね…

若いほど皮膚のコラーゲンやエラスチンの量が多く皮膚の戻りが早いため、安静時には跡が残りません。

しかし年齢と共に徐々に戻りが悪くなり、皮膚の折り畳みを繰り返すたびにしわは癖づいて深くなっていきます。

【２】目尻に対するボトックス注射

ではそれを食い止める方法です。

ご存知の方も多いボトックス注射。

筋肉の動きを抑えてあげる薬です。

これを「眼輪筋(眼輪筋)」というシワを作っている原因の筋肉に効かせます。

すると、しわが寄りにくくなるわけです。

ただここで注意点が１つ。

そもそもボトックスは表情じわに対する治療なので、安静時のしわに対する効果は限定的です。

短期的には「動きを抑えて安静時の状態を維持する」効果です。

しかし先ほどお伝えした通り、何度も折りたたむことがしわを深くしていきます。

そのためボトックスで動きを抑えることでしわが深くなることを予防したり、

場合によっては浅くなっていくこともあります。

つまり、アンチエイジング効果が期待できるという事です。

【３】投与方法について

投与部位については成書によって少しずつ異なる部分があります。

それはドクターごとの好みや患者様の個人差によって１つの方法だけですべてのケースに対応できないからです。

私は画像の点を基本的な注射部位としていますが、

しわの寄る部分が上に寄っていたり下に寄っていたり、

効きの良い人とそうでない人がいたり、

非常にバリエーションがあって全く同じというケースはありません。

そのため患者様と

・しわの位置

・原因となる筋肉の走行

・過去の治療歴(注射部位や投与量)

・どの程度効かせたいか

などについてお話しして決めていきます。

ここで重要なことは「１度で100点を取りにいかないこと」。

こう言うと不思議に感じるかもしれませんが、全員に1度で100点を達成することは理論上不可能です。

そのため「大多数の患者様はこの方法で良好な結果が得られる」という方法をベースにしてその時の方法を記録します。

その結果に患者様が「満足」すれば同様の方法で継続すれば良いでしょう。

逆に「不満」が残った場合はその理由と注射方法を照らし合わせれば次の提案が可能です。

私が担当させて頂くと良く言われるのが、

「前のクリニックでどこに打ったのか、どれくらい打ったのか分からない」

「こんなに丁寧に説明を受けたのは初めて」

ということです。

もちろん「任せるからパッとやって帰りたい」と言われればそれも可能です笑

ただ、どうしても時間がない場合を除いてはご説明させて頂いています。

ボトックスは「効かなすぎ」ると再来院が面倒かもしれませんが悪さはしません。

問題は「効きすぎ」。

これを防ぐために初めての方は通常よりも少なめ(1/2-2/3)の量で経過を見るのもお勧めです。

可能であれば２週間ほどで１度経過を見せて頂き、効きが弱ければ追加治療というのが非常に安全です。

【まとめ】

今回はボトックス注射で人気の治療部位である目尻を例にして

ボトックス全般についてお話ししました！

初めての方も経験のある方も、理想の効きを実現できるようご相談していきましょう！