疲労は「心の疲れ」「カラダの疲れ」が混在

コンビニエンスストアに並ぶエナジードリンクや栄養ドリンクの数々。専用コーナーの設置はストレスフルで多忙な現代社会の反映ともいえるでしょう。

「疲労」には定義があり、日本疲労学会によると「疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である」とされています。つまり疲労には「心の疲れ」と「カラダの疲れ」の2つがあり、カラダの疲れは加齢とともに蓄積され回復はとても困難です。

疲れが見た目にあらわれ印象にも影響

心身の疲れは外見に色濃く反映されます。とくに強いストレスは体内で活性酸素を過剰に産生させ、細胞障害を引き起こします。これにより抜け毛や肌荒れ、目の下のクマなどが生じ、実年齢より老けた印象を与えてしまうでしょう。また、心身の疲れは食欲不振や過食を招くケースも多く、健康を左右するため注意が必要です。

年齢を重ねるごとに疲れが取れにくい理由

ヒトの身体は約37兆個の細胞でできています。血液や骨、筋肉はもちろん臓器に至るまでが細胞です。私たちの体内では絶えず新しい細胞が産生され、古い細胞との入れ替わりがおこなわれています。

しかし新しい細胞を産生する幹細胞は、加齢とともに衰え減少します。新生児の幹細胞の数を100％とした場合、40代以降はわずか5％以下にまで減少するといわれ、肌だけでなく髪や臓器、骨など身体すべての細胞が衰えるといえるでしょう。

もちろん健康的な食生活や適度な運動を心がけることで、これらの筋肉や骨の衰えをある程度、抑制することは可能です。しかし細胞自体の新陳代謝や作り出すことのできるエネルギー量は年齢とともに衰えることから、年齢を重ねるごとに疲労感となって現れます。

また昨今の研究では外見や活力など、いわゆる”若さ”を左右する遺伝子「サーチュイン」の存在が注目されています。サーチュインとは酵母菌からヒト細胞に至るまで存在する遺伝子の総称です。サーチュインも加齢とともに遺伝子発現量が減少し、シワや肥満、薄毛など多くの老化現象を引き起こすとされています。

忙しい現代人に注目される点滴療法

健康維持には食生活や適度な運動が大切です。しかし仕事や家事などに忙殺される現代人が、健康的な生活を維持することはとても難しいでしょう。中には運動そのものが苦手という方も少なくありません。

点滴療法は、つらい運動や食事制限をすることなく、健康的で若々しい身体作りを目指すことが可能です。健康維持に必要な栄養素や成分を含む点滴製剤を静脈から投与することで、加齢とともに衰える細胞へアプローチし、結合組織(血管や筋肉・関節等)や各器官(内臓)の機能回復へ導くとされます。

点滴療法の種類はさまざまです。美容医療として人気の高い点滴には高濃度ビタミン点滴や、美白点滴などが挙げられ、多くの医療機関でおこなわれています。また昨今、世界中のメディアが”奇跡の若返り成分”と取り上げる「NAD+(NMN)点滴」「幹細胞培養上清液点滴(エクソソーム点滴)」は、多忙な経営者やビジネスマンを中心とする男性美容医療としても注目されています。

①エネルギー産生をする際に必須の物質「NAD+点滴」

NAD+とは”若返り成分”として世界中のメディアが取り上げるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)変換後の物質です。ヒトの体内にも存在し、エネルギー産生など生命活動や健康維持に欠かせない重要な役割を担います。しかしNAD+は加齢とともに減少し、細胞産生・代謝機能の低下によりアルツハイマーや糖尿病などの老化現象を引き起こすとされています。

NMN(NAD＋)はビタミンB3(ナイアシン)から作られるため、ブロッコリーやマグロなどからも摂取は可能です。しかし1日に必要なNMN量は約100〜200㎎とされ、ブロッコリーであれば数キロの摂取が必要とされます。

