ヒアルロン酸注入は小ジワ改善から額や鼻筋の形成、リフトアップなど幅広い治療が可能な施術です。安全性が高くダウンタイムもほとんどない施術であり、一部ではエステの延長ともいわれる一方、「ヒアルロン酸注入をおこなったことを周囲にバレたくない」という声も少なくありません。

今回はヒアルロン酸注入が周囲にバレる原因と、バレることなくキレイな仕上がりのために注意すべきポイントについてをまとめました。

ヒアルロン酸注入がバレるおもな理由

ダウンタイムなどによる腫れや内出血

美容整形がバレる理由のひとつにダウンタイムが挙げられます。プロテーゼを挿入した際などは「固定」といい、数週間のテーピングが必要です。しかしヒアルロン酸注入の場合、小ジワ治療はもちろん形成術にいたるまで固定は不要、ダウンタイムはほとんどありません。注入直後に軽微な腫れが生じることがあったとしても、1〜2日程度のむくみで治まるでしょう。

ヒアルロン酸注入がバレる原因のひとつに内出血が挙げられます。とくに目元の場合、隠すことが難しいため内出血の理由を聞かれヒアルロン酸注入がバレてしまう、といったケースも考えられます。

一度で大きな変化をつけてしまう

ヒアルロン酸注入による形成術はおもに額や涙袋、鼻筋、顎が挙げられます。少量の注入量で自然な仕上がりであればメイクを変えたような顔印象となりますが、一度の施術で大きな変化をつけると日常的に接する機会のある家族や、職場の人たちにヒアルロン酸注入がバレてしまうでしょう。とくに鼻筋に高さをもたせ過ぎたり、唇に過度なボリュームを与えると顔立ちの印象が大きく変わるため注意が必要です。

馴染んでいない不自然な仕上がり

元が平坦な顔立ちである場合、ヒアルロン酸製剤を一部位のみに過剰注入すると施術部位が目立ってしまいヒアルロン酸注入がバレてしまうことは多々あります。たとえば鼻筋を高くすることのみに注目し、つけっ鼻のような仕上がりとなってしまったり、頬にハリを求めるあまり過剰注入をおこなった結果、顔がパンパンに膨れてしまうことも少なくありません。

涙袋であれば「目の下にナメクジ」、鼻筋であれば「アバター顔」など、いわゆるヒアル顔と呼ばれる状態です。これらはヒアルロン酸注入がバレるバレない以前の問題であり、違和感を与える顔印象となってしまうでしょう。

ヒアルロン酸注入でバレないためのポイント

自分に合った自然な仕上がりを目指す

ヒアルロン酸注入によるエイジングケアや形成術において、違和感のない自然な仕上がりを目指すためには「バランス」が何より大切です。たとえばヒアルロン酸注入により額を丸くすることで若々しい印象となりますが、頬や口元のたるみを残したままでは、額のみが目立つことで不自然な顔印象となってしまいます。

ヒアルロン酸注入をバレないように仕上げるためには、顔の一部位だけに注入するのではなく、顔全体のバランスを整えるような施術をおこなうと良いでしょう。

一度で大きな変化を求めない

ヒアルロン酸注入による形成術は、注入量や注入部位によって顔印象を大きく変化させます。とくに鼻筋や唇へのヒアルロン酸注入は変化が分かりやすいため、過剰注入をおこなうことで周囲にバレてしまうでしょう。

ヒアルロン酸注入を受けたことを周囲にバレたくないという方は、少量ずつの注入をおこない少しずつ形状を整えることで自然に美しい顔印象を目指すことができます。

ヒアルロン酸製剤は分解剤により元の状態へ戻すことが可能な施術です。しかし、分解剤は微調整には不向きであるため、注入した後に修正することを考えるのではなく、注入する際に過不足なくきちんと仕上げることを目指すのが重要です。周囲にバレず変化を求めるのであれば、一度に多量の注入をおこなわないよう注意しましょう。

技術力があり経験豊富な医師のもとで施術をおこなう

臨床経験が豊富で技術力の高い医師であれば「周囲にバレず自然な仕上がり」といった希望に応えることができるでしょう。ヒアルロン酸注入は注射のみでシワを改善し、鼻筋や顎の形を整えることが可能です。そのため「手軽」「気軽」な施術と考える方も多くいらっしゃいます。

