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【美容医療の現状】20代~60代女性の半数がやってみたい。実際に受けている方は7%

篠原秀勝

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篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

先日東海大学病院医学部の学生約115名に形成外科学の授業の一部を非常勤講師として担当させて頂きました。

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僕が東海大学で研修医をスタートした10数年前、当時の形成外科教授は谷野隆三郎先生でした。谷野先生は現役時代、病院長も兼務されるなど非凡な先生でしたが、教授を退かれた後は、天神下クリニックで診療を行う傍ら、美容医療界の重鎮として今でも多くの美容・形成学会でご意見を話されたり、厚労省との折衝、裁判所専門員など様々なご活躍をされています。その後、東海大形成外科はレーザー治療の第一人者である宮坂教授に引き継がれ、現在は顎顔面外科の第一人者である赤松教授が形成外科を代表されています。大学時代は僕も赤松先生にもよくかわいがって頂いたことを懐かしく思い出します。

非常勤講師として、10月に授業を担当して欲しいと依頼されていたのですが、8月頃急に【9月に授業の担当変更してほしいんだけどいい?】とお電話を頂いて、全然かまいません、と即答したのですが、なかなか急なタイミングでしたw。どういった授業の内容にしたら良いものか、学生さんにとって形成外科に興味を持ってもらえる内容だったり、美容外科に興味を持ってもらうように等と漠然と想像しているうちに、担当する授業のタイトルが送られてきました。それは【美容外科の現状】というものでした。

大学を卒業し、無事に医師国家試験を合格した学生は研修医として医師人生をスタートします。10数年前までは、大半の学生が母校でそのまま研修医となって、学生の頃からの先輩後輩、由緒正しき上下関係のもとで指導を受けるというのが一般的でした。ところが最近は自由に研修医先を選べる(と言ってもマッチング制度というのがあり、すべて希望通りにはいかないようです)ため、地方大学卒業の新研修医の多くが東京都内の病院勤務を希望してしまう事態が発生しているようです。

田舎で大学生という貴重な学生時代を過ごしていると、都会に憧れを抱いてしまうのもよく理解できます。僕も若干そんな時期もありました。僕の頃はそのまま大学に残る卒業生が大多数でしたので、迷いなく母校に残りましたし、敢えて自分から外に飛び出す勇気など当時僕には全くありませんでした。自由に研修先を選べるとはいえ、縁もゆかりもない就職先より、慣れ親しんだ先輩や後輩のいる環境の方が絶対にいいと思うのですけれども、実際東海大でも都内での勤務を希望する学生が多く、どうにか大学に残ってもらうようにと、教授陣・経営陣は頭を痛めているようです。

そういった学生達へ向けて、卒業生として母校で研修医となることのメリットなども含めて、都内へ飛び出さなくても実りある研修ができるという事を伝えて欲しい。というのも隠れた課題として託されたわけです。母校に残ることのメリットをうまく、スライドに載せて学生さんに届けたいなと、そんな思いで今回の授業の内容は作成しました。余談ですが、東大や慶応などは研修医に大変人気の大学であり、全国から研修医応募しており、その数は教育のキャパを超えて多すぎるようです。研修医で手術の助手をさせてもらえる機会などほとんど無かったそうで、沢山の研修医がゾロゾロ後ろから見学をするだけだったと、慶応研修医OBから聞いたことがあります。僕の東海大での研修医の頃は即戦力というか、バリバリ助手につかせてもらってましたし、人手が足りなくて様々な業務を経験させてもらったことを思い出します。

【美容外科の現状】美容医療の歴史や今の美容クリニックの実際について、患者さんの実態について、そして医師国家試験に関わる医療法などについて色々なことを1時間のスライドにまとめて授業を行いました。大小規模のセミナー、学生さんや一般の方々、ドクター向け、最近は様々な公演をさせてもらっていますが、自分でも授業をうけていた講堂での講義はなんとも感慨深い思いもありました。

授業はそれなりに興味を引く写真も織り交ぜて、まずまずの内容だったかと思います。スライド作成のために美容医療の現状を色々と調査していて、おもしろいデータがあったのでご紹介いたします。

