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【HIFUは痛くないと効かない!は嘘】マシンや照射方法で変わる痛みや効果について医師が解説

篠原秀勝

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篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

HIFUはメスのいらないリフトアップとして人気の高い施術です。おもな効果に小顔やたるみ改善が挙げられる一方で「痛みが強い」「効果がなかった」といったマイナスの感想も少なくありません。HIFUの痛みや効果がないといわれる理由、効果のわかるHIFU施術について医師が解説します。

「HIFUは痛みが強いほど効果がある」は間違い

HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波の温熱作用により若々しく引き上がったフェイスラインを実現する照射施術です。

HIFUは出力を上げるほど高い熱エネルギーが発生し、各皮膚層へ強力にアプローチします。それにともない熱感や痛みが強まるため「HIFUは痛みが強いほど効果がある」という認識の方も多いと思います。しかし、強い痛みを伴う高出力を使用しなくとも、十分な治療効果を生み出す出力設定は存在します。

当院では、不要な熱感や痛みなく適切な効果を発揮する”高すぎない高出力”の照射を個人の皮膚の状態を見極めて設定しており、常にその「匠の美学」ともいえるバランスを探求しています。

医師の技術力・マシンの性能・適切なショット数が揃うことで最大化するHIFUの効果

現在のHIFUは旧機種と比べ、痛みを抑え高いリフトアップ効果をもたらすマシンが数多くあります。しかしどんなに優れたHIFUマシンによる照射であっても、ショット数が不足する場合、望ましい効果は得られないでしょう。

安価なHIFU料金を提示するクリニックの中には部位ごとの照射であったり、必要照射数に達していないケースも少なくありません。安全性と有効性の高いHIFUに必要なものは「医師の技術力」「最新テクノロジーのHIFUマシン」「ショット数」といえるでしょう。

HIFUの痛みの感じ方は大きく分けて2種類

皮膚の奥を熱い針でチクチク刺されているような痛み

HIFUの痛みを訴える方の中には「熱した針で皮膚の奥をチクチク刺されるような痛み」「皮膚の中で熱が弾けるような刺激」と表現されるケースもあるようです。HIFUの超音波は皮膚の中で約65〜75℃という、とても高い熱エネルギーへと変換されます。皮膚の内部が瞬間的に高温となるため、熱が神経へ伝わり、針で刺されたような痛みを感じることも少なくありません。

顔には三叉神経と呼ばれ顔面の感覚(触感・痛覚・温度覚)を脳へ伝える神経があります。解剖学知識の乏しい施術者の場合、三叉神経のある部位へHIFU照射を高出力で行なってしまうケースもあるため注意が必要です。

骨にズンッと響くような鈍痛

HIFUの痛みで最も多くいわれるのは「骨に響くような鈍痛」です。HIFUの熱エネルギーは筋膜層まで届くとされていますが、神経が通る骨膜へ熱エネルギーが伝わることも少なくありません。とくに皮膚の薄い頬骨付近や顎などにズンッと鈍く響くような痛みが発生します。

また口周りへHIFUを照射した際、歯科治療の金属に熱が伝わり響くような痛みを感じることがあるでしょう。しかし、いずれの刺激も一瞬であり、HIFUマシンの種類や、施術者の技術によって痛みは異なります。

HIFUの痛みを左右する3つの要因

HIFUによる痛みの強弱は、①照射出力②照射深度③照射部位によって左右されます。これらをコントロールすることで痛みを抑え、効果の高いHIFU照射を行なうことが可能です。

①照射出力が高いと痛みを感じやすい

HIFUは超音波の出力が高いほど、強い熱エネルギーへと変換されます。熱エネルギーが高いと痛みが強まり、火傷や神経損傷リスクも高まるといえるでしょう。しかし、あまりにも低出力の場合、筋膜層まで熱エネルギーを届けることができず、リフトアップ効果は減弱します。

②照射深度が深いと痛みを感じやすい

HIFUは皮膚表面から深度1.5〜4.5mmまで、熱エネルギーを届けることが可能です。皮膚浅層へ照射した場合、痛みは少ないとされていますが、熱によりチクチクとした刺激が発生するケースがあります。一方、筋膜層など皮膚深層をターゲットとした照射を行なうことにより、骨膜の神経を刺激して痛みが引き起こされます。

