こんにちは、銀座院金曜日担当の森です。

最近は花粉症がつらくて、気が滅入ります。

僕は栃木県日光市出身で、猿や鹿が周りを歩いているような山の中で暮らしていました。

その頃のスギ花粉を思えばまぁ軽いものですね笑

では本題に入ります。

最近は幹細胞治療という言葉をよく耳にします。

なんだか凄そうですよね。

でも、実はなんのことかよく分からなかったり笑

じつは、医師でも研究や分野的に関わりのある人間でないと詳しく説明できないのが現状です。

ただ、その力は今後の美容医療業界でも非常に期待を受けています。

今回は私が参考になる書籍で学んだことを皆様にシェアさせていただきます。

なんだか難しそうに見えるかもしれませんが、できるだけ分かりやすく書いてみますので良かったら読んでみてください。

【幹細胞と再生能力】

なぜ、トカゲのしっぽはまた生えてくるのでしょう？

そしてなぜ、人間の腕は再生しないのでしょうか？

これは非常に重要な疑問です。

この再生能力の違いは幹細胞の量と質の差だとされています。

１つ説明が抜けていました。

幹細胞というのは皮膚や内臓など、私達の様々な部位に変化していくことのできる細胞です。

つまりこの幹細胞の量と質が良いほど、再生能力が高いのです。

同じ人間の中でも、赤ちゃんの再生能力は非常に高いです。

傷がついたり、湿疹ができたりしても非常に治りが早い。

その一方で、年をとればとるほど傷が治りにくくなったり、痕になりやすくなったりします。

つまり、私達の再生能力は徐々に低下していきます。

色々な病気にかかりやすくもなりますし、

肌にも老化現象として現れます。

【幹細胞治療と幹細胞上澄み液】

“では培養した幹細胞を体内に入れれば老化を抑え、病気を治すこともできるのでは？”

と考えられたわけですが、これにはいくつかの問題点があります。

１．がん化のリスク

幹細胞を培養し、強制的に増殖する過程でがん細胞ができるリスクが懸念されています。

２．血栓(血の塊)をつくるリスク

細胞の増殖力が強いことから、血液が固まりやすくなる可能性があります。

３．費用対効果

非常に高額な費用がかかる上でそれに見合う効果があるのか、という疑問が残ります。

そこで以上の問題を解決できたのが「幹細胞上澄み液」です。

幹細胞を培養する時、その培養液には幹細胞の産むたくさんの生理活性物質が含まれています。

実はこの中に幹細胞治療の効果を作るサイトカインやエクソソームというような物質が詰まっているわけです。

この液体が「幹細胞上澄み液」。

じつは、「幹細胞」と「幹細胞上澄み液」の効果はほとんど変わらないそうです。

この上澄み液は培養の過程でただただ捨てられていたそうで、

今から考えれば非常にもったいないことをしていたわけですね…

この幹細胞上澄み液を使用することで、

上の３つの問題点は解消されてしまうのです。

細胞自体を入れないのでがん化しませんし、血栓も出来ません。

そして費用も安いと。

(もともとは捨てていたくらいですからね笑)

その上細胞のように死にませんから、保存も商品化もしやすい。

良いことばかりですね。

【CALECIMについて】

それではここで、当院で採用となったCALECIM(カレシム)についてお話をさせて頂きます。

これは何かというと、

「臍帯幹細胞美容液(さいたいかんさいぼうびようえき)」

です。

臍帯とは“へその緒”のこと。

へその緒から採取した幹細胞を臍帯幹細胞といいます。

この臍帯幹細胞は美肌づくりに重要なサイトカインを作り出しています。

CALECIMは、その臍帯幹細胞を培養するときの培養液を精製したものです。

もうお分かりでしょうか？

この培養液が先ほど言っていた「幹細胞上澄み液」にあたるわけです。

こちらを１日２回肌に塗ることで、

「ハリ」「ツヤ」「透明感」「潤い」

のある若々しい美肌に変化させます。

当院ではダーマペンを行う際のオプションとしても使用できます。

浸透力が高まるため、非常におすすめです。

もちろん、残った分は自宅で使っていただけます。

【最後に】

ちょっと難しい内容でしたが、分かりやすく伝わったでしょうか？

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

ご来院もお待ちしております。