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【未来の老化を予防】20代からできるヒアルロン酸注入エイジングケア

篠原秀勝

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篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

ヒアルロン酸注入は深いシワやたるみなど「アラサー・アラフォー世代が必要とする施術」といったイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

しかし、20代の間にヒアルロン酸製剤を適切な部位へ注入することで、加齢によるシワやたるみの進行を防ぐとされています。この記事では20代から現れる老化サインとヒアルロン酸注入によるエイジングケアについて解説します

20代から現れる老化サインとその原因

肌のハリや弾力を担う成分は20代前半より減少が始まります。これはいわゆる「老化現象」の始まりといえるでしょう。なお、紫外線や乾燥などにより、20代よりも早くから老化が始まることも少なくありません。

「目元や口周りなど皮膚の薄い部位に小ジワが現れた」「化粧品によるスキンケアでは物足りない」これらは肌が発する老化サイン、美容医療の始めどきといえるでしょう。もちろん過度な施術は必要ありません。日々減少するヒアルロン酸を注入施術により補給し、シワやたるみを先回りで防ぎましょう。

エイジングケアとしてのヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は体内の保湿物質とされ、肌のうるおいやハリ・弾力を保つ役割を持ちます。しかし、ヒアルロン酸は年齢とともに減少し、肌のハリ感低下とともに毛穴の開きや小ジワ・乾燥など、いわゆる老化現象を引き起こします。

これらはコラーゲンやヒアルロン酸を産生する線維芽細胞が存在する「真皮層」で起こるため、「表皮層」にアプローチする化粧品によるスキンケアやエステサロンでの改善は難しいでしょう。

ヒアルロン酸注入は、すでに刻まれたシワを改善するだけの施術ではありません。加齢とともに減少するヒアルロン酸を人工的に補うことで、乾燥・小ジワ・たるみなど肌に生じるさまざまな老化スピードを遅らせることが可能となります。

一方で20代からのヒアルロン酸注入は、過剰な注入量や注入部位によっては違和感のある仕上がりとなるリスクも少なくありません。老化対策としてのヒアルロン酸注入を検討する際は、美的センスと技術力のある医師による施術を受けることが何より大切です。

20代からできるヒアルロン酸注入施術

老化現象が生じる原因は、皮膚だけの問題ではありません。若々しい印象を保つためには骨格や唇のボリュームなど、顔全体のバランスを考慮したヒアルロン酸注入が必要といえるでしょう。

骨格が原因であらわれる「ほうれい線」

年齢を問わず老けた印象を与える「ほうれい線」は骨格に原因があることも少なくありません。頬骨の位置が高い、小鼻の横のくぼみが大きく深い、口元が前に出ている(前歯の突出)などが挙げられます。

また、骨格を原因とするほうれい線は加齢とともに皮膚のたるみが加わるため、実年齢より老化現象が現れやすいともいえるでしょう。

小鼻の横のくぼみを原因とするほうれい線の場合、へこみがある部位の骨膜上へ粘性の高い(やや硬い)ヒアルロン酸注入をおこなうことで目立たなくなります。頬骨の高さが原因であればヒアルロン酸注入により頬骨の位置を修正することで改善が可能です。

いずれもの場合も、ヒアルロン酸製剤をほうれい線の溝に直接注入するだけでは改善することはできず、骨格を見て顔全体にバランスよく注入する医師の技術力が重要になります。

深いシワになる前に改善したい「小ジワ」

目元と口元の皮膚はとても薄く、まぶたに至ってはわずか0.60ミリ程度とされています。また、汗腺・皮脂腺ともに少ないことから紫外線や乾燥などの環境ダメージを受けやすく、表皮層に小ジワ(ちりめんじわ)などが生じやすい部位といえるでしょう。

若い頃に野外活動やマリンスポーツなど長期間、紫外線を受けていた方は20代前半から小ジワが現れることも少なくありません。また、表皮層にある小ジワを放置したまま年齢を重ねることで真皮層の弾性物質の減少とともに、深く大きなシワへと進行します。

これらの症状は粘性の低い(柔らかい)ヒアルロン酸製剤を注入することにより、皮膚の保水・弾性効果を高めることで改善できるでしょう。しかし皮膚の薄い部位へのヒアルロン酸注入は凹凸を生じることもあるため、製剤の種類や注入法には注意が必要です。

