こんな美容クリニックには要注意!事前に見極めるべき危険なサイン〜海外整形編〜

篠原秀勝

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スキンリファインクリニック
篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

近年、海外での美容整形を希望する日本人が急増し、海外の美容クリニックも日本人をターゲットにした広報活動を盛んに行なっています。多くは海外整形専用アプリや、クリニックが発信するSNSを通じて施術の相談や情報交換が行われ、予約・事前カウンセリングまで一括で完了できる手軽さも、人気に拍車をかけているといえるでしょう。

一方、海外整形にはこれまで多くのトラブルや死亡事故の報告も少なくありません。今回は海外での美容整形についてと、海外美容クリニックの危険サインについてをご紹介します。

海外整形のおもな流れ

①整形したい美容クリニックを決定する

海外美容クリニック専用アプリ、または代理店等が企画する美容整形ツアーにて予約を行います。骨切りなど危険をともなう手術の場合は、ダウンタイムを現地で過ごすこともあるため、必要であれば近隣ホテルを予約します。

②同行する通訳者の決定

昨今は日本人専用フロアが併設された美容クリニックや、日本語の話せる現地スタッフも多く存在します。しかし、渡航が初めてで空港からクリニックまで一人では不安、という場合、同行する通訳者を個人で雇う必要があります。

③事前カウンセリング

多くの美容クリニックでは、オンラインによる事前カウンセリングが行われています。希望する施術・費用の見積もり・指名したい医師など、日本語での相談となります。クリニックによっては、事前カウンセリングを受け付けない場合があるので注意が必要です。

④渡航

美容整形ツアーであれば空港にエージェンシー(代理店)スタッフが迎えに来るケースがほとんどです。一般的な予約方法であれば、予約した美容クリニックへ直接向かいます。なお、美容整形ツアーといっても通常の観光ツアーとは異なります。整形希望者がグループで移動するわけではなく、クリニック代理店と個人との契約に近いかもしれません。

⑤カウンセリング

美容クリニックの多くは、医師による診察の前に通訳兼カウンセラーによるカウンセリングが行われます。希望の施術やデザイン、支払いを終えた後、医師による診断が始まります。しかし日本語の分からない医師も多く、おもなカウンセリングはカウンセラーによって行われることが多いとされています。

⑥美容手術

美容クリニックでは埋没二重術など、日本では局所麻酔でおこなう施術も睡眠麻酔を使用するクリニックが多い傾向にあります。施術後、麻酔が切れるまで待機室で安静にした後、予約していたホテルへ戻ります。

⑦帰国

大掛かりな手術であれば、数日のダウンタイムを現地で過ごすこともあり、昨今では美容クリニック提携のホテルも増えています。また、万が一、飛行機内で体調や施術部位に異変が生じたとしても治療は帰国後、日本で対応可能なクリニックを自身で探す必要があるため、事前にリサーチを行いましょう。

リスクの高い海外整形の希望者が増えている理由

国内外に限らず、美容医療のリスクはゼロではありません。とくに海外で美容整形を行う場合、医療面だけでなく文化の違いや治安など、さまざまなリスクが加算されるでしょう。

多くの人々がリスクを理解した上で、海外整形を希望する第一の理由は”価格”です。渡航費を合わせても国内価格より30%程度は安価で美容整形を行うことができます。第二の理由は国内では医師の判断で断られる手術が受けられる、また1日で大掛かりな手術をまとめて行うことが挙げられます。

しかし、日本人医師が手術を断る理由は患者の健康や、整形後の状態を考慮した結果です。国内でのカウンセリングであれば医師のアドバイスを一度持ち帰り、検討する時間をとることができます。しかし、海外の美容クリニックでは再検討する時間はありません。なかには不安な気持ちのまま、カウンセラーに押し切られる形で美容整形を受けた結果、失敗となるケースも多く見られます。

