【特徴が一目でわかる】美容クリニックの「ヒアルロン酸製剤」比較

篠原秀勝

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スキンリファインクリニック
篠原秀勝(しのはら ひでまさ)

ヒアルロン酸注入とはシワなどの美肌改善に始まり、リフトアップ、形成術など幅広い施術をおこなうことができる低侵襲美容医療のひとつです。

現在、世界中の医療メーカーより多種多様なヒアルロン酸製剤が製造・流通しています。これまでのヒアルロン酸製剤のようにシワの溝を盛り上げるだけでなく、肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチンの産生を促す働きをもつ製剤や、持続効果の長い製剤も開発されています。

ヒアルロン酸注入で理想の仕上がりを目指すためには、ヒアルロン酸製剤のもつ特長や適応を理解することが大切です。この記事では美容医療施術で使用される、おもなヒアルロン酸製剤と、その特長・性質について解説します。

高いリフトアップ力と粘弾性を維持する「カイセンス®」

「カイセンス®」とはスイスのシルカスキン社社により開発された、CEマーク取得済みのヒアルロン酸製剤です。特許技術「オキシフリー製法」により、少ない架橋(添加剤)で高いリフトアップ力と粘弾性を持ちます。

一般的に粘弾性の低い柔らかなヒアルロン酸製剤は、形成力が弱く持続期間も短いといわれています。しかし、カイセンス®は柔らかなタイプであっても適度な形成力を持ち、持続期間が長いといわれています。

また粘弾性が高く硬いタイプのカイセンス®は、注入部位以外へ広がらずに、顎先などをしっかり形作ります。

カイセンス®の特長は優れた形成力だけでなく、支持靱帯を補強することでおこなうリフトアップ効果も挙げられます。これらのことからカイセンス®は、優れたリフトアップ効果と、なめらかで若々しい肌が長期間持続するヒアルロン酸製剤といえるでしょう。

カイセンス®について詳しくはこちら

製薬会社(国) CIRCA SKIN(スイス)
発売年度 2021年〜
特許技術 OXIFREE製法
国の承認等 CEマーク
注入可能部位 顔全体・首・手の甲・形成術
効果の持続期間
(平均的な期間)
約1年~1年半
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 4種類
カイセンス・プレサイス
カイセンス・ディファイン
カイセンス・ボリューム
カイセンス・エクストリーム

厚生労働省の承認を受けている「ジュビダーム ビスタ®」

「ジュビダームビスタ®」とは厚生労働省承認のヒアルロン酸製剤です。ヒアルロン酸分子同士が網目構造となったバイクロス技術により、組織親和性が高く体内の水分吸収を抑えることで長期持続が可能となりました。

ジュビダームビスタ®は2022年10月現在、全5種類のタイプがあり、美肌改善から、額・鼻筋・顎先などの形成術まで幅広い施術をおこなうことができます。粘弾性が低く柔らかなタイプのボルベラXCで約1年、粘弾性が高く硬いタイプのボリューマXCで約2年と、これまでのヒアルロン酸とくらべ非常に長い持続効果をもつといえるでしょう。

形成術に使用する最も硬いタイプのボラックスXCは、体内の水分吸収率の低さから注入時と注入後の形状に大きな変化はないとされています。「鼻筋へのヒアルロン酸注入で鼻筋が太くなってしまう」などのリスクが少ないヒアルロン酸製剤といえるでしょう。

製薬会社(国) アラガンジャパン(アッヴィ【米国】)
発売年度 2016年〜
特許技術 バイクロス技術
国の承認等 厚生労働省
注入可能部位 顔全体・首・手の甲・形成術
効果の持続期間
(平均的な期間)
約1〜2年
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 5種類
ジュビダームビスタ・ボライトXC
ジュビダームビスタ・ボルベラXC
ジュビダームビスタ・ボリフトXC
ジュビダームビスタ・ボリューマXC
ジュビダームビスタ・ボラックスXC

最も歴史の長いヒアルロン酸製剤「レスチレン®」

「レスチレン®」は数ある医療メーカーの中で最も歴史の長いヒアルロン酸製剤です。1996年にアレルギーリスクの少ない非動物性ヒアルロン酸製剤として開発されました。現在発売されている「レスチレン®リド」と「レスチレン®リフトTMリド」は中等度から重度のシワ改善に使用されるヒアルロン酸製剤です。

