あなたのたるみに相性が良いのは、フィラーリフト?マシンリフト?糸リフト?
メスを使わず、ダウンタイムが少ない「たるみ治療」には、さまざまな施術があります。そのため自身のたるみに適した施術や、効果の違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、たるみのタイプや切らないたるみ治療の特徴・効果について解説します。
たるみの種類とその原因
骨吸収や肌弾力不足によるたるみ
私たちの骨は日々一定量、破骨細胞によって骨が吸収され、骨芽細胞により新しい骨が形成されています。しかし加齢にともないこれらの骨代謝は滞り、皮膚を支える顔面骨も収縮するため余剰となった皮膚にたるみが生じます。
また加齢により骨吸収とともに真皮層にあるコラーゲンや、エラスチンといった弾性物質も産生量が低下するため肌はハリを失い、たるみだけでなく深刻なシワも発生するでしょう。
脂肪の増加・肥大化によるたるみ
皮下脂肪はエネルギーの貯蔵や保温などの働きをもちます。しかし加齢とともに代謝機能が衰え、余分な脂肪は肥大化し靱帯組織が支えきれなくなることから、たるみが生じてしまうのです。なお、脂肪によるたるみの原因は加齢だけではありません。過度なダイエットにより本来必要な部位の脂肪が減少し、綿を抜かれたクッションのように皮膚がたるむケースも多く見られます。
なかでも下まぶたやメーラーファット・バッカルファットなどは重力により下垂が顕著となるため、早期対策が大切です。
筋膜層の衰えによるたるみ
筋膜層(SMAS)は筋肉表面を覆う薄い膜のことです。おもにコラーゲンでできている筋膜層は、加齢とともに緩み、筋膜層の上に結合する脂肪層や真皮層のたるみを引き起こします。しかし筋膜層の衰えは、通常の運動やトレーニングでの改善は難しいでしょう。また、家庭用美顔器なども緩んだ筋膜の改善効果はありません。
たるみはセルフケアでは改善が難しい
たるみの原因はおもに、顔面骨の収縮と弾性物質の減少・脂肪細胞の肥大化・筋膜層の衰えが挙げられます。いずれのたるみも放置することで悪化を招き、セルフケアによる改善はなかなか難しいでしょう。しかし早期に美容医療を取り入れ、正しく丁寧なスキンケアや健康的な生活習慣を心がけることで、たるみ改善は可能です。
3つの切らないたるみ治療と向いている人
ボリュームを失ったお顔に相性の良い「フィラーリフト」
顔面骨の収縮や、真皮層の弾性物質の減少によるたるみにはフィラー(注入剤)によるリフトアップ施術が適しています。フィラーは多種多様にあり、部位や目的に適応する薬剤を選ぶことが大切です。
顔面骨の失われたボリューム改善には、骨や支持靱帯を補強するような粘弾性をもつフィラーが多く使用されます。真皮層の弾性物質の減少であればヒアルロン酸やコラーゲンなどのフィラーにより、たるみやハリ感の改善が可能です。また、弾性物質の産生を促す次世代型フィラーも開発され、一度の注入でも高い効果と長い持続期間が認められています。
具体的な施術名
- ヒアルロン酸注入(カイセンスなど)
- コラーゲン注射(ベビーコラーゲンなど)
- カルシウムハイドロキシアパタイト(レディエッセなど)
- ポリカプロラクトン(エランセなど)
- ポリヌクレオチド(リジュランなど)
向いている人
- やせ型で、頬やこめかみのコケの目立つ方
- 加齢などにより顔面骨に凹みや収縮がみられる
- 乾燥や加齢などにより肌のハリ低下や弾力不足を感じる
- 加 齢とともに輪郭にたるみが生じ頬の位置が下がった
脂肪を伴うたるみと相性の良い「マシンリフト」
マシンリフトとは、高周波や超音波(HIFU)などを照射し、熱エネルギーによりたるみを改善する施術です。たんぱく変性を引き起こし緩んだ筋膜層(SMAS)を縮める、または真皮層にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲン・エラスチン産生を促すことにより、たるんだ皮膚のリフトアップ・タイトニングをおこないます。