ヒアルロン酸製剤そのものは、アレルギーリスクが低く安全性の高い製剤です。しかし、注入部位や注入量によっては組織壊死や失明といった合併症を引き起こすこともゼロではありません。万が一、これらの合併症が起こってしまった場合は、周囲にバレるバレない以前の問題となるでしょう。ヒアルロン酸注入を検討する際は、クリニックや医師選びを慎重におこなうことが大切です。

美的センスのある医師のもとで施術をおこなう

美的センスや美的感覚は個人差があるため、医師と患者の「周囲にバレない仕上がり」が必ずしも一致するとは限りません。これらのデザイン齟齬によってヒアルロン酸注入の失敗と感じるケースもあるため、ヒアルロン酸注入をおこなう際は、あらかじめクリニックホームページやSNSなどで医師の症例写真を確認すると良いでしょう。また、症例写真は照明などで加工したものではなく、ビフォーアフターが同じ条件下で撮影された症例写真を参考にしてください。

デザインのすり合わせをしっかりおこなう

ヒアルロン酸注入による周囲にバレない自然な仕上がりのためには、十分なカウンセリングが必要です。希望するデザインを正確に伝えるためにはカウンセラーを間に挟まず、医師と直接カウンセリングをおこなうクリニックを選びましょう。

「唇の縦ジワを改善したいが過度なボリュームは出したくない」など、必要な変化と不要な変化をはっきり伝えることが仕上がりを左右します。とくに海外美容クリニックのカウンセリングは、通訳スタッフがおこなうことがほとんどです。希望するデザインが正確に伝わらないことも少なくないため注意が必要です。

表情に馴染むヒアルロン酸製剤を使用する

ヒアルロン酸製剤はさまざまなメーカーがあり、目的に応じた粘弾性と隆起力の製剤タイプを使い分けします。良質な製剤であれば皮膚組織に馴染み、表情筋に連動するため他人へ違和感を与えることは少ないでしょう。

一方、安価なヒアルロン酸製剤や注入部位に適応しないタイプのヒアルロン酸製剤を使用すると、笑顔など表情を作った際に、不自然な皮膚の盛り上がりが生じることも少なくありません。ヒアルロン酸注入は安価な費用に惑わされることなく、良質なヒアルロン酸製剤を選ぶことが大切です。

施術後数日は予定を入れない

ヒアルロン酸注入は注入直後より効果が現われ、ダウンタイムのほとんどない美容施術です。注入当日のメイクやシャワーも可能とされています。しかし、まれにむくみや内出血が生じることもあるため、施術後数日間はイベントなどの予定は避けたほうが良いでしょう。

またヒアルロン酸注入2週間程度は、注入部位に強い力を加えると形状が変わりやすいため注意が必要です。エステやセルフマッサージはヒアルロン酸製剤が安定する2週間以降におこないましょう。

ヒアルロン酸注入で笑顔になれることが大切

ヒアルロン酸注入に限らず美容医療において「バレる・バレない」など周囲の目を気にしていては、理想の仕上がりにならないこともあるでしょう。もちろんリスクの高い手術を検討しているのであれば家族や、周囲の不安に耳を傾けることは必要です。しかし、ヒアルロン酸注入は安全性が高く、また仕上がりに満足できなかった場合は、元に戻すことが可能な美容施術となります。

ヒアルロン酸注入を受けることでコンプレックスが解消され、自身の魅力を引き出すことができるのであれば「バレる」ことには何の問題もありません。ヒアルロン酸注入のメリットやデメリットを理解し、ヒアルロン酸注入によって明るく前向きな気持ちになれることこそが何より大切といえるでしょう。

自然な美しさを目指す当院のヒアルロン酸注入

スキンリファインクリニックのヒアルロン酸製剤はCEマーク取得の「カイセンス®」を使用しています。次世代型ヒアルロン酸注入剤ともいわれ、より高い安全性となめらかな仕上がりを兼ね備えたフィラーといえるでしょう。

当院ではヒアルロン酸注入による大きなイメージチェンジはもちろん、「ヒアルロン酸注入を受けたいけれど周囲にバレたくない」「できるかぎり形状は変えず若々しい印象にしたい」など、顔印象を変えることなく自然な美しさを引き出すことも得意としております。

また当院のヒアルロン酸注入は、専門医によるカウンセリングから始まります。カウンセリング料は施術料金に含まれておりますので、安心して現在の肌悩みや希望する仕上がりをお聞かせください。