縦ジワのないふっくらとした「唇」は若さの象徴

唇は他の皮膚とくらべ角質層が薄く、汗腺や皮脂腺がないため皮脂膜の形成がされない部位となります。そのため乾燥によるシワや皮むけが起こりやすく、また加齢によるボリューム低下は実年齢より老けた印象を与えかねません。

唇へのヒアルロン酸注入は”リップヒアル”ともいわれ、ボリュームアップや輪郭修正を目的とします。同時にヒアルロン酸のもつ保水力は乾燥や加齢による唇のシワを改善し、ふっくらと若々しい印象へ導くでしょう。

肌質改善を目指せる「水光注射」

水光注射とは特殊な自動注入器を使用し、粘性の少ない液状のヒアルロン酸製剤を皮膚浅層へ面状・均等に注入する施術のことです。水光注射は肌全体にうるおいとツヤを与え、弾力をもたらす効果があります。なお、皮膚を吸引しながら極細針により皮膚の浅い部位への注入となるため、痛みやダウンタイムは少ない施術とされています。

水光注射に使用する製剤はヒアルロン酸だけでなく、ビタミンや成長因子などクリニックごとによって成分は異なります。また化粧品やエステサロンの場合、有効成分は角質層までとなりますが、水光注射は真皮浅層まで有効成分を届けることが可能です。

これらのことから水光注射は顔全体の乾燥や小ジワ、毛穴開きなど肌質改善をおこなうことができるヒアルロン酸注入といえるでしょう。なお水光注射を20代から定期的におこなうことで、顔全体の老化スピードを遅らせることも可能とされています。

たるみが悪化する前に取り入れたい「リフトアップ」

顔に生じるたるみの原因は皮膚の衰えだけではありません。皮膚の土台ともいえる骨格のボリューム減少が大きく影響しています。骨吸収は加齢がおもな原因となりますが、元の骨格のへこみや形状により年齢問わず、たるみが生じやすいケースも少なくありません。

骨格を原因とするたるみは、粘性が高くやや硬いヒアルロン酸製剤を使用します。へこみが生じた部位の骨膜上に注入をおこなうことで、物理的に皮膚が引き上げられ若々しい印象へと導きます。

たるみは加齢により皮膚・骨格と原因が複雑化します。進行するほど改善が困難となり、状態によっては外科的治療が必要とされることもあるでしょう。20代半ばは軽度のたるみが生じる頃です。たるみが進行する前に、適切な種類のヒアルロン酸製剤を適切な位置へ注入することで、たるみの進行を遅らせることが可能とされています。

お顔のバランスを整える「形成術」

美しさの基準に「黄金比」が挙げられます。黄金比とは「人間が最も安定的な美しさと感じる比率」のことであり、これは顔立ちにも当てはまります。顔の縦軸・横軸を基本に、目・鼻・唇のパーツバランスが均一に揃い、眉や目、口角の高さが左右対称にあることが条件とされています。

しかし人体において完全な左右対称を求めることは難しく、表情筋の動きや加齢によってシワやたるみが顔の左右どちらかに生じることも少なくありません。またこれらの左右差はまばたきや咀嚼なども大きく関わるため、加齢とともに表情ジワとして刻まれてしまいます。

ヒアルロン酸注入は製剤の種類によって小ジワの改善から、顔のパーツの形成まで施術をおこなうことができます。ヒアルロン酸製剤のもつ幅広い効果と特長を活かし、顔のパーツバランスを整え、加齢による左右差の進行を防ぐことができるでしょう。

「洗練」された美しさを目指すスキンリファインクリニック

リファインとは ”洗練” を意味する言葉。

20代の肌はハリや弾力があり、美容医療とは無縁と考える方がほとんどでしょう。しかし紫外線や乾燥、日々のストレスにさらされ、気づかぬうちに肌ダメージの蓄積にともない老化は進行しています。

スキンリファインクリニックでは、不自然な凹凸で表面を飾るだけの過剰なヒアルロン酸注入は安全性の観点からも不要と考えています。さまざまな肌ダメージを一刻も早く改善し、将来的な老化現象を防ぎ、肌本来のもつ美しさを引き出すことこそが正しいエイジングケアではないでしょうか。

スキンリファインクリニックの最大の特長は”きれいに治す”こと、そして”きれいを引き出し保つ”ことです。年齢とともに美しさを重ねるために、20代から始めるヒアルロン酸注入についてのご相談はぜひ当院へお越しください。

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