患者さまのヒアルロン酸注入の不安や疑問に一問一答〜施術後編〜
今回は、ヒアルロン酸注入について、SNSや口コミサイトなどで多く見られる施術後に関する小さな不安や疑問についてスキンリファインクリニック院長の篠原先生に一問一答!
「注入部位が痛い」「涙袋がナメクジみたい」など、ヒアルロン酸注入後に起こってしまった想定外のトラブルや対処法について、伺いました。ヒアルロン酸注入を検討している方や、施術後のお悩みの参考にしてみてはいかがでしょうか?
施術後・仕上がりに関する不安や疑問
施術部位を触られるとヒアルロン酸注入をしていることはわかる?
ヒアルロン酸注入直後に触れた場合は、しこりのように感じることがあります。しかし数日でヒアルロン酸は皮膚組織に馴染むため、他人が触れてもわからないでしょう。
ヒアルロン酸注入をした部位を強くぶつけてしまった場合、形が変わってしまうことはある?
ヒアルロン酸注入は注入部位に力が加わると形が変わることも少なくありません。とくに2週間以内は形状が変わりやすいため注意が必要です。状態によっては修正が可能なため、不安に感じる方は担当医へ早めに相談しましょう。
ヒアルロン酸注入後、妊娠が判明!赤ちゃんへの影響は?
妊娠中、胎児へどういった影響があるのか詳細は分かりませんが、ヒアルロン酸が体内に存在する最中に妊娠が判明することは珍しいことではないと思われます。特に何か問題があったという報告はありませんので、すぐに溶解するなどの対応は必要ないでしょう。妊娠中にあえて新たに注入するのはお勧めできません。
鼻筋が太くなっていく、額に入れたヒアルロン酸が目元におりてくるなど、ヒ
アルロン酸が流れるのは何が原因?対処法はある?
適切な硬さのヒアルロン酸を使用していないことのほか、注入する層(深さ)などがおもな原因です。
ヒアルロン酸を注入する部分では、少なからず創傷治癒反応が起こります。創傷治癒とはケガや傷を身体が治す自己治癒のことで、ヒアルロン酸注入をおこなった部分は見方によっては組織の損傷であり、自己治癒反応が生じることでわずかに瘢痕形成(自己コラーゲン増生)が生じます。
鼻筋の場合には繰り返すことで、ヒアルロン酸が吸収された後に瘢痕組織(コラーゲン繊維)が存在することで太くなったように見えるケースもあります。
柔らかいヒアルロン酸だと涙袋がすぐ元通りに。多少硬いヒアルロン酸を入れることは可能?
硬さというよりも、涙袋と相性の良い性質のメーカーや製剤を選ぶのが良いと思います。
ヒアルロン酸製剤の性質には、硬い・柔らかいという性質以外に、凝集性や弾性など様々な要素があります。きれいな涙袋を形成するためには、一カ所に留まろうとする性質や広がりにくい性質の製剤が相性が良いといわれています。
なお、涙袋はすぐ元通りになるからといって多めにヒアルロン酸注入をおこなうと、いわゆる「目の下にナメクジ飼っている」状態となってしまうため注意が必要です。
ヒアルロン酸注入後、時間が経つと施術部位が膨らんできてしまい不自然に。原因は?ヒアルロン酸製剤の種類によっても違いはある?
ヒアルロン酸の種類も関係しますが、そもそもヒアルロン酸は体内の水分を引き寄せる性質をもちます。そのため一度に過剰量を注入することで、想定外のボリュームが出てしまうことも少なくありません。
そのようなヒアルロン酸自体の性質による変化は数日以内に現れます。1週間程度経過した以降に、注入部位が当初より膨らんでくる場合には感染症やアレルギー反応が疑われます。その際はすみやかに問い合わせと診察をお勧めします。
ヒアルロン酸注入を続けているのか、不自然な顔になっていく芸能人などがいます。その原因は?違和感のない仕上がりのためにはどうすれば良い?
多くの場合、本人の美的感覚の崩れが原因です。ヒアルロン酸が少しでも吸収されると不安になり、注入を繰り返すことで不自然な表情となるケースも少なくありません。患者の望むままに注入を行うことなく、適切なアドバイスのもと過剰注入を避ける医師を選ぶことが大切です。
ヒアルロン酸注入は適切な部位に、適切な種類のヒアルロン酸を注入することにより優れたエイジングケア効果を発揮します。技術力と美的センスのある医師であればヒアルロン酸注入を繰り返し行なったとしても、自然な若々しさを保つことができるでしょう。
目の下で起こりがちなチンダル現象はヒアルロン酸の種類のせい?それとも医師の技術力のせい?
チンダル現象とはヒアルロン酸が皮膚に透け、青っぽく見える状態です。これはヒアルロン酸の種類を問わず、皮膚の浅い層に注入することで生じます。
技術力のある医師であれば皮膚の深い層へ注入を行い、チンダル現象を最小限に抑えることも可能です。しかし、医師の技術力を問わず皮膚の薄い下まぶたなどは、チンダル現象が起こりやすい部位といえるでしょう。
注入後のヒアルロン酸は完全に溶解できる?
注入したヒアルロン酸に十分な量の分解酵素が投与できれば、すぐに大半が溶解可能です。ただし、一度の投与で全てのヒアルロン酸を分解できるケースは多くないです。また、線維化といって成分が変化している場合は溶解できません。
新型コロナとヒアルロン酸注入
ワクチン接種やコロナ感染でヒアルロン酸注入部位が腫れた。その理由と対処法は?
実際にその症例をみたことはありませんが、免疫反応によるアレルギー症状と考えられるでしょう。内服薬や注射などで治療を行いますが、いずれも施術を受けた美容クリニックや担当医へ相談を行いましょう。
ワクチンを打った後にヒアルロン酸施術はすぐできる?期間を空けるならどれくらい?
ワクチン接種後はヒアルロン酸注入に限らず、1週間はすべての美容施術を不可とするクリニックが多いようです。コロナワクチンの予後や経過には個人差があります。心配な方は美容施術を1ヶ月程度お休みするようお伝えしています。
ヒアルロン酸注入を打った後にワクチンを打つ場合、期間はどれくらい空けるといい?
多くのクリニックは1週間としています。ワクチンによる副反応については個人差があることから、心配な方はヒアルロン酸注入はもちろん、すべての美容施術を1ヶ月程度お休みしましょう。
当院のヒアルロン酸注入のこだわり
一般的に、ヒアルロン酸注入で使用する多くのヒアルロン酸製剤は「架橋」という、溶けにくくするための加工がなされています。しかし、この架橋剤がアレルギーや拒絶反応、また合併症の原因となることが推察されています。
当院で使用するヒアルロン酸「カイセンス®」は特許技術オキシフリー製法により、この架橋剤の使用を極限まで減らすことに成功したうえで、隆起力・形成力・組織親和性を高めることを可能にしたヒアルロン酸製剤です。
表情の動きにも自然に馴染み、なめらかな仕上がりとなります。また、カイセンス®は従来のヒアルロン酸製剤と比較し、効果持続が長いことも特長といえるでしょう。
安全性と持続性、そして仕上がりの美しさを追求したヒアルロン酸製剤カイセンス®による注入施術。当院では患者さまの不安や理想の仕上がりのために、医師によるカウンセリングを行なっております。ヒアルロン酸注入や施術後のご不安は、ぜひ当院へご相談ください。
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