クリニックごとに異なるヒアルロン酸注入費用と格安施術の理由(インタビュー)

篠原秀勝

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スキンリファインクリニック
篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

アレルギーリスクが少ない低侵襲施術「ヒアルロン酸注入」は、施術直後から変化が分かるため人気の高い美容医療です。しかし、その費用は数千円や十数万円など美容クリニックによって異なり、安価なヒアルロン酸注入施術を求める方も少なくありません。

「ヒアルロン酸注入施術の価格差の理由と効果の違いは?」「より安全性の高い美容医療と、理想の仕上がりのために大切なこととは?」など、ヒアルロン酸注入と費用に関する疑問について、スキンリファインクリニック院長の篠原秀勝先生にお話を伺いました。

クリニックごとに異なるヒアルロン酸注入の費用

美容医療の中でも人気が高いといわれるヒアルロン酸注入施術ですが、美容クリニックによって費用の違いがあるのはなぜでしょうか?

「保険診療の場合、厚生労働省により薬剤や処置の価格は定められています。一方、ヒアルロン酸注入施術はもちろんのこと、美容医療のほとんどは自由診療です。そのため施術費用はクリニックによって異なります。」

「また、ヒアルロン酸注入を行う施術部位や、各クリニックが設定する注入量によって価格が異なる場合もあるため、施術前にトータルの施術費用を確認すると良いでしょう。

ヒアルロン酸注入の費用に差がうまれる理由

さまざまな種類と価格のヒアルロン酸製剤がありますが、安価なヒアルロン酸製剤と高額なヒアルロン酸製剤の違いとはなんでしょうか?

製剤の原価の差だけでなく、厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)など国の承認を受けているヒアルロン酸製剤は一般的に高額になります。これらは臨床試験を行ない、一定の安全性と有効性を担保された製剤といえるでしょう。」

スキンリファインクリニックで使用しているヒアルロン酸製剤、カイセンス®は承認製剤ですか?

「カイセンス®はEU加盟国の安全基準を満たすことを証明する、”CEマーク”を取得している製剤です。さらに、カイセンス®は特許技術のオキシフリー製法によって、少ない架橋剤でも高い粘弾性とリフトアップ力をもちます。また、これまでのヒアルロン酸製剤と比べ、形成力と効果持続期間に優れています。

カイセンス®は架橋剤の少ないヒアルロン酸製剤とのことですが、架橋剤が少ないことのメリットとはなんでしょうか?

架橋剤とはヒアルロン酸同士の分子をくっつける接着剤のようなもの。架橋剤の量によって製剤の粘弾性や持続効果が変わるといわれています。ヒアルロン酸は素の状態であれば体内で直ぐに分解されてしまいますが、架橋剤がその分解速度を遅らせています。」

架橋剤自体は比較的安全な成分であるという認識ですが、他方で様々な細胞毒性(人体に有害)があるという報告も見られます。最近特に問題視されているのは、アレルギーおよび拒絶反応です。注入部に腫れ、むくみ、赤みなどの症状が現れることがあります。注入直後に限らず、長期間にわたって見られる副反応です。この原因は架橋剤あるいは、その加工法にあると考えられています。」

「私がカイセンス®を選ぶ理由は、リフトアップ力や形成力などの優れた特徴があるということだけでなく、何よりその架橋剤の使用量が極めて少なく製造されているという点です。もちろん、より良いヒアルロン酸製剤があればそちらを使用しますよ。」

施術費用は「ヒアルロン酸製剤+技術力」で変動 

ヒアルロン酸やボツリヌス製剤メーカーの認定医など、医師のもつ資格などによってヒアルロン酸注入の施術費用が変わることはあるのでしょうか?

