こんにちは、金曜日担当の森です。今日は最近よく行っているピコレーザーのスポット照射についてお話します。
この治療は目立つシミの部分だけに治療効果の高い設定でレーザーを当てて、できれば1回でシミを取ろうという治療です。当院ではピコスポットというメニューで行っています。治療効果の高い反面、一時的にかさぶたができたり、赤みが出たりといったダウンタイムがあるため敬遠されてしまう面もあります。
「このシミがすごく気になる…」
「このシミだけなくなればもっと自信を持てるのに…」
そういった方は想像以上に多いです。シミという観点で見ると僕たち黄色人種はとても不利な立場にいます。なぜなら、白人の場合はそもそものメラニン量が少ないためシミが少なく治療しやすい。そして黒人はシミが目立たないからです。
日本人は肌の美しさに敏感だと言われています。
シミや肌質の変化に気づきやすく、治療の希望も多いです。
その一方でダウンタイムにも慎重だと言われています。例えば韓国では美容医療を受けてダウンタイムが出るのは当たり前という考えもあるそうですが、日本ではダウンタイムがあるから治療を受けないという判断も一般的です。
つまり、日本文化の中では「効果が高い、速いと分かっていても一時的なダウンタイムがあるから選択できない」という方が顕在的にも潜在的にも多数いらっしゃるということです。その様な方々は、本当は「早くこのシミが取りたい!」と思いながらレーザートーニングなどのダウンタイムのない治療を受けているわけです。(もちろん、それが悪いわけではありません)
しかし例えば、写真の様な場合はどうでしょうか?
お顔の全容は分かりませんが、目元やこめかみにできるこの様な大きなシミは日光性(老人性)色素斑といって、かなり目立ちますし客観的にも「歳をとって」見えます。
「トーニングをして全体には明るくなったんだけど、結局一番気になるところがもっと気になるようになってしまいました…」
この様な声もしばしば伺います。
僕が韓国人ということや、母が美容にかなり熱心だったこともあるかもしれませんが、個人的には「綺麗で若々しくいるために一時的なダウンタイムを我慢する」という姿勢は女性的であり美しいとすら感じます。それこそ、職場や世の中の男性もそういった理解を示していくべきでは?と思っています。
お肌のアンチエイジングやくすみを取っていく日頃のメンテナンスとして、レーザートーニングは非常に効果的です。一方で、「急いでここだけ薄くしたい」というニーズには合いません。スポット照射の場合はその反対の考え方になり、局所の効果に優れますが日頃のメンテナンスには不向きです。
要は使い分けが大切ということです。
そして、今後皆様から見て積極的にスポット照射を活用できる世の中になったり、お気持ちが前に向けば良いなと思います。
日本人が好むシミやくすみのない肌を実現し、もっと自信を持って生活するために。レーザー治療はとても有効な手段です。
あ、全くクリニックの話をしていませんでした笑
現在当院ではピコウェイというマシンを使っています。
具体的なメニューは
1.ピコスポット(本日お話したもの)
2.ピコトーニング(1064nm)
3.ピコトーニング(785nm)
の3種類があります。
2と3の違いを簡単に説明して終わります。
2はいわゆるトーニングで、肝斑治療や肌質改善を行うモードです。
3は最近新しく導入されたモードで、よりメラニンへの反応が強くなるため通常のシミやそばかすの方におすすめです。
以上を正しく使い分けることでより理想に近いお肌に導くことが可能になります。
Infomation
施術の様子や各院の最新情報はSNSをチェック!