【#紫外線】【#日焼け止め】今年は絶対日焼けしない!
絶対、日焼けしない!
化粧品か何かのキャッチコピーにありましたね、何はなくとも日焼け止め。三度の飯より日焼け止めというくらい、熱心に紫外線対策をされている人は多いと思います。空前の日焼け止めブーム。もう完全に死語というか、以前はガングロなんていう日焼けした肌がブームの時代もありましたけど、今どき、わざわざ小麦色の肌を目指す人はほとんどいないと思います。太陽はなんだか悪の権化のような扱いで気の毒ですが。
美容皮膚科が身近になるにつけ、紫外線による【光老化】を意識する人が増えています。シミだけでなく、しわやたるみの原因にも大きく関わっているため、美容皮膚的に考えると、確かに日焼けは100害あって一利なし、に近い害悪と言えます。ピーリングやフォトフェイシャルなどの治療後は『決して日焼けしないでくださいね』念を押して患者さんに説明をするクリニックは少なくありません。
からだの成長は遺伝子に組み込まれており、個体差は殆どありません。中学生ころ成長期を迎え、20歳くらいまでには身体は成熟しています。しかし、成長を終えた身体が変化していく、すなわち老化が始まるのはいつ?なのか、と言う点は遺伝子に組み込まれているわけではありません。
つまり、何が言いたいかと言うと【老化現象というのは生活習慣などで自分である程度コントロールできる】ということです。
若いころから熱心に日焼けをしたり、活性酸素に多く接する生活を繰り返せば老化は早くやってきますし、進む速度も速くなります。白人の40代の人は日本人の40代の人と比べて随分と老けて見える人が多いと思うんです。これは白人種の人の肌は紫外線に対する防御能力が低いため、皮膚の遺伝子がダメージを受けやすいことによります。実際、過度な紫外線のDNAダメージは皮膚がん発症のリスクであり、ニュージーランドの白人の人の皮膚がん発症率は日本の実に100倍というデータもあります。
絶対に日焼けしない、と言うのは現実的に物理的に可能でしょうか?できる限りの対策を考えてみましょう。正しい紫外線対策のために、紫外線について簡単にポイントを解説します。
※環境省HPより抜粋
紫外線は主にUVA、UVBという2種が肌の健康を考えるときに重要です。UVBのほうが細胞に与えるダメージが強いです。SPFと言う数値はこのUVBから身を守る指標で、PAというにはUVAから身を守るための指標になります。現在、日本ではSPFの最高値は50、PAは+++という数値になります。数値の高い、+の多い日焼け止めを選択すれば、効果的なわけですが、数値の高い日焼け止め科学的に合成された成分を含み、それが皮膚に刺激となるケースもあるため、肌に合ったものを使用する事が重要です。
※環境省HPより抜粋
環境省に紫外線対策マニュアルが作成されています。さすが、お役所の作成しているマニュアルだけあり、細かすぎず、大雑把すぎず、程よいボリュームとトピックがちりばめられていますので、参考にしてみてください。
マニュアルの中には、たまに紫外線に当たった方がよい、という記載が見つかります。なんと!日焼けを推奨しているの?と驚かれるかもしれませんが、安心してください。肌が黒くなるほどの日焼けを推奨しているわけではありません。小麦色の肌になるくらい太陽に当たるのは、当たりすぎです。
ビタミンDという体にとって必要なビタミンがありますが、これは日光浴によって体内で合成されます。最近の美容皮膚科事情的には「ビタミンDは食事やサプリなどによって充分足りているので、太陽に当たるメリットはないですよ」とご説明しているのですが、どうもあまりの美白ブーム、日焼け止めの性能の進化によって、ビタミンD不足が深刻化してきているというのです。たしかに、あまりにも極端に太陽を嫌煙する女性は増加の一途ですから、紫外線にあたらないことでビタミンDに危機が訪れているというのも、あながち納得です。
ビタミンDはカルシウムの消化吸収に重要な役割を持っているのですが、それ以外にも実はホルモンのような働きがあり、様々な生体維持の役割も持つことが明らかになっています。ビタミンD不足はカルシウムが直結する骨粗鬆症だけでなく、神経疾患、糖尿病、高血圧、アレルギー疾患など様々な疾患を悪化させる、または発症させる要因との指摘もあります。
と、多少当たっても大丈夫ですよ、と言う擁護をしておきながら、なんですが、塗る対策だけでなく【飲む対策】もおすすめです。老舗ヘリオケアのほかUVLOCKも売れ筋です。紫外線による日焼けは直達光、錯乱光、反射光によりますが二次的に発生する活性酸素によるDNAダメージも侮れません。ですので、定番の水素サプリやラクトデザインも効果的です。100害あって一利なし(ビタミンDに思いを馳せれば、いくつかはメリットもありですね)。この夏も絶対日焼けしない。頑張りましょう。
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