レスチレン®はナーシャテクノロジーにより、絡み合うようなヒアルロン酸分子構造そのものを活かし、少量の架橋(添加剤)で粘弾性を高めています。ヒアルロン酸分子のサイズが均一化され重なりやすく、注入部位へしっかりと留まることから高いシワ改善効果が認められたヒアルロン酸製剤といえるでしょう。

レスチレン®シリーズそれぞれの製品名にある「リド」とは即効性のある麻酔成分リドカインを意味します。注入時の痛みが軽減されることもレスチレン®の特長のひとつです。

製薬会社(国) ガルデルマ(スウェーデン)
発売年度 2015年〜
特許技術 ナーシャ技術
国の承認等 CEマーク・FDA(米国食品医薬品局)・厚生労働省
注入可能部位 顔(ほうれい線など中等度〜重度のシワ改善)
※まぶた・口唇・形成術への使用には適応されない
効果の持続期間
(平均的な期間)
約9〜18ヶ月
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 2種類
レスチレン・リド
レスチレン・リフトリド

残留架橋を最小限に抑え安全性を追究する「ニューラミス®」

「ニューラミス®」は韓国Meditox社が開発したヒアルロン酸製剤です。EDQM(欧州医薬品医療品質部門)の認証を受けた品質の高い原材料を使用することで、さらなる安全性を追究したヒアルロン酸製剤といえるでしょう。

ニューラミス®は独自のSHAPE技術により、安定した架橋(添加剤)と残留架橋を最少限に抑える精製プロセスによって製造されます。また、ニューラミス®は分子同士が優れた凝集性を持つため、皮膚組織の圧力を受けても注入部位の形状を維持するヒアルロン酸製剤です。皮膚組織との馴染みもよく、浅いシワへの注入も凹凸のない自然でなめらかな仕上がりへと導きます。

製薬会社(国) メディトックス(韓国)
発売年度 2011年〜
特許技術 SHAPE技術
国の承認等 CEマーク・MFDS(韓国食品医薬品安全処) 
注入可能部位 顔全体・形成術
効果の持続期間
(平均的な期間)
約1〜6ヶ月
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 5種類
ニューラミス・ライトリドカイン
ニューラミス・リドカイン
ニューラミス・ディープ
ニューラミス・ディープリドカイン
ニューラミス・ボリュームリドカイン

分解されにくい多重密度化ヒアルロン酸製剤「ベロテロ®」

FDA(米国食品医薬品局)承認の「ベロテロ®」は、多重高密度マトリクスと呼ばれるMERZ社の特許技術により、組織との親和性が高く、なめらかな仕上がりが特長とされるヒアルロン酸製剤です。

粘弾性があり注入部位へしっかり留まるため、ヒアルロン酸製剤が皮下内に拡散・分解することが少ないとされています。また、ベロテロ®はヒアルロン酸分子が均一で、真皮層にある線維芽細胞にダメージを与えることなく、組織の隙間へ浸透します。これらのことからベロテロ®は、なめらかで自然な仕上がりと、長期の持続効果をもつヒアルロン酸製剤といえるでしょう。

ベロテロ®は全5種類のタイプがあり、目元や口周りの小ジワから深いほうれい線まで改善が可能です。また、ベロテロ・ボリュームによる形成術は、額や頬の凹み(コケ)、顎形成をおこなうことができます。

一般的に、小ジワの改善へ使用する柔らかなタイプのヒアルロン酸製剤は、持続期間が短い傾向にあります。もちろん個人差はありますが、ベロテロ®は製剤タイプを問わず自然な仕上がりと持続効果の長いことが特長的なヒアルロン酸製剤です。

製薬会社(国) メルツ(ドイツ)
発売年度 2015年〜
特許技術 DCLT技術
国の承認等 FDA(米国食品医薬品局)
注入可能部位 顔全体・形成術
効果の持続期間
(平均的な期間)
約1〜2年
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 5種類
ベロテロ・ソフト
ベロテロ・バランス
ベロテロ・インテンス
ベロテロ・ボリューム
ベロテロ・ハイドロ

