ニキビ跡の3大施術法を比較〜ダーマペン4・フラクショナルレーザー・プラズマ〜
ニキビ跡の症状は、クレーター状や色素沈着などさまざまです。これらの症状が混在するケースも多く、治療法を誤ると悪化してしまうことも少なくありません。今回はニキビ跡の種類と代表的な3つの治療法を解説します。
ニキビ跡の種類とおもな治療法
クレーター(凹凸)状のニキビ跡(肌再生治療)
クレーターとは過剰な炎症により真皮層の組織が破壊され、皮膚が陥没した状態のニキビ跡です。一度破壊された組織は自己治癒が難しいため、通常のスキンケアによる改善は難しいでしょう。凹凸が目立つクレーター状のニキビ跡には、コラーゲンやエラスチン産生を促す肌再生による治療法が適応されます。
色素沈着をともなうニキビ跡(ターンオーバー改善治療)
ニキビ跡は炎症により、茶褐色のシミとして皮膚に残ってしまうケースも少なくありません。シミ状のニキビ跡はターンオーバーを整え、メラニンの排出を促す治療法が適応されます。シミ状のニキビ跡と毛穴の開きが混在するケースも多く見られますが、ターンオーバーを改善することで、どちらの症状も改善を目指すことが可能です。
赤みや炎症をともなうニキビ跡(炎症を抑える治療)
ニキビは「炎症性」と「非炎症性」に分類されます。赤みをともなうニキビは炎症性、白ニキビや黒ニキビは非炎症性とされ、炎症性ニキビ・ニキビ跡の場合、先に炎症の治療をおこない、炎症が治まったタイミングでニキビ跡を抑える施術を受けましょう。
ケロイド状のニキビ跡(症状ごとに適切な治療)
ケロイドとは自己治癒の過程において、コラーゲン等が過剰産生され皮膚が盛り上がる状態です。真皮深層で炎症が続いている状態であり、適切な治療を受ける必要があります。またケロイド状のニキビ跡は、治療時期が早いほど改善が見込まれます。炎症ニキビ後、皮膚に盛り上がりが生じた際は、すみやかに医師の診察を受けることが大切です。
膿やしこりをともなうニキビ跡(原因を取り除く治療)
膿やしこりをともなうニキビ跡は、膿やしこりの原因を診察する必要があります。これらの治療をおこない炎症が治まったのち、ニキビ跡に適切な治療法を選ぶことが大切です。
ニキビ跡治療でよく使用される3施術とその特徴
自然治癒力を応用し肌再生を強力に促す「ダーマペン4」
ニキビ跡を改善に導くメカニズム
ダーマペン4とは16本の極細針がついているペン型の医療マシンです。皮膚0.2〜3ミリまで1秒間に1920個の微細な穴を開け、線維芽細胞を刺激することでコラーゲン・エラスチン産生を促進する自然治癒力を応用した施術法とされています。
ダーマペン4は単体での施術はもちろん、さまざまな美肌薬剤の併用が可能です。真皮浅層まで薬剤を注入することができるため、効率の良い治療をおこなうことができます。繰り返しの施術でターンオーバーを促し、新しい肌に置き換えニキビ跡を改善します。
施術中の痛みやダウンタイム
施術中の痛み | チクチクとした軽微な痛み(穿刺の深さによって痛みがやや異なる) |
---|---|
ダウンタイム | 1〜2日程度(メイクは翌日より可) |
リスク・副作用 | 赤み・内出血・軽微な腫れ(むくみ) |
期待できる効果
- クレーター(肌の凹凸)改善
- 毛穴の開き
- いちご鼻
- ターンオーバー改善
- くすみ
- 目の下のクマ
- 小ジワ
- シミ
- ハリ改善
メリット | デメリット |
---|---|
・ダウンタイムが短い |
・施術直後の赤み |
こんなニキビ跡に向いています
・クレーター状のニキビ跡
・深い毛穴状のニキビ跡
・色素沈着によるシミ状のニキビ跡
1度で10~15%の皮膚が生まれ変わる「フラクショナルレーザー」
ニキビ跡を改善に導くメカニズム
フラクショナルレーザーとはレーザーを皮膚に照射し、マイクロドットと呼ばれる微細な穴を開ける施術です。人工的に皮膚深部へ熱損傷を与えることにより、真皮層にある線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの産生を促します。
1度の照射により約10〜15%の皮膚が生まれ変わるともいわれ、凹凸の目立つニキビ跡や毛穴開きなどを改善へ導きます。ダウンタイムは短いとされていますが、皮膚状態によっては数日間の皮むけが生じるケースもあるため、施術スケジュールには注意が必要です。
施術中の痛みとダウンタイム
施術中の痛み | チクチクとした刺激感や熱感(出力により軽微〜強い) |
---|---|
ダウンタイム | ひりつき1〜3日程度・皮むけ3〜5日程度(メイクは翌日より可) |
リスク・副作用 | 熱感・ひりつき・赤み・皮むけ・色素沈着 |
期待できる効果
- クレーター(肌の凹凸)
- 改善毛穴の開き
- いちご鼻
- ターンオーバー改善
- くすみ
- 小ジワ
メリット | デメリット |
---|---|
1度の照射施術で約10〜15%の肌再生 |
・照射出力によっては強い痛みやひりつき |
こんなニキビ跡に向いています
- クレーター状のニキビ跡
- 深い毛穴状のニキビ跡
- 赤みをともなうニキビ跡
肌ダメージが少ない治療なら「プラズマ」
ニキビ跡を改善に導くメカニズム
物質は固体・液体・気体の状態に分けられます。プラズマはこれら3つの物質とは異なる「第4の物質」です。プラズマはさまざまな化学反応性があり、医療分野では医療機器の滅菌や創傷治療として使用されています。
現在ではアクネ菌の殺菌やターンオーバーの改善、美容薬剤の経皮吸収率向上などに効果がある施術法として美容医療にも応用されています。また、プラズマは施術中の刺激がほとんどなく、熱感や痛みが苦手な方でも安心して受けられる施術といえるでしょう。
施術中の痛みとダウンタイム
施術中の痛み | 非常に軽微なピリピリ感と温感 |
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ダウンタイム | 数時間の赤み |
リスク・副作用 | 軽微な赤み |
期待できる効果
- ニキビ
- 軽度のクレーター
- 毛穴の開き
- ターンオーバー改善
- くすみ
- ハリ改善
※導入薬剤によって効果が異なります。
メリット | デメリット |
---|---|
施術中の熱感や痛みとダウンタイムがほとんどない | 重度のクレーターには効果が少ない・繰り返しの施術が必要 |
こんなニキビ跡に向いています
- 発症中のニキビ
- 軽度のクレーター
- 浅く細かに広がるニキビ跡
- 色素沈着をともなうニキビ跡
ニキビ跡治療でしっかり結果を出すために
ニキビ跡はセルフケアによる改善が難しい肌症状です。なかでも凹凸をともなうクレーターや大きく毛穴が開いたすり鉢状のニキビ跡は、真皮層へのアプローチが必要といえるでしょう。
ニキビ・ニキビ跡治療の経験豊富な医師が丁寧に診察をおこない、患者さま一人ひとりに適合した治療法をご提案いたします。繰り返すニキビや頑固な大人ニキビ跡のご相談は当院にお任せください。
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