こんにちは、銀座院金曜日担当の森大です。

先日Netflixの「ラブ・イズ・ブラインド」という
番組が配信開始になりました。

実はその日本版に出演していますので、
ぜひチェックしてみてください。

本当にいいメンバーに癒されながら
過酷な撮影を乗り切りました笑

＊＊＊

では本題です。
今回はトーニングレーザー(以下トーニング)
についてお話ししてみようと思います。

「トーニングって意味あるの？」
「あんまり変わらなかったんだけど。」
「シミは本当に取れるの？」

こんな疑問をお持ちの方も
いらっしゃるのではないでしょうか？

僕も治療を開始したばかりの頃は
色々な思いを抱えました。

「流行ってるのに、効果はそうでもないな…」
「スポットのヤグ、もしくはトレチノインの方が
効果が良いのでは？」

たくさんの例を見てきた中で
僕の結論はこうです。

①トーニングでシミを取るのは
かなり難しい。

②肌のメンテナンスには、とても効果的。

③肝斑治療の有効な選択肢である。

どういうことか、説明させて頂きます。

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まず「トーニングとはなにか？」
というところから始める必要があります。

トーニングとは

「Nd:YAG(ネオジウムヤグ)レーザーを
低出力で反復照射する方法」

のことです。

いや、意味わからん…
って感じですよね笑

ヤグとかアレキサンドライトとかルビーとか、
レーザーには鉱石の名前がついています。
(気づいていたあなたは凄い！)

例えばルビーレーザーというのはルビーを
通すことで、欲しい光を集めて増幅します。

そこでこちらをご覧ください。

このようにいろいろな性格の
レーザーを作ることができます。
その性格を専門的に「波長」と言います。

ここでトーニングが何だったか復習します。

「Nd:YAG(ネオジウムヤグ)レーザーを
低出力で反復照射する方法」

なるほど、YAG(ヤグ)レーザーのようです。

波長は1064nm(ナノメートル)で、
深いところまで届くのが特徴です。

ではなぜ、深いところまで届くのでしょうか？？
それはこちらをご覧ください。

YAGの波長は1064nmで、
他のレーザーよりもメラニンに吸収されません。

メラニンに吸収されにくいために
レーザーが生き残り、深いところまで届くのです。
(なるほどな。)

＊＊＊

「え？じゃあシミを退治するなら
他のレーザーの方が効率よくない？？」

実はその通りなんです。

メラニンの吸収率が高いのは
500nm前後と言われていて、
YAGはそこから離れています。

巷で言われている「ヤグレーザー」。

カサブタにして取るってやつですが、
これは厳密にはKTPレーザーと言って
その波長は532nmです。

メラニンの吸収率が高いので、
浅いところにあるシミが焦げて取れるんです。
(その分ダウンタイムがありますが…)

＊＊＊

そしてトーニングは何かをもう１度だけおさらい。

「Nd:YAG(ネオジウムヤグ)レーザーを
低出力で反復照射する方法」

低出力…

はい。弱いってことです。
弱いんだから効率はさらに落ちます。

つまりここで言えることは

トーニングレーザーは
シミ治療の主役とは言えない。

ということなんです。

＊＊＊

「じゃあ、今まで受けたトーニングはなんだったの…？」

ガッカリしないでください。

トーニングにはトーニングの
良いところがあるんです。

それが最初にお話しした
「肌のメンテナンス」と「肝斑治療」です。

しかし長くなってしまったので
今回はこの辺にしておきましょう。

次回はそこを詳しくお伝えします！
また次の記事でお会いしましょう！