隆鼻術に特化したヒアルロン酸製剤「クレヴィエル®」

「クレヴィエル®」は、高級韓国化粧品として有名なアモーレパシフィック社とエストラ社による共同開発のヒアルロン酸製剤です。

クレヴィエル®は「クレヴィエル・コントア」と「クレヴィエル・プライム」の2タイプがあります。コントアは鼻筋や顎の形を整えることを目的とし、プライムは額・涙袋・頬・ほうれい線を改善するヒアルロン酸製剤です。

コントアとプライム、いずれも高濃度・高密度のヒアルロン酸製剤であり、注入部位へしっかり留まります。これまでのヒアルロン酸隆鼻術に多く見られた”鼻筋が太くなる” といった、いわゆるアバター顔になりにくい製剤とされています。また、麻酔成分のリドカイン配合であることから注入時の痛みは少ないといえるでしょう。

製薬会社(国) エストラ(韓国)
発売年度 2015年〜
特許技術 4L Cross-linkingテクノロジー
国の承認等 MFDS(韓国食品医薬品安全処)
注入可能部位 顔全体(クレヴィエル・プライム)※小ジワには不向き
額・鼻筋・アゴ(クレヴィエル・コントア)
効果の持続期間
(平均的な期間)
約1〜1.5年
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 2種類
クレヴィエル・コントア
クレヴィエル・プライム

表情の動きにあわせて伸張するヒアルロン酸製剤「テオシアル®」

「テオシアル®」はスイスのTEOXANE社が開発したヒアルロン酸製剤です。さまざまな製剤タイプがあり、ハリ感や毛穴などの美肌改善から、こめかみの凹みや鼻筋形成まで幅広い施術が可能とされています。

テオシアル®は6件の特許技術を取得。その中のひとつであるRHA弾力性ヒアルロン酸テクノロジーにより、組織親和性と保水性の高さを長期間保つことが特長とされるヒアルロン酸製剤です。また粘弾性と伸張性に優れているため、ヒアルロン酸製剤が表情筋に連動する自然な仕上がりといわれています。

ピュアセンスリデンシティシリーズは、基剤となるヒアルロン酸に加え8種のアミノ酸、3種の抗酸化物質、2種のミネラル、ビタミンB6を配合。ピュアセンスリデンシティ1は美肌改善、ピュアセンスリデンシティ2は美肌と目周りの小ジワ改善へ導く注入剤です。

製薬会社(国) テオキサンラボラトリー社(スイス)
発売年度 2006年〜
特許技術 RHA弾力性ヒアルロン酸テクノロジー
国の承認等 CEマーク・FDA(米国食品医薬品局)
注入可能部位 顔全体・首・形成術
効果の持続期間
(平均的な期間)
約半年〜1年
※製剤タイプや注入部位によって差があります
シリーズ・種類 16種類
テオシアル・RHA1〜4
テオシアル・RHAキス
テオシアル・ピュアセンスキス
テオシアル・ピュアセンスウルトラディープ(リドカイン)
テオシアル・ウルトラディープ
テオシアル・ピュアセンスアルティメット(リドカイン)
テオシアル・アルティメット
テオシアル・ピュアセンスリデンシティ1〜2
テオシアル・ピュアセンスグローバルアクション(リドカイン/無)
テオシアル・ディープライン(リドカイン/無)

※取り扱いヒアルロン酸製剤は各医療機関によって異なります
※ヒアルロン酸注入の合併症およびリスク:内出血・腫れ・左右差・組織壊死・失明等

スキンリファインクリニックのヒアルロン酸注入

当院で使用するヒアルロン酸製剤は「カイセンス®」です。これまで多くのヒアルロン酸製剤を使用した中で最も肌馴染みがよく、高いリフトアップ効果のある注入剤と思われます。もちろん、より良いヒアルロン酸製剤があればそちらを使用します。

上記に挙げたヒアルロン酸製剤は、ほんの一部に過ぎません。また今後もさらに進化したヒアルロン酸製剤が開発されることでしょう。しかし、どんなに優秀な製剤であってもその仕上がりは医師の技術力とセンスに左右されます。ヒアルロン酸注入のご相談やカイセンス®についてのご質問は当院へお任せください。専門医による丁寧なカウンセリングと施術で理想の仕上がりを目指しましょう。

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