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【総論編】自然な若返りを叶える ― ボツリヌストキシン治療

篠原秀勝

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スキンリファインクリニック
篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

自然な若返りを叶える ― ボツリヌストキシン治療

― 効果・持続・安全性で選ばれる理由 ―

ボツリヌストキシン治療とは?

「眉間のシワが深く刻まれてきた」「笑ったときの目尻のシワが戻らなくなってきた」――
年齢を重ねるとともに、このようなお悩みを抱える方は少なくありません。

表情のクセによって生じる“表情ジワ”は、肌のハリや弾力の低下とともに定着しやすくなり、放っておくとファンデーションが入り込んでかえって目立ってしまうこともあります。

このようなシワに対して長年用いられてきたのが「ボツリヌストキシン治療(ボトックス治療)」です。
筋肉の動きを一時的にやわらげることで、シワの形成を防ぎ、肌表面をなめらかに整えることができます。

ボツリヌストキシン治療は「顔を止める注射」ではありません

「ボツリヌストキシン治療=表情を止める注射」と誤解されることがあります。
しかし実際には、ボツリヌストキシンは筋肉と神経の間の信号伝達を一時的に穏やかにするお薬です。

働きすぎている筋肉を少し休ませ、表情のクセを整える――。
つまり「止める」のではなく、「整える」治療なのです。

この違いを理解していただくことで、ボツリヌストキシン治療に対する見方は大きく変わります。

「動きを休ませる」ことで、シワの折れぐせをリセット

私たちは日々、驚いたり、笑ったり、考えたり――無意識のうちに何千回も表情筋を動かしています。
その積み重ねが“表情ジワ”を作り出します。

たとえば、毎日同じ場所を折り曲げている紙に折れ線がつくように、皮膚の下でも同じ現象が起こっています。

ボツリヌストキシン治療は、その“折れ線がつく前”に筋肉を少し休ませることで、シワの原因を予防する治療です。
シワを“消す”のではなく、“作らせない”ためのケア
これこそが、本来の目的なのです。

効果と持続期間 ― 「リズムを作る治療」

ボツリヌストキシンの効果は、注入後3〜7日ほどで現れ、ピークは約2〜3週間後。
その後、効果はおおむね3〜6か月持続します。

個人差はありますが、定期的に施術を続けることで筋肉の過剰な動きが穏やかになり、
「効きやすく・戻りにくい」理想的なリズムが生まれます。

私はこれを**“肌と筋肉の記憶をやさしく書き換える治療”**と捉えています。
短期間で劇的に変えるものではなく、半年ごとに小さなメンテナンスを重ねることで、
10年後の印象を自然に、美しく整えていく――それが理想的なボツリヌストキシン治療のあり方です。

抗体とは? ― 効かなくなる原因と対策

長期的にボツリヌストキシン治療を続けるうえで、ぜひ知っておいていただきたいのが、**「抗体」**という存在です。
抗体とは、体が「これは異物だ」と判断したときに作られる“防御の記憶”のようなものです。

一度抗体ができると、次に同じ成分が体内に入った際、それをブロックしてしまい、薬の効果が弱まったり、まったく効かなくなることがあります。

たとえば、体内に“侵入者”が入ると免疫が働き、その相手を記憶して次回から攻撃する――。
ウイルスだけでなく、ボツリヌストキシン製剤に含まれる“不要なタンパク質”に対しても、同じような反応が起こり得ます。

この「余分なタンパク質」が多い製剤では、体がそれを異物と認識し、抗体を作ってしまうことがあります。
そして一度抗体ができてしまうと、次に注射をしてもボツリヌストキシンが働く前に“無効化”されてしまう可能性があります。

まるで、鍵をかけようとしても鍵穴そのものがふさがってしまったような状態です。

抗体を作らせないために ― 投与量と投与間隔の重要性

抗体が形成されるリスクを避けるために最も大切なのは、
**「適切な量を・適切な場所に・適切な間隔で」**注入することです。

とくに、投与量投与間隔のコントロールが重要になります。

投与量:必要以上に多く打ちすぎないこと

過剰な量を頻繁に投与すると、体が異物を強く認識し、抗体を作りやすくなります。
シワを完全に止めるような“効かせすぎ”は避け、自然な動きを残すデザインが理想です。

投与間隔:最低でも3か月以上あけること

効果が切れる前に重ねて打つ「早すぎる再投与」は、免疫を刺激し、抗体形成のリスクを高めます。
個人差はありますが、最低3か月、できれば4〜6か月間隔を保つのが安全で理想的です。
効果の持続を見極めながら、筋肉の動きや状態に合わせてメンテナンスしていくことで、
ボツリヌストキシン治療を長く・安全に・安定して続けることができます。

薬の性質を理解し、無理のないペースで施術を行うこと。
それが、“効きにくくならないボツリヌストキシン治療”を続けるための基本です。

リスクを正しく知ることが大切

美容医療に限らず、どんな治療にも副作用の可能性はあります。
ボツリヌストキシン治療も例外ではありません。

注射部位の赤みや軽い内出血は数日で落ち着きますが、
まれに「効きすぎて眉が下がる」「表情に違和感を感じる」といった一時的な反応が起こることもあります。
ただし、これらの多くは時間の経過とともに必ず元に戻る一過性のものです。

大切なのは、こうしたリスクを正しく理解したうえで、
信頼できる医師のもとで、**「適切な量」「適切な部位」「適切な間隔」**を守って施術を受けることです。

 

まとめ ― 自然な表情を守りながら、美しく歳を重ねる

ボツリヌストキシン治療は、ただ「シワを減らす注射」ではありません。
表情の動きをデザインし、未来の肌を守るための“習慣医療”です。

過剰な変化ではなく、自然で調和のとれた若々しさを。
そして、10年後も自分らしい表情を。

スキンリファインクリニックでは、そうした「自然な若返り」を叶えるため、
安全性と持続性に優れた製剤を厳選し、表情筋の構造と動きに基づいたデザイン注入を行っています。

――「シワが消えたね」ではなく、「表情がやわらかくなったね」と言われる若返り。
それこそが、私たちが目指すボツリヌストキシン治療の真価です。

 

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