レーザーフェイシャルと光治療の違いや改善できる症状について医師が解説
レーザーフェイシャルや光治療は、薄いシミや毛穴の改善に導く施術として人気の高い美容医療施術です。一方、それぞれのエネルギーの違いや、適応症状について理解している方は少ないのではないでしょうか。今回はレーザーフェイシャルと光治療の特長と効果、また吉祥寺院で新たに導入したレーザー照射機器「ジェントルマックスプロプラス」についてご紹介します。
レーザーと光治療の違いは波長とパルス幅
レーザーと光治療(IPL)のおもな違いは「波長」と「パルス幅」です。長い波長は皮膚の奥まで作用し、短い波長は皮膚表面に作用します。パルス幅は長いほど広範囲の組織に作用し、短いほど局所的かつ強力に作用します。
また、レーザーは単一波長となり、照射ターゲット(シミやアザ等)が限定されます。一方、光治療の発振する光は広帯域となるため、シミやヘモグロビンによる赤みなど幅広い症状に適応することが可能です。
レーザー |
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単一波長・波長が長く皮膚の奥まで作用・パルス幅が短い・ターゲットが限定 ※短波長レーザーもあります |
光治療(LPL) |
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広帯域・波長が短く皮膚の表面に作用・パルス幅が長い・ターゲットが幅広い |
ジェントルマックスプロプラスによるレーザーフェイシャル
ジェントルマックスプロプラスは波長の短いアレキサンドライトレーザーと、波長の長いヤグレーザーの2波長が搭載されたレーザー照射機器です。
ジェントルマックスプロプラスによるレーザーフェイシャルは、皮膚表面に作用するアレキサンドライトレーザーを利用します。おもにメラニンを破壊するためシミや産毛、また温熱作用による毛穴改善効果がある美肌施術とされています。
レーザーフェイシャルとレーザートーニングとの違い
レーザーフェイシャルと混同されやすい照射施術に、レーザートーニングが挙げられます。レーザーフェイシャルに利用するエネルギー光は「アレキサンドライトレーザー」です。
一方、レーザートーニングに利用するエネルギー光は「Qスィッチヤグレーザー」または「ピコ秒ヤグレーザー」となります。非常に短いパルス幅によって照射をおこなうレーザートーニングは、通常のレーザーでは禁忌とされる肝斑治療にも適応される照射施術です。
レーザーフェイシャルが向いている方
・シミやくすみが気になる方
・毛穴の開きが気になる方
・産毛が気になる方
・ちりめんジワが気になり始めた方
・長期間のダウンタイムが困難な方
当院では新型のジェントルマックスプロプラスを導入
当院はジェントルマックスプロの後継機「ジェントルマックスプロプラス」による照射施術をおこなっております。前機種のパルス幅3msを2msまで短縮しており、限界はありますがレーザーが反応しづらい産毛の脱毛の性能も向上しています。
スポットサイズ(照射経)も前機種の最大24mmから26mmに拡大され、大口径スポットサイズによる効率的かつ短時間での施術を実現しました。また特許取得の冷却システムDCDTMを搭載し、従来の施術よりも熱感や痛みが少ないとされています。
ジェントルマックスプロプラスについて詳しくはこちら
幅広い症状へアプローチする光治療(IPL)
光治療(IPL)とはさまざまな波長(光)の集合体です。肌に照射するとメラニン・ヘモグロビンの破壊、温熱作用による皮膚弾性物質産生など、さまざまな症状へ適応します。シミだけでなくヘモグロビンを原因とする赤ら顔やニキビ改善など、一度の照射で幅広い美肌治療をおこなうことができる照射施術といえるでしょう。
一方、境界線のはっきりとした色の濃い老人性色素斑や、ADMへの改善は適応外となるため他の波長によるレーザー照射が必要となります。
光治療が向いている方
・薄いシミが広範囲にある方
・そばかすが気になる方
・ニキビが気になる方
・赤ら顔
・ハリ低下が気になる方
・長期間のダウンタイムが困難な方
当院ではMAGMAとBBLを使用
当院の光治療に使用する照射機器は、マグマ(銀座院)とBBL(吉祥寺院)です。メーカーや特長はやや異なりますが光治療としての基本適応は同一であり、いずれも優れた美肌改善作用のある照射機器となります。
薄いシミにも効果が期待できる「マグマ」
マグマ(MAGMA)は従来の光治療と比べ、非常に短いパルス幅での照射が可能です。熱が広がりにくく、痛みの少ない照射と薄いシミの改善を得意とします。また、マグマのヘッドピースは小型であり、他の機種では照射のむずかしい目周りや小鼻などへの施術をおこなうことができます。
部位や症状に細かく対応できる「BBL」
BBLとはBroad Band Light( ブロードバンドライト)の略となります。従来の光治療と比べ、より広域の波長を利用した照射を実現しました。シミや赤ら顔、ハリ感低下など患者さまの肌状態に合わせ、波長・パルス幅・出力を細かく設定することが可能です。また、BBLはFDA(米国食品医薬品局)承認機器となり、安全性と有効性の高い治療をおこなうことができるとされています。
レーザーフェイシャルも光治療もダウンタイムはほとんどなし
レーザーフェイシャルと光治療、いずれの照射施術もダウンタイムはほとんどありません。軽微な赤みやひりつきは数時間で治まり、照射直後からメイクも可能です。
施術翌日から1週間程度は、メラニン色素に反応した部位に”マイクロクラスト”と呼ばれる細かなカサブタが生じる場合があります。また、かさぶたが出来ないケースも多く、その場合でも治療の効果は得られます。いずれも照射部位へのテープ保護などは必要なく、自然に剥がれ落ちます。
レーザーフェイシャルと光治療の適応はそれぞれ、やや異なります。医師のカウンセリングのもとシミや赤ら顔など、症状に適応する機種により施術を受けることが大切です。
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