「メーカー認定の指導医(認定医)という資格には、何の裏付けもない場合もあるため注意が必要です。もちろん、優れた医療技術をもつメーカー推奨の認定医も多くいらっしゃると思います。しかし、実績や資格試験に合格するなどの基準がほとんどの場合、存在していないことに気を付けましょう。」

「一方、形成外科・皮膚科専門医などは、大学病院など大規模な指定研修施設で規定数の治療経験、勤務年数の要件を満たしてから、筆記・口答の試験に合格しなければ取得することはできません。これは数年にわたる臨床経験を証明するものです。血管走行や血行支配、表情筋の生理などの解剖知識をもった医師ということで、施術費用がやや高額になる傾向にあります。」

「手軽に思われがちなヒアルロン酸製剤ですが、注入部位によっては組織壊死や失明といった重篤な合併症を引き起こすリスクを伴います。メーカー認定医という表記より、まずは医師の経歴と専門を確認してみると良いでしょう。」

施術費用にカウンセリングは含まれるか確認を

昨今、カウンセリングや診察もほとんどなく、ベルトコンベア式に格安の注入施術を行う美容クリニックもあるようです。カウンセリングを省くことによって、施術費用を安く設定することはできるのでしょうか?

格安を売りにしている美容クリニックなどでは、カウンセリングの時間を極力減らすことで1日の施術数を増やしているケースもあるかもしれません。木を見て森を見ず。たとえば、ほうれい線が気になるというケースのほとんどは、お顔のたるみが原因です。単純に、ほうれい線にヒアルロン酸を言われた通り注入するのではなく、たるみを改善するようにヒアルロン酸を注入するのが本来望ましい方法です。」

「また海外の美容クリニックでは、医師が部屋を行ったり来たりの同時施術もあるようですが、そのような行為は患者さまに不安を与えかねません。安全性と満足度の高いヒアルロン酸注入施術を行うためにも、カウンセリングに時間をかけることはとても大切です。」

スキンリファインクリニックでは施術費用の中に、患者さま一人ひとりに対するカウンセリングや診察料が含まれています。仕上がりイメージ(デザイン)のすり合わせや、骨格など時間をかけ、見極めることで満足感のある仕上がりを目指します。当然、その間は他の患者さまを同時に施術することはできないため、どうしても格安店などとくらべると費用が高額になってしまいます。」

広告の価格表記のトリックに注意!

美容クリニックの広告の中には”ヒアルロン酸0.1cc◯千円〜”など、とても安い価格表記を見かけますが、そういったクリニックで施術を受ける際に気をつけたほうが良いことはありますか?

「量り売りが必ずしも悪い方法とは言えないと思いますが、デメリットが多く存在します。本来ヒアルロン酸製剤は滅菌、消毒済みのものであり、一回使い切りが原則です。量り売りで残ったものを保存し、次の方に使用する場合には滅菌済みとは言えなくなってしまいます。保存しなければいけない状況においては、感染や汚染のリスクが発生します。それでもコスト面で量り売りのヒアルロン酸を購入する場合には、しっかりとカウンセリングを受け、どのくらいの量を使用することで希望の変化が生まれるのか、すり合わせを行い明確な金額をお聞きするのが良いでしょう。」

「また、格安のヒアルロン酸注入施術をうたう美容クリニックの中には、カウンセリング・麻酔・注射針代など、施術を行う際に必ず必要な工程が表示価格に含まれていないケースも多くあります。事前にしっかり確認することが大切ですよ。」

「安いから」だけで選ぶのは危険

安全性と満足度の高いヒアルロン酸注入施術を受けるためには、やはり安価な美容クリニックは避けた方が良いのでしょうか?

「安さで選んで満足のいく仕上がりであれば問題ありません。しかし、”安さ”には何かしらの理由があるはずです。先ほどコメントさせていただいた通り、ヒアルロン酸は1本1本滅菌済みで完全に封がされている状態で、1本ずつ製造のロット番号が記載されています。そのような密閉状態やロットの記載のないヒアルロン酸は安全性に不安がある可能性がありますからご注意ください。また安価な美容クリニックの場合、行くたびに担当医が変わることも。そのため万が一、失敗や合併症を引き起こしても、迅速な対応が取られない可能性もあります。」

「もちろん、法外な施術費用などはもってのほかです。安全性が高く美しい仕上がりのためにも安価な価格表記に惑わされることなく、患者さまにしっかり向き合い、丁寧なヒアルロン酸注入施術を行う医師を選んでくださいね。

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