食事制限などによる自己流ダイエットでは難しい部分痩せ。「体重は落ちたものの頬がコケてしまった」「二の腕だけが細くならない」などの悩みを抱える方は少なくありません。しかし医療ダイエットであれば、顔やボディの気になる脂肪のみを除去することが可能です。

医療ダイエットは施術により赤みや浮腫が一時的に生じることもあるため、服でボディラインが隠れる秋冬は医療ダイエットに適しているといえるでしょう。

今回はスキンリファインクリニックで施術ができる痩身マシンや、薬剤についてをご紹介します。医師の診察のもと効率のよい医療ダイエットをおこない、健康的な痩身を目指しましょう。

自己流では難しい”部分痩せ”が可能な医療ダイエット

医療ダイエット(メディカルダイエット)とは、医師の診断のもと痩身効果のある医療マシンや薬剤によって健康的な痩身を目指す治療法を定義します。医療機器や注射を使用し、脂肪細胞に直接作用する施術であることから、医師および看護師のみがおこなう医療行為にあたります。

医療ダイエットでおもに使用される痩身マシンには温熱タイプ、冷却タイプ、HIFUなどが挙げられます。薬剤による医療ダイエットは脂肪溶解注射が使用され、いずれもダウンタイムの少ない低侵襲施術といえるでしょう。

医療ダイエットと痩身エステの違い

医療ダイエットと痩身エステの違いは「効果効能」にあります。エステサロンは「手技または化粧品・機器等を使用し、皮膚を美化し体型を整える指導と施術をおこなう事業所」と定義されています。

「◯◯ハイフ」や「セルライト除去」などの広告表記があったとしても、エステサロンによる痩身施術は、脂肪細胞に作用する医療行為はおこなうことができません。ハンドケアやエステマシンにより浮腫(むくみ)にアプローチし、肌をなめらかに整えるのみの施術となります。

一方、医療ダイエットは医師および看護師による脂肪細胞に作用する施術が可能です。臨床試験をクリアした痩身マシンや薬剤を使用し、脂肪細胞の分解・除去をおこなうことが可能といえるでしょう。

当院で施術可能な医療痩身マシン・薬剤の比較

当院ではダウンタイムが少なく、臨床試験をクリアした痩身マシンや薬剤による安全性の高い医療ダイエットをおこなっております。それぞれの特徴と効果が異なるため、医師の診断のもと、最も適した施術を選ぶと良いでしょう。

凍らせて脂肪細胞を減らす「脂肪冷却」

当院取り扱いマシン：CLATUUα(クラツーα)

CLATUUα(クラツーα)とは、CLASSY社が開発した脂肪冷却による痩身医療マシンです。水分は0℃で凍り始めるのに対し、脂肪細胞は4℃で凍るという氷点の差を応用することで、皮膚や血液に影響することなく脂肪細胞のみに作用します。冷凍された脂肪細胞は細胞死を誘発され、マクロファージ※により約30〜90日かけ代謝され体外へと排出されます。

なおCLATUUαによって冷却・排出された脂肪細胞は再生することがなく、施術部位のリバウンドは少ないとされています。施術に痛みはなく、ダウンタイムのほとんどない医療ダイエットといえるでしょう。

※マクロファージ：死んだ細胞や細菌などを片付ける、体の掃除屋のような細胞

CLATUUαについて詳しくはこちら

向いている人

• 部分痩せをしたい
• 食事制限が苦手
• 脂肪吸引はしたくない(痛みに弱い）
• 他人に気づかれずに痩せたい
• ダウンタイムがとれない

向いていない人

• すぐに痩せたい
• 筋肉太り
• 寒冷蕁麻疹等

※おもなリスク・副作用：赤み・軽微なしびれ・内出血など

熱を与えて脂肪を溶解「ハイフ」リニアモード

当院取り扱いマシン：ウルトラフォーマーMPT

ウルトラフォーマーMPTとは、ハイフ(高密度焦点式超音波)を利用した美容医療マシンです。ウルトラフォーマーMPTは顔だけでなく、ボディ用カートリッジが搭載され、ハイフの強力な熱エネルギーにより脂肪細胞を溶解、代謝による排出を促し痩身へと導きます。この照射方法を「リニアモード」といい、脂肪細胞が破壊される58度前後の熱を線上に照射します。