NMN点滴であれば150〜300㎎を20分程度で摂取可能です。またNMN変換後のNAD＋をダイレクトに投与するNAD＋点滴であれば体内変換を必要とせず、直接的に細胞活性を促進するといえるでしょう。

期待できる効果

• エネルギー産生促進
• 糖代謝促進
• 脂肪代謝促進
• 血管新生の機能的促進
• 神経細胞や筋組織の保護

向いている方

• 40代以降の方
• 加齢による肥満が気になる
• 慢性的な疲労感(疲れが取れない/疲れが取れにくい）
• 寝付きや寝起きが悪い
• 豊かな髪を維持したい
• ハリのある肌を保ちたい
• アルツハイマーや糖尿病など加齢疾患への不安がある

②体内組織の再生・機能回復を促進する「エクソソーム点滴」

幹細胞培養上清液とは、ヒト幹細胞培養時に使用した培養液の上澄み液のことです。幹細胞は培養時、培養液内にエイジングケア効果があるとされるエクソソームや成長因子、免疫調整因子などを大量に放出します。この培養液から幹細胞と不純物を除去し、有効成分を濃縮した点滴製剤を幹細胞培養上清液といいます。

エクソソームとは幹細胞が分泌する直径30〜150nmほどの膜小胞です。生体内で脂質・タンパク質・mRNA・マイクロRNAなどを運び、細胞間の情報伝達の役割を担います。なお、エクソソームは幹細胞培養液中のほか、血液や尿中に存在します。エクソソーム表面や内部に含まれる物質は、元となる細胞の特徴を反映することから、現在がんなど、さまざまな疾患診断への応用が進んでいます。

これらのことからエクソソームを大量に含む幹細胞培養上清液点滴(エクソソーム点滴)は、加齢により衰えた細胞同士の情報伝達を補助し、全身の細胞活性化にアプローチするとされています。定期的に点滴投与することで外見・体力ともに若々しく溌剌とした身体へと導く施術です。

期待できる効果

• 細胞産生の促進
• 細胞間情報伝達の促進
• 代謝機能の促進

向いている方

• 30代以降の方
• 抜け毛(薄毛)が気になる
• 加齢にともなう肌の乾燥悩み
• 外見的な若々しさを維持したい
• 忙しい日々の健康維持
• 慢性的な疲労感(疲れが取れない/疲れが取れにくい）
• 決断の機会が多くストレスフル

幹細胞培養上清液点滴(エクソソーム点滴)は譲渡可能

自己細胞を培養して点滴をおこなう幹細胞点滴(注射)と異なり、幹細胞培養上清液は医師の診察のもと購入可能な点滴製剤です。そのため、第三者への譲渡およびシェア購入も問題ありません。

リファインエクソソームについて詳しくはこちら

その他美容治療との同時施術も可能

点滴療法は製剤によって点滴投与時間が異なります。(一般的な点滴は20分程度）点滴中はラクな姿勢で読書やスマートフォン操作も可能です。

また点滴中にレーザー治療や、ヒアルロン酸注入などの併用施術も受けつけております。メンズ美容の流行もあり美容医療を受ける男性患者さまも多く、溌剌として清潔感のある肌はビジネスシーンでも有利に働くでしょう。各種点滴についてのご質問はもちろん、美容医療施術が初めての方も安心して当院へご相談ください。

点滴療法を取り入れて溌剌とした毎日を

NAD＋点滴や幹細胞培養上清液点滴(エクソソーム点滴)は、加齢や初期老化によるさまざまな悩みをもつ方に適した施術です。また、外見的な若々しさは自信につながり、脳が活性化するともいわれています。

「決断の機会が多く常にストレスを抱えている」「加齢とともに体調を崩しやすくなった」「パワフルに生涯現役でいたい」心身ともに溌剌とした毎日のために、細胞活性化へアプローチする点滴療法を取り入れてはいかがでしょうか。

※当院のNAD＋点滴と幹細胞培養上清液点滴(エクソソーム点滴)は医師の責任において使用する未承認医薬品です