美容医療の現状

美容医療を今までに受けたことがありますか?というアンケートです。アンケートの母数がもっと増えれば、多少の変化はみられるかも知れませんが、結果はなんと7%。ほとんどが脱毛とレーザー等の治療という結果。実に9割以上の方は美容クリニックに足を運んだことがないという結果です。この調査結果は正直驚きでした。もっと多くの方が気軽に美容皮膚科を利用されているものと思っていたのですが、こんなに少ないというのが実際のようなんです。

別のデータで美容医療を受けてみたいと思いますか?と言うアンケートでは5割以上の女性が受けてみたいと回答しています。つまり、美容医療を受けてみたいと考えている女性は10人中5人はおり、実際にクリニックに行って治療を受けているのは10人中たった一人、あるいはそれ以下と言う事になります。

僕たちは毎日診療に従事していますので、美容医療が当たり前の毎日なのですが、まだまだ多くの方々にとって美容クリニックと言うのはハードルが高いのですね。行ってみたいけど、踏み出せない。そういう方がまだまだ沢山いらっしゃるというのが現実のようです。また、さらに別のデータでは美容の悩みを抱えて、ようやくクリニックに足を踏み入れるまでの平均時間を調べたデータでは、なんと平均10年というデータもありました(あるセミナーのデータで出典は不明ですので、他にもデータはあると思います)。ともかく10年悩んでから、ようやく踏み出すというのは、なんとも相当な勇気がいるという事ですよね。

踏み出せない理由は人それぞれ、様々だと思います。家族にばれたくない、失敗が怖い、料金が高額なのではないか、しっかり効果があるのか。様々な理由が足かせとなり、重くのしかかっているのだと思います。これらの不安を取り除くように美容クリニックのホームページでは効果や安全を謳うもの、安価な料金を強調するもの玉石混交、どこが良いクリニックなのか、ネットの情報からひとりで判断するのは非常に難しい状況になってしまっています。このような事態を鑑みて、実は美容医療を中心とするすべての医療機関ホームページの規制が強化され始めます。

いままでも、美容クリニックのホームページにはガイドラインがありましたが、実際には罰則がない状況であり、ひどすぎる場合には景品表示法という消費者法を根拠に行政指導を受けるクリニックもありました(常にキャンペーンで50%オフ!90%オフなど、定価の実態がなく、購買行為を煽るもの等)。今後は医療法の改正によって、すべてのクリニックが規制の対象となり、ひどい場合には行政指導や罰則を受ける可能性があります。まだまだ潜在的に眠っている美容難民の方にとって、この医療法改正、ホームページ規制が良い方向へと向かってくれることを願います。

以前NHKに出演させて頂いた時に、良い美容クリニックの選び方に関してコメントさせて頂きました。

医師がカウンセリングを行っているクリニック、その分野の専門医を持つドクターがお勧めです。(カウンセラーという営業マンがカウンセリングを行うクリニックも多く存在します。否定しませんが、営業マンが介在しない方が良心的な傾向が多いです。形成や皮膚科、美容外科などの専門医資格は一定の経験と試験に合格する知識がないと取得できませんので、専門医資格はドクターの経験値を保証するのものです。)

当日の治療を無理強いしない。コース・回数料金割引を強要しないクリニックがお勧めです。(高額な治療を当日受けるなら大幅割引する、という商法を行うクリニックはお勧めできません。回数セット、コースの方が金額的にお得だからと、1度も体験していない治療をはじめからセットで営業販売するクリニックもお勧めできません)

相談のみ、カウンセリング無料のクリニックをお勧めします。色々聞くことができて、メリット・デメリットをきちんと理解させてくれる、料金も明朗会計なクリニックをお勧めします。(シミ治療500円!と謳っていても、診察料1万円、お薬代2万円、そんな悲しい業態も存在しているのです。)

クリニック推移

美容クリニックの数はすさまじい勢いで成長を続けています。増加し続ける美容クリニックの半数以上が雇われ院長、経営者が別に存在するクリニックです。美容医療もビジネスの一つですし、クリニックも経営のための利益は必要ですから、この潮流を否定しませんが、経営者(ビジネスマン)によるビジネス最優先の医療ではなく、医師として、営業利益よりも治療成果の向上や満足度、患者さんの笑顔のために美容医療を行いたい、美容医療を活性化していきたいと僕は切に願っています。

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