何が違う?脂肪溶解注射の種類と特徴
脂肪溶解注射に含まれる有効成分の種類と特徴
脂肪溶解注射とは皮下脂肪に製剤を注入することで、脂肪細胞を破壊する脂肪除去施術です。破壊された脂肪細胞は代謝により老廃物として体外へ排出され、注入部位のリバウンドはないとされています。
脂肪溶解注射の主成分はデオキシコール酸やフォスファチジルコリン(ホスファチジルコリン)、これらの混合製剤が挙げられます。近年では炎症の少ない植物由来成分の脂肪溶解注射など、さまざまな種類の製剤が販売されています。
\当院取扱い/ 脂肪細胞膜を破壊する「デオキシコール酸」
当院では脂肪細胞へ強力にアプローチするデオキシコール酸主成分の脂肪溶解注射「カベリン」を導入しております。
デオキシコール酸とは私たちの体内にも存在する胆汁酸のことです。脂肪溶解注射としてのデオキシコール酸は、脂肪細胞の細胞膜を物理的に破壊して細胞死を引き起こします。
デオキシコール酸は、真皮や筋肉などのタンパク質の多い組織への影響は少なく、脂肪組織に特異的敏感に作用する製剤です。デオキシコール酸の有効性と安全性は非常に高く、デオキシコール酸脂肪溶解注射(米国:Kybella)として2015年、FDA(米国食品医薬品局)の承認を受けています。
脂肪乳化作用をもつ「フォスファチジルコリン」
フォスファチジルコリンは、人体で最も重要かつ不可欠なリン脂質です。脂肪溶解注射として使用されるフォスファチジルコリンは、おもに大豆から抽出されたレシチンとなります。
フォスファチジルコリンを皮下脂肪へ注入すると、脂肪細胞膜を乳化させ破壊します。脂肪細胞内のトリグリセリド(中性脂肪)を遊離脂肪酸とグリセロールに分解し、代謝とともに体外へと排出する製剤です。
全身の新陳代謝を活発にする「L-カルニチン」
L-カルニチンとは肝臓で生合成されるアミノ酸です。体内では脂肪酸をミトコンドリア内に輸送し、エネルギーとして燃焼させる役割を担います。一方、L-カルニチンは20歳をピークに減少し、新陳代謝の低下や肥満を引き起こします。
脂肪溶解注射においては、デオキシコール酸やフォスファチジルコリンにより破壊された脂肪細胞の代謝を促し脂肪除去効果を高める目的で、L-カルチニンを配合した製剤も多くみられます。
界面活性作用をもつ高麗人参由来の「サポニン」
サポニンとは植物などにより生成される界面活性配糖体です。その中でも高麗人参は生理活性サポニン(ジンセノサイド)の含有量が高いことで知られています。
また、高麗人参由来のサポニンは、抗炎症・コレステロール低下・血糖低下など多くの薬理効果が報告される成分です。そのほかミトコンドリアの膨張を抑制し、エネルギー代謝を改善することでミトコンドリアを保護する作用も示唆されています。
デオキシコール酸の濃度と効果の関係
デオキシコール酸は脂肪溶解注射の代表的な成分です。デオキシコール酸が高濃度に配合された脂肪溶解注射は優れた効果をもたらす一方、炎症により痛みや腫れを引き起こします。また、デオキシコール酸の濃度により施術期間や回数などが異なるため、製剤選びには注意が必要です。
近年ではデオキシコール酸が高濃度であっても、他の成分の抗炎症作用により痛みや腫れの少ない脂肪溶解注射も販売されています。脂肪溶解注射を受ける際は費用だけでなく、ダウンタイムの有無などを事前に確認することが大切です。
美容クリニックで人気の脂肪溶解注射の特徴
\当院取扱い/ 顔・あご下の脂肪除去に適した「カベリン」
特徴 | あご下の脂肪除去に特化・2年間の臨床試験により高い安全性が認められている |
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主成分 | デオキシコール酸・L-カルニチン・アーティチョーク抽出物 |
デオキシコール酸濃度 | 0.5% |
痩身効果の度合い | 効果が高い |
痛み・腫れの程度 | 非常に少ない |
向いている部位 | フェイスライン・あご下・ボディ |
治療回数・期間 | 1週間おき6〜10回を推奨 |
デオキシコール酸濃度が高い「チンセラプラス」
特徴 | デオキシコール酸の濃度が高い・FDA承認製剤 |
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主成分 | デオキシコール酸・ビタミン B2・L-カルニチン |
デオキシコール酸濃度 | 0.8% |
痩身効果の度合い | 効果が高い |
痛み・腫れの程度 | 強い |
向いている部位 | 顔・あご下・ボディ |
治療回数・期間 | 2〜3週間おき6回を推奨 |
痛み・腫れを抑制する抗炎症成分配合「ファットコアX」
特徴 | デオキシコール酸の濃度が高い・FDA承認製剤・NAIS complexと呼ばれる抗炎症成分配合 |
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主成分 | デオキシコール酸・NAIS complex |
デオキシコール酸濃度 | 1% |
痩身効果の度合い | 効果が高い |
痛み・腫れの程度 | やや強い |
向いている部位 | 顔・ボディ |
治療回数・期間 | 2〜3週間おき3〜5回を推奨 |
腫れ・痛みが少ない植物由来成分の「BNLS neo」
特徴 | 植物由来成分・痛みや腫れが少ない |
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主成分 | セイヨウトチノキ・カラクサケマン・ペルシアグルミ等・デオキシコール酸 |
デオキシコール酸濃度 | 0.001% |
痩身効果の度合い | 効果が穏やか |
痛み・腫れの程度 | 非常に少ない |
向いている部位 | 顔・まぶた・小鼻・ボディ |
治療回数・期間 | 2〜3週間おき4〜8回を推奨 |
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