安価な手術代に飛びつく前に、海外で美容整形を行う際は文化の違いや治安、手術後のケアなどを考えることが大切です。

費用が安いカラクリ

海外整形が安価な理由はさまざまです。もっとも大きな理由は美容クリニックの数が多く価格競争がおこっていることでしょう。しかし、院長以外に医療資格を持つスタッフが在籍しないクリニックなどもあるとされ、年間に数万件の重篤な事故が起きており、社会問題として警鐘が鳴らされています。

クリニックや医師の数が多いので競争が激しい

美容クリニックの数が多いため、患者獲得のために低価格を打ち出すことも。もちろん技術力が高い医師が安価で行うケースもゼロではありません。しかし、海外の数ある美容クリニックから安価かつ、医療技術に信頼のおける医師を探し出すことは至難の業といえます。

ある国では、近隣駅の看板の多くを美容クリニックが占めていた時期があり、内容の過激さと美容整形を助長すると国が規制に乗り出しました。現在では、海外の薬機法取り締まりも年々厳しさを増しています。

しかし、日本向けの広告やホームページには未だ、重篤なリスクのある手術に対し「手軽」「安心安全」がアピールされているため、クリニック選びは慎重に行う必要があるでしょう。

美容医療製品を安く仕入れている

たとえば美容整形大国ともいわれる韓国は、国内外も含め多くの患者が美容クリニックを訪れます。そのため、美容医療製品や薬剤を大量に仕入れることが可能といえるでしょう。また、オリジナルの医療製品の開発を行なっている美容クリニックも多くあり、いわゆる後発医療製品として、安価な施術を提供できるとされています。

カウンセリングにかける時間が少ない

海外の美容クリニックで、日本語を理解する医師は一握りでしょう。そのため、おもなカウンセリングは通訳兼カウンセラーによって行われます。美容クリニックによっては、オンラインによる事前カウンセリングが中心とされるケースもあり、医師が一人の患者に拘束されることなく、短時間で手術を行えることも低価格の理由です。

事前に見極めたい海外美容クリニックの危険サイン

海外での美容整形は手術費用だけでなく、渡航費やホテル等の宿泊費が必要となります。美容クリニックによっては予約費用の前払いがあるため、いかなる理由があってもキャンセルや返金は難しいとされています。これらのことから予約を行う前に、美容クリニックのプラス・マイナスの情報はしっかりとリサーチを行いましょう。

1日で大掛かりな手術をすべておこなうクリニック

骨切りや脂肪吸引などの大掛かりな手術を、1日ですべて行えると訴求する美容クリニックも少なくありません。国内であれば健康リスクを考慮した上、事前に血液検査等が必要なものもあり、それぞれの手術は数ヶ月間隔をあけて行われます。しかし、海外整形の希望者の多くは費用を抑えるために、あえてこのような美容クリニックを選ぶ傾向にあります。

大掛かりな手術を1日に同時で行うことは、非常に大きなリスクをともないます。これらを宣伝文句として使用する美容クリニックは避けるようにしましょう。

開院当時から医療トラブルゼロなどを強調しているサイト

大掛かりな美容整形を行うクリニックで「医療トラブルゼロ」または「世界的な技術力」など誇大表現をする美容クリニックには注意が必要です。予約を行う美容クリニックを決めた際は、院長や執刀医(指名の場合)の口コミや経歴等をしっかりリサーチするようにしましょう。

アフターケアについて触れないクリニック

万が一、手術に失敗した際のアフターフォローや、返金制度などについての記載がない美容クリニックには注意が必要です。また、記載があったとしても実際には、それらの約束が反故されることも少なくありません。悪質な美容クリニックの場合、事前予約は日本語対応でもクレームに対しては外国語による連絡、といったケースもあるため注意が必要です。

