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【論文解説】日本人のエイジング治療にプルリアルが好相性な理由

篠原秀勝

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篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

肌育治療として注目されるPN製剤「プルリアル」

プルリアルとは、PN(ポリヌクレオチド)を主成分とする注入剤です。肌質の改善を目的とする”肌育注入剤”として注目され、エイジングサインが気になり始めたアラサー・アラフォー世代を中心に人気の高まりを見せています。

PN製剤は小ジワや毛穴の開き、肌の色ムラなどを改善へ導き、肌に厚みを与える効果をもたらす注入剤です。一般的なヒアルロン酸注入剤とは異なり、シワの隆起や鼻筋などの形成力はありません。

今回はPN製剤についての海外論文を元に、アジア人の肌と相性が良いといわれるプルリアルについて解説します。

プルリアルの主成分「PN(ポリヌクレオチド)」とは?

PN(ポリヌクレオチド)は天然のDNA・RNAとしてすべての生物に存在するほか、サケやマスなどの魚類からも人工合成することができる成分です。

PN製剤を注入すると皮膚の中では「細胞損傷」の信号が発されます。細胞を壊されたと認識したさまざまな細胞たちは互いにメッセージを出し合い、抗炎症作用や血管新生、線維芽細胞の活性化などの修復作業、つまり肌組織の再生促進をおこないます。

魚類由来DNAと聞くと、遺伝子への影響を心配する方も少なくありませんが、PN製剤は10年以上の使用実績がある「医療製剤」です。副作用報告も非常に少なく、安全性の高い成分とされています。

肌育製剤としてPN製剤が注目されている理由

「肌育治療」とはナチュラルなエイジングケアを希望する方の多い、ヨーロッパ発の美容医療です。メスや糸を使わず、自然で若々しい肌質へ導く注入施術となります。

肌育治療に使用される製剤成分は、PNのほか非架橋ヒアルロン酸やアミノ酸が挙げられます。その中でもPNは、組織再生促進の可能性や人体適合性の高さから、近年注目される注入剤といわれています。

美容医療でのPN製剤の有用性・期待できる効果

美容医療業界にPN製剤が導入され約10年が経ちます。これまでにPN成分を原因とした大きな副作用の報告はなく、肌弾力の改善や炎症の軽減が報告されています。

PNは世界中で研究が進められており、小ジワ・アトピーを含む重度の乾燥・傷跡、さらには発毛促進など、幅広い美容悩みの改善に期待がもてる成分といえます。

生体適合性や安全性が高く幅広い方へ使用できる

PNによる肌治療への臨床試験や治療に関連する研究を検索すると、数々の論文が寄せられています。いずれのPN研究においても、これまで重篤な有害事象や副作用の報告はなく、性別や肌質を問わず使用することができる、とされています。

PNによる肌への作用機序は、まだ完全には解明されていません。一方、変形性関節症においては炎症性サイトカインなどを減少させ、細胞外マトリックス(ECM)の合成を促進する可能性が示唆されています。人体適合性や安全性はとても高く、美容医療・一般医療、いずれもさらなる研究結果に期待が持たれる成分です。

光老化しやすいアジア人の肌とPN製剤は好相性!?

アジア人は光老化しやすい皮膚タイプ

アジア人の表皮は薄く、欧米人の2/3といわれています。表皮の最外層にある角質層は、外部刺激からの防御や肌の保水を担うバリア機能の役割を担います。表皮の薄いアジア人の肌は透明感が高いとされる一方、バリア機能は脆弱です。紫外線の影響を受けやすく、シミやシワなど「光老化」があらわれやすいといえます。

肌を老化させる原因の8割は紫外線といわれています。老化を防ぐためには、しっかりとした紫外線対策と保湿、何よりバリア機能の強化が重要となります。

PN製剤は光老化の軽減に有用性が期待できる

海外ではPN製剤によるアジア人の肌への研究が数多くおこなわれています。マステリ社およびアラガン社の研究開発運営委員会メンバーであるマウリツィオ・カヴァリーニ博士とアジア人研究者が2024年に発表した研究結果によると、PN製剤はアジア人の肌質改善に優れた効果をもたらしたと報告しています。

マウリツィオ・カヴァリーニ博士は30人のアジア人被験者 (平均年齢 40.2±11.4 歳) を対象として、高純度PN製剤による「肌色の均一性」「肌表面mp均一性」「肌のハリ」「肌の明るさ」に及ぼす効果と安全性についてを調査しました。

その結果、治療を受けた被験者の33%が「大幅に改善」43% が「非常に大幅に改善」 したと感じ、治療を受けた被験者の 56%が「満足」44% が「非常に満足」と非常に満足度の高い結果となりました。これらの評価は被験者の感度だけでなく、3D皮膚分析システム「QuantifiCare」により科学的な分析がなされています。

早期または後期に発症した有害事象や副作用はなく、すべての被験者において6ヶ月目の診察まで効果が持続したことが報告されています。これらのことから、高純度のPN製剤はアジア人の肌との親和性が高く、光老化によるダメージを改善する可能性が示唆されるといえるでしょう。

参考文献:Polynucleotides HPT for Asian Skin Regeneration and Rejuvenation

当院で使用するプルリアル製剤は2種類

目周り特化でCE承認を取得した高純度PN製剤「プルリアル シルク」

プルリアル シルクとは、特許取得の独自製法で精製した高純度PNが主成分の注入剤で、目周り専用PN製剤としてCEマークを取得しています。

プルリアル シルクは真皮中層〜深層へ注入することで、コラーゲン・エラスチン生成を促します。加齢により薄くなった皮膚に厚みを与えることで、小ジワやクマの目立たない若々しい目元へと導くPN製剤です。

プルリアル シルクは1本の注射器に2mlのPN製剤が充填されているため、広範囲に注入できることも特長となります。目周りのほか、口周りなど皮膚が薄くデリケートな部位への治療に適しています。

プルリアル シルクが向いている方

  • ・目周りのシワ
  • ・目の下のクマ
  • ・妊娠線/ストレッチマーク
  • ・傷跡の改善
  • ・アトピー性皮膚炎など重度の乾燥肌
  • ・他施術前の下地治療や補助的治療

PN×HA×マンニトールで”肌育”に相乗効果「プルリアル デンシファイ」

プルリアル デンシファイはPN・非架橋ヒアルロン酸・マンニトールの混合剤として、世界で初めてCEマークを取得したPN剤です。この3つの成分が混合されたPN製剤は現在、日本ではプルリアル デンシファイのみとなり、深刻な乾燥や加齢による肌質の衰えを改善へと導きます。

マンニトールとは強力な抗酸化剤です。非架橋ヒアルロン酸を活性酵素から守り、ヒアルロン酸分解を抑制します。その結果、成分の持続効果を延長し、従来のPN単剤や非架橋ヒアルロン酸単剤とくらべ、長期的な効果をもたらすとされています。

※2024年10月現在

プルリアル デンシファイが向いている方

  • ・乾燥肌
  • ・肌荒れ
  • ・くすみ・ハリ不足・ツヤ不足
  • ・他施術前の下地治療や補助的治療

プルリアルについて詳しくはこちら

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