③骨が近い部位や皮膚の薄い部位は痛みを感じやすい

HIFUは同じ出力や照射深度でも、顔面の中で痛みが生じる部位と痛みが少ない部位とに分かれます。一般的に目周りや頬骨付近の脂肪層が薄い部位や、額や顎など骨が近い部位は痛みを感じやすいでしょう。一方、頬や顎下などの脂肪層に厚みがある場合、熱や痛みは感じにくいとされています。

とくに目周りは皮膚が薄く、重要な神経が走行する部位です。当院で使用するHIFU、ウルトラフォーマーMPTには目元専用カートリッジが搭載され、デリケートな目周りにも安全性の高いHIFU照射が可能となります。

HIFUの痛みを軽減するために確認したいこと

①新型のマシンによる照射を行う

美容目的のHIFUは2009年米国で誕生しました。以来、各医療メーカーから多種多様なHIFUマシンが開発され、現在に至ります。当時のHIFUは非常に強い痛みをともない、従来のイメージにより「HIFUは痛い」という認識のまま広がったこともHIFUを躊躇する要因ではないでしょうか。

近年のHIFUはテクノロジーが進歩し、熱感や痛みが軽減されています。SRCでは2022年発売の最新HIFUマシン「ウルトラフォーマーMPT」を導入しました。これまでの点状照射に加え、より高密度でハイスピード照射を可能とした線状照射が搭載されています。ウルトラフォーマーMPTは少ない熱感と痛みでありながら、より高いリフトアップ効果をもたらすHIFUマシンです。

ウルトラフォーマーMPTについて詳しくはこちら

②解剖学を熟知した医師による照射

顔面には三叉神経を始めとし、重要な神経が複雑に走行します。そのため照射部位や出力調整を誤ることにより、神経損傷や視覚障害などの重篤な副作用が引き起こされることも少なくありません。安全性と有効性の高いHIFUを行なうためには、顔面解剖学の知識や多くの臨床経験が必要です。

③皮膚への圧や角度などを調整できる技術力の高い医師を選ぶ

HIFUは出力の設定、照射時のカートリッジの角度や皮膚への圧によって、痛みと効果が左右されます。高い医療技術や臨床経験の豊富な医師であれば、強力な出力においても火傷や神経損傷を引き起こすリスクは少ないでしょう。

SRCではベテラン医師であっても常に院内研修を欠かさず、高い医療技術にてHIFU照射を行なっております。また、HIFUが初めての方でも、少ない痛みでリフトアップ効果を実感できる仕上がりを目指しています。

どうしても痛みが不安な場合の対処法

熱感や痛みに弱く、施術が不安という方も少なくありません。カウンセリング時に不安を伝え、痛み軽減の対処法を相談しましょう。

麻酔の使用

麻酔クリームは、HIFU照射において治療の対象となる皮下脂肪層や筋膜層には効果が見込めません。そのため、当院では笑気麻酔をご希望により使用していましたが、現在ではほとんどの方に麻酔を使用することなく施術を受けていただいています。

静脈麻酔などの強い麻酔を使用するクリニックもありますが、麻酔深度が深すぎる場合、思わぬ火傷や神経障害のリスクが決してゼロではないことに注意が必要です。
安全性の高いHIFUを行なうためには麻酔を検討するのではなく、医療技術と臨床経験豊富な医師を選ぶことが何より大切です。

照射出力を下げる

熱感や痛みに弱い方は、カウンセリング時に必ず不安を伝えましょう。低出力から様子を見て徐々に出力を上げることも可能です。また、痛みの強さはリフトアップ効果と相関性はないため、熱感や痛みは我慢せず速やかに医師へ伝えてください。

安全性と効果の最大化を目指す当院のHIFU施術

SRCでは安全性とリフトアップ効果を重要視したHIFUを行なっております。高い医療技術と臨床経験に基づく照射法は、各皮膚層へ最適な熱エネルギーを与え、最大限の効果を引き出します。

最新HIFU「ウルトラフォーマーMPT」は熱感と痛みが少なく、同日に高周波(RF)との組み合わせ施術「ウルニューマ」も可能です。また、顔面解剖学に詳しい医師のみが行えるショット数3倍のオリジナルメニュー「ギガフォーマー」のご用意もあります。HIFUの痛みや神経損傷などの不安については、ぜひ当院へご相談ください。

ウルニューマについて詳しくはこちら

ギガフォーマーについて詳しくはこちら

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