マシンリフトの中には脂肪細胞を除去する医療マシンもあり、真皮層・脂肪層・筋膜層まで、一度でアプローチが可能な施術といえるでしょう。
具体的な施術名
- HIFU(ウルトラフォーマーMPTなど)
- 高周波(エンディメッド・ボルニューマなど)
向いている人
- 加齢により顔全体のたるみが気になる
- 顔の脂肪が多く頬の下垂が目立つ
- 二重あご
- 注射が苦手
軽〜中度のたるみと相性の良い「糸リフト」
糸リフトとは医療糸を専用ニードル(針)で皮下に挿入し、たるみを引き上げる美容施術です。挿入する医療糸にはさまざまな種類があり、昨今では体内に吸収されるタイプが主流とされています。
コグと呼ばれる突起状のトゲによりリフト効果の高い糸や、脂肪組織を引き締める作用のある糸など、軽〜中度のたるみ症状に適応可能です。糸リフトは現在のたるみ治療はもちろん、将来的なたるみを予防する効果も高い施術といえるでしょう。
具体的な施術名
- ショッピングスレッド(ショートタイプの糸)
- テスリフトソフト(ロングタイプコグ付3Dメッシュ状の糸)
- アンカーリフト(ロングタイプコグ付の糸)
向いている人
- 頬のたるみが気になる
- 脂肪吸引や外科手術に抵抗がある
- 将来的なたるみを防ぎたい
当院自慢のたるみ治療は「リファインリフト」と「ウルニューマ」
当院による切らないたるみ治療で人気が高い施術は、オーダーメイドヒアルロン酸注入「リファインリフト」とハイフ・高周波を組み合わせた独自メニュー「ウルニューマ」です。いずれも痛みやダウンタイムがほとんどなく、総合的なたるみ症状にアプローチします。
完全オーダーメイドのヒアルロン酸注入
当院のヒアルロン酸注入によるリフトアップ施術「リファインリフト」は、自然な若々しさを目指す完全オーダーメイドのヒアルロン酸リフトです。顔全体を3Dスキャン・ベクトラにより科学的にたるみを解析し、ヒアルロン酸注入の経験が豊富な医師が注入部位を緻密に計算したうえでデザインを決定します。
リフト力の高いヒアルロン酸製剤「カイセンス®」
リファインリフトで使用するヒアルロン酸は「カイセンス®」です。特許製法により少ない架橋(添加剤)で高い粘弾性と持続効果が認められた次世代型ヒアルロン酸といわれています。
カイセンス®は柔らかなヒアルロン酸から、骨吸収による凹みや支持靱帯を補強する硬いヒアルロン酸まで4タイプがあり、それぞれを必要な部位へ注入することで、輪郭の引き締まった若々しい顔印象へと導きます。
ハイフ+高周波の相乗効果「ウルニューマ」
画像は左がウルトラフォーマーMPT、右がボルニューマー
当院の独自メニュー「ウルニューマ」はハイフマシン「ウルトラフォーマーMPT」と高周波マシン「ボルニューマー」を組み合わせたリフトアップ施術です。ハイフによるたるみ引き上げと、高周波による肌の引き締めを同時におこない、加齢により間延びした輪郭を整え小顔へと導きます。
引き上げ効果の「ウルトラフォーマーMPT」
医療ハイフマシン「ウルトラフォーマーMPT」は、皮膚を傷つけることなく、筋膜層まで強力な熱エネルギーを照射します。ハイフとは、たんぱく変性により緩んだ組織を縮め、たるみを引き上げる施術です。ウルトラフォーマーMPTは、これまでの点状エネルギー照射に加え、線状エネルギー照射が可能となりました。高密度な照射と大幅な照射時間の短縮により、痛みと熱感が少なく高いリフト効果を発揮します。
引き締め効果の「ボルニューマー」
「ボルニューマー」とは高周波エネルギーを利用した医療タイトニングマシンです。高周波は体内の分子同士を摩擦し、熱を発生させます。この熱エネルギーにより真皮層にある線維芽細胞を活性化し、コラーゲン・エラスチン産生を促します。また、脂肪層の繊維物質を縮め、即時的に肌の引き締め効果をもたらす施術です。
メスを使わないたるみ治療の効果は丁寧なカウンセリングと、臨床経験が豊富な医師の技術力によって仕上がりが左右されます。脂肪や加齢など、どのようなタイプのたるみも当院へお任せください。
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