通常の食事制限では痩せることが難しい二の腕や、ヒップと太ももの付け根(バナナロール)など、オーダーメイド感覚の医療ダイエットが可能です。また、ハイフによる真皮層内でのたんぱく変性により線維芽細胞が活性化し、コラーゲン・エラスチン産生が起こることから、痩身と同時にハリ感のある若々しい肌へと導きます。

ウルトラフォーマーMPTについて詳しくはこちら

向いている人

• 部分痩せをしたい
• 食事制限が苦手
• 脂肪吸引はしたくない(痛みに弱い）
• 他人に気づかれずに痩せたい
• ダウンタイムがとれない
• 痩身だけでなく肌のたるみを引き締めたい
• 自己流ダイエットで失われたハリ感を改善したい

向いていない人

• 筋肉太り

※おもなリスク・副作用：やけど・軽微な痺れ・一時的な麻痺

脂肪細胞を排出する「脂肪溶解注射」

当院取り扱い製剤：メソラインスリム

メソラインスリムとは大豆抽出成分「ホスファチジルコリン」を主成分とした脂肪溶解薬剤です。リン酸の一種であるホスファチジルコリンとは、脂質異常症や脂肪肝の治療薬としても使用されている安全性の高い薬剤とされています。

メソラインスリムはボディの部分痩せに適した薬剤です。二の腕やブラファット(下着の上下のハミ肉)など、脂肪除去を希望する部位へ注射をおこなうことで脂肪細胞が分解、代謝により体外へ排出され痩身へと導きます。

メソラインスリム注射時には、マイクロカニューレと呼ばれる針先の丸い注射針を使用します。鈍針とも呼ばれるように痛みが少なく、内出血を最小限に抑えることができます。

メソラインスリムについて詳しくはこちら

向いている人

• 二の腕やブラファットなどの部分痩せをしたい
• 自然にボディラインを整えたい
• 脂肪吸引はしたくない

向いていない人

• 注射恐怖症
• 広範囲に脂肪除去をおこないたい
• すぐに痩せたい

※おもなリスク・副作用：内出血・赤み・一時的な腫れや注入部位のしこり

筋肉によるハリやボリュームを減らす「ボツリヌス注射」

当院取り扱い製剤：コアトックス

「顔だけ痩せない」「下半だけが太い」といった場合、筋肉が原因であることも少なくありません。とくにダイエットのためにマラソンを習慣づけた方は、ふくらはぎの筋肉が発達しているケースも見られます。

これらの筋肉の発達には、筋肉の過度な緊張を緩和させることで注入部位のサイズダウンへ導くボツリヌス注射が適応となります。ボツリヌス注射に即時性はなく、注射後約3〜7日から効果が現れます。

ボツリヌス注射の持続期間は約3〜4ヶ月となり、効果継続のためには繰り返しの注射が必要です。しかし、ボツリヌス剤の種類によっては抗体産生を引き起こすため、当院では抗体産生のリスクが少ない安全性の高いボツリヌス薬剤「コアトックス」を使用しております。

コアトックスについて詳しくはこちら

向いている人

• エラや二の腕、ふくらはぎなどの筋肉肥大が気になる方

向いていない人

• 太さの原因が脂肪である方

※おもなリスク・副作用：内出血・赤み・むくみ・一時的な軽微な脱力(ふくらはぎ)

目的や部位に合わせた施術を選ぶことが成功の秘訣

医療ダイエットは脂肪細胞に直接作用する痩身法です。一度除去された脂肪細胞は再生することはありませんが、施術部位以外の脂肪細胞は過食などにより肥大化してしまいます。また脂肪吸引以外の医療ダイエットは代謝を利用するため、ある程度の期間と繰り返しの施術が必要といえるでしょう。

医療ダイエットは食生活の見直しと、医師の診察による適切な施術でおこなうことが大切です。スキンリファインクリニックでは痩身施術の経験豊富な医師が、患者さま一人ひとりの体質と予算に合った施術をご提案いたします。顔とボディ、いずれの医療ダイエットもお任せください。