美容の最先端本場ハリウッドのアメリカ製のボトックスのほか、イギリス製、ドイツ製、韓国製、中国製など大変多くのボツリヌス製剤が今では簡単に手に入ります。ネットや噂話などあまり良くない噂も聞くことがあるボトックス治療ですから、特に初めてやってみたい方にとっては安全で安心なボトックス、またはそういったクリニックを選びたいですよね。少しでもその参考になれるよう、ボトックス被害者の方が生まれないように情報をまとめようと思います。

美容医療で用いられるボツリヌス製剤は全て、ボトックスビスタ以外、医師の個人輸入により国内に輸入されます。精密機器に匹敵するほど繊細でデリケートな薬剤であるため、保存状態や輸送環境もまた品質の一部と言っても過言ではなく、その管理体制や信頼性が最も高いのは唯一アラガンジャパンの販売する厚労省認定のボトックスビスタしかありません。注意が必要なのは安心してください【アラガン、ボトックス】ですよ、という表現ならOKでは無い点です。米国アラガン社直属の日本支社であるアラガンジャパンが販売する正規輸入のボトックス【ビスタ】でなければ意味がありません。

（画像を拡大するとカタカナ、日本語表記や日の丸印が確認できます）

ですから、現時点で間違いないボトックスを選びたければ、ボトックスビスタ一択です。

唯一の厚生労働省認定薬剤であること以外に、製剤自体の拡散の少なさや切れ味のよさなど、特筆すべき点は数多くありますが、今回は割愛させていただきます。ともかく、当院ではこの正規ボトックスビスタしか取り扱っておりません。

【ボトックスの効果】

しわを浅くする。深くなることを予防する。発汗や皮脂分泌を抑える。発達しすぎた筋肉を細くする。等の効果があります（微妙に表情をデザインするボトックスリフトやマイクロボトックスなどのテクニックもありますが今回は省略します）。治療後数日で効果が認められ、３～４か月程度持続します。

【ボトックスの副作用】

しわを浅くする。深くなることを予防する。⇔この副作用として、表情の変化があります。ボトックスは直接しわを改善する薬剤ではありません。筋肉の動きを緩めることで効果を発揮しています。一部の表情筋の作用が弱まると、結果的に表情に変化が出ます。発汗や皮脂分泌を抑える。⇔これに関しては大きな副作用はありません。皮膚が乾燥する等の副作用は目立ちません。発達しすぎた筋肉を細くする。⇔エラや、ふくらはぎ、こめかみなどの筋肉を細くするケースでは輪郭が変わる（細くする）ことで、小顔になるのですが、痩せたことでフェイスラインの皮膚のたるみが目立ってしまうようになったり、老けて見えてしまう事があります。ふくらはぎでは転びやすくなるケースがあります。その他、全ての治療部位で起こり得ることに左右差や、内出血、赤み、腫れ、痒み、違和感等があります。

【ボトックスの失敗】

これが重要です。あまり大きな失敗とまでは至らないものの、不満足な結果となってしまうのに左右差があります。（左右が完全に対称な人はいません。治療時には左右の違いが大きくないか僕らがチェックすることも重要です。）左右差があまりに大きいと、ふとした表情の時にかなり不自然な顔になります。有名な失敗談にスポックブロウ、メフィストサインなどがあります。検索で画像を調べたらどういう症状・状態かすぐにおわかり頂けます。眉間や額の治療の際に起こりうる現象です。（前頭筋外側部と鼻根筋への注入に気を付けることで回避できます。）そのほか、アジア人で特に多いのが眉毛下垂、眉毛が下がる変化です。これが日本人の場合、相当つらいケースがあります。眉毛が上げられなくなると、上まぶたも重く下がり、目も開けずらくなります。頑張って無理に目を見開こうとすると、睨んでいるようなとても怖い目つきに見えてしまいます。（これを避けるため、原則的には眉毛上２ｃｍはボトックスを効かせないように筋力を温存します。）

眉間と額を同時に治療した場合には、下手をするとこの眉毛下垂+スポックブロウの状態になるため、無表情の時でも人相が大きく変わり、大変苦労します。いつも機嫌が悪く怖い人と周りから見られる可能性もあり、心労はとても大きくなります。美容整形手術の失敗等とは異なり、３，４か月程度で必ずもとの状態に戻るのがボトックスの特徴ですが、一度この失敗を経験してしまった人はボトックス治療を相当嫌いになってしまいます。もう一度挑戦してみようと思う人はほとんどいません。

【ボトックスの修正】

左右差があまりに大きいというパターンは効きの悪い部分に適量追加することで、ほとんどのケースが容易に改善できます。スポックブロウはボトックスを少量追加することで改善することができます。ただし、ボトックスを追加すると、ほぼ眉は上げられない、ほとんど動かない状態になってしまうので、眉を使わない表情の仕草に慣れている人以外には不向きです。眉毛下垂は程度によりますが、修正が難しく基本的には経過を見る、つまり効果が切れるのを待つというのが一般的です。ただ大事なイベントを前に治療したのに、変な顔になってしまったというと、目も当てられず、非常に残念であり、そのようなケースではボトックスの効果を一時的に弱めるアセチルコリンというお薬がありますので、効きすぎたボトックスの作用を弱めるのに使用することができます。

アセチルコリンとは神経伝達物質と呼ばれる脳からの指令を関係各所へ伝達する役割を担っている化学物質です。シンプルに解説するとボトックスが作用した後ではこの神経伝達物質が働かなくなってしまうため、筋肉を動かして！と言う指令が伝わらないので、お注射でダイレクトにその成分を補ってあげるというものです。

ボトックスが効きすぎた
まぶたを上げにくい
人相が悪くなった
笑顔が作りにくい
ボトックスビスタ以外の銘柄の注射でも対応可能ですので、気になる方はご相談ください。

４年前の開業当初から【ボトックスビスタ】を日本でもっともっと普及させるべく、破格の料金設定を企業努力と言うかクリニック努力でしてきた僕らスキンリファインに、【ボトックス宣教師】というニックネームをカリスマ美容雑誌【美スト】のライターさんから頂きました。

一度悲惨な目にあってしまった方は、必ず元に戻るとは言え、もう二度と受けられなくなってしまう方がほとんどです。折角すばらしい治療なのにそのような経験をして、治療をうける選択を放棄してしまうのは本当にもったいないことです。ボトックスビスタ宣教師というニックネームを頂いた当時から、それより以前から採算度外視でもやり続けるこの思いは変わっていません。

あまりに破格の料金設定のため、患者さん、同業者のドクター、関係各所の方々から疑われます・・・。偽物じゃないの？めちゃくちゃ薄いんじゃないの？。そんなことは無いのです。安心してください。完全に正規品のボトックスビスタで標準的な単位数、濃さで治療にあたっています。ボトックスへの貢献が高いクリニックへアラガンジャパンから、その貢献を称える称号が贈られるそうで、2015年度、今回頂くことができました。個人クリニックでは（吉祥寺・広尾と２医院とはいえ、）異例の消費実績、症例数の多さを評価していただきました。

また４/８からしわのしわざキャンペーンが始まります。恐れ多いですが、今回も学術部分の監修を務めさせていただきました。次回また詳しくご紹介いたします。アラガンジャパンの皆さま、【Gold Status】ありがとうございました。来年も多くの方にボトックスビスタの素晴らしさを知っていただくために、食わず嫌いや、初めの失敗の被害者の方がこれ以上でないように、普及活動に努めていきたいと思います。