事前の意思疎通がしっかりできない

海外での美容整形の成功の鍵は通訳者にあります。言葉の壁により希望のデザインや仕上がりイメージを、医師へ100%伝えることは非常に困難であるといえるでしょう。

通訳選びは仕上がりを大きく左右します。とくに皮膚や骨の切除を行う手術の場合、元に戻すことは不可能です。日本の美的センスを理解している通訳者や、カウンセラーによるカウンセリングを行うことが重要となります。

ビフォー&アフター画像が加工されている

日本では美容整形のビフォー・アフターの写真加工が禁止されています。日本同様、海外でも年々、美容整形の広告規制が厳しさを増しているものの、症例写真が加工を施されているケースも未だ多く見られます。

とくに、肌色補正をかけたアフター写真を掲載する美容クリニックには注意が必要です。手術前より手術後の肌の色が明るい、もしくは手術前写真はノーメイクであるにも関わらず、手術後の写真ではフルメイクを施されている場合、仕上がりに自信のない美容クリニックであるかもしれません。

海外整形を受ける前に確認しておきたいこと

海外の美容クリニックは事前にメールやアプリメッセージを通し、予約やカウンセリングを行うことが多くあります。渡航前にしっかり希望を伝え、相手が理解しているかを確認しましょう。

希望しない施術を無理に決定させないか

海外の美容クリニックは、美容整形のセット販売を行なっているケースが多く見られます。美容クリニックによっては「二重術・隆鼻術・輪郭の骨削りをセットで行うと割引になる」と執拗に契約を迫ることも。

悪徳クリニックの場合、手術直前に不要な手術が追加されていた事例もあるため、セット割を繰り返し勧めるカウンセラーには注意が必要です。また、現地で最終カウンセリング中に他の手術を進められた場合、これまでのやりとりを見せ、不要な手術は行わないことを確認しましょう。

デザインのすり合わせの再確認

海外で行われた美容整形の失敗の一つに、美的センスの違いが挙げられます。昨今は海外アイドルやドラマなどの影響もあり、美的センスのズレは少なくなってきたといわれています。しかし、海外では美容整形に肯定的な国もあり、誰が見ても「美容整形しましたね?」という明らかな変化も「キレイな仕上がりなら成功!」といった風潮も見受けられます。

一方、日本人はナチュラルな変化を求める傾向にあるため、過剰な変化と仕上がりに「整形失敗」と感じることも。カウンセラーと仕上がりイメージの共有をしっかり行いましょう。

トラブル時の対処法を確認

海外整形の手術後に起こったトラブルは、事前に対処法を調べておくことで被害が少なく済むといえるでしょう。もちろん手術前のリサーチは大切ですが、美容医療には思わぬトラブルやリスクの可能性は決してゼロではありません。

「仕上がりに満足できない」「手術部位に組織壊死が起こった」など帰国後に生じるトラブルも多く見られます。万が一のトラブルに迅速に対処できるよう、国内で美容整形後遺症や修正を行う医療機関をあらかじめ探しておくことが大切です。また、海外でも整形の修正を請け負う美容クリニックもあるため、口コミなどを参考に選ぶと良いでしょう。

美容クリニックや医師の経歴を事前にチェック

2015年頃、海外のとある美容クリニックで医師資格のない医療機器販売業者によって美容整形が行われていた事件がありました。また、美容整形ブームにより外科医が足りず、看護師がメスを握ることが横行していた時期もあったといわれています。

現在では美容医療の規制が厳しくなったことから、無免許医による手術が行われることはないでしょう。しかし日本人にとって医師や、他の医療従事者を見分ける方法は術着以外ありません。

これらのことから海外整形を検討する際は、事前カウンセリング時の応対、ホームページのビフォー・アフターや口コミ、美容クリニックや医師に関する事故等を入念にリサーチすることが大切です。

また、帰国後のトラブルに備え、使用した製剤や医療素材等を知ることは迅速な治療にとても有効といえるでしょう。”万が一のトラブル”をいくつも想定した上で、安全性の高い手術を受けましょう。

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